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単独釣行レポート

北海道釣行日誌2023(14)(10月21日〜31日)


道東では平野部でも紅葉の最盛期を迎え、木々は今年最後の輝きを放ちながら冬を迎える準備をしています。高山では既に初冠雪を済ませ、本格的な冬の到来を予感させます。この時期は寒暖差の激しい季節でもあり、渓魚たちの活性も激しく変化するため、時合いや釣り場の見極めが難しく、特にニジマスたちはルアーに反応が途絶えがちです。それでも釣り人たちは、残り少ない季節を惜しむかのように、渓に湖に足しげく繰り出しています。天候と健康に相談しながら、深まり行く秋の北海道を楽しみたいと思っています。(下写真は、落ち葉の舞うオショロコマの源流)

注:釣り場の特定を防ぐため、風景画像に大幅な修正を加えるか、同イメージの別の場所の写真を使用しています。ご了承下さい。


【10月22日(日)屈斜路湖のチップ(陸封型ヒメマス)釣りはピークへ】

午前中に良く晴れたため、珍しく朝6時半には屈斜路湖の西海岸に到着し、チップと紅葉の撮影に臨みました。日曜で快晴のお天気とあって、予想通りに釣り場にはチップ狙いの釣り人たちが30人以上も見られました。チップは概ね35cmほどで引きもそれほど強くは無く、食べても美味しくもありません。ほぼ全ての人がキャッチ&リリースなのですが、それでも毎年、この釣りのために、遠くは九州や関西からも釣り人が訪れます。この素晴らしい紅葉の風景の中で、まるで紅葉に染められたかの様な赤いチップたちと戯れるのは、この時期ならではの風物詩なのです。大きな画像を多数用意しましたので、お楽しみ下さい。

紅葉の素晴らしい屈斜路湖(Click拡大)釣り人達で賑わっていた(Click拡大)チップの魚影は昨年並みか(Click拡大)

チップの魚影は8日前に訪れた時よりも、遥かに増えてはいました。2年前に当地では動力船が禁止され、チップ漁が出来なくなったため、昨秋は一気にチップの魚影が増えましたが、ただ、今シーズンは昨秋並みの様に思われました。そして、産卵のために接岸しているチップを釣るのは気が引けるため、2尾だけ釣って写真を撮影し、納竿としました。お昼前には、もう一つの同湖のチップ釣り場である碁石浜へ向かいましたが、こちらでは釣り人は数人しか見られず、チップは殆ど釣れていませんでした。碁石浜は西海岸よりも暖かいのか、紅葉が数日遅く、チップの接岸も遅いとの事です。

紅葉は8分程度の様だった(Click拡大)今年もこの写真が撮れた!(Click拡大)碁石浜は紅葉もチップ接岸も遅い様だ

【使用タックル】
CarddiffNX/S72L、VanfordC3000HG、CastawayPE25lb(1.5号)+GrandMaxFx2.5号、D-Contact85(赤色改)

【10月23日(月)釧路の大河川で大ニジマスは不発】

久しぶりに釧路地方の大河川でニジマスを狙ってみました。この渓は流れが太く、ポイントがはっきりしないため、過去にも数回訪問しただけで、もう何年も釣った事がありません。ところが、1週間ほど前に栃木のKさんが単独入渓しており、巨大な魚を大バラシしたらしいのです。この話を聞いていた私は、この日、良いお天気で気温も上がりそうな事から、久しぶりに入渓してみたという訳です。ただ、非常に良いお天気だったため、朝早い時間帯は写真撮影に忙しく、入渓したのはもう11時半を回っていました。寒波が抜けきっておらず、時合いはどうせお昼頃だろうと考えての入渓でした。

久しぶりに釧路の大河川へ出漁最大は遡上アメマス40cm(Click拡大)気温は15℃近くまで上がったが・・

水量が多いため、Sukari50ssDeepを中心に、主にニジマスのポイントを釣り始めると、すぐに魚信が出ましたが、残念ながら40cmの遡上アメマスでした。暫く釣り続けると、渓が大きく曲がった場所に岩盤が水中で垂直に2mほど切り立った場所があり、Sukariを少し沈めてからリーリングしてくると、岩盤の角の付近でガッと岩に根掛かり・・と思ったのですが、これが失敗でした。実は大物が喰い付いていたのですが、根掛かりと勘違いしてアワセが弱く、ドラグをジーーと唸らせながら5mほど走った後、アッサリと鉤が外れてしまいました。

なぜか35cm前後の型ぞろいだった16時過ぎまで粘ったがニジマスは出ず帰路には無数の雪虫たちが舞っていた

その後は釣り下がりながら釣りましたがニジマスの姿は全く無く、35cm前後の型揃いのアメマスばかりがヒットしてきます。そして帰り道に付近を通過する時、なんと!60cmほどもある巨大なアメマスが、正にバラした岩盤の付近で、白い腹と白い胸鰭を見せながら、ガバっとライズするのが見えたのです。栃木のKさんの話でも、大物の引き方はアメマスそのものであり、恐らくこの大アメマスがKさんにも私にもヒットしていたのではないかと思われました。結局、この日の釣果は、アメマスばかり40、36、36、35、35、31、30、25cmの8尾と、数の上では大漁でしたが、ニジマスの姿は全く見えず、ガッカリでした。

