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単独釣行レポート
北海道釣行日誌2023(12)(10月1日〜10日)
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10月になりました。北海道では早くも紅葉が始まり、ダイナミックな季節感の楽しめる季節となりました。多くの湖水の表層温度も、渓魚たちの適水温の範囲まで下がり、岸からの釣りの楽しい季節を迎えています。また、渓では遡上アメマス、湖では婚姻色の綺麗なチップ、海では鮭・カラフトマスなど、この時期ならではの釣りも楽しめます。渓魚たちは冬に備えて食欲の旺盛となる時期であり、ルアーやフライにも良く反応してくれます。トラウトフィッシングは今、秋のトップシーズンです。(下写真は、紅葉の始まった阿寒湖)
注:釣り場の特定を防ぐため、風景画像に大幅な修正を加えるか、同イメージの別の場所の写真を使用しています。ご了承下さい。
【10月1日(日)秋のトップシーズンスタート】
このところ体調が良く無く、釣りをしていませんでしたが、10月に入り我慢できなくなり、午後からニジマスの渓のダム上の源流部へと繰り出してしまいました。十勝のここ数日は雨が多く、ホームのニジマスの渓は濁りが強く、日曜にも関わらず、釣り人はほとんど見かけませんでした。泥濁りでも粘れば釣れなくも無いのですが、やはりこういった日は、景色も水も綺麗な源流部で釣るのが楽しいものです。釣り場はごく薄い笹濁りでルアー釣りには最適の状況で、この日は新品のSukari50ssDeepオイカワオレンジベリー1個だけで釣り続けました。
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小雨の中、ダム湖上流の源流へ | 産卵後なのか、痩せたアメマス51cm | 源流部では早くも紅葉が始まっている |
釣り始めたのはもう14時半を回っていましたが、小雨で薄暗く、水量もやや多めで活性の高い状態でした。そのためか、なんと1投目で51cmもあるダム遡上アメマスがヒット。ただ、産卵直後なのか、痩せて馬力が無く、あっさりランディング。そのまま釣り下がりながらミノーを遠投し続けていると、15時半ころになり、遥か30mほど先で強烈な魚信が出て、魚が大ジャンプしました。久しぶりのニジマスの強い引きに、ハラハラしつつも実に気持ちの良い時間を楽しめました。最近はフライやスピナーで釣る事も多いのですが、やはりミノーで釣る良型ニジマスは最高ですね。
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Sukari50に来たニジマス(Click拡大) | 良型ニジマス42cmと私 | 40cm超えのアメマスも追加 |
【使用タックル】
CarddiffNX/S72L、VanfordC3000HG、CastawayPE25lb(1.5号)+GrandMaxFx2.5号、Sukari50ssDeep/オイカワOBのみ
【10月2・3日(月・火)十勝のニジマスは35cmの法則】
体調と車の不調で十勝から動きたくても動けず、両日ともにホームグラウンドのいつもの渓でお茶を濁しました。1日目はルアーで、2日目はフライでと、10時ころから夕方まで頑張りましたが、寒波で急に寒くなったせいか、釣果はイマイチでした。それにしても、十勝でニジマスを狙う時、私には一つの法則があります。なぜか行けば35cmくらいまではほぼ間違いなく釣れるのですが、より大物は滅多に釣れないのです。私なりに勝手に「35cmの法則」と名づけていますが、この両日も全くその通りでした。
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動きたくても動けず十勝でニジマス狙い | この日は34cmまで6尾の釣果 | 夕方はまるで木枯らしの様な寒さで不発 |
2日は11時ころから釣り始めましたが、お昼ころにBretton#2金赤に34cmがヒットした以外は、お決まりのおチビちゃんばかりがポツポツと。夕方に期待しましたが、寒波のせいか木枯らしの様な冷たい風が吹き、ピタリと反応が無くなりました。翌日も別の渓へ繰り出しましたが、やはりお昼頃にアウトリガーのプリンスニンフに、前日と同じ様な34cmがヒット。それ以外はやはりおチビちゃんのオンパレード。結局、2日とも34cmまで6尾づつと、全く同じ釣果になってしまい、我ながらにビックリ。見事なお茶の濁し方でした。
