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単独釣行レポート

北海道釣行日誌2021(2)(7月11日〜20日)


北海道に来て12日ほど経過しました。なぜか北海道は今、蝦夷梅雨で太陽がほとんど出ない日々が続いています。気温は低めでこの時期としては釣りには最適ですが、体にカビが生えそうで、そろそろ太陽を拝みたい気分です。これまで道南方面から釣り場を点々と移動しながら釣り歩いてきましたが、いよいよ道東のホームグラウンドでの釣り開始となります。道東の釧路近辺は、私の最も好きな釣り場であり、巨大カルデラ湖を始め、阿寒湖やブルックの渓、知床の小河川、斜里のオショロコマの渓など、引き続き予定を決めずにのんびりと釣り歩きたいと考えています。(下写真は、初夏の道東のカルデラ湖)

注:釣り場の特定を防ぐため、風景画像に大幅な修正を加えるか、同イメージの別の場所の写真を使用しています。ご了承下さい。


【7月11日(日)】

この日は南富良野方面から3時間以上を掛け、道東のホームグラウンドへと移動しました。午前中は渓遊会の朝日さんと食事をしたりテントの撤収を手伝ったりして、出発はもうお昼過ぎでしたので、この日は釣りは有りませんでした。道東の巨大カルデラ湖へ様子を見に行きましたが、今年も例年どおりの非常に美しい風景が広がっていました。おりしも、現在はウグイの産卵の真っ最中で、岸辺からは黒く密集したウグイの集団が沢山見え、あちこちでバシャバシャと飛沫を上げながら産卵活動を行っていました。この湖も、近年はウグイが増えすぎ、岸からの釣りではウグイばかりが先にヒットしてきて、トラウトが釣りづらくなってきています。

いつも通りの美しい風景が広がるウグイの産卵の真っ最中だった今年はどんな釣果が見られるのか

加えて、昨年、一部の非常に悪質なジェットスキーヤ―が航行禁止区域内で人身事故を起したことから、環境省がこの湖での動力船の航行を禁止してしまいました。そのため、今年10月以降、来年以降もボートを出してトローリングを楽しむことは不可能になってしまいました。今年9月末までは、精一杯、この湖でのトローリングを試みたいと考えています。しかしなんですね、その一部の悪質なジェットスキーヤーを取り締まれば良い話を、なぜ動力船全面禁止にするのか、全く理解ができません。暴走族が出たからと言って、町全体の道路を封鎖する様なものです。悪質なジェットスキーヤーも許せませんが、環境省の役人も許せませんね。ボートユーザーは皆、猛烈に激怒しています。

【使用タックル】
ありません。

【7月12日(月)】

この日は8ヶ月ぶりに道東の巨大カルデラ湖でボート釣りを楽しみました。前日の日誌にも書きましたが、このカルデラ湖での動力船を運航できるのは今年9月末までです。この湖にはチップ(ヒメマス)漁をする人達がいて、その舟が30艘ほども岸辺に係留されています。それ以外にも、釣りをしたくてわざわざ湖岸に土地を買って、引っ越してこられた人も居られるようで、そういった人達のボートなどは、動力船禁止になると国から補償とかが支払らわれるのでしょうか。そんな話は今のところ全く無い様で、環境省の役人も随分と勝手なものです。

8ヶ月ぶりに道東のカルデラ湖へチップ漁の舟が並んでいるが・・釣り始めて1投目でヒットした36cm

そして、この日は曇天の予報のハズが、釣り始めると霧雨が降り始め、お昼過ぎまで鬱陶しいお天気が続きました。10時過ぎから釣り始めましたが、なぜか1投目ですぐに魚信が出て36cmのアメマスがヒット。こりゃ釣れるかなと期待したのですが、その後は12時過ぎまでウグイ以外は全く何も釣れない状況が続きました。たまたま最初に1尾だけ釣れたものの、恐らく、冷たい霧雨で水温が上がらず、お昼すぎまで活性が上がらなかった様です。そして12時過ぎになると、まずは36cmのサクラマスがヒットし、その後、バタバタと小さなアメマスが2尾釣れました。しかし、時合いもこの日はとても短く、13時以降はまたまた3時間ほど、ウグイすら釣れない全くの静かな時間が過ぎて行きました。

