クリックして閉じる

ミニオフレポート

北海道釣行日誌2021(1)(6月30日〜7月10日)


今年も北海道遠征釣行の時期がやって来ました。新型コロナワクチンの2回接種完了を優先したため、スタートが少し遅れましたが、今年も10月末頃までを目途に、4か月間に渡り道内を釣り歩きたいと考えています。例によって予定は一切立てず、お天気と体調に相談しながらの、気ままな旅となります。今年70歳を迎えた私は、体力的にも精神的にも厳しいものがあり、ますます釣りの頻度は下がってきています。のんびりと余裕も持って釣りを楽しみたいと考えています。(下写真は、道南のカルデラ湖のブラウントラウトの釣り場)

注:釣り場の特定を防ぐため、風景画像に大幅な修正を加えるか、同イメージの別の場所の写真を使用しています。ご了承下さい。


【6月30日(水)】

新型コロナの猛威が続いていますが、今年70歳を迎えた私は、なんとか6月中にワクチン接種2回を終えることができました。7月の2週目ころには十分な抗体が産生され、感染の可能性は大幅に低下するものと考えています。しかしながら、ワクチン接種のために北海道への出発が大幅に遅れてしまい、6月のベストシーズンを釣り逃してしまいました。でもま、釣りよりは命の方が大事ですので、仕方ありません。それでも今年の北海道は7月初から10月末までの4か月となる予定であり、十分に釣りを楽しめます。のんびりゆったりと釣り歩きたいと考えています。

ブタナの咲くビッグファイト松本ニジマスは57cm止まりと寂しいオショロを大量に放流したらしい

今年は6月29日のフェリーで道内入りしました。例年の事ですが、まずは道南の管理釣り場「ビッグファイト松本」に寄り道しました。今回もいつも通りにお魚さんたちがお相手をしてくれましたが、なぜかこの日は57cm止まりでした。昨年までは65cm以上がコンスタントに釣れていましたが、どうやら放流されている魚のサイズが年々小さくはなっている様です。どこの管釣りでもそうですが、超大物を入れるより小さめの魚を多く入れた方が、経営上は遥かに有利ですので、まぁ、仕方が有りません。オマケで38cmもあるオショロコマも釣れ、なんとなく満足して納竿しました。明日からは本格的な北海道遠征が始まります。

【使用タックル】
3000円の#5/6中古フライロッド、NoBrand1850円WF-6Fライン、EchoIonFlyReel4/5、
TiemcoStandard1X9F、NanodaxShockLeader11lb、Kマラブー、ペレット茶管付グレ3号、他

【7月2日(金)】

7月1・2日の両日は、道南のカルデラ湖でブラウントラウトを狙う予定でした。このカルデラ湖では、岸から数回だけ釣り、小さなブラウンがヒットしたことがあるくらいで、ボートを出して本格的に釣るのは全くの初めてでした。しかし、1日は終日曇天の予報にも関わらず、釣り場に到着するとひどい大雨でした。暫らくは雨の上がるのを待っていたものの、雨はどんどん強くなるばかり。仕方なく、ボート場の管理人さんからの情報収集に徹し、釣りは諦めました。2日も8時頃に釣り場に到着すると、予報は曇りにも関わらずやはり雨でした。ただ、2日とも雨で釣りを諦める訳にもいかず、10時頃まで待ってボートを出しました。

お昼過ぎに雨が上がり、気温が上がった瞬間に釣れたブラウントラウト53cm自己記録のブラウン53cmと私

出航したものの、釣り方もポイントも全く判りません。仕方なく、当初はSukari60deepのハンドトローリングで攻めてみましたが、これが全く反応がありません。水温は15℃前後でしたが、どうやらトラウト達は既にやや深い場所に移動してしまっている様でした。なぜなら、この時期ならまだ道路沿いに沢山の釣り人の車が停まっているはずなのに、なぜか湖岸道路には釣り人の車が3台しか無く、すでに岸からの釣りが終わっていると考えられたからです。北海道でも、どうやら今年は相当に季節が早い様です。仕方なく、途中からレッドコア+トローリングペッパーの重くて余り楽しくない仕掛けに入れ替えました。

