|
オフラインレポート
第3回堰堤オフラインミーティング 99年4月18日
|
今年で3回目となった「寒河江・堰堤オフラインミーティング」を開催しました。今年は昨年より雪融けが遅く、またお天気の方もいまいちで、釣りの方は大変な苦戦を強いられてしまいましたが、普段、掲示板やメイリングリスト(FFF−ML)で情報交換をしている仲間たちとお会いする事ができ、楽しい一日を過ごすことができました。
今回の参加者は、FFF−MLから3名、TLF掲示板の常連さんが5名、それに私の合計9名です。普段はメイリングリストや掲示板でお付き合いを頂いてる方ばかりですが、こうして年に何度か釣りにご一緒するのも、これまた応えられない楽しさがあります。
PcVanのパソコン通信時代を含め、こんな楽しみを覚えて早や12年になります。当初は私もドキドキしながら始めての方とお会いしたものですが、今回オフは始めてという何名かの方も、そんな楽しくもあり不安もある心境だったのでしょうか。とまれ、オフというのは何度やっても止められない魅力があります。なにせ、何にでもすぐに飽きてしまうこの私が、12年経った今も飽きることがないのですから。
|
ただ、今回のオフは反省するところも多くありました。魚の活性が全く無く、釣果を思う余りに皆さんの情報交換のための時間を怠ってしまいました。オフでの釣果は「釣れればそれで良し」と考えていますが「全く釣れない」のはやはり納得が行きません。釣り場を回るうちに時間切れになってしまい、申し訳の無いことをしてしまいました。
写真は左から、天童市・丹野さん、福島市・たむさん、同・Tomyさん、仙台市・清野さん、河北町・柳田さん、山形市・ばんちょさん、天童市・ハチロクさん、郡山市・テツ佐藤さん。参加のみなさん、お疲れさま、そしてありがとうございました。
|
さて、今回も寒河江川水系の比較的アクセスの良い複数の堰堤を回りました。会場となった堰堤は3個所。実は除雪の進んでいないこの時期は、気軽に入れる堰堤はそれほど多くはありません。1時間程度の歩きを覚悟すれば沢山の堰堤に入れますが、オフではそうも行きません。
|
|
|
|
最初に入ったのは私の最も良くでかけるいつもの堰堤。ここでは午前9時前なのにかなり濃い雪代がすでに入っており、ギリギリ釣り可能と判断したものの、釣果は全くなし。この時点で「??」とは思ったものの、まだ今日1日のその後のゆくえを知る人は誰もいませんでした。実は、この日、天候からは想像もできない低活性の日だったのです。
2つ目の堰堤へ移動し、別れて釣りを開始したものの、ここでも全く魚影も見られない状況が続きました。
|
ところで、当ホームページの「季節の釣り」の釣りマニュアルをお読み頂きましたでしょうか? 以下の一文は私がもう6年も前に書いた「堰堤プールのルアー釣り」の一部ですが、どうやらこの日は、大ハズレの1日に当たってしまった様でした。
4-4.釣れる日、時合い
この釣りは、通常の渓流釣りと比べると当たり外れの大きい事が特徴です。釣れる日は40cmオーバーも狙えますが、釣れない時は全く当たりも何も無い事もあります。やみくもに出掛けても寒いばかりで釣りにならない日も多いですので、釣れそうな日を見定めて釣行します。(「季節の釣り:堰堤湖の大物釣り」より抜粋)
山形市(標高80m)の気温を調査したところ、前日17日(土)は最高気温18.5℃でしたが、非常に良いお天気だったためか最低気温は8.5℃もありました。そして標高800m付近にある堰堤群では最低気温は4.2℃程度と推測され、つまり一晩中氷点下にはならず、恐らく前日から絶え間なく雪代が流れ続けていたらしいのです。
そして翌日の釣り場付近は薄曇り。実際、この日の水温はどこも4〜4.5℃。これは雪代で水温が下がってしまい、そのまま低水温が続いていたことを示しています。 釣りは本当に難しいですね!!
|
|
|
話は少し代わりますが、今年は思っていたより季節の移り変わりが遅いようです。写真左は18日の堰堤オフ時の写真ですが、昨年4月11日に開催した同じ堰堤の水面の状態(写真右)よりまだ雪融けが遅い様です。今年は結氷が大きく残っており釣る場所が少なくこれも苦戦の原因でした。
|
|
どうやら今年は昨年より2週間程度遅い季節の巡りの様です。もっとも昨年は異常に季節が早く、桜の開花も平年より2週間早かった記憶がありますので、今年は平年並みということの様でしょうか。積雪も昨年より多く平年よりはやや少ない程度です。
さて、2つ目の堰堤でも結局魚影は見られず、情報交換の時間を少しだけ設け、早めに記念写真を撮影し、次の堰堤へと移動しました。例によってこの写真のみクリックすると大きな写真をご覧になれます。
|
|
|
3つ目の堰堤はご覧の様なエメラルドグリーンの非常に奇麗な堰堤です。如何にも釣れそうな雰囲気のこの堰堤でも、やはり魚影すら見られない低活性が続き、結局この日、だれのロッドも曲がることはありませんでした。
山形市内ではこの日、桜が満開を迎えていました。東北にも遅い春がようやく訪れてきた様です。この堰堤オフが終了すると、本格的な雪代の時期に入り、ルアーで大型の渓魚が狙えるトップシーズンへと突入して行きます。
|
|