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勝手気ままに書いてます  釣りの コラム


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歳は取りたくないものその他 2014/10/25

 実はこの釣りのコラムを書き始めた理由は、心房細動という不整脈の治療のため、どこへも行けずヒマを持て余したからです。治療の準備中で、泊りがけの釣りなど、危険を伴う行動にはドクターストップがかかっています。でも体はいたって元気ですし、時間もタップリとありますので、仕方なく物書きでも始めようかと考えた次第なのです。本当なら今頃は北海道なんですがねぇ、歳は取りたくないものです。

 若い人にはこれから書く内容はピンと来ないかも知れません。私も若い頃は歳を取ることに何の抵抗も無く、歳を取ったらどうなるのかとか考えた事もありませんでした。歳を意識し始めたのは40歳を過ぎてからです。いわゆる厄年になり、あれ?っと思う様な病気や体の不調を体験することになったからです。その後、体はしばらく安定するのですが、今度は55歳を超えた頃から、劇的に色んな変化が現れました。恐らく男性更年期ではないかと考えていますが、余りの変化に愕然としました。歳は取りたくないものです。

 55歳の頃は福島県のいわき市で単身赴任していましたが、ある日突然、お酒に弱くなりました。それまでは水割り10杯くらいは平気だったのですが、2杯も飲むと眠くて立っていられなくなりました。57歳の時には網膜剥離と言う目の病気になりました。これも男性更年期の典型的な病気だそうで、体の水分が抜けてくるために起こる病気だそうです。それ以後はなぜかフラフラとして、石ころだらけの河原を歩くのが苦痛になりました。そんなことで、歳は取りたくないものです。

 そして60歳を超えると今度は不整脈に悩まされ始めました。私の不整脈は60歳を過ぎると人口の約1%、80歳では8%ほどの人が罹患するという、ごく有りふれた病気です。というか、典型的な加齢病です。他にも同じころから、右膝が痛くて河原を歩くのが辛くなったり、五十肩になってロッドが振り辛くなったり、管釣りでロッドをあおったらテニス肘になったり、車の中で体中が痒くなって寝れなかったり・・・と加齢病が次々と出現してきて、ガックリです。ほんと、歳は取りたくないものです。


 それだけではありません。釣りに対する考え方が大きく変わってきました。歳を取るとなぜか実に涙もろくなります。また、色んなものをとても愛おしく感じる様にもなります。そのためか、魚より野草の花や景色の方に目が向いてしまい、釣ることにそれほど執拗にならなくなりました。加えて、体力がみるみる落ちて来て、厳しい釣行は出来なくなってきました。第一、気力がありません。のんびりボートに乗って、あるいは管釣りで、気楽な釣りの方が楽しくなってしまいました。やはり、歳は取りたくないものです。

 ただ、それでも釣りをしたい気持ちは全く変わっていません。というか、矛盾している様にも見えますが、以前にも増して釣りをしていたい気持ちは強くなってきています。大物や数に対する執念は少なくなりましたが、のんびり気楽で良いので、ずっと釣りをしていたいのです。体力・気力の低下がそうさせているのか、或いは残り少ないであろう釣り人生がそうさせているのか、良く判りませんが、とにかく自然の中で遊んでいたいのです。でも、現実は逆です。遊びたくても気力が持ちません。歳は取りたくないものです。

 それにしても、私はあと何年こんな釣りを続けられるのでしょうか。男性更年期を過ぎて、また体調が安定してくれる可能性はありますが、まだどうなるか判りません。それに、源流の釣りはもうとっくに限界を超えてしまいました。ボートやフローターの釣りも、重い荷物を運んだりするのが体力的にかなりキツくなってきていて、そろそろ限界が近いのかも知れません。最後に残るは里川の釣りや管理釣り場くらいになるんでしょうか。或いは海の岸壁で小物釣りでもやるしか無いのかも知れません。寂しいですねぇ。

 あぁ〜ぁ〜〜、それにしても、それにしても、歳は取りたくないものです。


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