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翌日も別の渓へ繰り出したが寒波で渋い | この日も同じく34cmまで6尾の釣果 | こんな綺麗なニジを釣りたいものだ |
【使用タックル】
CarddiffNX/S72L、VanfordC3000HG、CastawayPE25lb(1.5号)+GrandMaxFx2.5号、Bretton金赤、他
Brookstone906、NoBrand1850円WF-6Fライン、EchoIonFlyReel4/5、TiemcoStandard0X9F、GrandMaxFx2.0号、プリンスニンフささめ管付きチヌ3号、他
【10月4日(水)往年のアメマスの銘渓へ再度】
午後の遅い時間に2時間ほどだけ、往年の道東のアメマスの渓へ、再度、入渓してみました。9月初にも同渓に入渓しましたが、鮭がスレで引っ掛かって来た以外は、何も釣れませんでした。今回は水温も下がっていて、夕方のベストタイムでもある事から、食い気のあるアメマスがいれば間違いなく釣れるハズでした。まずは下流部の瀬のポイントで釣ってみましたが、これが何も反応が無く、どうせ釣れないだろうと諦めかけていると、最後の最後に投げたポイントで魚信が出て、ジャスト40cmのどうみても遡上物のアメマスがヒットしてきました。
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道東の往年のアメマスの渓へ再び | なぜかこの40cm1尾だけが釣れた | こんなチビヤマメが相変わらず釣れる |
日が陰り始めた時間になって、今度は少し上流のいつも良く入渓している付近へ移動。しかし、ここでもルアーには何の反応もありません。この釣りは鮭の産卵床を探して、そのすぐ下流側で流れてくる卵を狙って待っているアメマスを釣るのが定石ですが、まず鮭の産卵床が見つかりません。1つだけなんとか見つけ、その下流にルアーを投げ続けましたが、これまた何の反応も無し。どうやら上記の40cmは奇跡的にごく僅かに遡上してきたアメマスが釣れた様です。アメマスの小型化の始まった2013年以降、毎年数回のペースでこの渓の様子を見守ってきましたが、そろそろ限界の様です。
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紅葉の始まりかけた渓の上流部 | 鮭の産卵床は1つしか見つからず | 数少ないメスにオスが群がっていた |
【使用タックル】
CarddiffNX/S72L、VanfordC3000HG、CastawayPE25lb(1.5号)+GrandMaxFx2.5号、Eden50Hグリーンゴールドヤマメ、他
【10月7日(土)雨後の別海のアメマスの渓は最高】
5日〜7日午前まで、北海道は寒気を伴った低気圧=寒冷渦が停滞し、大気不安定で暴風と豪雨の大荒れになりました。ただ幸いにも、道東だけは降雨量が少なく、濁りで釣りにならない可能性もある中、午後から別海地方の遡上アメマスの渓へ繰り出してみました。現地に到着すると、幸いにも濁りはそれ程でもなく、むしろルアー釣りには最適な状況でした。渓は一度は洪水状態になったのか、渓畔には足跡の全くない砂が堆積していました。そして、いつもの入渓地点から釣り始めると、ほとんど入れ食いの非常に楽しい時間が待っていたのです。
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意外にも濁りはそれ程でもなく釣り可 | 産卵を控えこんなイワナも数尾出た | 45,43,40cmと良型がポツポツと出た |
濁りが適度だったためか、浅いポイントからはおチビちゃんが連発で出て来てくれました。最初はいつものSukari50S匠で釣りましたが、深いポイントでは沈みが足らず大物が出て来てくれません。そのため、途中から重いEden50Hに切り替え、深いポイントだけを狙いました。これは正解だった様で、下左写真の様なブツカリの深く掘れたポイントで良型が次々に釣れ始めました。10月に入るとサクラマスも居なくなり、アメマスだけを効率良く狙えたのも良かった点です。たった3時間足らずの釣りでしたが、最大は50cmジャストで、他に45、43、40cmと40cm以下22尾の合計26尾の大漁でした。
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このポイントで大物が2尾ヒット | この日の最大は50cm(Click拡大) | 遡上アメマス50cmと私 |
