オフラインレポート

積丹ウミアメ・ミニオフ 99年3月13日



私の釣りはもっぱら山形県内を中心に、せいぜい隣県への遠征を行う程度ですが、今回、ひょんな事から北海道で釣りをする機会に恵まれました。実は仕事がらみの旅行ではありますが、団体行動を一人抜け出して、積丹半島でネットの仲間たちとウミアメを狙いました。北海道の雄大な自然の下、思いっきりロッドを振る感触を楽しんできました。




【ネットの仲間との出会い】 今回、大変お世話になったのは、下写真の矢島さん(左)と菊池さん(右)。お二人とも札幌市内にお住まいで、「福島のフィッシングフィールド・メイリングリスト」の仲間です。お二人にはこの場を借りて改めてお礼を申し上げます。大変お世話になり本当にありがとうございました。
実はこのお二人、札幌市内のホテルでお会いするまで一度もお会いしたこともなく、勿論お顔を拝見したのも全くの始めてでした。私にとって、この様な体験は過去にも何度かありますが、始めての人とお会いしてそのまま車に同乗させて頂き一緒に釣りをしてしまうという、普通に考えればなんとも不思議な出来事がネットの中では行なわれています。



もちろんメイリングリストで普段から情報交換をしている訳で、お会いする人の大体のイメージを掴んではいます。でも、実際にお会いすると又違ったお付き合いが始まる訳で、そこにはなんともいえない出会いの楽しさがあります。パソコンとほんの少しばかりの勇気があれば、誰にでもこの様な素晴らしい出会いのチャンスはあるのです。みなさんもぜひ挑戦してみては如何ですか?

【ウミアメ釣り】 詳しい釣り場は伏せさせて頂きますが、今回釣り歩いたのは積丹半島の周辺の5個所。小河川を探してはその河口付近でルアーとフライのロッドを振りました。矢島さん・菊池さんはフライ、風が強かったため私はフライの自信が無く、結局最後までルアーだけで攻めました。
私にとってウミアメは全くの初挑戦ですので、雑誌やインターネットでいろいろと下調べをして出掛けました。それを簡単にまとめると、以下の様になりそうです。
1.イワナとは全く違う釣り。海釣りであって、渓流釣りの概念は全く通用しない。
2.下げ潮時に釣果が上がる。上げ潮でも釣れるが確率はかなり落ちる。
3.回遊待ちの釣り。居着きアメマスはいないらしい。
4.イワナの魚影の濃い河口付近(禁漁河川など)に集まる。
5.荒れた直後のまだ濁りの残っている状態が最も確率が高い。
6.透明度が高くなると、目が良く警戒心の強いイワナ族はルアーに興味を示さない。
7.季節は11月〜4月。初期ほど警戒心が弱いが、型は小さい。
8.3月は鮭の稚魚が河口に集まり、それをウミアメが狙う。
9.ルアーは早朝や夕方はピンク系の派手な色調を、昼間はナチュラル系が良い。
10.ルアー釣りでは、ピンク系の20g〜40g程度のジグが最も多用される。
11.フライの場合もかなり派手なミノーやスカッド(エビ)が多く使われる。
さて、釣果の方ですが、残念ながら今回は全くのノーバイト。魚影すら見えない状態でした。同じイワナの仲間ですので、付近に魚がいればたとえ釣れなくても足元までルアーを追いかけてくる魚の姿が確認できる筈なのですが、この日は1尾の魚影も見られませんでした。

それもその筈、海水はジンクリア、しかも若潮で海流は殆ど無し、お天気は良く釣りは気分良くできたものの海面下は相当な明るさだったと想像できます。これでは釣れないのは当たり前だったのかも知れません。途中、他の釣り人にも情報を聞きましたが、釣れていない様子でした。


【これなぁ〜に?】 ところで、山形の地元新聞の名物コーナーに「これなぁ〜に?」というのがあります。写真の一部を掲載し、それが何であるかを当てるだけの単純なものですが、結構人気がある様です。今回のレポートでは魚の写真をお見せする事ができませんでしたので、罪滅ぼしにちょっとしたクイズをお届けしましょう。下の3つの写真は、「これなぁ〜に?」  (「答え」と書いたところにマウスを移動すると解答が表示されます。)

【Q.1】
【Q.2】
【Q.3】

【Q.1】 むむ!、なんだかウニか何かの生物の様に見えますね。ウミアメ釣りをしていると、結構、足元に見受けられました。、、、、、はて?
答え
【Q.2】 一見、クラゲの様に見えますが。でも、山形あたりではまず見る事のできない光景です。良く見れば判るかも。、、、、、はて?
答え
【Q.3】 釣り人が沢山集まって何かを釣っています。これだけなら別に珍しくないのですが、この写真には裏話が、、、、、、はて?
答え


【素晴らしい自然】 さて、今回の釣行では残念ながらウミアメには巡り合えませんでしたが、この時期に北海道を訪問するのは始めての経験であり、また違った感慨がありました。ご覧ください、小さな写真でしかお見せできないのが非常に残念ですが、


雪を纏った積丹の自然は、それはそれは素晴らしいものでした。こんな景色を背景に大海原に向かってひたすらキャスティングを繰り返す、、、、これこそがウミアメ釣りの醍醐味かもしれません。

【本日使用したタックルなど】ウエダTroutPluggingSpinGS902H、シマノBioMasterXT2000、呉羽シーガーエース1.5号(9lb)、SugarMinnow80SP、Athlete70S、RedRiver7g、マリア製ジグ21-28g各種、他