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単独釣行レポート

北海道釣行日誌2022(8)(10月11日〜20日)


北海道は平野部でも紅葉の真っ盛りとなり、道内は今秋一番の美しい季節を迎えています。多くの湖や渓流・清流は、沢山の釣り人たちで賑わい、晩秋の釣り本番となっています。そんな中、新潟から釣友の「もっくん」を迎え、9日間ほどを釣りに観光にと、一緒に楽しむことになりました。初めて北海道を訪れたもっくんには、初めての魚たち、初めての景色、初めての北海道を、存分に楽しんでもらいたいものです。引き続き、天候ともっくんに相談しながら、道内を釣り歩いてゆきたいと考えています。(下写真は、チップ釣りで賑わう道東のカルデラ湖)

注:釣り場の特定を防ぐため、風景画像に大幅な修正を加えるか、同イメージの別の場所の写真を使用しています。ご了承下さい。


【10月11日(火)】

新潟のもっくんがこの日、空路で北海道にやってきました。前日の10日は、大雨の中、千歳空港にもっくんを迎えるため、日高地方まで移動しました。ところが、10日の雨は非情にも、道南から道東で、50mmから多い所で270mmもの豪雨となってしまいました。12日はもっくんと日高の渓でブラウンを狙う予定でしたが、手の付けられない様な泥濁りの濁流になってしまい、恐らく1週間ほどは釣りにならないと思われます。10月にこれだけの豪雨が降ることなど、過去には滅多に無かったのですが、温暖化のせいか、最近は頻発しています。この時期の豪雨は、渓魚の産む卵を流してしまうため、深刻です。

日高のブラウンの渓は泥濁りにこの日は千歳市内で飲み会初北海道のもっくんと

なぜこの時期にもっくんが北海道にやってきたかと言うと、彼がチップ(ヒメマス)釣りに憧れを持っていたからです。岸から赤い綺麗なチップが釣れるのは、10月10日頃から25日頃までの2週間ほどだけだからです。折しもこの時期は紅葉の最盛期であり、観光にも向いています。そして、彼の釣りに専念できる日程は9日ほどありますので、当然ですが、大ニジマス・大アメマス・オショロコマなども狙ってもらおうと考えています。ただ、多くの河川が強い濁りで釣り不可能となってしまったのが、残念でなりません。

【使用タックル】
ありません。

【10月12日(水)】

前日までの大雨で、日高地方の本流釣り場はほぼ全て濁流となり、釣る場がありません。仕方なく、午前中はもっくんと道南のカルデラ湖でブラウントラウトを狙いました。ただ、有名ポイントを2箇所ほど釣ってみましたが、残念ながら、全く反応はありませんでした。昼間は十勝まで大きく移動すると、こちらではそれほど雨が降らなかったのか、ニジマスの渓はちょうど良い濁りとなっていました。ここでも1時間半ほど竿を出しましたが、もっくんにニジマスの魚信が2尾有ったものの、残念ながらどちらも大バラシ。結局この日は2人とも、釣果無しでした。もっとも釣っていたのはほんの3時間ほどだけで、雨後でも魚信が出ただけマシでした。

恵庭岳とブラウンを狙うもっくん十勝のニジマスの渓は丁度良い濁り十勝のニジマスの渓で粘るもっくん

【使用タックル】
ShimanoCarddiffNX/S72L、VanfordC3000HG、SunlineCastawayPE25lb(1.5号)+NanodaxShockLeader17.5lb、Sukari60Deep/OB鮎、プロビアスプーン20g/緑/赤金、他

【10月13日(木)】

前日は道東へ大きく移動したため実質3時間ほどだけの釣りでしたが、この日からもっくんの本格的な釣行となりました。幸い、風の弱い快晴の予報だったため、まずは阿寒湖へ向かいました。早朝8時ころの阿寒湖は、写真中下の様な素晴らしい良いお天気で風も無く、正に最高のボート日和。ただ、前日より最高気温が3℃ほど下がり、防寒着を着ないと我慢できない様な寒さでした。この時期の気温急低下は、特にニジマスには最悪で、お天気は良いのですが、条件としてはあまり良くありません。

