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やまがた渓流釣りフォーラム 参加レポート



今年春までに5回にわたり開催された「渓流釣りフォーラム」は、今回より「山形県渓流釣り協議会」(県内の渓流釣りクラブなどの協議団体)に受け継がれ開催される事になりました。「釣れない」「魚がいない」と言われ続けている昨今の釣り場環境を何とかしようと、釣り人が集まり、話会いの場を継続することになりました。 今回のフォーラムでは、私自身が釣行記発表者、及び、パネラーとして参加しましたので報告します。なお、以下のレポートは私個人の感想を述べているものであり、フォーラムの総意ではない事をご了承下さい。



山,渓流,魚を愛する釣り人たちの座談会

「やまがた 渓流釣りフォーラム」

1.日時・場所           終了しました

  日  時:平成13年11月24日(土)      14:00時〜16:00時ころ

  会  場:山形国際交流プラザ「ビッグウイング」401会議室   入場無料
      山形県山形市平久保100番地


会場の「ビッグウイング」
  主 催:山形県渓流釣り協議会      問合せ:大瀧(023-642-4655) 2.プログラム   14:00時 開会        開会の挨拶    渓流協会長  斎藤 金也
渓流協会長より、本会の経緯などについて説明。
  14:10時 スライド上映(釣行記)        山形山岳渓釣会  斎藤 金也
荒川水系の玉川源流の早春と秋の様子を美しいスライドで紹介。同水系は、斎藤金也氏の最もお気に入りの渓流であり、山や渓流などの大自然に対する氏の思い入れ・愛情が良く表現されていた。
斎藤 金也 氏片山 浩(K++)
       山形渓遊会    片山 浩
続いて、私K++が今夏の山形渓遊会による○○川源流釣行記を紹介した。源流部におけるC&Rの必要性・乱獲の禁止、また、雑誌への実名を挙げた釣行記の弊害を強く訴えた。なお、本釣行記はこのHPに後ほど掲載する予定です。
  14:30時 座談会        テーマ「釣り人は何を求め、また何を求められているのか」

大瀧伸二 、斎藤金也 、松田洋一 、     今井富世 、 片山浩
     パネラー       松田 洋一  渓流協常任理事/リリカルアングラーズ代表       今井 富世  渓流協幹事/YNNフライフィッシングクラブ代表       片山 浩   山形渓遊会事務局/トラウトルアーフィシング主唱      アドバイザー       斎藤 金也  渓流協会長/山形山岳渓釣会会長      コーディネーター       大瀧 伸二  渓流協事務局長/やまがたロッド&リール倶楽部会長
各パネラーより、現在の渓流釣りの抱える問題点とあるべき姿について意見が述べられた。しかし、内容はいずれも過去4回の渓流フォーラムにて既に提言されたものばかりであり、目新しさは見られなかった。問題点は既に出尽くしており、それをどの様に解決して行くのか、具体的な方策が検討されるべきと考えられるが、釣り人だけの会合では限界が感じられた。会場の参加者に意見を求めるも、発言は少なかった。

この様な中、斎藤会長からは、主に初心者の釣り人を啓蒙できる様な教育の場を、今後検討して開催して行きたいとの意見が出された。ぜひ実行して頂きたいものである。

今回のフォーラムは釣り人だけの会合と名打って開催されたが、会場も従来より狭く、それに対応してか参加者も少なめに終わった。折角のイベントであり、次回以降のより多くの釣り人の来場を期待したい。
  16:00時 閉会   18:00時〜 二次会
斎藤金也会長の店「ラ・ポンス」にて、一般参加者も含め、二次会が開かれた。今回、始めて渓流釣り協議会のこういった会合に出席させて頂いたが、山形県らしく、主催者側の人達のマジメさと熱心さが良く伝わってきました。他県では、新潟など一部を除いてこの様な協議会を持つ地域はまだまだ少なく、寒河江のC&R区間とならぶ全国に自慢のできる様な先進的な協議会となって頂きたいものである。