7月も中旬になり、北海道は相変わらずの暑い日が続いています。渓水温は遥かに20℃を超え、通常の渓流釣りはほぼ不可能な状態ですが、それでも、レイクトローリングや湧水の渓・源流の釣りなどでお茶を濁しながら、楽しんでいます。この週は宇都宮の朝日氏に加え、山形から佐谷氏も合流し、山形渓遊会の3名で釣りとキャンプを楽しみました。北海道も猛暑は8月初ころまで治まりそうに無く、あと1ヵ月ほどをどの様に過ごすかが悩ましい所です。 (下写真は、上川地方の源流のイワナ釣り場) ![]() ![]() 【7月11日(金)山形渓遊会3名でBBQを楽しむ】 この日は山形から渓遊会の佐谷氏が来道しましたが、我々と合流するまでに時間があったため、午前中の短い時間でしたが、2日前の大ニジマスの大バラシのリベンジに向かいました。ただ、2日前と比べると気温が5℃ほども低下しており、ダム湖畔はやや肌寒い状況で、どうも活性が上がりそうもありません。それでもダムのインレットで何種類かのルアーを投げていると、コツンと小さな魚信が2回ほどあり、食い気のある小物がいると判断。スピナーに取り変えると、案の定、下写真の小さな銀化したニジマスがヒット。結局、釣果はこの1尾だけでした。
午後からは大きく移動し、南富良野地区のキャンプ場で佐谷氏と合流。3人での再会を祝うとともに、久々の焼肉バーティを楽しみました。佐谷氏との再会は3年ぶりであり、あれこれと話が尽きません。ただ3人とも70歳前後の老体となり、健康や病気の話が随分と多くなってしまったのはご愛敬でした。私自身は、焚火を囲んでのバーベキューは、もう5年ほどもやっておらず、超久しぶりに焚火の暖かさの良さを思い出させてくれました。焚火を囲みながらの友との語らいの時間は、正に至福の時間でした。
【使用タックル】 CarddiffNX/S83ML、VanquishC3000、SiglonPEx8(35lb/2号)+Nanodax17.5lb、 Sukari60deep/Rグリーン、Bretton#2/金赤、C-Mission/28/35g/Cグリーン/鮭チギョ、他 【7月12日(土)山形渓遊会:上川の源流でイワナ釣り】
この日は午前中に上川地方のとある源流でイワナ釣りを楽しみました。ただ、渓遊会の2人は餌釣りが中心ですので、私はもっぱら写真係に徹します。渓相は美しいのですが、このところの雨不足で、渓水はジンクリアでかつ水量はかなり少な目でした。そのために、餌釣りでも釣り辛く、40cm超えの大きなイワナも過去には釣れているのですが、この日はサッパリでした。釣れたイワナの数は十分でしたが、最大は尺ちょっとまでと、少し物足りない結果でした。でもま、久しぶりに渓遊会のメンバーと渓流を遡行でき、気分は最高でした。午後は阿寒湖方面へと大きく移動しました。
【使用タックル】 ありません。 【7月13日(日)山形渓遊会:佐谷氏と阿寒湖でレイトロ】 この日は渓遊会の佐谷氏の希望で、阿寒湖でレイクトローリングを楽しみました。ボートには事実上2人しか乗れないため、朝日氏は付近の山の散策に出かけた様です。8時半頃に出艇しましたが、午前中はほぼ無風状態の絶好のトローリング日和でした。主に佐谷氏に釣って貰うため、私は操船と写真斑に徹していました。ボートを漕ぎだすと、すぐに小型のアメマスがヒットし始め、どうやら活性は高い様です。表層水温は22℃前後で、魚たちの泳層は水深10〜15m付近で、潜行板のトローリングには打って付けの状況でした。
本当はニジマスが釣りたいのですが、薄曇りの肌寒いこういった日は期待薄なため、低速走行でアメマス中心に最後まで釣り続けました。ただそれでも、11時頃には佐谷氏のロッドに小気味よい魚信が出て、サクラマス35cmがヒット。昨年は大型のサクラが良く釣れていましたが、今年は数も少なく小さい様です。他はアメマスばかりで、結局、佐谷氏には58、54、51cm、40cm台2尾、40cm未満7尾、サクラ35cm1尾の計13尾。私も午後14時ころから一緒に釣り始めましたが、釣果は56cmとジギング38cmの2尾だけでした。15時ころには風が強くなり、白波が立ち始めたため、早めの撤収となりました。
