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オフラインレポート
第13回「福島オフ(山葵オフ)」98年6月6-7日
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PcVanフィッシングネットワークからスタートして早や7年、今回で13回目を迎える「福島オフラインミーティング」に今年も参加してきました。春の部は、この時期に旬を迎える山菜にちなみ「わさびオフ」とも呼ばれています。裏磐梯のたっぷりの自然に包まれながら、キャンプと釣りと山菜採りを楽しんできました。
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6日午前9時30分に釣り場に集合したメンバーたち。釣り好きのメンバーばかりが集まってのこと、早速みなさんそれぞれのポイントに散らばり、釣りが始まります。1日目は夕方まで自由に釣りか山菜採り、キャンプで釣り談義と山の幸を楽しんだ後、2日目は山菜採りを皆で楽しむというパターンがここ数回、定着しているようです。
今年は季節の移り変わりが例年になく速く、いつもなら雪代がまだ残るこの時期なのですが、もう渓水はすっかり透明度が上がり、夏の川となんら変わり無く流れていました。
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写真左はフライを手繰る福島県二本松市の「大」さん。このオフの仕掛け人であり、「福島のフィッシングフィールド」サイトの主催者でもあります。彼はフライもルアーもこなす渓流釣りの大名人。なぜか型はいまいちでしたが、実に簡単にイワナを流れから引っ張り出します。写真右は、フライを楽しむ同郷の「いもっ葉」さん。
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今年の裏磐梯の秘密の釣り場は、実に渓魚が豊富でした。でも数が多い分、型はいまいちの様で、大きなものでも26〜7cm止まり。皆さん沢山釣っておられましたが、殆どは20cm前後の小さなイワナでした。不景気が続いたせいか、ここ数年は釣り人の激増で渓魚が少なくなっていましたが、ようやく回復して来ている様です。来年以降が楽しみですね。
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釣りの後は楽しいキャンプへと続きます。奥さん達に手伝って頂き、山の幸を手早く料理します。実はこの準備の時間がほんとうに楽しいのです。今日の釣果や山菜の自慢話に花が咲きます。焚き火の準備も整って、夕暮れも迫ったころには全員が揃い、楽しい宴会の始まりです。「裏磐梯の山の幸と大自然に乾杯!」
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ここで今回登場した山の幸をご紹介しましょう。写真左は付近に自生する「山わさび」です。茎を2〜3cmに刻み、軽く塩をしてビニール袋に包み込み、少し揉み解してから2時間ほど冷やしておくと、あのピリッとした山葵独特の辛みと香りが立ってきます。それを醤油に漬け込んだのが写真右の「わさびの醤油漬け」。ビールのつまみにはもう最高ですね。
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付近では他に、ウド・ミズ・ワラビ・三つ葉も採れ、ご覧の様に食卓を賑わせます。ミズのマヨネーズ和え、ワラビとミズのお浸し、ウドのテンプラ、イワナ汁、イワナの蒸し焼きに塩焼き、、、加えて、焼き肉にパスタと、もう止められませんね。食事の後は簡単な自己紹介を行い、楽しいキャンプの夜が更けて行くのです。
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お陰で翌朝目覚めた時は、とうの昔に日が昇っていました。いつもの事ですが、私はオフでは釣りは二の次になってしまいます。朝食もみなでわいわいと準備しながら頂きます。遠くからの参加者で早朝に帰られる方もおられますので、ここで記念写真をパチリ。この写真のみ、クリックして頂くと大きな写真を見れる様にしておきました。
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朝食の後は、有志で山菜採りへと繰り出しました。裏磐梯の自然は懐が深く、ちょっと山へ入った所には、ご覧の様に実に沢山の山野草が自生しています。ここでもう一度、今回採れた山菜の写真をご覧ください。下の写真は左から、「山わさび」「ミズ(ミズナ、アカミズ)」、野生の「三つ葉」です。こんな山菜が幾らでも採取可能なのでした。
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山菜採りの途中、非常に珍しい花を見つけました。野生の「桜草(さくらそう)」です。珍しく又、高価な花のため、見つけられると根こそぎ持ち帰ってしまわれるらしく、最近では自生している姿をめっきり見かけることの無くなってしまった大変貴重な花です。来年、再びここを訪れた時、同じ様に可憐な姿を見せてくれている事を、心から祈るばかりです。
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