オフラインレポート

寒河江堰堤ミニオフ 99年3月27日



ホームページビジターの「風の又三郎」(風又)さんと寒河江の堰堤群でミニオフをしてきました。風又さんは、仕事の都合で4月18日に予定している「堰堤オフ」に参加できないため、この日、代わりにご一緒することになったものです。今シーズンは土日曜ごとに天候が崩れ、釣りにならない日が続いています。この日も途中で吹雪に見舞われましたが、幸いにも釣果を見ることができました。




風又さんとはパソコン通信PcVan「フィッシングネットワーク」からのお付き合いで、もう4年になります。東根市に在住されていて私の家からは40分ほどの距離なのですが、お会いするのは年に1・2回、それも釣り場だけ。まぁ、こんなお付き合いが電脳時代のお付き合いかも知れません。 そんな彼と久しぶりに寒河江の堰堤に繰り出しました。この日、4つほどの堰堤をまわりましたが、気温が低く、思う様に釣果が上がらず苦労させられました。2つ目の堰堤で気温が上がり始め、午前10時半ころ、風又さんに31cmの奇麗なイワナがヒット。


今日は釣れないかも知れないと諦めていただけにホッとした瞬間でした。風又さんにとっては、これまでイワナの最大は27cmだそうで、写真を何枚も撮って大喜び。私もその後を釣りますが、場荒れはどうしようもないのか、サッパリでした。 ところで、この時期の釣りに関して「お天気が良い=良く釣れる」と勘違いされている人が多い様ですので、ここでちょっと訂正させて頂きます。釣れる条件として水温の変化が上げられますが、これはお天気とは必ずしもパラレルに変化しません。大きな気温の変化は気団に影響されていて、


好天でも気温の低い日もありますし、曇天でも気温の高い日があります。そして、水温が魚の適水温(イワナ=12〜15℃)に近づく方向に大きく変化した日に釣れる様です。好天が何日も続いた後よりも、吹雪いた日の直後の気温の急上昇した日の方が良く釣れる様です。


さて、一通り釣り終わってから月山ダムのほとりにあるレストランで昼食タイムです。こういう時間が本当は楽しくて、ついつい時間が過ぎてしまい、釣るタイミングを逃してしまったりするものです。私も長年堰堤の釣りをやってますが、まだまだ知らない堰堤が山のように存在し、それをしらみつぶしに調べるのは不可能です。こういった機会に「釣れる堰堤」の情報を交換することで世界がますます広がって行く訳ですね。昼食の後は、少しだけ寒河江のC&R区間の様子を見に行きました。


釣った魚は殺さないで川に戻して下さい。
バーブレスフック・シングルフックの使用をお勧めします。
この川は、遊漁券無しでは釣れません。遊漁券をお買い求め下さい。 ご協力よろしくお願いします。

●区間 - 大井沢地内の二ツ掛橋から上流見附第一ダムまでの寒河江川本流および、支流(大井沢川においては大井沢川第二ダム、大桧原川においては大桧原川第一ダムまで)
●付記 - この区間は、持ち帰り禁止区間・不殺区間・投網と網漁具による採捕禁止区間になっています。


このところ雑誌などで話題に登ることの多い「寒河江C&R区間」ですが、今年から区間が延長されたのをご存知ですか? 区間内の随所に上の写真の様な新しい案内板が掲示されています。区間は上流側へ延長され、支流の扱いも明確になりました。また、料金も少々上げられていますので、C&R区間へ釣行される場合にはご注意下さい。朝日山の家の前では、まだ残雪が1m以上も残っていましたが、何人かのフライマンが元気にロッドを振っていました。さて、午後になり再度、別の堰堤へ繰り出しました。


ここでも風又さんに今度は33cmの大きなイワナがヒットし、なんだか今日は風又さんの日の様です。なにせ1日に2回も自己記録を更新された訳で、どうです!この満面の笑みはうらやましい限りですね。それに引き換え私はと言えば、ここでも釣果はなく、結局この日の私はノーフィッシュ。


仲間が釣れてくれればそれで良し、ま、オフのホスト役はこんなものですネ。もうすぐ4月の声を聞くばかりになってきましたが、山の上ではまだまだ寒い日が続きます。残雪の合間から芽を出し始めたフキノトウに、ようやく春を感じる寒河江川でした。