夏の長雨の季節もようやく終焉を迎え、北海道は今、秋の渓流釣りのトップシーズンを迎えています。明るい秋空の下、渓では大型のニジマスやアメマス、また可愛いオショロコマなどが盛んに釣り上げられています。遡上アメマスも元気に産卵の準備をしています。海でのサケ釣りも、まずまず好調の様です。何をやっても楽しく清々しい、最高の季節となりました。気温変化の激しいこの季節ですが、体調管理に万全を尽くしながら、引き続き思う存分、楽しんでゆきたいと思っています。(下写真は、サンフラワーの美瑛の丘) ![]() ![]() 【9月11日(木)快晴の美瑛のハズが土砂降りの丘】 この日は快晴の予報のため、美瑛で写真撮影の日としました。ただ、午前中のごく短い時間は良く晴れていたのですが、お昼前からにわかに雲が沸き、午後からは土砂降りの大雨になってしまいました。前日の昼までは木曜・金曜と良く晴れる予報だったのですが、前夜になり、例によって突如「大気不安定」の予報に急変。また、騙されました。加えて、四季彩の丘では温暖化のせいか、なぜか色鮮やかさがイマイチで、くすんだ花が目立ち、少々ガッカリでした。それでも、午前中はまずまずの良い写真を何枚か撮影できました。
【使用タックル】 ありません。 【9月12日(金)良いお天気で美瑛を満喫】
この日は快晴の予報でしたが、やや雲の残るまずまずの日でした。まずは前日に見つけていたヒマワリ畑の写真を撮影し、その後は、3年ぶりに美瑛の「青い池」を訪問。青い池はインバウンドに人気で、近年は駐車場に入れない車で大渋滞するため、訪問を諦めていました。ただ、最近は熱が覚めたのか、平日に駐車場が満杯になることは無くなった様です。アジア系のインバウンドには未だに人気の様で、人だかりの殆どが韓国・台湾・中国の人達だった様です。最後は「ぜるぶの丘」という花の名所に初めて伺いました。規模は小さいのですが、個性的な花の配置で、また変わった写真が何枚か撮れました。
【使用タックル】 ありません。 【9月13日(土)釣り人だらけの渓でブルックトラウト】 この日は朝から暗い曇天のため、写真撮影は諦め、お昼頃から2時間ほどだけ、富良野のブルックの釣れる渓へ出陣しました。土曜とあって、予想通りに釣り人だらけですが、空いている所にとりあえず入渓。ただ、いくらルアーを投げても全く反応がありません。どうやら先行者が、荒らしまくった後の様でした。仕方なく、今度は入渓しづらくて釣り人が嫌うポイントを選び、入渓。すると、すぐに反応が出て、小さなニジマスがヒット。この付近はナメ床になっていて、幅50〜2mほどで深さが数十cm〜数mのトイが沢山できています。そのトイの中に魚が付いています。
そして、しばらく釣り下がると、写真上右の、少し大きめの淵が見えてきました。前週の2日にこの地区では50mmを超える豪雨が有り、そのせいか、未だに青白い笹濁りの状態が続いていました。深い淵の底に定位している魚からは、こちらの姿は見えていない筈であり、ルアーには良い条件の様に思えました。しかし、相当にスレているのか、25cmほどのブルックトラウトとニジマス35cmが釣れただけでした。でもま、最近はこの渓でちっともブルックが釣れていなかったため、久しぶりに青いリングのある赤い斑点を見る事ができて、ラッキーでした。
【使用タックル】 IL_Flusso/Tilf72、VanfordC3000HG、SiglonPEx8(35lb/2号)+GrandMaxFx2.5号、 Sukari50ssDeep/オイカワOB、Bretton#2金赤、他 【9月15日(月)釣り人を避けてダム上の最源流部へ】 3連休の最終日は釣り人が多いため、例によって熊の出そうなダム上の源流部へ向かいました。午前中は2日に大ニジマスを釣った渓へ入りましたが、なぜか活性が著しく低く、まるで反応がありません。釣れたのは38cmのアメマスと小さなニジマス2尾だけでした。釣り人の足跡なども全く無く、豪雨で大増水した直後であり、なぜ殆ど釣れなかったのか、良く判りません。加えて、この日は釣り人がほとんど見られず、地元の人達はどうやって「釣れる・釣れない」を判断しているのでしょうね。この謎が未だに良く判りません。
午後は同渓の最源流部に、久しぶりに入ってみました。10年以上前、この付近では、小さなミノーを投げるとオショロコマがぞろぞろと10尾ほども追い掛けてきました。しかし、5年ほど前にニジマスが釣れ始め、代わりにオショロが激減し始めました。そしてこの日は、1時間ほどの釣りで、小さなニジマスが3尾だけ。オショロの姿は遂に全く見られなくなってしまいました。恐らく、更に源流部のニジマスの入れない細い流れに、オショロ達は健在なのではないかとは思いますが、寂しい限りです。
【使用タックル】 IL_Flusso/Tilf72、VanfordC3000HG、SiglonPEx8(35lb/2号)+GrandMaxFx2.5号、 Ryuki50S/赤原ヤマメ、Sukari50ssDeep/オイカワOB、Bretton#2金赤、他 【9月17日(水)釣れそうな日に釣れない時もダム上へ】 2日前に結構な雨が降り、この日は大ニジマスには最適な日と思われ、ホームの渓へ繰り出しました。50mm程度の大雨が降った場合、2日後が最も期待できる日と考えています。実際、渓畔には結構な釣り人の車が停車していて、地元の人達も釣れる日と判断している様でした。そして、有名ポイントは既に釣られているため、取って置きの誰も来ない、入りにくいポイントへ。しかし、渓に立ってみてガッカリしたのは、前夜は殆ど雨が降っていないにも関わらず、なぜか赤褐色の強い濁りが入っていて、ルアーを投げども投げども、全く何の反応も無いのです。これには参りました。原因が全く判りません。