阿寒湖のボート券2人分紅葉の美しい阿寒湖でボート釣り水温は14℃まで低下、10m付近に魚影

もっくんに釣ってもらいたいと、朝8時少し前に出艇しましたが、案の定、10時ころまで、まるで反応がありません。そのうち雲がどんどん広がり、風も次第に強くなってきて、10時ころには白波が立ちはじめ、またまた天気予報が大外れ。それでもハンドトローリングと続けていると、ヤイタイ島の近くでもっくんに強い魚信が出て、一瞬ニジマスかと思ったのですが、金アメマスの54cmがヒット。もっくんの北海道の初めてのアブラビレ釣果となりました。風が強いため、風裏になる釣り場へ大きく移動しましたが、途中で私のロッドに魚信が出て、サクラマス37cmがヒット。続いて11時半ころ、もっくんに2尾目のアメマス45cmがヒット。

10時ころ、もっくんの初北海道の釣果は金色のアメマス54cm金アメマス54cmともっくん

ただ、その後は魚信が途絶え、静かな時間が延々と続きました。3時ころから再び晴れ間が見えてくると、ようやく15時半ころになり、もっくんの3尾目の43cmがヒット。16時ころまで粘りましたが、結局、もっくんにアメマス3尾、私にサクラマス1尾と、阿寒湖でのほぼ最低の釣果でした。やはり気温が下がり、天候も崩れてしまうと、魚たちの活性が落ちてしまい、厳しい結果を招いてしまう様です。それでも、もっくんに大アメマスの初釣果があったのは幸いでした。もっくんの来道直前に大雨が降ったり、天気予報が大外れしたりと、なかなかうまく行きませんね。

もっくんの45cmと43cmワカサギを巻き餌する釣り師たち結局、私の釣果はこの1尾だけ

【使用タックル】
SHIMANO_CarddiffN/S83ML、VanquishC3000、SunlineCastawayPE30lb(2号)+NanodaxShockLeader17.5lb、Sukari60deep/OB鮎(SBL改)、プロビアスプーン20g/赤金(SBL改)、他

【10月14日(金)】

この日ももっくんと連ちゃんで阿寒湖を楽しみました。前日の阿寒湖は気温急低下で活性が低く、最低の釣果でしたが、この日は前日より最低気温・最高気温ともに3℃ほど高く、期待できました。前日より少し遅く8:30時ころ出艇すると、9時ちょっと前に私のロッドに45cmのアメマスがヒット。こりゃイケるかなと思いましたが、その後は暫く音沙汰無しの時間が続きました。ただ、10時過ぎにもっくんに魚信が出て50cm丁度のアメマスがヒットすると、その後はポツポツと魚信が続き、飽きずに釣り続ける事ができました。ちなみに、この50cmのアメマスは産卵直後らしく、極端な細身でした。

2日目の阿寒湖のボート券2人分2日目も朝は快晴でベタ凪だったが・・9時前に私に来たアメマス45cm
10時過ぎ、もっくんに来たアメマス50cm 産卵直後で細い魚体アメマス50cmともっくん

そして11時半ころ、大島の東岸で大きくUターンしている時、もっくんに待望のニジマスがヒット。たった35cmの中型でしたが、大きくジャンプしたり、大暴れしながら強烈な引きを見せるなど、もっくんには北海道のニジマスの魅力が十分に伝わった様です。ただ、終日晴れで南風0〜2mの予報だったのが、やはりお昼過ぎにどうみても東風で4〜5mほどの強風が吹き荒れ、またまた天気予報は大外れ。それでも13時半ころまでは魚信が出続けてくれました。結局、もっくんにはアメマス50cmを筆頭に6尾とニジマス1尾のまずまずの釣果となってくれ、前日のリベンジを果たす事が出来た様です。ちなみに、私はホスト役に徹していたため、アメマス2尾だけの釣果でした。

もっくんの北海道の初ニジマス35cm金曜で岸からの釣り人も多い阿寒湖の紅葉は今が最盛期だ

【使用タックル】
SHIMANO_CarddiffN/S83ML、VanquishC3000、SunlineCastawayPE30lb(2号)+NanodaxShockLeader17.5lb、Sukari60deep/OB鮎(SBL改)、他

