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ミニオフレポート

北海道釣行日誌2021(3)(7月21日〜31日)


今夏の北海道は蝦夷梅雨がとても早くおさまり、7月中旬以降は、強い渇水と気温の非常に高い状態が続いています。渓や湖の水温は20℃を軽く超えてきており、源流や湧水の渓意外では全く釣りになりません。そのため、8月1週目くらいまでは、キャンプや観光をメインに北海道を楽しみたいと考えています。強い降雨があれば再び渓は賑わう事となりますが、しばらくの間は、強い雨はほとんど期待できない様です。北海道の釣り師たちは今、大雨の降るのをひたすら待ち続けています。 (下写真は、オホーツクの源流釣り場)

注:釣り場の特定を防ぐため、風景画像に大幅な修正を加えるか、同イメージの別の場所の写真を使用しています。ご了承下さい。


【7月21日(水)】

前日の阿寒湖でのボート釣り(7月20日)で良い思いをした私は、この日も連荘で、巨大カルデラ湖で同じ釣りを試みました。ただ、この日は気温が30℃近い予報が出ていて、しかも殆ど雲の無いピーカンの蒸し暑い日でした。9時ころに出航し、前日の例に従って、水深20m以上のエリアをレッドコアでトローリングを開始しました。魚探には下写真の様に大きな魚影が何度も見られましたが、・・・あれれ、前日と異なって何の反応もありません。ウグイも来ないのです。延々とそんな状態が3時間も続き、12時過ぎになってようやく44cmがヒット。すると不思議にも、その後は10分置きくらいに4回ほど竿先に反応が出ましたが、残念ながら釣れたの46cmの1尾だけでした。

30℃近い蒸し暑いピーカンの日水深10〜15mに魚影は見えるが・・12時過ぎに連続して反応が出た

こんなに暑い日なのに、一応、12時過ぎに時合いが有った様で、その後はまたピタリと反応が途絶えました。体力的にもキツく、ここで15時まで昼食と昼寝を決め込みます。そして、午後は15時半ころから再スタート・・・しかし、同じ様に全く反応が有りません。1時間半ほども経過した17時前になり、ようやく魚信が出てこの日最大の見事な黄金色の金アメマス53cmがヒット。そして、納竿寸前の17時半ころに、もう1尾の53cmを追加して納竿となりました。しかし、前日のあの阿寒湖での爆釣との違いを生んだ原因は一体なんだったのでしょう。天候は前日とほぼ同じでしたが、大きく異なっていたのは、阿寒湖ではアオコが大量に発生していて、水中が恐らく暗かったこと。

17時前にヒットした金アメ53cm見事な黄金色のアメマス53cmと私納竿直前に来たもう1尾の53cm

そしてもう一点考えられる事は、実は一昨日に阿寒湖周辺では、災害が出そうなほどの局所的な大雨が降っていました。しかし、カルデラ湖では全く降雨がありませんでした。大雨は山から様々な鉱物や腐葉などの栄養を下流へ運んでくれます。それがプランクトンや水棲昆虫などを発生させ、小魚を集め、大物が動き出すという、食物連鎖の起点となっている筈なのです。阿寒湖では大雨の翌日で、急激に活性が回復していたと考えられます。一方で、雨が長い間降らず渇水状態が続いていたカルデラ湖では、魚たちが殆ど動かない状態が続いていたのではないかと推測されました。やはり、釣りはタイミングですよねぇ。

【使用タックル】
TrollingRod110、チタノス舟GT3000、MasonLeadCore18lb、NanodaxShockLeader20lb、
Dコンタクト63S/鮎、TrollingPepper100、他

【7月22日(木)】

この日からオリンピックウィークで4連休に・・・キャンプ場も釣り場も大変な人混みでした。某キャンプ場では入場制限がかけらる程の混みようで、溢れたキャンパーたちが適当な河原などでテントを貼っていました。この日はほぼ1ヶ月ぶりに、山形渓遊会の佐谷氏と朝日氏と合流して、キャンプを楽しみました。そのため、釣りは無く、終日、移動のみでした。4連休と大渇水で、どうせ川ではロクなものは釣れなかったでしょう。

