クリックして閉じる

 

単独釣行レポート

北海道釣行日誌2026(4)(6月21〜30日)


6月も下旬を迎えました。例年であれば最も渓流釣りの楽しくエキサイトな時期ですが、今年は天候が不順で、早くも蝦夷梅雨の様な落ち着かないお天気が続いています。下旬の前半は寒波が入り4月下旬並みの低温に、後半は平年並みの気温になる様です。そのため、デリケートなニジマスの釣りには厳しい日々が続きそうです。一方で、湖水温よりも気温の方が低い状態が続くため、湖水温が上がらず、後半にも再度、阿寒湖のハンドトローリングを楽しめるのでは、と目論んでいます。6月に入って以降、良く晴れた日があまり無く、天候不順に悩まされています。
(下写真は、夏至の頃の阿寒湖と雌阿寒岳)

注:釣り場の特定を防ぐため、風景画像に大幅な修正を加えるか、同イメージの別の場所の写真を使用しています。ご了承下さい。


【6月21日(日)強烈寒波の雨の日曜の釣り】

この土日は道東の中標津町でのんびりと過ごしましたが、天気予報は曇天なのに、2日とも終日、ずーーーっと小雨の降る異様に寒いお天気でした。こんな時はまず、デリケートなニジマスは釣れません。それでも付近の渓は、サラリーマン釣り師で一杯で、渓畔には至る所に釣り人の車が見られました。土曜は諦めていましたが、この日のお昼頃に少しだけ竿を出してみました。先日、十勝で小さな黄色いミノーなら、スレたニジマスでも多少は反応してくれる事が判ったため、この日も試してみたと言う訳です。

拡大

土日ともに予報が外れ、終日小雨だった 別海の湧水の渓水温は外気より暖かった 妊娠中で腹ペコだったのか、ニジ33cm

釣り場はいつもの別海の湧水の渓でしたが、これが釣り人だらけで入れる釣り場がありません。多くの釣り師は午前中の早い時間から入渓し、お昼頃には撤収して行きます。お昼近くまでのんびり過ごし、やおらいつもの大物ポイントへ。しかし、付近には真新しい足跡が有って、どうやら早朝に入渓者がいた様です。ミノーを投げても反応がありませんでしたが、1ヶ所だけ竿抜けしていたポイントが有った様で、上写真の33cmが1尾だけ、お情けで喰い付いてくれました。寒い日でしたが湧水は暖かく、昼間の一瞬の時合いに当たった様で、ありがたや。

【使用タックル】
IL_Flusso/Tilf72、VanfordC3000HG、SiglonPEx8(35lb/2号)+GrandMaxFx2.5号、Ryuki38S/ゴールドヤマメ、他

【6月22日(月)強烈寒波は平日でも釣れない】

この日も強烈寒波で、別海の最高気温は12℃ほどと、寒くて仕方ありません。流石に月曜とあって、前日と同じ釣り場には先行者の姿は全くありませんでした。しかし、寒くてガタガタ震いながらミノーを投げていると、前日とは異なり、全くニジマスの動きが感じられません。小さなヤマメとアメマスがヒットしただけで、ニジマスオデコを喰らってしまいました。昨年はこの時期、30℃超えの連続する日々でしたが、今年は寒波が頻繁にやってくる、全くもって変な気候です。これじゃ釣れる訳がありません。翌日は十勝で所用があるため、午後は帯広まで大移動しました。

拡大

前日と同じ渓は釣り人も魚もいなかった こんなアメマスとヤマメが釣れただけ 別海では1番草(牧草)の収穫が忙しい

【使用タックル】
IL_Flusso/Tilf72、VanfordC3000HG、SiglonPEx8(35lb/2号)+GrandMaxFx2.5号、Ryuki38S/ゴールドヤマメ、他

【6月24日(水)寒波が抜けたはずの阿寒湖は激寒かった】

前日まで強烈な寒波で異様に寒かった道東ですが、この日は気温が上がり、午後から良いお天気になる予報が出ていました。そのため、急遽、帯広から2時間近くをかけて、阿寒湖でボートを出しました。出漁は9時前でしたが、寒波が抜けたとは言え、気温は12℃ほどしかなく、寒くて仕方がありません。案の定、12時ころまで3時間もの間、トローリングには全くの反応無し。途中、ジギングで3尾ほどのアメマスを仕留めてはいましたが、最悪釣果記録に並ぶのでは、と不安がよぎります。

