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単独釣行レポート

北海道釣行日誌2023(7)(8月11日〜20日)


8月11日から20日頃までは、全国的にお盆休みとなり、北海道は行楽客でごった返します。有名な渓流釣り場も、遠来の釣り人たちで溢れかえり、サラリーマン諸氏には申し訳ありませんが、殆どまともな釣りになりません。私の様な無職老人は、お邪魔をしない様に混雑を避けて、お盆の過ぎ行くのを見守るばかりです。未だ30℃超えの日も時折りはありますが、概ね猛暑も治まり水温も落ち着いてきました。南部ではカラフトマスやシロザケの釣果も聞こえ始めたこの時期は、秋の本格的な渓流シーズンに期待が膨らみます。(下写真は、阿寒川のキャッチ&リリース区間)

注:釣り場の特定を防ぐため、風景画像に大幅な修正を加えるか、同イメージの別の場所の写真を使用しています。ご了承下さい。


【8月12日(土)久々に管釣り「ファミリーパーク更別」へ】

11日はお盆休みの初日であり、大勢の行楽客で大混雑でした。加えて未だ帯広では30℃超えの日が続いていて、洗濯や買い物で過ごしました。お盆の時期はこんな日が多くなるものです。この日12日の十勝は最高気温が前日の32℃から26℃へ急低下し、一気に過ごし易くなりました。そのため、久しぶりに管釣りの「ファミリーパーク更別」で遊んできました。いつものC&R専用池(1日券2500円の格安!)へお昼前に入りましたが、この日はこれまでとはちょっと違った状況にとても驚かされました。気温急低下でお魚さんたちも元気が出たのか、この日は異様とも言えるほどの活性の高さで、釣れ過ぎて困ったのです。

大混雑の渓を避け管釣りのFP更別へお盆休みで餌釣り池は賑わっていた釣れた事の無いカディスでも釣れた

まず最初にペレットフライを投げると、魚たちが猛然と集まり始め、目の前に巨大なマス玉が出来てしまいました。こりゃイカンと思い、次に浮くペレットを投げると着水と同時にバケモノの様なドナルドソンがヒット。Kフライ、Kマラブー、とフライを替えても全て1投目でヒットします。ここではこれまで釣れた事のなかったカディスでも一発ヒット。更にルアー竿を持ち出して試してみる事に。すると小さなスプーンにも1投目でヒット。最後は阿寒湖用に作ったRyuki70Sを投げると、猛スピードで追い掛けて来て食らい付いてしまいました。結局、10尾ほど釣ったところでいつもの様に腕が痛くなり、たった2時間ほどで納竿となってしまいました。こんな日もあるんですね!

管釣りで拾ったスプーンも1発ヒット最後はRyuki70S(SBL改)でも1投目最大は75cm程のバケモノ(Click拡大)

【使用タックル】
フライ:3000円の#5/6中古フライロッド、NoBrand1850円WF-6Fライン、EchoIonFlyReel4/5、TiemcoStandard0X9F、GrandMaxFx2号、ペレット茶管付グレ3号、木製ペレット、Kフライ#14、Kマラブー#10、カディス#12、他
ルアー:CarddiffNX/S72L、VanfordC3000HG、CastawayPE25lb(1.5号)+GrandMaxFx2.5号、管釣りで拾ったスプーン赤、Ryuki70S/赤腹ヤマメ(SBL改)、他

【8月13〜15日(日〜火)お盆は十勝で忍耐の小物釣り】

お盆休みはどこの渓も釣り人で一杯で、私の様なジジイは皆さんのお邪魔にならない様に、大人しくしているに限ります。この数日は、十勝でお盆休みが過ぎ行くのジッと待つ事としました。ただそれでも、夕方の涼しく釣り人の少ない時間になると、釣れないのを覚悟で少しだけ渓畔を歩きました。13日はお昼頃からホームの渓の様子を見に行きましたが、いつもの橋の上から渓を覗き込むと、目の前に3人の釣り人が見えます。道東では、2日前から急に涼しくなったためか、この日はそんな状況下でも良く釣れていた様です。目の前で小さなニジマスが釣れていました。

橋の上から覗くと釣り人が3人見えるなんとか釣り人のいないポイントへこの日は2時間半で31cmまで3尾

私も夕方に少しだけ入渓してみましたが、混雑の割には反応は良く、2時間半ほどで31cmまで3尾の釣果でした。翌14日は十勝南部の渓へ久々に行ってみました。ただ、この渓でも釣り人だらけでした。お昼前に到着して、橋の下で昼寝をしていると、次から次へと釣り人がやってきます。私の車を見て諦めて引き返す人もいれば、お構いなしに目の前で竿を出す人も。見ているだけで5人の釣り人が橋の下にやってきました。そんな状況でも、15時過ぎから釣り始めると、3時間ほどで32cmまで4尾ほどの釣果があり、十勝の渓は小物ならどこでも釣れますね。

久々に十勝南部の渓にも行ってみたこの日は3時間で32pまで4尾十勝は春蒔きタマネギの収穫の季節

更に翌15日は、またまたホームのニジマスの渓に戻り、やはり夕方の2時間ほどだけ竿を出しています。恐らく朝から何人もの釣り人が、ルアーを投げフライを振ったであろう超有名ポイントを2ヶ所だけ釣りましたが、やはりこの日も32cmまで4尾の釣果でした。それにしても、3日連続で尺ちょっとまで数尾と、まるでお決まりの様な釣果になったのは、我ながら驚きました。もっとも3日とも夕方の2〜3時間だけの釣りであり、最初から気合も入っていません。朝から何人もの釣り人たちに散々叩かれまくった後であり、釣れただけマシと言う事でしょうか。