水温は18℃台、ワカサギは水深8mほどヒメマスは極端に少なく水深は8mほどお昼過ぎに来たサクラマス36cm

もう諦めて引き上げ様かとも考え始めた15時過ぎ、やっとこの日1番の強烈な魚信が出て、ようやく大物と言える金色のアメマス57cmがヒット。ただ、この1尾だけで、その後もしばらくは魚信がありません。そして、少し薄暗くなってきた17時ころになって、小さなアメマスが2尾ほど連続ヒット。それにしても、昨年までと比べると、なぜか魚影がとても薄くなった気がします。あと数回はトローリングを続けてみないと実態はまだ判りませんが、はて?どうなっているのでしょうか。心配でなりません。

15時過ぎに来た唯一の大物、金アメマス57cm 良く引いてくれた金アメ57cmと私

【使用タックル】
SHIMANO_CarddiffN/S83ML、VanquishC3000、SunlineCastawayPE30lb(2号)+NanodaxShockLeader17.5lb、
Sukari60deep/OB鮎、他
TrollingRod110、チタノス舟GT3000、MasonLeadCore18lb、NanodaxShockLeader20lb、
TrollingPepper100、他

【7月13日(火)】

この日も2日連続で道東のカルデラ湖でボートの釣りを楽しみました。前日はかなり寒かったのですが、この日は最高気温が5℃ほど上昇する予報で、釣果も期待できました。前日は水深8〜10m付近に見えたワカサギらしき魚群の付近を主に釣っていましたが、釣果がイマイチでしかも小型が多かったため、この日は水深20m付近のワカサギとヒメマスの魚群の見える付近を主に釣ってみることにしました。前日はレッドコア4〜5色でしたが、この日はより深い場所を攻めるため、レッドコア8色とし、更にリーダーの中間に5号のナス型錘を取り付けた仕掛けで臨みました。この方法だと、水深15m付近までミノーを沈める事ができる様です。

2日連続でカルデラ湖へボート釣り水深8m付近に見えるワカサギの魚群水深20m付近のヒメマスの魚群

一応、この作戦は正解だったようで、釣り始めてすぐの9時半ころに、まずはサクラマス42cmがヒット。その後もポツリポツリとアメマスがヒットして、飽きることなく釣りが楽しめました。ただ、12時を過ぎると、いつもの様にピタリと魚信が無くなり、15時ころまでは沈黙の時間が続きました。慣れたもので、13時ころからは木陰で昼寝をしたりして過ごすことに。14時半ころから再び釣り始めましたが、15時を過ぎると再びポツリポツリと魚信が出て、40cm前後のなぜか型揃いのアメマスが次々とヒットし続けました。ただ、この時期はいつもそうなのですが、ニジマスの姿が全く見えません。秋になると、逆にニジマスばかりが釣れる様になるのですが。

釣り始めてすぐに来たサクラ42cmサクラマス42cmと私17時半ころにヒットしてきた50cm

そして、この日の一番の大物は、納竿寸前の18時20分ころにヒットした金アメマス55cmでした。気温の上がった暖かい日は、やはり夕方の薄暗い時間帯が一番釣れる様です。逆に夕方に冷たい風が吹き始める様な日は、薄暗い時間帯は何も釣れなくなってしまいますので注意が必要です。そして、この日は結局、サクラマス42cm、アメマス55,50,48,46,44,43,40,30cmの計9尾の釣果となってくれ、昨年までと比べても、ニジマスを除けば、まずまずの釣果が見られるらしいことが判りました。それにしても、一体、ニジマス達はこの時期、どこにいるんでしょうかねぇ。深い所も浅い所も、ニジマス達の姿が全く見えないのです。不思議です。

納竿寸前の18時過ぎに来たこの日一番の大物、アメマス55cm金アメマス55cmと私

【使用タックル】
TrollingRod110、チタノス舟GT3000、MasonLeadCore18lb、NanodaxShockLeader20lb、
TrollingPepper100、他

【7月14日(水)】

2週間ぶりに良く晴れてくれました。この日は少し移動して、斜里川水系の名所「サクラの滝」を訪問しました。ここへは毎年この時期に必ずと言って良いほど訪れています。ただただサクラマスのジャンプを眺めているだけなのですが、これが健気でなかなか見ごたえがあるのです。ただ、今年は驚いたことに、奥の大きな岩の壁が崩れて落ちていて、サクラマスのジャンプできる範囲が例年の半分ほどになっていました。ただ、今年はサクラマスに関しては豊漁らしく、滝の下流部には実におびただしい数のサクラマスが群れ泳いでいるのが見えました。