【10月15日(土)】

この日の午前中の早い時間は、まずは道東のカルデラ湖で、彼の憧れの釣り物であるチップ(陸封型ヒメマス)の釣りを楽しみました。ただ、旅行支援割中の土曜とあってか、釣り場にはチップ狙いの釣り人が40人ほども並んでいて大混雑でした。こういった場合はチップ達が非常にスレてしまい、殆ど釣れなくなってしまいます。ただ、この湖では昨年10月から動力船の使用が禁止されたため、チップ釣りの漁師が居なくなり、魚影がかなり増えた様です。そのためか、全体に皆さん良く釣れていました。

旅行支援割+土曜で釣り人だらけ婚姻色の美しいチップ(ヒメマス)チップ35cmともっくん

チップは自身の色と同じ様な赤いミノーに良く反応しますので、使わなくなった適当なミノーを赤マジックで塗り潰して釣って貰いました。チップ釣りには独特の釣り方が必要ですが、もっくんは教えた通りにすぐに釣り方をマスターしてくれ、あっと言うまに5尾ほどのチップを釣りあげていました。ただ、足元に群れているチップの健気さを見ていると釣るのが可愛そうになり、2時間ほどでこの釣りは切り上げました。その後、お昼ころは屈斜路湖畔をぐるりと周り、硫黄山や摩周湖を観光。お天気がイマイチでしたが、紅葉真っ盛りの中、道東の国立公園を一気に見てまわる事ができました。

もっくんはすぐに釣り方をマスターお昼ごろは屈斜路湖に硫黄山に・・摩周湖などを観光して周った

更に午後14時ころからは、道東の湧水の渓で小イワナ釣りを楽しみました。こちらはバイカモの生い茂る渓相となっていて、ルアーで釣るには独特の釣り方が必要です。バイカモの間にできた水路の様な流れの中を、小さなミノーで逆引きすることで、バイカモの下に隠れていたイワナたちを次々と釣りあげることができるのです。もっくんは、こちらもすぐに釣り方をマスターしてくれ、あっと言う間に10尾ほどの小さなイワナやヤマメを釣りあげていました。たった1日で2つの釣りと数か所の観光にと、もっくんにとっては、この日はとても有意義な1日となってくれた様です。

午後は道東の湧水の渓で小イワナ釣りこちらもすぐに釣り方をマスターこんなチビイワナが10尾づつほど

【使用タックル】
ShimanoCarddiffNX/S72L、VanfordC3000HG、SunlineCastawayPE25lb(1.5号)+NanodaxShockLeader17.5lb、Ryuki50S/赤マジック改/赤腹ヤマメ、他

【10月16日(日)】

この日の午前中は快晴の予報だったため、思い切って知床方面へ観光に向かいました。折しも知床は紅葉の最盛期であり、弟子屈からウトロまでの道中や羅臼岳を臨む知床横断道路北側では、非常に美しい紅葉の景色を堪能することができました。ただ、この日は羅臼側から湿った空気が半島を横断していた様で、知床峠を羅臼側に抜けると、分厚い雲におおわれていたのが少し残念でした。その後は知床小河川で、もっくんが未だ釣った事のないオショロコマの釣りに挑戦してもらいました。

午前中は快晴で、知床へ観光に羅臼岳の綺麗な知床横断道路知床の下流部はヤマメしか釣れない

1つ目の釣り場は下流部のごく普通のポイントでしたが、この時期はオショロコマ達が産卵のため、小沢に入り込んでいる様で、小さなヤマメ以外は何も釣れませんでした。仕方なく、堰堤と堰堤の間で脇に小沢の無いエリアを選び、主に上流側の堰堤の下を釣ってみる事にしました。なぜなら、オショロ達は産卵のため上流へ向かいますが、堰堤下に溜まり、小沢が無いために逃げる場所が無いからです。この考え方は概ね正解だった様で、初めてオショロコマに挑戦したもっくんにも6尾ほどの釣果が見られました。ただ、釣れたのは産卵に参加していないだろう超おチビちゃんばかりで、最大でも17cm止まりでした。

堰堤と堰堤の間の流れでオショロ釣りオショロは小さく最大でも17cmもっくんは1時間ほどで6尾の釣果

【使用タックル】
ShimanoCarddiffNX/S72L、VanfordC3000HG、SunlineCastawayPE25lb(1.5号)+NanodaxShockLeader17.5lb、Ryuki50/40S/赤腹ヤマメ、他