遠軽のキャンプ場で渓遊会の呑み会定番の焼肉にサクランボに・・・遠軽の農地や牧場は本当に広い

【使用タックル】
ありません。

【7月23日(金)】

この日は朝から渓遊会のメンバーとキャンプ場近くの源流に入ってみました。渓遊会の2人は餌釣り、私だけはルアー釣りでした。道路の舗装が切れ、更に数kmほど走ると、写真下左の様な素晴らしい渓相の源流がありました。この日も平野部の気温は30℃超えの予想でしたが、源流の水温は17℃ほどと適度に冷たく、遡行はすこぶる気持ち良いものです。まずは小さな橋のたもとから入渓し、橋の下の良ポイントで朝日さんの餌竿にすぐ良い魚信が・・・しかし、魚の姿を見る事なく、ラインを切られて大バラシ。佐谷名人はすぐ下流部で小さなヤマメやオショロコマを次々とヒット。

遠軽の某源流へ、2人は餌で釣り入渓ポイントで22cmほどのイワナ朝日氏がラインを切られた魚だった

私はもっぱら写真班であり、餌釣りの2人が釣ったあとをルアーで探って行く釣りです。朝日氏の釣ったと同じ橋の下のポイントにRyuki45Sを投げ込むと、すぐに魚が追い掛けてきて足もとでヒットしました。しかし、良く見ると、この魚の口の中には、さきほど朝日氏が切られた鉤とブドウ虫がしっかりとひっかかってました。イワナってやはりおバカさんですね。3分ほど前に釣られそうになってライン切れで助かったのに、またすぐに今度はルアーを咥えてしまうんですから、なんだか滑稽で可愛いですよね。北海道では熊の出そうなこんな源流部に、わざわざ入って小さなアメマスを釣る人は殆どいません。スレていないイワナはこんなものなのでしょう。

源流の遡行は涼しく、景色も最高Ryuki45Sに来た20cmほどのオショロ朝日氏にはなぜか小さなヤマメばかり

ただ、この渓で釣れる魚はどれも小さく、20cm前後のイワナやオショロコマに、更に小さいヤマメばかりでした。この日の最大は佐谷名人の掛けたイワナ26cmとオショロの22cmでした。恐らく更なる大物がそこかしこに泳いでいたのでしょうが、ここ1週間ほどは平野部で30℃を超える猛暑続きで、雨は全く降っていません。そのため、渓水の透明度は超ジンクリアで、しかも水量はいつもの半分ほどしかありません。水温17℃も恐らくこのあたりの源流にしてはかなり高かったと思われます。そのため、大物は警戒心が強く、口を使ってくれないのです。朝日氏いわく、水量の多かった数年前には、こんな細流でも40cmオーバーのイワナが釣れていたそうです。なんだかなぁ。

イワナも20cmくらいまでは釣れた佐谷名人にちょっと良型がヒットこの日の最大は佐谷名人の26cmだった

【使用タックル】
ShimanoCarddiffNX/S72L、VanfordC3000HG、SunlineCastawayPE25lb(1.5号)+NanodaxShockLeader17.5lb、
Ryuki45S/38S/赤腹ヤマメ/Tシャッド、他

【7月24日(土)】

この日も引き続き、別の近くの源流に3人で入渓してみました。ただ、こちらも水量は普段の半分ほど。しかも、前日以上の猛暑で、お昼近くの気温は32℃。これって、ほんとに北海道なの?・・・今年の猛暑は本当に異常です。10日ほども雨が降っていませんのでジンクリアそのもので、大物は泳いでいても警戒心が強く、決して口を使いません。ただ、前日の渓よりは若干ですが、型が良く、また魚影も濃かった様で、3人とも良く釣れていました。私が最初に大きな淵にミノーを投入すると、いきなり強烈な魚信が出て、30cmくらいのニジマスが大ジャンプ・・・鉤を外され、逃げられてしまいましたが、実はそのニジマスが本日見た魚の中では最大でした。釣れませんでしたが。

猛暑の中、昨日とは別の源流へ入渓ポイントのすぐ前で釣る朝日氏イワナ26cmほどを手に朝日氏

餌釣りの2人も、小さなポイントから次々と小魚を釣り上げ、大忙しの様子でした。ただ、不思議だったのは、渓の水温は22℃台となっていて、これほどまでに高い水温でも活性がすこぶる良かったことです。10日も猛暑が続くと魚たちも暑さに慣れて、普通に餌を追う様になるのでしょうか。結局この日の釣果は、朝日氏に26cmまでのイワナやニジマス、佐谷氏も同サイズのイワナやヤマメ・ニジマスなどが結構な数、釣れていました。私もルアーで25cmくらいまでのニジマス、イワナを8尾ほどヒットしましたが、暑さに耐え切れず、途中からは涼しい車の中で昼寝を決め込みました。森の中の昼寝って、本当に気持ちいいんですよねぇ。