拡大

拡大

ボート釣り券、水温17℃、泳層5〜12m 予報に反し早朝からピーカンのお天気 ジギングで釣れた頭だけ金色の42cm

ところが12時前になって突然、小さなアメマスが連続ヒットし始めます。そして、12時半過ぎでした、下写真のニジマス44cmとアメマス43cmが2本のロッドにダブルヒット。この2本がこの日のニジマスとアメマスの最大サイズでした。その後もポツポツとアメマスのヒットが続きましたが、予報に反して14時を過ぎると風が強くなり、波が高くなって白ウサギ(白波が立つ事)が飛び始めたため、後ろ髪を引かれる思いで撤退しました。結局、この日は活性の上がるのが遅かった割には、ニジマス44cm、アメマス40cm台3尾、40cm未満3尾の計7尾と、ごく普通の釣果でした。

拡大

拡大

拡大

なぜか大島はゼロ、ヤイタイは6人ほど 12時半過ぎにアメとニジのダブルヒット 14時過ぎ、予報に反し風が強くなり撤退

【使用タックル】
CarddiffNX/S83ML、VanquishC3000、SiglonPEx8(35lb/2号)+Nanodax17.5lb、
PalmsLakezeeLSZS-991、StradicC3000、SiglonPEx8(35lb/2号)+Nanodax20lb、
Dコンタクト72S/ワカサギ(SBL改)、C-mission28g/サケチギョ(ジギング、SBL改)、他

【6月25日(木)寒波が抜けた十勝ホームの渓は釣り人だらけ】

前日の午後から完全に寒波が抜けたらしく、気温が一気に上がり良いお天気で、この日は久々のニジマス日和になりました。ただ、こういう日はニジマスの活性も上がると同時に、釣り人の活性も爆上がりします。平日にも関わらず、釣り場の駐車スペースには釣り人の車が一杯でした。彼らはお仕事をしているんでしょうか。恐らく、農家さんとかの半分自由業の様な人が沢山おられるんでしょうね。仕方なく、こんな時はダム上のヒグマの出そうな源流部でヒマを潰す事に・・・、でも源流部も釣り人の足跡だらけでした。

拡大

拡大

ホームは平日なのに釣り人がやたら多い 仕方なくダム上の熊の出そうな源流へ なぜか渓水は雪代の様な笹濁り

ダム上の渓は2日ほど前に降った雨のせいか、適度な笹濁りでルアー釣りには最適でした。ただ、朝から先行者がいたらしく、反応はイマイチ。それでもダムからの遡上サクラマスが2尾ヒット。2尾とも33cmほどで、見た目はほとんど同じ様な綺麗なサクラマスでした。良型のニジマスが1度だけヒットしましたが、残念ながらこれは大バラシ。ニジマスは鉤を外すのが素晴らしく上手で、ちょっと油断するとすぐに逃げられてしまいます。まだまだ修行が足りませんなぁ。でもま、久々の青空の下、綺麗な源流部の景色に癒されて、なんとなく満足して納竿しました。

拡大

拡大

拡大

同じ様な33cmのサクラマスが2尾 良型ニジマスがヒットしたが大バラシ 色付いて来た秋撒き小麦は収穫間近

【使用タックル】
IL_Flusso/Tilf72、VanfordC3000HG、SiglonPEx8(35lb/2号)+GrandMaxFx2.5号、
Sukari50ssDeep/オイカワOB、Ryuki38S/ゴールドヤマメ、他