【10月17日(月)】

この日は別海地方の渓で遡上アメマスの釣りを楽しみました。この付近の渓には、例年9月初ころから10月末ころまで、海からアメマスたちが産卵の為に遡上してきます。釣り場は下写真の様な凹型の渓相で、水深は30cm前後と浅く、川底が砂地のため渓中を歩いて釣り下がる事ができます。この渓には大きな倒木が沢山有り、アメマス達の恰好の付き場となっています。また湿原特有の曲がりくねった渓は、屈曲部のブツカリで深く掘れていて、そんな深場に50cmを超える様な大物が、時折りですが潜んでいます。ただ、大物は数少なく、大部分は20cm前後のおチビちゃんばかりです。

午前中は別海の遡上アメマスの渓へこんな倒木の下の深みに大物が潜むこんなおチビちゃんは幾らでも釣れた

朝8時半ころから釣り始めましたが、20cm前後のおチビちゃんが次々とヒットして、飽きずに楽しめました。釣り始めて15分ほどで、まずは私が尺ちょうどのアメマスをヒット。9時ころにはもっくんが36cmほどの遡上アメマスをヒット。そして、9時半ころに屈曲部の深みでもっくんがどう見ても40cmオーバーの良型をヒットしましたが、残念ながらバレてしまいました。そして、11時半ころになって、私のロッドにも40cmほどの良型がヒットしましたが、こちらも大バラし。結局、もっくんには36cmまでを15尾ほど、私にも30cmまでを10尾ほど釣り、納竿しました。午後は3時間ほどかけ、十勝方面へと大きく移動しました。

この日の最大はもっくんの36cmもっくんと遡上アメマス36cm私は30cmまで10尾ほどが釣れた

【使用タックル】
ShimanoCarddiffNX/S72L、VanfordC3000HG、SunlineCastawayPE25lb(1.5号)+NanodaxShockLeader17.5lb、Ryuki50SP/チャート、他

【10月18日(火)】

もっくんの北海道釣行も、早や1週間目となりました。この間、もっくんは既に6種の渓魚を釣り上げていて、この時期に道東で釣れる魚種として、残るはブラウントラウトくらいです。そのため、この日の午前中は十勝のブラウントラウトの渓へ向かいました。この渓は比較的小さな流れですが、釣れる渓魚の8割程度がブラウンとのことで、地元の釣り師にも人気の渓です。まずはもっくんに釣って貰いましたが、この日は全国的に強い寒波が入って来ていて、札幌手稲山で初雪が積るほどに急激に気温が下がっていました。

午前中は十勝のブラウンの渓へもっくんの初ブラウンは超おチビちゃんこのポイントでブラウンがヒット

そのため、渓魚の活性も低く、9時半ころから釣り始めましたが、最初はまるで反応がありません。それでも暫くするともっくんのロッドに小さな魚がヒット。良く見ると小さなブラウントラウトで、これがもっくんの初ブラウンでした。ただ、その後は太陽が出て活性が上がったのか、10時ころ、私に27cmが、10時半ころ、もっくんに29cmのブラウンがヒット。これでもっくんはアメマス、イワナ、オショロコマ、ヤマメ、チップ、ニジマス、ブラウンと7種の渓魚を制覇?したことになりました。たった1週間でこれだけの魚種が次々と釣れたことは、正直、驚きです。

もっくんの2尾目のブラウン29cmもっくんとブラウントラウト29cm私はエスコート役のため27cm1尾だけ

午後からはもっくんの最後の願いである渓のニジマスを狙うべく、いつもの十勝のニジマスの渓へ向かいました。ただ、ニジマスはとてもデリケートな魚で、アメマスやブラウンと比べると気温低下の影響をより強く受けてしまいます。そのため、最初のニジマスのポイントでは、もっくんにも私にもニジマスの反応は全くありませんでした。ただ、13時ころになって下中央写真のポイントで、もっくんがチビニジマスをヒット。しかし、鉤を外され逃げられてしまいました。更に14時ころ、下右写真のポイントで尺前後のニジマスをヒット。しかし、大ジャンプをして鉤を外され、大バラシとなってしまいました。やはり、寒波はニジマスの敵ですね。