この時期必ず訪れる「サクラの滝」滝下にはおびただしい数のサクラ達お昼前からのんびりとオショロの渓へ

お昼頃には、この地区のいつものオショロコマの渓で小魚たちと遊んでもらいました。この時期は最もオショロたちの活動が盛んで、以前は小さなミノーを流すと、ウジャウジャと小さなオショロ達の追い掛けて来るのが見えたものですが、今年はなぜか数が極端に少なく、1時間ほど釣ってたった10尾ほどしか釣れませんでした。もう一ヶ所、本流の釣り場にも行ってみましたが、こちらでも数は少なく、やはり1時間で8尾ほどの釣果でした。付近には焚火をして野営をした跡などが見られる様になり、以前は誰も目もくれなかったオショロを釣る人が、最近は随分と増えたのが原因ではないかと思えました。

なぜかオショロの数が少ない様だ2ヶ所目のオショロコマの渓へこちらもオショロの数が極端に少ない

しかも、数が少ないだけでなく、サイズも小型ばかりで、この日の最大は20cmに少し満たない寂しい結果でした。最近は、斜里だけではなく、知床や十勝でも、オショロの数が激減している様に思えます。しかも、最近はオショロコマを持ち帰って食べる人も増えているらしい。全く、世も末ですね。ただ、この本流の渓では、昨年秋に生まれたオショロコマの稚魚たちが、小沢に沢山・・・本当に実に沢山、泳いでいるのが確認できました。オショロコマは簡単に釣られてしまいますが、他の魚たちが入り込めない様な浅い小沢で産卵活動を繰り返し、しぶとく生き抜いてくれるでしょう。そう期待したいものです。

しかも、最大でも20cmに満たない小沢にはそれでも稚魚たちが遊弋今、北海道はジャガイモの花ざかり

【使用タックル】
ShimanoCarddiffNX/S72L、VanfordC3000HG、SunlineCastawayPE25lb(1.5号)+NanodaxShockLeader17.5lb、
Ryuki50/45/赤腹ヤマメ、他

【7月15日(木)】

この日は30℃超えの酷暑の予報が出ていたため、涼しい知床で観光を決め込みました。数年前にもウトロから出る観光船に乗った事がありますが、お天気が余り良くなく、しかも時間帯が悪くて良い写真が撮れませんでした。今回はウトロのドルフィンと言う観光船の午後からの便に乗船。非常に良いお天気で風も無く、素晴らしい写真が沢山撮影できました。ちなみに、午前の便に乗ると、太陽が逆光になり、陰ばかりで良い写真は撮れません。そして、右の写真はウトロの名物海鮮屋「熊の家」のウニ・イクラ丼。いつもコンビニ弁当ばかりで体調が悪くなりそうなので、超久しぶりに贅沢をしてみました。ウニは最高にウマかった。

熊の家のウニイクラ丼2980円也カムイワッカ(神の水)の滝ヒグマも5頭ほど、イルカも見られた

【使用タックル】
ありません。

【7月16日(金)】

この日は早朝から知床横断道路を経由して、羅臼町へ移動、付近の小河川でオショロコマを釣りました。なぜかこの日は朝から気温が高く、知床峠でさえ26℃ほどと、過去に無い高温でした。こういった時は、冷たい渓水を歩き、オショロコマでも釣るに限ります。最初に入った小河川は、この付近で最も人の多い釣り場でした。数年前までは、下左写真の橋の下で小さなミノーを投げると、オショロが幾らでも釣れたものですが、ここ数年、魚影が激減しつつあり、この日は遂にこの橋の下では魚影が全く確認できませんでした。知床の小河川でも、最近はニジマスが闇放流され、加えてオショロを食べる人が増えているそうで、C&Rを書いた看板がむなしく立っていました。

この橋の下はついに釣れなくなったこんな看板が立っているが、むなしい野生化したジキタリスの花盛り

それでも、この渓の上には2つの堰堤があり、一つ目の堰堤を超えるとヒグマの領域となり釣り人は激減する様で、途中からは結構な魚影が見られはしました。二つ目の堰堤を超えて釣る人はほぼ皆無ですので、オショロたちも安泰でしょう。そして、午後からはいつもの様に、半島の道路の無くなる更に先にある小河川を釣ろうと、相泊と言う地区まで車を走らせました。ところが車を止めて釣りの準備をしていると、ぅおーーーーー!!、なんと15mほどの至近距離に、これまで見た事の無い様な巨大なヒグマがノソノソと歩いているではありませんか!! 地元の人たちも「おやじが来てるぞーー」と大騒ぎ・・・知床ではヒグマを「おやじ」と呼ぶんです。あと10分早く到着して小河川の方へ歩き始めていたら・・・ゾッとしました。