この岩のすぐ横の水深7mでヒット小さなアメマスも2尾ヒット金曜午後のためか、キャンプ場は満杯

この時点で既に12時近くでしたが、幸いにも雨があがり、気温が少し上がって防寒着を脱ぎたくなってきた瞬間でした。バタバタと3回ほど魚信が出て、まずは上写真のブラウントラウト53cmがヒット。次にアメマス33cmが続き、3回目の魚信は結構な強さでぐいぐいと5〜6回も引き込んだものの、途中でバレてしまいました。この調子で釣れてくれるかと思いましたが、そうは問屋が卸してはくれません。その後は16時過ぎまで、全く反応無しに。そして、夕方に小さなアメマスとウグイがヒットしただけで、終わってしまいました。ちなみに、写真のブラウンはこれでも一応、自己記録更新サイズでした。地元の人たちは80cm以上でないと見向きもしないらしいですが。

【使用タックル】
TrollingRod110、チタノス舟GT3000、MasonLeadCore18lb、NanodaxShockLeader20lb、
TrollingPepper100#056、他

【7月3日(土)】

この日は大きく日高方面へと移動し、知合いの牧場で競争馬の子供たちと触れ合いました。私は馬が大好きで、毎年この時期に決まってこの牧場を訪れています。日高地方はニジマスのみの河川とブラウンの優勢な河川に別れますが、私は主にこの地ではブラウントラウトを中心に狙っています。ただこの地でも、温暖化のせいか、大型のブラウンは年々少なくなりつつあります。10年ほど前までは中流部で70cmを超えるブラウントラウトが釣れたという話を時折聞いていましたが、ここ数年は50cm程度でも殆ど釣れなくなってしまい、30cm以下が中心となっている様です。

日高は競走馬の生産牧場が多い 1歳馬が可愛い広々とした牧草地に競走馬の親子たちが悠々と放牧されている

【使用タックル】 ありません。

【7月4日(日)】

この日は朝から日高のブラウンの渓を狙いました。しかし、朝起きて渓を見てガッカリ。どうやら夜半の雨のせいで、上流部のダムが放流を始めた様で、昨日まで適度に透明度の高かった渓が、下写真の様なヒドい濁りになっていたからです。ただ、雨は大した量ではなかったため、そのうち放流は止まるだろうと、最上流部のダム下のポイントへ。こちらは多少濁りがマシでしたが、この日は日曜で、しかもここは超有名ポイントのため、河原には既に車が数台入っていました。それでも行く所も無いため、小一時間ほどルアーを投げましたが、案の定、全く反応がありません。

早朝はこの濁りで全く釣りにならない昼前になり少し透明度が上がったが・・釣れないのを覚悟で超有名ポイントに

そのうち2人の餌釣り師がやってきて、目の前で釣り始めました。ちょうどお昼過ぎだったため、ラーメンを作って食べながら見ていると、30分ほどして小さなヤマメがヒット。その更に30分ほどして、今度は小さなアメマスがヒット。餌釣りであれば、活性の高い日であれば入れ食いになるものですが、1時間ほどでおチビちゃん2尾とは、そりゃあエサで殆ど釣れないのに、ルアーで釣れるはずはありませんよね。他のルアーマン・フライマンも何も釣れてませんでした。その後は、ブラウンのおチビちゃんが絶対に釣れる(しかし大物は絶対にいない)ポイントに移動し、予定通りにおチビちゃんを5尾ほど釣って、無理やり納得して納竿しました。

餌釣り師も小物以外、釣れていない絶対に小物の釣れるポイントへこんなおチビちゃんが5尾ほど

【使用タックル】
ShimanoCarddiffNX/S72L、VanfordC3000HG、SunlineCastawayPE25lb(1.5号)+NanodaxShockLeader17.5lb、
Ryuki50/45/38S/チャート/赤腹ヤマメ、Sukari50SS/イブキ/鮎、Pintail赤、他

【7月5日(月)】

この日の日高地方は朝から暴風を伴なう大雨だっただめ、日高の渓はあきらめ、雨の中を十勝まで大きく移動しました。帯広に到着したのはもう15時前でしたが、十勝地方は意外にも風も無く雨も霧雨で大したことがありません。これまでの経験から、この時期の冷たくない雨の日は大釣りになる可能性が高いことが判っていたため、霧雨の中を無理をして、下調べを兼ねて、少しだけ竿を出してみる事にしました。こんな時に入渓する場所は決まっていて、いつものお気に入りの倒木のポイントです。ちなみに、この渓は釣り人が異様に多く、ルアーでは殆ど何も釣れないため、私は昨年からフライフィッシングのアウトリガーニンフという釣り方で釣っています。