【使用タックル】
CarddiffNX/S72L、VanfordC3000HG、CastawayPE25lb(1.5号)+GrandMaxFx2.5号、Eden50H/グリーンゴールドヤマメ、Sukari50S匠/チャートヤマメ、他
【10月8・9日(日・月)雨後の阿寒湖のトローリングは最低】
5日から3日連続で大雨だった道東も、この両日は風の弱い好天となる予報となり、阿寒湖へ繰り出しました。ちょうど3連休と重なったため、観光客も非常に多く、いつも行く飲食店に入店できないほどでした。湖水温も16℃台まで下がり、岸からの釣りも最盛期を迎えていて、岸辺には釣り人が実に沢山見られました。ただ、予報に反して8日午前中は風が強く、様子見しながら出船したのはもう11時過ぎでした。この時期はアメマス達が産卵で川や浅瀬に入るため、ニジマスの良く釣れる季節となります。この日は大ニジマス狙いで、高速のハンドトローリングに徹することにしました。
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阿寒湖ボート釣り券 ¥2000-/日 | 3連休とあって岸からの釣り人も多数 | 水温16度台だが水深15m付近に魚影 |
ただ、この日は急激に気温が低下したせいか、出船後しばらくは無反応で、最初の1尾が釣れたのはもう13時を回っていました。14時ころには写真下中央のポイントで強烈な魚信が出て、40cmほどのニジマスがヒットしましたが、残念ながらボートの横でバレてしまいました。ニジマスは横に回転して実にうまく鉤を外して行きます。その後も16時ころまでポツポツとアメマスのヒットが続きましたが、なぜか活性が低く、アメマスは53、53、47、45cmの4尾だけと寂しい限りでした。なお、水深15m付近に見える魚影は、ジギングにも反応せず、チップの年魚の様に思われました。
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この日の最大は53cm(Click拡大) | 14時頃、ここで40cm程のニジマス | 夕方は雲一つ無い快晴で翌日に期待 |
翌朝は快晴の非常に良いお天気となり、期待して早朝8時過ぎには出船しました。ただ、この日は更に急激に気温が下がり、十勝や富良野では氷点下となりました。そのせいか、1尾目の小さなニジマスが釣れたのは、もう10時半過ぎでした。そして、ここからいつもとは全く異なる展開となりました。11時過ぎまでにバタバタと小さなアメマスの魚信が連発して3回あり、一瞬ですが大漁の予感がしました。しかし、11時を過ぎると突然風向きが変わり、無風に近い状態から一気に波が高くなってしまいました。しかも風が冷たいのです。真冬用の防寒具を着ていてもブルブル震える寒さでした。
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翌朝は快晴無風状態だったが・・・ | この日も岸からの釣り人で一杯だった | ワカサギの撒き餌でも釣れていない |
そしてその後は15時ころまで頑張りましたが、なんと魚信は1度も有りませんでした。途中、阿寒湖名物?のワカサギの撒き餌をするフライマンを見つけ、釣りながら遠巻きに30分以上も観察していましたが、全く何も釣れていませんでした。撒き餌には鳥たちが群がり、沖に流れてきたワカサギをついばみに下降してきます。その付近でミノーを流せば、大ニジマスが釣れることが良くあるのですが、この日は全くの不発でした。どうやら風が吹き気温が急低下した事に加え、快晴で明る過ぎたのが釣れなくなった原因ではないかと考えています。こんなに釣れない日もあるんですね。
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10時半過ぎにニジマス28cmがヒット | 11時頃までに3回魚信が連発したが・・ | 今年の紅葉は遅れていて未だ2分程度 |
【使用タックル】
CarddiffNX/S83ML、VanquishC3000、CastawayPE30lb(2号)+Nanodax17.5lb、Ryuki70S/赤腹ヤマメ(SBL改)
TailWalkKeison(鮭鱒)90、Biomaster3000、CastawayPE30lb(2号)+Nanodax20lb、Sukari60deep/Rグリーン(SBL改)、他
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