オフラインレポート

寒河江オフラインミーティング 99年7月10-11日



釣りの最盛期を迎えた寒河江C&R区間を舞台にして、渓流釣りとキャンプと釣り談義を楽しんでしまおうと、オフラインミーティングを開催しました。普段は掲示板やメイルで情報交換をしている仲間が集まり、一緒に釣りをし酒を交わすのは、代え難い楽しさに溢れています。残念ながらお天気に恵まれたとは言い難い状況でしたが、それでも十分に楽しい2日間を過ごす事ができました。




【今回ご参加頂いた方々】

今回の参加者は、関東から3名、福島1名、宮城1名、山形から私を含めて3名の合計8名でした。全員FFF−MLとTLF掲示板の常連さんです。今回のオフはどちらかというと地元の人達の懇親を主目的として考えていたのですが、今回も山形県内からの参加者がとても少なかったのが非常に残念でした。普段はメイルや掲示板でお付き合いを頂いてる方ばかりですが、こうして年に何度か釣りにご一緒するのも、これまた代え難い楽しさがあります。参加のみなさん、お疲れさま、そしてありがとうございました。(下写真は敬称を省略させて頂きました。)



【寒河江C&R区間の釣り】

寒河江オフの会場は「寒河江キャッチ&リリース(C&R)区間」です。ここはフライマンが異常に多く、現在も釣り人の数が増加し続けています。最近になり、朝日山の家の前には、ご覧の様な「入漁券販売機」が設置され、便利になりました。始めての人にはまず券を買って頂く事から始まりました。


実は昨年も同時期にここでミニオフをやっています。その時はヒレのやたら丸い岩魚やニジマスが沢山釣れたものですが、今回は釣れてきた魚を見て少々驚きました。ご覧ください。いずれもヒレはピンシャンで元気一杯。長い間、放流はされていない証拠ですが、それでも魚は十分に沢山釣れてくれました。

今回、C&R区間で一番の大物を釣ったのは、下写真の福島の「大」さん。「福島のフィッシングフィールド」サイトの主催者です。フライフィッシングを教える身分の彼には、C&R区間の超スレたニジマスでも、まるで敵ではなかったようです。ウェットを巧みに操って、大きなニジマスやイワナを次々に釣っていました。ニジマスもご覧の様に、ヒレが非常に奇麗で、引きも強く、十分に楽しませてくれました。でも、ここはC&R区間です。最後は優しくリリースをお忘れなく。)(2003年より、寒河江C&R区間では、ミノー・スプーンともに、シングルフック・バーブレスが義務付けられました。バーブレスであってもトリプルフックの使用は出来ませんのでご注意下さい。)




前日からの雨で増水ぎみの寒河江C&R区間でしたが、参加者全員にまずまずの釣果が見られた様子で、一安心。足利市から参加の「うし」さんも、C&Rの他に月布川でヤマメの入れ食いを堪能されたとか、遠くから来て頂いた甲斐が有った様です。みなさんの釣り姿を下の写真に集めてみました。残念ながら「ひじき」さんだけは、釣り姿の写真を撮り損ねてしまいました。左から「大」さん、田中さん、清野さん、うしさん、ハチロクさん、佐藤さん、ひじきさんです。



【キャンプオフの楽しみ】

キャンプをともなうオフの楽しみは、何と言っても仲間達との釣り談義に尽きます。しかしその楽しさをバックアップするのが、キャンプ料理だと私は信じています。今回のオフでも夕食のご馳走には、ちょっとした工夫をしてみました。



1.なんと言っても「美味しいBBQ」は欠かせません。仕事柄良く利用する馴染みの料亭兼お肉屋さんに無理を言って、米沢牛の特上カルビを安く分けて頂きました。「こんな美味しい焼き肉始めて!」と言う声が聞こえてきた時は「やっぱりね!」と思いました。

2.寒河江オフらしく「イワナ料理」を3種類ほど考えました。イワナの刺し身、イワナ汁、イワナの塩焼き。その中の目玉は「イワナの刺し身」です。そのためには「人が住んでいない源流部で尺オーバーのイワナ」をオフ当日に釣ってこなければいけません。

土曜午後に朝日山の家前で少し釣りをした後、何人かの人に「刺し身用のイワナを調達してきますから」と言い残して、一人で堰堤プールの釣りに出掛けました。(誰も本気にはしていなかった様ですが、、) キャンプサイトから15分程度の距離にある堰堤で釣りましたが、この日はほぼ1週間ぶりに降った雨のためか活性が高く、2時間ほどの釣りにも関わらず、ご覧の大きなイワナ2尾を含め尺オーバー4尾、全部で10尾ほどの釣果がありました。この37cmのイワナが刺し身になってくれました。


こうして楽しい宴会が始まりました。上記の料理の他に、参加者のみなさんから持ち寄って頂いたカンパの品々が更に花を添えてくれます。下の写真は左から、ハチロクさんのキムチ、清野さんのホルモン焼き、佐藤さんの「網エビの塩辛」、うしさんのブランデーと私の持ち込んだ小国町の「桜川」、、、




こんな状況下で釣り談義が始まると、もうどどまるところを知りません。今回、始めてキャンプオフに参加された方もおられましたが、如何でしたか? もうすっかり病み付きになってしまったのではないでしょうか? いつものことではありますが、翌日は日が高くなるまでグッスリです。


翌朝は6時ころから土砂降りに近い雨でしたが、小桧原橋の傘の下に陣取ったキャンプサイトですので、多少の雨なら全く気になりません。のんびりと朝食をみなで作りました。朝一で釣りをされた方もおられましたが、幸いにも釣りをしている間だけ雨に降られずに済んだ様です。ラッキィ!


【そしてお別れ】

写真左は、清野さんがしっかりと「大」さんにキャスティングのレッスンを受けているところです。朝食の後は、各自で自由に釣りを楽しんで頂く事にし、早めの記念撮影としました。この写真のみクリックすると大きな写真をご覧頂けます。また来年、同じところで同じ様にオフが出来れば嬉しいですね。