3日目はホームの渓へ舞い戻ったこんな大場所でも小物しか出ないこの日も2時間で32cmまで4尾

【使用タックル】
Brookstone906、NoBrand1850円WF-6Fライン、EchoIonFlyReel4/5、TiemcoStandard0X9F、GrandMaxFx2.0号、プリンスニンフ管付きチヌ3号、クロカワ虫ニンフTMC3761#8黒、他

【8月17日(木)久々の大雨で大ニジマスのチャンス到来】

台風7号の影響で、十勝では16日に50mm前後の雨が久しぶりに降りました。お盆の喧噪も16日までに概ね終り、この日の朝は、濁りの強さで皆さん諦めたのか、釣り人は誰もいませんでした。下左写真は朝9時ころの十勝のニジマスの渓ですが、これでも透明度は50cmほど有り、工夫をすれば十分に釣れます。こういった日はフライよりもルアーの方が圧倒的に有利であり、この日はスピナーのBretton銀赤#2のみで通して釣る事にしました。虫を食べているニジマスにとって、スピナーは大きな虫に見えるのか、ミノーなどよりも遥かに良く釣れます。

透明度は50cmほどだが十分に釣れる濁りでニジマス達はボサ下などに退避スピナーを引く時は竿先を水中に入れる

こんな濁りの強い日は、ニジマス達は普段のポイントのずっと下流部の流れの緩い場所にあるボサの下などに退避しています。ただ、濁りで餌は十分に捕れていないため、腹ペコであり、ルアーには良く反応してくれます。スピナーを投げ、底から10cmほどの深さに竿先が位置する様にロッドを水中に突っ込んでリーリングします。こうしないと、スピナーはすぐに浮き上がってしまい、釣れません。こんな風にして釣っていると、10時ころになって強烈な魚信が出て、下写真の41cmがヒットしてきました。ただ、この日は帯広で31℃の予報が出ていて、お昼前には汗だくになり退散しました。

ルアーで出た久々の良型(Click拡大)良型ニジマス41cmと私夕方はここでチビニジを15尾連発

【使用タックル】
CarddiffNX/S72L、VanfordC3000HG、CastawayPE25lb(1.5号)+GrandMaxFx2.5号、Bretton銀赤#2のみ

【8月18・19日(金・土)台風一過は阿寒湖で涼しいボート釣り】

お盆が終わった途端、十勝には再び猛暑がやってきました。30℃超えの日が数日は続くとの予報で、暫くの間、涼しい釧路地区へ避難することにしました。この日は阿寒湖で涼しいボート釣りを楽しみました。実は阿寒湖は盆地で、十勝に負けないくらい暑いのですが、湖面上は湖水で冷やされるため、ボート上はとても涼しいのです。朝8時ころ出船しましたが、いつもの様に暫くは何の反応もありません。10時近くになって40pほどの金アメマスが釣れると、その後はコンスタントに釣れ続きました。12時から14時ころまでは、お決まりの様に釣れない時間が来ますが、その後は夕方までまた飽きずに釣れ続いてくれました。

阿寒湖のボート釣り券と岸釣り券台風一過で良いお天気の阿寒湖へ特定の場所に魚たちが集結していた

そして、8時間ほど釣って、この日はアメマス52cmを最大に40cm台13尾、40cm以下10尾の計24尾に、30cm前後のチップが2尾と、数の上ではいつも通りの大漁でした。しかし、本命のニジマスは1尾もヒットせず、この時期のニジマスの釣り方がいつまで経っても判りません。ただ、この日は一つ大きな発見がありました。場所は明かせませんが、右上写真の様に湖底に魚たちがごっそりと集まっている場所が2ヶ所ほど見つかりました。最初はチップの群れかと思ったのですが、ジグを投入すると次から次へと良型のアメマスが面白い様に釣れ、どうやらアメマスも多数集結している様でした。

この日の最大は52cm(Click拡大)金アメマス52cmと私ジギングでも10尾ほど良く釣れた

翌19日もボート釣りの予定でしたが、風の強くなる予報に変わったため、放流釣り場の阿寒川・瓢箪湖でヒマを潰すことに。ただ、土曜とあって釣り人がやたらと多く、良いポイントに入れず難儀しました。救いだったのは、お盆で相当に釣られたらしく、前々日の木曜に追加でかなりの量のニジマスを放流したらしいのです。そのため、ペレットフライでも釣れてくれました。またKフライにはとても良く反応し、足元の魚にアウトリガーニンフで流すだけでも釣れました。夕方には瓢箪湖にも行きましたが、誰もおらずヒグマが出そうでヒヤヒヤしながらの釣りで、50cmほど1尾だけを釣って、退散しました。

19日は風が強く阿寒川でヒマ潰しペレットフライにヒットした50cmほどKフライに出た54cmほど(Click拡大)

【使用タックル】
18日:TrollingRod110、チタノス舟GT3000、MasonLeadCore18lb、Nanodax20lb、
   TrollingPepper100(SingleBarbLess改)、Eden60H/TS(SBL改)、Sukari60Deep/Rグリーン(SBL改)、他
   CarddiffN/S83ML、VanquishC3000、CastawayPE30lb(2号)+Nanodax17.5lb、
   ジグスプーンCM35gピンク(SBL改)、他
19日:3000円の#5/6中古フライロッド、NoBrand1850円WF-6Fライン、EchoIonFlyReel4/5、
   TiemcoStandard0X9F、 GrandMaxFx1.75号、Kフライ管付きグレ3号、ペレット茶管付グレ3号、他