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単独釣行レポート98年3月29日
山形県西川町寒河江川水系(2)
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今年は3月以降、土曜日に寒冷前線が通過するパターンにはまり込み、サンデーアングラーには辛いシーズンになりつつある様です。この所、土日毎に雨や風のお天気でしたが、久し振りに非常に良いお天気に恵まれましたので、堰堤オフの下見を兼ねて、また「堰堤プールの釣り」に行ってきました。
しかしなんですねぇ、雑誌の効果(??)というのは絶大ですね。昨年も一昨年も足跡など殆どなかった堰堤プールの釣り場付近。今年は一変してご覧の通りの足跡だらけ。
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この釣りが認知されつつある訳でして、私としては嬉しい限りですが、一個所に沢山の人が集中するのも考え物です。せめてこのHPをご覧の人達だけでもご理解頂きたい。これまで秋田、岩手、福島、新潟など、東北・北関東の殆どの地域で「釣れる堰堤」を確認しています。わざわざ福島や宮城から車を飛ばして来て頂くのも結構ですが、みなさんのお近くで堰堤を探してみて下さい。1時間足らずの所にきっと釣れる堰堤が有りますよ。
愚痴はさておき、最初に訪れたのは前回大イワナを釣り上げた堰堤です。
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しかし今日は午前10時にも拘わらず、もう雪代が入り込んでいました。透明度の比較的高い部分だけを狙い、釣れてきたのはご覧の尺前後のイワナ2尾でした。一度だけ35cm位の魚影が追いかけてきましたが、残念ながらヒラを打って帰って行きました。
今年は気温が高いせいか、どうも午前中から雪代が入り込むケースが多い様です。それも急激に気温が上昇する様で、濁流に近い状態になりやすく、場所によってはメコン川状態です。例年なら3月一杯は雪代など殆ど無いのですが。
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しかたなく最も高度の高い所にある大きな堰堤に移動する事にしました。1m以上もある残雪に覆われた林道を歩いていると、地元の餌釣り師と思われる親子に出会いました。子供さんが良型を3尾ぶら下げています。今日は気温も高くなりみなさん良く釣れている様でした。それにしても、どうです、この子供さんの自慢げな顔! 将来はお父さんと同じく、凄腕の釣り師になるのでしょうか!?
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ここは高度が高いため、雪代があまり出ません。濁った日はここへと逃げ込むことが多いのです。しかし流石に3月、逆にここは透明度が高すぎて、魚のトレースは有るですが、さっぱりヒットしてくれません。あの手この手で3時間も粘ってやっと釣れたのが、写真の尺1寸の奇麗なイワナ。
よく写真をご覧ください。まだ3月末だというのに、イワナは全くサビていませんね。それどころか、丸々と太って脂が乗り切っている様です。他の写真を見て頂いても判りますが、実は堰堤のイワナは殆どがこの様に太っています。きっと冬でも餌が豊富なんでしょうね。
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三番目に訪れた堰堤はこの地区でも最も奥にある堰堤です。ここは一昨年までは良く釣れたのですが、最近はサッパリです。やはり堰堤のイワナも基本的には放流に頼っており、人が殺到すると釣れなくなってしまいます。念のため申し上げますが、堰堤の下を釣るのではありません。上にあるプールで釣りを楽しんでいます。
【本日使用したタックルなど】 ロッド:ミッチェルTroutia730ft、リール:シマノBioMasterXT1000、ライン:呉羽シーガーエース1号(6lb)、ルアー:自作Kルアー黒/緑5cm4.5g、同4cm3.5g
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