午後は十勝のいつものニジマスの渓へこのポイントでおチビちゃんをバラしこちらでも30cmほどのニジを大バラシ

【使用タックル】
ShimanoCarddiffNX/S72L、VanfordC3000HG、SunlineCastawayPE25lb(1.5号)+NanodaxShockLeader17.5lb、Ryuki50SP/赤腹ヤマメ、Eden50H/ヤマメ(赤腹改)、他

【10月19日(水)】

この日も渓のニジマス狙いで、朝10時前から十勝のニジマスの渓へ繰り出しました。しかし、寒波がピークを迎えていて、朝の気温は3℃と防寒具を着ていてもブルブルと震えるほどの寒さでした。冬を迎えるこの時期、多くの渓魚は気温が急低下すると著しく活性を落とします。特にニジマスはデリケートな魚で、気温の影響を強く受けてしまいます。案の定、2人で13時過ぎまで頑張りましたが、魚信が全く無く、もっくんの北海道釣行8日目にして、遂にノーフィッシュとなってしまいました。余りにも反応が無いため、その後は雪のパラつく三国峠まで、往復3時間ほどの観光ドライブを楽しみました。

朝10時前から再び十勝のニジマスの渓へ寒波のピークで震えるほどに寒い雪のパラつく三国峠までドライブ

【使用タックル】
ShimanoCarddiffNX/S72L、VanfordC3000HG、SunlineCastawayPE25lb(1.5号)+NanodaxShockLeader17.5lb、Ryuki50SP/赤腹ヤマメ、Eden50H/ヤマメ(赤腹改)、他

【10月20・21日(木・金)】

20日朝は寒波のピークとなり、道内各地で霜の降りる寒い朝となりました。それでも、午後から寒波が抜けるとのことで、期待してまたまた十勝のニジマスの渓へ向かいました。しかし、気温は未だ低く、案の定、2人で3箇所の釣り場を巡りましたが、全く反応がありません。そして、この日は不思議な事が2つほどありました。1つ目は、河原に釣り人の車が全く見られなかった事です。2つ目は、午後になって、偶然ですが、浅瀬の石の下に隠れていた1尾のドジョウを見つけましたが、これがなんと、手で掴んでも逃げません。どうやら水温急低下で動けない様です。これではニジマスは釣れる訳が無いと、この日もノーフィッシュのまま納竿せざるを得ませんでした。

20日は午前中まで寒波が抜けなかったそれでも午後まで頑張ったが反応無し水温急低下で手でも掴めるドジョウ

さて、21日はいよいよもっくんの北海道釣行最終日であり、午後には新千歳空港まで移動しなければなりません。そのため、午前中の2時間ほどだけ、最後の悪あがきで引き続き、十勝のニジマスの渓を釣ることにしました。前日に寒波が抜けてくれたため、この日は朝から随分と暖かく、この日も十勝晴れの綺麗な日でした。そして、この3日間に向かった釣り場のうち、最も可能性の高い釣り場へと向かいました。9時過ぎに現場に到着し、早速、もっくんが最も可能性のあるポイントを攻めますが、全く反応がありません。上流側へ移動しながらポイントを一通り釣り終わるともうガッカリです。

21日も朝から十勝晴れの暖かい日午前9〜11時頃まで最後のあがき15分後に同じ場所でヒットしてきた

しかし、気温が上がると寝ていた魚たちが順次ポイント内へ移動して来ているハズであり、15分ほど前にミノーを投げまくったポイントを、念のため、もう一度釣ってみることに。すると、同じミノーを同じ様に投げているのですが、なんと1投目でニジマスがヒット。もっくんの初の渓流ニジマスは31cmでした。その後は釣り場を移動しようとしましたが、前日まで殆ど見なかった釣り人の車が十数台、ゾロゾロとやって来ていて釣る場がありません。地元の釣り師たちは、釣れる日の見極めが凄いですね。私なぞ、まだまだ修行不足だと悟りました。でもま、これで彼の釣りたいと願っていた魚種は全て釣れた訳で、めでたしメデタシで、もっくんの北海道釣行は無事終了しました。

もっくんの初めての渓ニジマス31cmもっくんと初渓ニジマス31cmその後、河原は十数台の車で一杯に

【使用タックル】
ShimanoCarddiffNX/S72L、VanfordC3000HG、SunlineCastawayPE25lb(1.5号)+NanodaxShockLeader17.5lb、Ryuki50SP/赤腹ヤマメ、Eden50H/ヤマメ(赤腹改)、他