●日時:2月14日(土) 13時30分~16時30分(tel:0236・35・3100) 終了しました
●会場:山形県山形市「ビッグウイング」大会議室
●主催:山形県内水面漁業組合連合会
●協賛:山形県
●問い合わせ先:山形県内水面漁業組合連合会(tel:0236・41・2407)
●メインテーマ:「山形の渓流釣り場をより良くするために、釣り人は何ができるのか」
●プログラム:
13:30 基調講演
「釣り人の視点からの渓流釣り場管理」リリカルアングラーズクラブ会長 松田 洋一
釣り人が呼びかけ、寒河江川大井沢地区にC&R区間を設定するまでの
経緯とその後の同地区の状況の報告、今後の予定などを紹介。
注目のC&R区間の状況は「釣り人のマナーによって助けられてはいる
が、魚は確実に増え、持ち帰る人は殆ど見られなかった」とのこと。
 
「漁協の視点からの渓流釣り場管理」 月光川養漁業協同組合書記 時田 一紀
月光川でも3.5kmのC&R区間を設けている。その経緯と状況の報告、
今後の予定などを紹介。C&R区間を設けた事で釣り人が減るのではな
いか、と心配されていたが、実際には増加したとの報告が印象に残った。
14:10 VTR 「ニジマスたちのサンクチュアリ」
トラウトフォーラム(西山徹)制作。奈良県で数十年前に放流された虹鱒が
永年禁漁に指定された事で、現在も自然繁殖を続けている事実をレポート。
「釣る」ことが如何に魚の繁殖を妨げているかの良い例として紹介。
14:25 パネルディスカッション
パネラー:西山 徹(トラウトフォーラム)、時田 一紀(月光川養魚協)、
吉川 栄一(日本渓流釣り連盟)、高橋 安則(最上川第二漁協)、
山田 彰一(山形県農林水産部)、松田 洋一(リリカルアングラーズクラブ)、
コーディネーター:若杉 隆(釣り人社編集長)
 
吉川氏より、渓を4つの区間に分け管理する方法を提案。具体的な可能性
を漁協、行政の立場も含めて探った。4つの区間とは、
1.最上流部を種の保存の観点からも完全な保存区間とする。
2.その下流を完全なC&R区間とする。
3.その下流を稚魚放流(出来ればネイティブの)による区間とする。
4.最下流部を成魚放流の区間とする。つまり釣り堀状態の渓とする。
(上記の4区分は間違っているかも知れません。良く聞いていません)
他に、釣り人のマナー、自然環境の問題などが討議されたが、具体的な
方向などは示されなかった。マナーの点では、西山氏の「徹底した罰則を
しない国では成功していない」との意見が印象的だった。
15:55 一般参加者の討論
瀬畑雄三氏を含め、3名からの意見が述べられた。
(2月22日:誤って深瀬信夫氏と掲載していました事をお詫びします)
16:05 総括
|