【使用タックル】 佐谷氏:PalmsLakezeeLSZS-991/SS、StradicC3000、SiglonPEx8(35lb/2号)+Nanodax20lb、自作潜行板中サイズ、 TrollingPepper100(SBL改)、他 K++:CarddiffNX/S83ML、VanquishC3000、SiglonPEx8(35lb/2号)+Nanodax17.5lb、自作潜行板中サイズ、TrollingPepper100(SBL改)、他 【7月15日(火)台風通過で道東は濁流の中、湧水の渓へ】 14日夜は台風5号が北海道に上陸し、道東では夜半に30mm前後の降雨がありました。久しぶりの多めの降雨で、道東の殆どの河川が泥濁りの状況となりました。そのため、午前中は濁りの余り出ない別海地方の湧水の渓へと向かってみました。最初は中流域の最も大ニジマスの狙えそうなポイントに入渓してみましたが、これが予想外に濁りが強く、透明度は50cmもありません。それでも良く目立つスピナーでしつこく誘っていると、このポイントでは珍しい、尺ちょっとのアメマスがヒット。他にも小さなニジマスがヒットしましたが、大物の気配はありません。
この川は湧水の渓のため、最源流部は湧き水のみでジンクリアですが、下流へ行くほどに支流が合流して濁りが強くなります。3kmほども上流へ移動すると、透明度は1mほどにまで上がり、ルアー釣りには丁度良い状況でした。ただ、水温が急降下したためか、或いはまだ濁りが強過ぎるのか、良く判りませんが、ルアーを投げども投げども、殆ど反応がありません。しつこくスピナーを投げていると、下写真の様な小さな小さなニジマスとヤマメが辛うじてヒット。途中でぐらつく底石に足を取られ、転んでしまって下半身が水浸しになってしまい、やむなく撤収しました。
【使用タックル】 IL_Flusso/Tilf72、VanfordC3000HG、SiglonPEx8(35lb/2号)+GrandMaxFx2.5号、Bretton#2/金赤/銀赤、他 【7月17日(木)山形渓遊会:今度は朝日氏と阿寒湖でレイトロ】 4日前に渓遊会の佐谷氏と阿寒湖でレイクトローリングを行いましたが、再び風波の弱い日が巡ってきたため、今度は朝日氏と同じ事をする事になりました。ボートには一度に2人しか乗れないため、こんな風に2回に分けて同じ事をしなければならないハメに。渓遊会の2人は全く、世話が焼けます。もともとは2人とも餌釣り師なのですが、一度レイトロを経験すると、そりゃもう大型のアメマス入れ食いで、病みつきになってしまった訳です。さて、この日は北海道でも記録的な高温を記録した日となり、斜里町では7月の最高気温を更新する猛暑となりました。
実はこれまで、真夏に急に気温が上がる日に、大ニジマスもヒットすることが何度かありました。そのため、この日は少し早めの8時には出航し、4〜5kmの比較的早いボート速度で釣りを開始しました。ただこういう日は、アメマスも活性が非常に高くなる様で、釣り始めと同時に次々とアメマスがヒットしてきて、辟易としました。朝日さんには、金アメマス52cmを筆頭に50cm台3尾、40cm台4尾、40cm未満7尾、サクラマス45cmの計15尾もヒット。私もアメマス52cmを含め、50cm台2尾、40cm台2尾、40cm未満6尾の計10尾と、2人でなんと25尾の爆釣でした。ただ、ニジマス君には、この日も無視されてしまいました。ガッカリでした。