熊の出そうな奥では良く釣れた至近距離に「おやじ」がノソノソこの奥に手付かずのオショロの渓

でもま、地元の人たち曰く、ここのおやじは人に危害を加えた事がないそうで、おやじが来てもジッと睨みつけていればどっかへ行ってくれるらしい。・・・私にそんな度胸があるかどうかは別ですが。仕方なく、最後は羅臼市街の中を流れる渓へ移動し、温泉の下流部でオショロを狙いました。ただ、この付近も以前は小さなオショロが入れ食いでしたが、やはり数年前から魚影が激減していて、1時間ほどで5尾ほどしか釣れませんでした。ただ、水量が多い分、多少サイズは良いようで、22cmまでの大き目のオショロが釣れてはくれました。こちらではニジマスだけでなく、最近はヤマメも沢山放流している様で、食べて美味しい魚ばかりに入れ替えようとしている様です。世も末です。

仕方なく羅臼市街の本流の渓へこちらは22cmまで、5尾ほど釣れた放流が増えているのか、ヤマメも多い

【使用タックル】
ShimanoCarddiffNX/S72L、VanfordC3000HG、SunlineCastawayPE25lb(1.5号)+NanodaxShockLeader17.5lb、
Ryuki45/赤腹ヤマメ、Sukari38SDeep/OB鮎、他

【7月17日(土)】

この日も朝から猛暑の日となり、道東にしては珍しく午後には31℃まで気温が上がりました。こんな日は、普通の渓では水温が急上昇し、恐らく何も釣れません。午前中はのんびりドライブを楽しんでいましたが、夕方15時半ころから少しだけ、ブルックの釣れる湧水の渓へ入渓してみました。土曜とあって、さぞ釣り人が多いだろうと思いましたが、現地に到着してみると釣り人の車はゼロ。どうやらクソ暑いので、皆さん釣りを諦められた様子。ただ、この湧水の渓は水温が低く、気温が30℃を超えても水温は15℃前後を保っていて、夏用の普通のウェーダーで長時間遡行すると、冷たくて足が痺れて来るほどです。クソ暑い日の釣りには最高なのです。

道東でこの気温はほとんど見られない夕方、少しだけブルックの渓へ小イワナが何尾かお相手をしてくれた

この渓もご多分に漏れず、小さなイワナを持ち帰って食べる人が現れ、更にニジマスが源流部まで勢力を伸ばし、年々釣れなくなっています。以前は40cmを超えるイワナが釣れたものですが、ここ数年は、尺イワナさえほとんど釣れなくなってしまいました。この日もヒットしてくるイワナは、せいぜい20cmほどまでのおチビちゃんばかりで、1尾だけ26cmほどのニジマスが釣れたのが唯一の例外でした。ただ、非常に冷たい渓水を歩くのはとても気持ちが良く、たいして釣れなくても、夕方の3時間ほどを気分よく過ごすことはできました。帰路には雄雌の阿寒岳の遠景が美しく、翌日も猛暑になるであろうことを予感させました。

最近はこんなニジマスが増えてきた水温が低いため、霧状の靄が出る阿寒の遠景が綺麗、明日も猛暑の予感

【使用タックル】
ShimanoCarddiffNX/S72L、VanfordC3000HG、SunlineCastawayPE25lb(1.5号)+NanodaxShockLeader17.5lb、
Ryuki45/赤腹ヤマメ、Sukari38SDeep/OB鮎、他

【7月19日(月)】

18日は帯広で37℃、私の滞在していた道東のカルデラ湖でも35℃を記録する猛暑となり、日曜で人の多いこともあり、洗濯と買い物などで1日を過ごしました。この日も猛暑の予報でしたが、こんな日は絶対に釣れる釣り場に逃れるのが一番です。なにせ、急激に気温が上がり、湧水の渓など、ごく一部の渓を除き、どこも水温急上昇で全く釣りになりません。本当はボートを出して阿寒湖でトローリングでもと考えていましたが、なぜか午後から雨の予報となっていて、風のやや強い時間帯もあり、阿寒川とひょうたん沼でお茶を濁すことにしました。午前中の阿寒湖畔の気温は、10時ころで既に31℃ほどもありました。

阿寒漁協の日釣り券(岸釣り)1500円一番有名なポイントへ、水温22度フライを入替えまくり、何とか2尾

10時過ぎ、まずは阿寒川の一番有名なホテル前のポイントへ。しかしこれがサッパリ釣れません。阿寒川は阿寒湖の表層水の川であり、水温を測ると22℃。なるほど、ニジマス達もグッタリ寝ている様でした。それでも、何種類かのニンフをとっかえひっかえしながら、緩い流れの中を流し続けると、1時間半ほども時間をかけて、なんとか2尾のニジマスをゲット。最低の釣果でした。そして、午後からはひょうたん沼のインレットへ移動。ここは小沢が入っていて水温がやや低めなため、期待してフライを投入しましたが・・・こちらもサッパリ釣れません。20cmほどの、これまで釣れた事のなかった小さなニジマスがヒットしただけでした。