【使用タックル】
CarddiffNX/S72L、VanfordC3000HG、CastawayPE25lb(1.5号)+GrandMaxFx2.5号、Sukari50ssDeep/クラシック/オイカワOB、他

【10月24日(火)別海の遡上アメマスの渓リベンジ】

4日前に栃木のKさんと入渓した、別海の遡上アメマスの渓へ、リベンジのつもりで向かいました。4日前は寒波の冷たい雨で活性が低く、13時ころから1時間ほど活性の高い時間帯があったものの、釣果は散々でした。今回は良いお天気で暖かく、活性は高そうでしたが、透明度が非常に高くなっていたのが気になりました。釣り始めたのは11時ころからでしたが、まずは下写真の渓でミノーを投げると、1投目から30cmほどのアメマスが喰い付いてきました。その後は、30cm前後ばかりが3尾続き、次に40cmジャストの斑点の大きなアメマスがヒットしてきました。

4日前にも行った別海の渓でリベンジこの日は25cm前後が多く釣れたピーク時はこのポイントで9尾釣れた

ただ、透明度が高いためか、ミノーを垂らして障害物回りを探る釣り方では全く反応がありませんでした。むしろ、この釣り方をすると、小さなアメマス達が怯えて散って行くのが良く見られました。ごく小さなポイントでも、20cm足らずのアメマスが何尾も潜んでいる事が判り、その魚影の濃さには驚かされました。そして15時ころ、冷たい風が吹き始めて気温が下がると、ピタリと釣れなくなりました。15時までの4時間ほどを釣って、アメマスばかり40cm1尾、30cm台5尾、全部で30尾の釣果となりましたが、この日も大アメマスは出ず、リベンジできたのかどうか、微妙なところでした。

最大は40cm止まりと物足りなかった15時頃に気温低下で釣れなくなった丹頂の繁殖期末で群飛が良く見られる

【使用タックル】
CarddiffNX/S72L、VanfordC3000HG、CastawayPE25lb(1.5号)+GrandMaxFx2.5号、Ryuki50S匠/チャート、Eden50H/チャート、他

【10月25・26日(水・木)紅葉の阿寒湖は大ニジマス狙いだが】

10月の湖はアメマスが産卵のために川や浅瀬に入るため、代わりに大ニジマスのチャンスとなります。しかし、今年の阿寒湖のトローリングでの釣果は異常です。10月に入り、既に4回の釣行を重ねていますが、これまでニジマスはゼロ、アメマスも極端に少ないのです。この両日は久しぶりに風の弱い予報が出たため、リベンジのつもりでボートを出しました。25日は朝8時半頃から出漁しましたが、まずはこの時期ならではのチップの産卵を見に行ってみました。国内のチップの原産地は、阿寒湖とチミケップ湖だけとされていて、貴重な場所なのです。

阿寒湖のボート釣り券¥2,000-/日也阿寒湖の紅葉も終盤(Click拡大)平日にも関わらず20名ほどの釣り人

数年前は産卵床が複数みられ、魚影も多くみられたのですが、今年は同じ場所で産卵床が1つだけ、魚影も10尾ほどだけしか見られず、その衰退ぶりが気になります。チップは釣り人の並ぶ屈斜路湖などではなかなか釣れませんが、実はプレッシャーが無いと簡単に釣れるものです。1投目で1尾だけ釣り、写真を撮影してリリースしました。その後はこれまで通りにハンドトローリングを続けましたが、なぜか全く反応が無く、最初のヒットはもうお昼過ぎでした。その後は1時間に1尾程度の退屈な釣りとなり、結局、この日はアメマス51、48、48、40cmの4尾で終わってしまいました。

水温は13℃台まで低下していたまずはヒメマスの産卵を見に行った最大はアメマス51cm(Click拡大)

翌26日は少し早く7時過ぎに出漁してみましたが、早朝は湖面全体が靄に包まれていて、方向感覚が無くなり、難儀しました。ただ、薄暗い時間帯に岸釣りでニジマス51cmが釣れていて、この時間帯にも短い時合いがある様です。初夏から夏にかけては、岸釣りよりも圧倒的にトローリングの方が釣果が上がりますが、どうもこの時期は岸釣りの方が効率の良い日がある様です。この日もハンドトローリングには反応が鈍く、釣れたのはアメマス47、40、33、29cmの4尾のみで、前日よりも更に寂しい結果でした。暖かい時期には日に30尾近くものヒットが見られ、退屈しませんが、今回は両日ともに延々と退屈な時間が続いてしまい、本当にガッカリでした。