ザラ瀬のポインtを釣る佐谷名人イワナ25cmほどと佐谷名人ニジマス・イワナ・ヤマメが釣れる

【使用タックル】
ShimanoCarddiffNX/S72L、VanfordC3000HG、SunlineCastawayPE25lb(1.5号)+NanodaxShockLeader17.5lb、
Ryuki45S/38S/赤腹ヤマメ/Tシャッド、他

【7月25日(日)】

この日は遠軽のキャンプ場から阿寒湖畔キャンプ場まで3時間半の大移動でした。そのため、釣りはありません。途中、渓遊会の3人で、北見市内で買い物や洗濯をしましたが、35℃の猛暑でもうフラフラでした。今年の北海道は異常な暑さがもう10日以上も続いています。阿寒湖畔キャンプ場でも30℃となっていましたが、北海道の夏で助かるのは、夕刻になると大きく気温が下がってくれるため、キャンプ場ではなんとか快適にBBQを楽しむことができました。

酷暑の中、遠軽から阿寒湖まで大移動3日ぶりに豪華BBQの大宴会阿寒湖畔キャンプ場で乾杯!

【使用タックル】
ありません。

【7月26日(月)】

この日は渓遊会の佐谷名人と阿寒湖でボート釣りを楽しみました。彼はレッドコアのレイクトローリングは全くの初めてであり、理論やロッド・リールの操作方法を一から教えながらの釣りでした。ただ、風がやや強く、私は操船だけで手一杯であり、まずは佐谷氏だけがロッドを持つことに。ところが釣り始めてみると、なぜか魚たちの活性はすこぶる高く、開始して数分の内に強い魚信が出て、まずは44pのアメマスをゲット。取り合えず佐谷氏に釣果が見られたことで一安心。そして、彼はすぐにタックルの扱い方も覚え、一人で釣り始めました。しかし驚いたことに、1尾目から10分も経たないうちに、見た事の無い様な強烈な魚信が出て、今度はドラグが唸り始めました。

阿寒漁協の日釣り券(舟釣り)2000円やや風の強い快晴の阿寒湖へ出漁水温24℃台、魚の泳層は10〜15mほど

見るとボートのかなり後方で魚がジャンプしています。大型の・・・私が今までに阿寒湖で釣ったどのニジマスより、遥かに大型の・・・ニジマスでした。サイズは57cmと、阿寒湖では最大級であり、初ボート釣りの釣果にしては出来すぎです。もちろん、佐谷氏にとってもこんなサイズのニジマスは初めてで、もうこれで十分に大満足の様子。しかし、まだ釣り始めて30分ほどしか経過しておらず、続いて佐谷氏がロッドを構えなおすと、またまた10分も経たないうちに、今度はとても重い魚信が出て、なにやら大型のアメマスの様です。釣り上げてみると、またまた大型の・・・私が今までに阿寒湖で釣ったどのアメマスよりも大型の・・・金アメマス57cmでした。

2尾目に佐谷名人がニジマス57cm 初めてのボート釣りで(Clickで拡大)満面の笑みの佐谷氏とニジマス57cm

とにかく釣り始めて30分ほどで、大アメマス2尾と大ニジマス1尾をアッサリ釣り上げ、しかもそのうちの2尾は、私の阿寒湖での記録を遥かに凌駕するサイズのニジマスとアメマスだったのです。もう、唖然としました。こりゃ一体、どうなってんの!?  ただ残念ながら、その後は風が次第に強くなり、白波が立ち始めたため、もう1尾のアメマス49cmを追加した11時ころには釣りを切り上げました。実質的に釣っていた時間は僅か1時間ほどであり、その間に4尾の良型を仕留めるとは、んーー、佐谷名人も「持ってる人」なんですね。もう一つ言えることは、やはり波の高い日ほど魚の警戒心が薄れるのか、大型が釣れる様です。それにしても参りましたわい。ま、私の教え方がウマかったと思って納得する事にしますか。