【使用タックル】 朝日氏:PalmsLakezeeLSZS-991/SS、StradicC3000、SiglonPEx8(35lb/2号)+Nanodax20lb、自作潜行板中サイズ、 TrollingPepper100(SBL改)、他 K++:CarddiffNX/S83ML、VanquishC3000、SiglonPEx8(35lb/2号)+Nanodax17.5lb、自作潜行板中サイズ、TrollingPepper100(SBL改)、他 【7月18日(金)クソ暑い日は湧水の渓に限ります】 前日で渓遊会のメンバーともお別れし、真夏日のこの日は別海の湧水の渓で涼みながら遊ぶ事にしました。ただ、湧水とは言え、この日は水温が19℃台といつもより高め。それでも、お昼ころから出漁すると活性は高く、すぐに小さなイワナがヒットしてきました。地元の皆さんは活性の高い状況が良くお判りの様で、すぐに下流から釣り人が上がってきます。しかも、橋の上からこちらの様子を伺う車も2台ほどありました。地元民の動向こそが時合いの判断基準になりますね。こりゃ期待できるかなと釣り続けていると、写真下中央の様な倒木の横たわるポイントに到達。
20mほど上流からミノーを投げ込み、ラインを出して倒木の下に送り込みます。少しだけミノーを踊らせ誘うと、想定通りに強烈な魚信が出て、魚が大暴れし始めました。良型ニジマス!と喜んだのですが、しかし、寄せてくると意外にも小さく、35cmのニジマス君でした。その後は少し上流側の釣り場へ移動し、やはり上流側からミノーをポイントに送り込む作戦を続けていると、今度は更に強烈な魚信が出て、大ニジマスか!と再度大喜び。しかし、今度は斑点の青みがかった42cmのイワナ君でした。ぬか喜びも2回続くとゲンナリですね。でもま、この渓で40cm超えのイワナは数年ぶりであり、満足して竿を収めました。
【使用タックル】 IL_Flusso/Tilf72、VanfordC3000HG、SiglonPEx8(35lb/2号)+GrandMaxFx2.5号、 Ryuki60/50S匠/赤腹ヤマメ、Sukari50SSdeep/オイカワOB、Bretton#2金赤+5B錘、他 【7月20日(日)続、クソ暑い日は湧水の渓に限ります】 この日は参院選挙の日。私の若い頃は、意気に感じて国を良くしようと奮闘していた政治家が少なからずいましたが、今は目先の票を稼ぐ事、つまり自己保身しか考えていない政治屋ばかりになってしまいました。投票したい人がいなくなり、もう十数年前から選挙には行かなくなってしまいました。さて、この日は3連休の中日でしたが、道東は前日から大気不安定で大雨となり、この日も午前中まで雨模様でした。ただ、10時半頃には雨が上がったため、雨後の水温低下と濁りを求めて、前々日に入渓した別海の湧水の渓へ向かってみました。
3連休でさぞ釣り人が多いだろうと思っていましたが、意外にも、選挙と大雨のためか、10時半の時点では誰もおらず足跡も全く有りません。前回と同じ様にSukari50ssDeepを下流側のポイントに遠投し、リーリングしてくると、なんと足元1mほどの所まで来たところで、ガガっと喰い付いてきました。ただ、サイズは前回と殆ど変わらない36cmほど。活性有りと見て釣り下がろうとしましたが、あれま、雨後のチャンスを狙って同じようなタイミングで入渓してくる人が多いんですね、目の前に釣り人が見えたため、1時間半だけとなりましたが、退散してきました。
【使用タックル】 IL_Flusso/Tilf72、VanfordC3000HG、SiglonPEx8(35lb/2号)+GrandMaxFx2.5号、 Ryuki50S匠/赤腹ヤマメ、Sukari50SSdeep/オイカワOB、Bretton#2金赤+5B錘、他 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||