翌日も紅葉日和の良い天気(Click拡大)この日も岸からの釣り人は20名ほどこの日はアメマス47cmまで4尾だけ

さて、下図にこの3年間の阿寒湖での10月単月の釣果を比較してみましたが、ご覧の様に1回当たりの平均釣果尾数は、ニジマス・アメマス共に激減しています。釣果の減少は全道のほぼ全ての魚種において見られる現象ですので、阿寒湖においても驚く事ではありません。特にこの3年間は、昨年までコロナの影響で釣り人が少なかった事に加え、今年は温暖化の影響で異常な熱波が続き、魚影に少なからず影響した可能性が考えられます。11月に入るとアメマスの産卵が終り、数が釣れる様になるはずですので、可能であれば確かめに行きたいと思っています。それにしても、来年以降はいったい、どうなってしまうのでしょうね。

 21〜23年の10月の釣行1回当たり釣果尾数(20年までは別の湖をメインとしていたため、阿寒湖の釣行回数が少なく比較不可)

【使用タックル】
CarddiffNX/S83ML、VanquishC3000、CastawayPE30lb(2号)+Nanodax17.5lb、
TailWalkKeison(鮭鱒)90、Biomaster3000、CastawayPE30lb(2号)+Nanodax20lb、
Sukari60deep/Rグリーン/OB鮎(SBL改)、Ryuki70S/赤腹ヤマメ(SBL改)、他

【10月30日(月)オショロコマの産卵を見に行くも・・】

オショロコマの産卵活動を見たくて、10月16日にも訪問したオホーツクのオショロコマの渓へ向かいました。この2週間で紅葉もすっかり終り、渓の風景は寒々しいものに変わっていました。いつも産卵床の沢山見られるお気に入りの場所に入りましたが、しかしなぜか今回も産卵床は一つも見つかりません。2週間前は少し早過ぎて産卵床が見られなかった様なのですが、今回は逆に産卵活動が終わってしまっていたのか、1組だけ産卵を終えたらしいお腹の細くなったメスの回りに、複数のオスたちが群がっている姿が見られただけでした。(下右写真はビデオでは有りません)

オホーツクのオショロコマの渓へなぜか産卵床が一つも見つからない1ヶ所だけ群れを発見した(ビデオでは無い)

またまた空振りとなってしまったため、仕方なく午後は大きく移動して、1週間前に大アメマスを大バラシした釧路の大河川へリベンジのつもりで入りました。ただ、こちらも目算が大きく外れ、入渓したとたんに下流側から釣り上がってきたフライマンと出くわしてしまい、万事休す。ただ、フライで釣った後でも、ルアーで釣れる事は良くあるため、竿抜けポイントを選んで釣ると、尺ニジマスと36cmほどのアメマスがヒット。しかし、人の釣った後では大物は期待もできず、1時間ちょっとで納竿しました。

午後は釧路の大河川で大アメマス狙い尺ニジマスとアメマス37cmだけビートの収穫が終わると本格的な冬到来

【使用タックル】
CarddiffNX/S72L、VanfordC3000HG、CastawayPE25lb(1.5号)+GrandMaxFx2.5号、Sukari50ssDeep/オイカワ、他

【10月31日(火)10月最後はオホーツクの小ダム湖で気分転換】

今シーズンは大物がなかなか釣れません。これほどまでに釣れないと、大物を追い掛けるのも疲れてきます。この日は気分転換にと、オホーツクの小さなダム湖で、紅葉を見ながら小物釣りを楽しむ事にしました。このダム湖での釣りは今回で2回目ですが、前回は夏の高水温時であり、小さなニジマスが僅かに釣れただけでした。もっとも、地元の人たちに聞くと、大物は釣れた事がないらしく、せいぜい40cm程度までのニジマスとアメマスが釣れるだけとのこと。ただ、魚影はかなり濃い様で、ボーズ逃れの釣り堀の様な存在のダム湖らしいのです。

オホーツクの小ダム湖へ(Click拡大)水温は10℃、インレットは5℃と低い岸からの釣り人はたった1人だけ

ならば、気分転換には持ってこいのダム湖だろうと言うことで、この釣り場を選びましたが・・・驚いたのは、9時半ころから15時前まで5時間ほどの間、ハンドトローリングで絶え間なくコンスタントにおチビちゃんが釣れ続いたことです。この日の釣果は全部で33尾と、トンデモない尾数となったのですが、ニジマスは33cmまで計20尾、アメマスは38cmまで計12尾、サクラマス31cm1尾と、呆れるほどにおチビちゃんばかりでした。でもま、ほぼ快晴に近い穏やかな良いお天気の下、白樺をメインとする非常に美しい紅葉を眺めながら、おチビちゃんたちにお相手してもらったのは、それなりに楽しめました。

ニジマスは33cmまで実に20尾を数えたアメマスは38cmまで,尺上6尾,計12尾沖で1尾だけサクラマス31cmもヒット

【使用タックル】
CarddiffNX/S72L、VanfordC3000HG、CastawayPE25lb(1.5号)+GrandMaxFx2.5号、
途中から:CarddiffNX/S83ML、VanquishC3000、CastawayPE30lb(2号)+Nanodax17.5lb、
Ryuki60/50S/赤腹ヤマメ、Sukari50ssDeep/オイカワ、他