3尾目はなんと金アメ57cm(Click)ドヤ顔の佐谷名人と金アメ57cmヤイタイ島の白龍神王にお参り

【使用タックル】
TrollingRod110、チタノス舟GT3000、MasonLeadCore18lb、NanodaxShockLeader20lb、
TrollingPepper100(SingleBarbLess)

【7月27日(火)】

前日の釣果を聞き、今度は朝日氏が「俺も釣りてぇなぁ」となったのは、まぁ、当然の成り行きですよね。この日は前日ほどは風も無く、ときおり霧雨の降る涼しい日だったため、「昨日の様には釣れませんよ」と強く念を押した上で、2日連続で阿寒湖のボート釣りを楽しむことに。特にニジマスは良く晴れた明るい日に釣れる事が多く、霧雨で水温が下がったこんな日は、ほぼ釣れないと思われたからです。そして、朝日氏もレイクトローリングは全くの初めてであり、前日と同じ様に理論からタックルの扱いまで、一から教えながらの釣りでした。私は疲れ気味で釣る気が全くせず、前日同様にボートの操船に専念する羽目に。

阿寒漁協の日釣り券(舟釣り)2000円前日と異なり霧雨の阿寒湖水温24℃台、魚の泳層は10〜15mほど

ただ、こんな涼しい日は、ニジマスはダメでも、冷水性の強いアメマスにはむしろ最適の日となる事が多いものです。9時半ころに出漁しましたが、釣り始めてすぐに37cmのアメマスがヒットし、これを皮切りにお昼近くまでコンスタントに魚信が出続けました。ただ、いつもの通りですが、12時近くになるとピタリと魚信が途絶えてしまいました。時間的な要因もあった様ですが、この日はお昼前から大崎より東側の急深のポイントを釣っていて、魚影がほとんど見られなかったことも、釣れない時間を作ってしまった原因だった様です。仕方なく、お昼ころは二人で阿寒湖の名所を巡り、時間を潰す羽目に。

前日の釣果を聞き、やる気満々の朝日氏私の唯一の釣果はジギングに来た40cmお昼ころには、阿寒湖の名所めぐり

そして、13時頃から再び早朝に実績のあったヤイタイ島付近へ戻り、釣り始めると、案の定、またまた魚信が連発し始めました。そして、13時20分ころ、いつもより強めの魚信が出て、下写真の金アメマス53cmがヒット。朝日氏はこれまで50cm超えのイワナ類を釣った事がなかった様で、この魚が朝日氏の自己記録更新の1尾となりました。結局、この日は朝日氏にアメマスばかりですが、最大53cm、40cm台7尾、30cm台3尾の合計11尾の大漁となり、初のレイクトローリングとしては大満足の1日となった様です。一方、私はというと、ヤイタイ島の少し北側で魚影の濃い場所があり、バーティカルジギングで釣った40cmが唯一の釣果でした。

この日の最大は13時過ぎにヒットしてきた金アメマス53cmドヤ顔の朝日氏と金アメマス53cm

【使用タックル】
TrollingRod110、チタノス舟GT3000、MasonLeadCore18lb、NanodaxShockLeader20lb、
TrollingPepper100(SBL)
SHIMANO_CarddiffN/S83ML、VanquishC3000、SunlineCastawayPE30lb(2号)+NanodaxShockLeader17.5lb、
ジグ28gオレンジ(SBL)、他

【7月29日(木)】

北海道は2週間ほど前から、全国ニュースでも報道されるほどの記録的な猛暑となっています。28日は渓遊会のメンバーともお別れし、一旦は道東のカルデラ湖へ移動しました。しかし、天気予報では3日以上は風の強い日が続くとのこと。加えて、この猛暑では、風が弱くて出航できたとしても、ボートの上は灼熱地獄となることが多く、私の様な老体には厳し過ぎることもあります。一方で、源流や湧水の渓は今、アブ地獄です。ボートでの深層の釣りや、湧水の渓・源流の釣り以外は、この酷暑では全く釣りになりません。そのため、釣りは当面無理と判断し、観光と写真撮影に出かけることとしました。

