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勝手気ままに書いてます  釣りの コラム


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温暖化のこと自然環境 2014/11/20

 今年9月に開催された国連気候サミットでは、地球温暖化のシミュレーションが示され、2050年には東京の紅葉はクリスマスの頃になり、9月末でも東京は35℃の猛暑が続くと予想されていた様です。氷床コアや年輪などによる手法から過去2000年の気温変化を推定した試みが複数有りますが、それらのグラフ(左下)を見てショックを覚えられた方も少なくはないでしょう。温暖化は確実に進行しています。
(以下の画像はクリックすると大きな画像が表示されます)

過去2000年の気温の推移(Wikiより) 国内のサケ漁獲量と放流数 国内のカラフトマス漁獲量

 水産庁・水産総合研究センター発表の「H25年度国際漁業資源の現況56-さけ・ます類の漁業と資源調査(総説)」「同58-サケ(シロザケ)日本系」 及び 「同57-カラフトマス日本系」 によると北海道沿岸のサケ・カラフトマスの来遊数は1996年をひとつのピークとして漸減傾向にあり、特に2010年度から減少の傾向が強く現れている様です。そして、この文書を含む幾つかの報告書で、漁獲量減少の原因を幾つか推定していますが、その中でも太平洋沿岸での海水温の上昇の影響が大きいと報告しています。

 2010年ころより釧路沖でのサケ・カラフトマスが減少・小型化していること、サケ類に取って代わる様にマグロやブリ・マンボウが大量に漁獲され始めたこと、また、ロシア沿岸の千島やサハリンでのサケ・カラフトマス漁獲量が近年になって大幅に増えていることや、東京湾で南国のサンゴや熱帯魚が増殖し始めたことなどを考え合わせると、私には多くの魚介類の生息地域が、温暖化に伴って急速に北上しているのではないかと思えてなりません。しかもそのスピードは我々の想像よりはるかに速い様なのです。

ロシア沿岸のサケ漁獲量 ロシア沿岸のカラフトマス漁獲量 千葉県館山市沖のサンゴと熱帯魚

 そして、振り返ってみれば、2005年には川を真っ黒に染めるほどに大量にいた道東のアメマスも、サケ・カラフトマスと時期を合わせる様に激減し、小型化しています。また、東北のイワナまでもが年々減少し、ついに今年は小型ばかりが幅を利かせる悲惨な状況になってしまったことも、全くの無関係では無いように思えて仕方がありません。これらの考えは私の個人的な思い込みに過ぎないのかも知れませんが、あまりにもその時期・減少の仕方が似通っていて、単なる偶然とはどうしても思えないのです。

 温暖化は我々が思っている以上に急速に進んでいる様です。イワナの南限は現在、近畿地方にありますが、かの地では30pを超える大型魚はほとんど見られません。冷水性の魚類たちは、南限に近づくほど魚影が薄く、また小型化することが知られています。「あと50年もすればイワナは本州からいなくなってしまうのでは?」などと冗談めかして掲示板などに書いたことがありましたが、どうもこの調子で行けば、そうなるまでにあと50年もかからないのではないかと思えてしまいます。冗談から大きな駒が出てきそうです。

 もしこの考え方が正しければ、東北のイワナも道東のアメマスも、来年以降もますます数が減り、小型化して行くことになってしまいます。私のこの考え方が大間違いであることを、心から願っています。


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