【6月26日(金)雨降るホームで奇跡×3の大ニジマス】

この日は午後から大雨の予報でしたが、暇に任せて午前中だけでもと、ホームの渓へ出漁しました。前週からRyuki38Sのゴールドヤマメと言う、真っ黄色の小さなミノーで小物が釣れる事が判っていたため、この日も同じミノーを投げて、小物釣りのつもりで遊んでいました。幸いにも雨模様で釣り人は見えません。もう11時近くでしたが、とあるポイントに立ち、黄色いミノーを投げていると、ポツポツではありますが、小気味よくおチビちゃんが喰い付いて来てくれました。北海道のニジマスは、尺足らずでも引きがとても強く、それなりに楽しめます。

拡大

拡大

午後から雨の予報のホームの渓へ出漁 Ryuki38S/チャートでおチビちゃん連発 浅い瀬のポイントで大ニジマスが爆発

そして13時頃でした。小雨模様でしたが、なぜか羽虫が大量に湧き始め、顔や首筋にまとわりついて気分は最悪でした。それでも、何でも無い様な浅い瀬の斜め下流側にミノーを投げ込み、対岸から手前へノーアクションでゆっくりと引いて来ると、途中でガクンと根掛かりの様な抵抗が有り、次の瞬間、大きな魚が暴れ始めました。おチビちゃんしか釣れないものとタカを括っていた私は大慌て。それでも相手が疲れるのを待ち、なんとかランディング成功。見ると、ニジマス君は小さなミノーを丸呑みしていて、フックが2本とも口の中にガッチリと刺さっていました。

拡大

拡大

拡大

なんとミノーで大ニジマスは数年ぶり 小さなミノーを丸呑みしてくれていた ジャガイモの花が咲き、十勝は花園だ

小さなミノーの細いフックのため、1本だけの刺さりであれば、恐らく伸ばされていたでしょう。そしてこのニジマス君は、50cm有るか無いかでしたが、写真判定で50cm丁度の大ニジマスとさせて頂く事にしました。ちなみに、ホームの渓でミノーで大ニジマスを釣ったのは、もう10年以上も前。余談ですが、6月のこの時期は、浅瀬に大物が定位している事も多い様です。そしてこの大物は、暗い小雨で釣り人もおらず、虫が湧いて活性が上がり、加えて、ミノーを丸呑みしてくれたという、3つの奇跡の組み合わせの賜物だったと考えられます。大大ラッキーでした。

【使用タックル】
IL_Flusso/Tilf72、VanfordC3000HG、SiglonPEx8(35lb/2号)+GrandMaxFx2.5号、Ryuki38S/ゴールドヤマメ

【6月27日(土)雨の濁りを避けて、最源流部でチビマス釣り】

前夜からの大雨で、ホームの渓は手の付けられない様な泥濁りでした。ただこの日は、午後から晴れる予報だったため、源流部の濁りの少ない場所を目指して車を走らせました。いつも良く行くダム上の源流部も泥濁りで、ガッカリ。仕方なく、更に上流の最源流部へ辿って行くと、なんとか釣りになりそうな場所に到着。ヒマに任せて少しだけ竿を出してみる事に。実はこの付近は、15年程前であればミノーを投げるとオショロコマがゾロゾロと追い掛けて来た釣り場です。ただ、最近はニジマスに占領されていて、毎年最低1回だけは様子を見に来ていました。

拡大

ホームの渓の本流は大雨で泥濁り 釣りになる透明度を探し最源流部へ こんなおチビちゃんが5尾ほど

ついでと言えばなんですが、丁度良いのでそのオショロの動向を確かめて見る事にした、と言う訳です。適度な濁りも有って、釣り始めるとすぐに小さなニジマスがヒットしてきました。ヒグマの出そうな場所ですが、車の見える範囲で少しだけ遡行してみると、次々とニジマスのおチビちゃんがヒットしてきます。写真上中央のポイントでは、なんと40cm近いニジマスがヒットしてきましたが、残念ながら大バラシ。そして結局、釣れたオショロコマは写真下中央の20cm足らずの1尾だけでした。ここのオショロはもう、ニジマスに駆逐される寸前の様でした。

拡大

拡大

拡大

熊の出そうな渓を少しだけ遡行 結局、オショロコマはこの1尾だけ 畑作には恵みの雨となった(甘藷畑)

【使用タックル】
IL_Flusso/Tilf72、VanfordC3000HG、SiglonPEx8(35lb/2号)+GrandMaxFx2.5号、Ryuki38S/ゴールドヤマメ