こんなに濁っているのなら、源流部でも良い濁りで大物が期待できるかもと思い、またまた例によってダム上の渓を目指しました。しかしながら、現地に到着してガッカリしたのは、こちらは逆に全くのジンクリアだったこと。一体どうなってるんでしょうね。それでも折角来たからには釣らずに帰る訳にも行きません。釣り始めると、こちらでは型の良いアメマス君がお相手をしてくれ、なんとか釣果を見ることができました。ただ、こちらでもニジマスの反応は皆無で、んーーー、ニジマスというお魚さんの気持ちが、未だにサッパリ判りません。不思議。
【使用タックル】 IL_Flusso/Tilf72、VanfordC3000HG、SiglonPEx8(35lb/2号)+GrandMaxFx2.5号、 Sukari50ssDeep/オイカワOB、Bretton#2金赤、他 【9月18日(木)やはりシルバーウィークは釣り人が多い】 午前中はPC作業に忙しく、午後から少しだけホームの渓で竿を出してみました。やはりシルバーウィークと言うことで、平日でも渓畔にはポツポツと釣り人の車が停まっています。構わずに空いている場所に入渓すると、今度はすぐに下流側からフライマンが2人、追い掛けてきました。ただ、前日とは打って変わって活性は高く、おチビちゃんが3尾ヒットし、最後に31cmのすこぶる元気で綺麗なニジマスがヒット。すぐ後ろにフライマンが来ていたので、2時間足らずでアッサリと納竿しました。その後は阿寒湖まで移動しました。
【使用タックル】 IL_Flusso/Tilf72、VanfordC3000HG、SiglonPEx8(35lb/2号)+GrandMaxFx2.5号、 Sukari50ssDeep/オイカワOB、Bretton#2金赤、他 【9月19日(金)急に寒くなると阿寒湖も釣れない】 この日は東京でも久しぶりに25℃前後と、猛暑から開放された日でした。北海道でも気温が一気に下がり、こういう日は概ね釣れません。湖なら関係なく釣れるとお考えかも知れませんが、実は、川も湖も、釣れない日は釣れません。結局は虫の活動次第の様で、急に寒くなると川でも湖でも虫の活動が抑制され、その虫を食べるワカサギも動かなくなり、ニジマスやアメマスも動かなくなる、と言う事の様です。嫌な予感はしていたのですが、久しぶりに良いお天気で、風の弱い予報が出ていたため、急遽、阿寒湖でボートフィッシングを決行しました。
この日の表層水温は19℃ほどで、あと10日ほどで岸からの釣りも可能になりそうな気配でした。ただ、この日はまだ泳層が深く、10〜15m付近に魚影が見えていました。そのため、潜行板の中サイズでいつも通りのレイクトローリングとしましたが、これがなんとも反応が鈍く、苦戦させられました。しかも、午前10時ころまでは風が強く、ボートが波で翻弄されて釣りにならず、諦めて撤収しようかと思ったくらいです。それでも11時ころになると、予報通りに風も治まり、良いお天気の下、たまに出る魚信を楽しむ事ができました。この日の釣果は、金アメマス53cmまで8尾だけで、普段の半分以下。そして、久しぶりにニジマスボウズを喰らってしまいました。
【使用タックル】 PalmsLakezeeLSZS-991/SS、StradicC3000、HardBull8+(5色/28lb/1.5号)+Nanodax20lb、自作潜行板中サイズ、 Sukari60Deep/Rグリーン(SBL改)、Dコンタクト73S/ワカサギ(SBL改)、Dコンタクト85S/鮎(SBL改)、他 【9月20日(土)釣り人避けて藪漕ぎ地獄の先に天国】 シルバーウィークも後半の連休になると、目ぼしい釣り場はどこも釣り人だらけです。こういう時は皆が嫌がって入らないポイントに逃げ込むに限ります。下左写真の渓流は、別海の湧水の渓のどこかですが、場所は明かしたくないので、同じ雰囲気の写真を張り付けました。この渓は湿原河川であり、クネクネと曲がりながら根釧原野をオホーツク海へと下ります。ただ、周囲は暗い木立に囲まれていて、釣り人が頻繁に入る場所は、実は限られています。殆どがイラクサとトクサの生い茂る、地獄の様な藪を通り抜けないと、渓に立てないのです。
そして、何度も釣り場に通っていると、そんな独り占めの釣り場を幾つか開拓できます。この日もそんな釣り場の一つへ入りましたが、渓に立つまではイラクサの生い茂る地獄を通り抜けなければいけません。ただ、湧水の渓は、夏でも水温が低く、冬も結氷しないため、渓魚の成長が早く、大物の宝庫となっています。地獄を通り抜けると天国が待っています。そして、渓の屈曲部の深みにミノーを投入し、十分に沈めてからやおらリーリングしてくると、すぐにガツンと魚信が出て、大ニジマスが暴れ始めました。正に天国でした。今年10尾目の大ニジマス53cmでした。
【使用タックル】 IL_Flusso/Tilf72、VanfordC3000HG、SiglonPEx8(35lb/2号)+GrandMaxFx2.5号、 Sukari50ssDeep/オイカワOB/OB鮎、Bretton#2/金赤、他 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||