オフラインレポート

第14回「福島オフ」98年9月5-6日



当サイト「トラウトルアーフィッシング」も9月20日で満1年を迎えます。最初にレポートをお届けしたのが、この「福島オフ秋の部」でした。「福島のフィッシングフィールド」(2003年12月閉鎖)が主催し、8年14回目を迎える「福島オフラインミーティング」に今回も参加してきました。秋の部は、残り僅かな渓流釣りのシーズンを惜しみながら、秋空の下で釣りとキャンプを満喫してきました。





【集合】 8月に南東北に記録的な豪雨をもたらした秋雨前線もウソの様に消え、集合の5日朝は絶好のオフ日和でした。天気良し、水量良し、気温は暑くも無く寒くも無く、これで魚が釣れてくれれば、もう言う事は何もない状況です。お盆前からの雨続きで渓流釣りができない毎日が続いていたため、メンバーは皆、欲求不満ぎみ。お互いの情報交換もそこそこに皆、釣りに別れます。 豪雨の後の晴た日ですから、釣りの条件も最高の筈。私も普通に釣りをしていれば良かったのですが、ちょいと気持ちが別の方に傾いてしまったため、この後、大変な目に会う羽目になってしまうのでした。


【裏磐梯フォレストスプリング】 都会に住む人には信じられないかもしれませんが、山形に住む私には、普段は釣れる渓流で釣っていますので、近くに楽しそうな管理釣り場があるとそちらに足がむいてしまうのです。7月中旬にオープンしたばかりの管理釣り場に、ついつい行ってしまいました。釣り場はご覧の様に非常に広く、しかも全くの自然の湖を利用しています。


しかし難しいですね。釣れるポイントは意外にも狭く限られています。しかも、オープンして間も無いせいか、そこには水面をバシバシと叩きまくる初心者のフライマンやらオールで水面をかき回すルアーマンが一杯いて、魚は殆ど釣れていませんでした。フローターを持ち込んで頑張りましたが、あの手この手で3時間粘って当たりが1回、釣果はゼロ。管理釣り場でボーズは始めてでした。マイリマシタ。


【渓流釣り】 他の人達はというと、絶好の条件の下、みなさん結構良い思いをされた様です。8月末の豪雨で魚が流されてしまったのではないかと心配をしていましたが、やはり自然の生き物の生命力は素晴らしいですね。春のオフと同様に、沢山の岩魚やヤマメがお相手をしてくれた様です。写真右上は田村さん、写真左はこのオフの仕掛け人「大」さん、右はTomyさんです。


左の釣果は赤澤さんの8寸ヤマメ、右は佐伯さんの9寸岩魚です。久し振りの釣果とあってか、本当に嬉しそうな顔ですね。この日の渓流は、長期の増水で川中の垢がすっかり洗われた様子で、水量が多いにも関わらず渓水はジンクリア、河原の岩の苔も無い非常に奇麗な状況で、天候も手伝って釣りをしていてもすこぶる気持ちの良い状況でした。ウラヤマシイ。


【酒盛り】 夕方になるといつもの様に皆で宴会の準備です。やはりキャンプの夜は宴会の料理と酒で決まります。今年は福島のTomyさんがご覧の様な本格的なビールサーバーを調達してきてくれました。ところが昼間からこのサーバーを稼動してしまったため、予定の20Lのうち、宴会の始まるころには既に半分の10Lが無くなってしまうというハプニングがありました。


【乾杯】 さて、準備も整って皆で乾杯です。今年は直前に豪雨で被害が出たため数名のキャンセルあり、総勢14人とちょっと少な目でした。それでも釣り談義の勢いはいつもと全く変わらず、お酒の方も「くまさん」を始め皆さんから持ちよって頂いた実に沢山の種類の日本酒・ワイン・洋酒に助けられ、なんとかセーフ。いつもの通り、時間を忘れて夜が更けて行くのでした。


【料理】 料理ですが、左は「大」さん特製のキノコご飯。宴会ではご飯類が出てくることは珍しいのですが、ものの数分で売り切れてしまい、危うく写真を撮り損ねてしまう所でした。右はK++の持参した山形産大イワナのホイル焼き。これ以外にも、アケビの醤油煮、キノコの炒め物、イワナの塩焼き、焼き肉、最後は田村農園特製の「桃」まで出てきて、、、、やはりオフは止められませんね。




【呑み疲れ】 翌朝は、普通なら皆さん朝早くから釣りに一目散の筈なのですが、楽しい宴会の後は決まって寝袋からなかなか出れません。7時過ぎにノコノコと起き出して回りを眺めてみると、アララ結局だれも朝一の釣りには出かけていませんでした。オフも慣れてくると釣りよりも宴会の楽しさの方がウエイトが高くなる様で、んー、今回参加のみなさんは、もうオフのベテランですよ。


【再会祈願】 朝食の後は、しばしの釣り談義と、なぜかフライマテリアルの即売会が始まりました。こういうオフの場で、余ったり買い過ぎたりしたマテリアルを交換しあうのは、なかなか良いアイデアですね。そして最後は記念写真を撮影して、いよいよお別れの時間です。楽しい時間をありがとう。またみなさんに再会できることを願っています。(記念写真のみクリックすると大きな写真をご覧頂けます)