【6月29日(月)雨後の渓で、あれこれ作ったルアーをテスト】

北海道はこの3日間、ずぅーっと雨でした。北海道には梅雨は無いと言う気象庁の言い分は、あれは一体、何なんでしょうね。この日は雨で大増水し、しかも結構な濁りが入っていて、ルアーには釣り易い状況でした。そのため、前日にヒマに任せて作った、いくつかのルアーを試してみる事にしました。まず写真下左は、海釣りで「オモック」と呼ばれる錘と鉤だけのルアーを、ニジマス用に作ってみました。ホームの本流で試してみましたが、鉛色の物は3投目で根掛かりロスト、赤い方は、かなりしつこく投げ続けましたが、何も釣れませんでした。

拡大

拡大

拡大

ニジマス用オモックは釣れない 小ミノーを自作の段差フックに改造 雨後のホームの渓は大増水と濁り

上中央の写真は、ミノー3種類のフックを段差Wフックに交換したものです。小さいミノーの付属のフックは細いため、大物が掛かると簡単に伸ばされてしまいます。そのため、軸の太いグレ(メジナ)用鉤を20ポンドのバッキングラインで結んでW段差フックにしました。こちらは普通に魚信が出てくれましたが、段差フックのラインが太くて硬いためか、なぜかちっとも鉤掛かりしてくれません。それでもなんとか34cmまでのニジマスを釣りましたが、やはり普通のトリプルフックのままの方が、断然、良く釣れます。また色々と改良して作ってみたいと考えています。

拡大

なんとか釣れたニジマス34cm 小ニジマスの魚影の濃い沢でもテスト 改造前のミノーの方が良く釣れた

【使用タックル】
IL_Flusso/Tilf72、VanfordC3000HG、SiglonPEx8(35lb/2号)+GrandMaxFx2.5号、Ryuki38S/ゴールドヤマメ(改)、RyukiDart30S/フルチャートヤマメ(改)、Dahlia30SS/TS(改)、自作オモック赤/鉛、他

【6月30日(火)結論:結局、スピナーが一番釣れる】

前日にテストした小ミノーとオモックの鉤掛かりが悪かったので、フックを一回り大きい管付きチヌ3号に代え、ラインも少し長くして作り代えてみました。この日は気温が前日より4℃ほど上がり、好天でニジマス釣りには好条件の日でした。ホームの某所で写真左下の4種を、取り替えながら投げ続けましたが、やはりオモックは全く反応がありませんでした。湖などでは使えるかも知れませんが、渓では使い道は無さそうです。加えて、これまで一番反応の良かったSukari38Sには全く反応が無く、最後まで何も釣れませんでした。

拡大

拡大

拡大

フックを大きな物に交換、ラインも長く この日は気温が急上昇、水温も20℃超え RyukiDartとDahlia30SSは2尾づつ釣れた

一方で、RyukiDart30SとDahlia30SSは反応が良く、おチビちゃんが2尾づつヒット。他に小さなヤマメもヒットしてきました。鉤掛かりはまずまずで、バレも全くありませんでした。いずれにせよ、その日の条件によって使い分ければ、いずれの小ミノーも十分に使えそうです。ただ、ミノーで釣り上がった同じ区間を、そのままBrettonで釣り下がると、ミノー以上にバカスカと釣れてしまい、唖然としました。2時間ほどで、小ニジマス8尾と小ヤマメ5尾の釣果でしたが、半分以上がBrettonの釣果であり、結論として、「結局、スピナーが一番釣れる」でした。

拡大

拡大

拡大

釣りには良い条件だが大物は出ない 結局、スピナーが一番良く釣れた オジロワシが釣った魚を狙っていた

【使用タックル】
IL_Flusso/Tilf72、VanfordC3000HG、SiglonPEx8(35lb/2号)+GrandMaxFx2.5号、Ryuki38S/ゴールドヤマメ(改)、RyukiDart30S/フルチャートヤマメ(改)、Dahlia30SS/TS(改)、自作オモック赤/鉛、Bretton#2/金赤、他