道東は今、秋撒き小麦の収穫最盛期だ猛暑で逃げ水の出る国道238号往年のイトウの名所、ポロ沼出口

この日は早朝に弟子屈を出発し、オホーツクを北上しました。美幌・北見では今、秋撒き小麦の最盛期であり、大型のコンバインがフル活動していました。また、刈り取った後の麦藁をロール状に巻いた麦稈ロールを運搬する大型トラックが頻繁に走り回っていました。紋別より北では、延々とほとんど風景の変わらない238号線を快適に走破する事ができました。私は、オホーツクの海を眺めながら、この238号線を走るのが大好きです。そして、夕方には往年のイトウ釣りの名所である猿払に到着し、広大な牧場とオホーツク海に挟まれた雄大な景色に包まれ、悠久の時の中を過ごしています。

【使用タックル】
ありません。

【7月30日(金)】

この日も朝からジリジリと太陽の照り付ける暑い日で、稚内市内の一部でも32℃を記録し、留萌や紋別では36℃を記録した様です。そんな中、オホーツクの猿払町を早朝に出発し、宗谷岬、稚内市、納沙布、オロロンライン、232号線経由で留萌の近くの温泉まで240qを走破しました。本当は利尻島に渡りたかったのですが、残念ながら、この時期は利尻では野草花などがほとんど無いことが判り、今回は断念することにしました。途中、かつて巨大イトウ釣りに通った釣り場にも寄り道しましたが、さすがに今の時期は誰もおらず、暑い風だけが吹いていました。

宗谷岬の写真も今回で5回目?あの船で利尻島に行きたかったが・・巨大イトウのメッカも今は誰もいない

納沙布から日本海側の海沿いに走るオロロンラインは、今回初めて走りましたが、原野と海に挟まれた、ほとんど直線ばかりの非常に綺麗な道路が、延々と60qも続きます。風景は殆ど何も変わらないのですが、これはこれで実に楽しいドライブとなってくれました。そして、オロロンラインを天塩町に近づくころ、大迫力のオトンルイの巨大風力発電風車群が近づいてきます。そして、最後は232号線をひたすら南下し、小平(おびら)町の温泉で疲れを癒すことにしました。

抜海地区から望む利尻富士は雄大原野と海の間を延々と直線道路が走るこの風車群は何度見ても迫力が有る

【使用タックル】
ありません。

【7月31日(土)】

この日も旭川で38℃と、日本一の暑さを記録するなど、引き続き酷暑の1日でした。この日は朝から小平町を出発し、あえて高速道を使わず、231号線経由で海岸線をひたすら南下しました。海を見ながら車を走らせるのが大好きな私ですが、北海道最大の石狩川の河口を過ぎると、否応無しに石狩市や小樽市内の市街地を走らざるを得ず、まるで東京の田舎を走るのとさして変わらぬ混雑ぶりで、苦痛でしかありませんでした。しかし、積丹半島に入ると景色は一変し、写真右下の様な奇岩が次々と現れ、気分良くドライブを楽しむことができました。ただ、土曜とあって神威岬は大混雑。加えて駐車場から岬先端まで、30℃の酷暑の中を往復1時間弱の歩きは、バテました。

新潟などを思い起こさせる海岸線が続く北海道最長の河川、石狩川の河口積丹半島はこんな奇岩が沢山見られる

ただそれでも、積丹ブルーの非常に美しい海岸の写真が多数撮影できたのは幸いでした。その後は内陸の倶知安町まで移動し、例によって温泉でくつろぎました。この日の走行距離は実に300qであり、その結果、網走から積丹半島南端まで、北海道の北半分の海岸線沿いの道路を走破したことになります。ところで、北海道の道路では少し腹立たしい事があります。下右写真の様に、もう2週間も雨が降っていないにも関わらず、トンネル内が水浸しなのです。本州では山奥以外ではまず見られないと思いますが、道内のトンネルの場合、半数以上がこの様な状態なのです。

神威岬から見た積丹ブルーの海岸線土曜とあって、神威岬は大混雑降雨無しでもトンネル内は水浸し

しかも、水は殆ど流れておらず、かなり濃い泥水となっていて、場所によっては腐敗臭までする始末です。そのため、洗車したての車がこの様なトンネルを通過すると、当然ですが、車は泥で真っ白になります。複数のこんなトンネルを通過すると、左右の窓ガラスが泥で曇り、著しく視界が悪くなります。なぜ、北海道の人達はこんな状況に対して抗議をされないのでしょうか、全く不思議です。大阪あたりなら、洗車代を毎年何万か払えとか、訴訟問題になるでしょう。北海道の人達は、うーーん、我慢強いんですかねぇ。

【使用タックル】
ありません。