午後からは、ひょうたん沼へ移動13時頃、土砂降りの雷雨に雨が上がると50〜60cmが連発

ところが13時ころになると、にわかに黒い雲が湧いてきて、天気予報通りに雨が降り始めました。遠くではカミナリもなっています。仕方なく、一旦は車に退避して様子を見ていると、30分ほどで一旦は雨が上がってくれました。そのため、再び釣り場に戻り、フライを投げ込むと・・・なんと1投目で55cmほどの良型がヒット。そして、その後しばらくは、殆ど入れ食い状態になりました。雨で水温が下がってくれたためか、ニジマス達の活性が一気に上がった様で、58cmまでの元気なニジマスがバタバタと6尾も連発でヒット。一雨降るだけで、これほどに状況が好転するものなのかと、ビックリさせられました。やはり釣りはタイミングですなぁ。

【使用タックル】
ShimanoBrookstone906、NoBrand1850円WF-6Fライン、EchoIonFlyReel4/5、TiemcoStandard0X9F、NanodaxShockLeader11lb、
ビーズヘッド付オリーブ・ウーリーバガーTMC3761#8、ペレット茶管付グレ3号、他

【7月20日(火)】

この日は予定通り、阿寒湖でボート釣りを楽しみました。ただ、この所の猛暑で、湖面には写真下右の様なアオコが大発生していました。この時期の阿寒湖は、岸近くに大量の藻が生えるため、岸沿いのトローリングは不可能になります。しかし、沖会いはご覧のアオコだらけで釣りになりそうもありません・・・しかし、魚探を良くみると、どうやらアオコは表層の5mほどまでであり、深い場所は綺麗な水となっている様子。水温は24℃ほどありましたが、良く見ると、水深10〜20m付近に、大型の魚がポツリポツリと遊泳しているのが見えます。なら、沖合の深い所を引いてやれば釣れるハズ。レッドコアのリーダーの中間に5号のナス錘を取り付け、9時ころからトローリングを開始しました。

阿寒漁協の日釣り券(ボート)2000円晴れたり曇ったりで気温は28℃ほど連日の猛暑でアオコが大発生

聞くと、猛暑でここ数日は誰もボートで釣りをしていないらしく、魚はスレてい無いハズ。しかも、アオコが表層にあり、そよ風で適度な波もあります。つまり、ボートや釣り人は魚から見えづらい好条件が整っています。こりゃ釣れるハズと予想しましたが、バッチリその通りでした。12時〜14時ころのお決まりの釣れない時間帯はありましたが、9時から12時ころまでと、14時から16時半ころまで、殆ど絶え間なく釣れ続けてくれました。それも、水深35mほどの湖のど真ん中の何も無い所でもアメマスは喰い付いてきました。しかも、深い所でヒットするアメマスほどサイズが良い様です。

アオコは表層のみ、深い所に魚影水深15m付近にはチップらしき影28gジグのジギングで来た45cm

ただ、全体としてサイズはイマイチで、しかも釣れるのはアメマスばかり。10時ころ、1度だけ明確に違う魚信が出て、ボート後方で45cmくらいの大きな魚がジャンプ・・・間違いなくニジマスでしたが、残念ながら2色ほどの距離でバレてしまいました。もう一つ面白かったのは、深さ20mほどの魚影が見えるポイントで、28gのジグをポチョンと近くに投げ、底まで沈めて、いわゆるバーティカルジギングでも、アメマスが2尾だけですが釣れた事でした。遠投しても釣れず、10mほどの距離に投げて底を取り、勢いよくリーリングしてくるとヒットして来ました。そして結局、この日の釣果はアメマスばかり、51cm、40cm台12尾、30cm台8尾の合計21尾と、数の上では阿寒湖では過去最多の釣果でした。

納竿寸前に来た、この日の一番の大物は金アメマス51cm金アメマス51cmと私

【使用タックル】
SHIMANO_CarddiffN/S83ML、VanquishC3000、SunlineCastawayPE30lb(2号)+NanodaxShockLeader17.5lb、
ジグ28gオレンジ(SingleBarbLess)、Sukari60deep/OB鮎(SBL)、他
TrollingRod110、チタノス舟GT3000、MasonLeadCore18lb、NanodaxShockLeader20lb、TrollingPepper100(SBL)、他