15時過ぎにいつものポイントへこの簡易プリンスニンフのみ使用1尾目から40cmの良型がヒット

まずはお気に入りのポイントの2つほど下流のポイントへ入りましたが、雨にも関わらず、意外にも水量が少なく、透明度もいつもと変りありません。いつも通りに適当に巻いたプリンスニンフをポイントの流心に流し込むと、なんと1投目で明確な魚信が出て、上写真の40cmがヒットしてきました。どうやら活性はかなり高い様で、こりゃイケるかも、と俄然気合が入ります。続いて少し上流側に同じフライを流すと、30cmほどの元気なニジマスがヒット。その後もおチビちゃんが3尾、次々とヒットしてきました。ポイントを移動しながら、更に30cmちょっとまでを数尾追加。そして、いよいよいつものお気に入りのポイントへやって来ました。

いつものお気に入りのポイントへ今度は47cmのグッドサイズもヒット大物ポイントは、沈んだ大木の陰

このポイントでも、下流部でまずはおチビちゃんがヒット。次に白泡の5mほど下流で、これまた明確な魚信が出て、今度は47cmの良型がヒットし、大暴れし始めました。この渓のニジマスは小さくても非常にパワフルで、50cm近くなるとジャンプしながら前後左右に走り回るため、場荒れしてしまうのが普通です。しかし、写真撮影などを済ませて、更に上右写真の沈んだ木の少し横を同じ様にフライを流すと、今度は小さな魚信が手に伝わってきて、合わせるといきなり大暴れし始めました。ドラグを唸らせながらどんどん下流へ走ったため、私も100mほども走らされ、もう汗だくでした。

下流側へ100m近くも走らされ、15分ほども掛けて取り込んだ52cmニジマス52cmと私

そして、結局この日は、たった2時間半にも関わらず、ニジマス52,47,40,32,32,30cm,チビ9尾の合計15尾のトンデモナイ大釣りになってくれました。それにしてもなんですね、先日の道南のカルデラ湖で釣れた53cmより、渓で釣れた52cmの方が遥かに嬉しく楽しく感じるのは、私だけでしょうか。最近になって良く思うのですが、ボートを出して大物を釣るのはそれなりに楽しいのですが、やはり、一番楽しいのは渓で大物を掛けた時のスリリングでエキサイティングな魚とのやりとりですね。それもニジマスが一番です。この日は、思いがけなく心から楽しませて頂きました。

【使用タックル】
ShimanoBrookstone906、NoBrand1850円WF-6Fライン、EchoIonFlyReel4/5、TiemcoStandard0X9F、
NanodaxShockLeader12.5lb、プリンスニンフTMC3761#8、他

【7月6日(火)】

十勝のニジマスの渓は主要部だけでも40q以上もある長大な渓ですが、未だに竿を出していない区間が沢山残っていて、この日は釣果は考えずに、そんな区間の新規開拓のつもりで入渓してみました。ただ、これは失敗でした。大ニジマスの付く良いポイントと言うのは、下写真中央の様に、水流が集まって急流となって深く掘れている様な場所です。その深みの底に大抵の場合、大物が潜んでいるものです。しかしながら、午前中に入った区間は、歩いても歩いてもチャラ瀬が延々と続き、まともなポイントが一つもない状況でした。そのため、午前の時合いは全く釣りにならず、終わってしまいました。

午前中はチャラ瀬が延々と続いてダメこんな風に水が集まる所がポイント結局、37cm止まりで、16尾の釣果

午後からは別の未知の区間に入渓し、14時ころから釣り始めましたが、今度は途中から流れが3本に大きく分かれていて、これまた良いポイントがありません。この渓の魅力の一つは、水量が適度にあり、それでも浅瀬でなんとか渡渉できるため、とても釣り易いのです。そのため、分流する区間は水量が少なくなってしまい、深みがほとんどできず、大物は付かないのです。それでも17時すぎまで粘ってみましたが、結局、37cmを最大におチビちゃんばかり16尾の釣果でした。前日に大釣りできたのは、雨で適度な濁りと、雨で暗く、また水面が雨で叩かれるために人影が見えないなど、釣りには良い条件が揃っていたからだと考えています。晴れると難しくなりますね。

【使用タックル】
ShimanoBrookstone906、NoBrand1850円WF-6Fライン、EchoIonFlyReel4/5、TiemcoStandard0X9F、
NanodaxShockLeader12.5lb、プリンスニンフTMC3761#8、他

【7月7日(水)】

この日はお昼頃から3ヶ所のニジマスの渓を釣り歩きました。まず最初に入ったのは、上流にあるダムの上の激流のポイントでした。ここではこれまで、ダムから遡上してきたと思われる50cm超えを含むニジマスを何度か釣っています。ただ、水温が低く、タイミングが合わないと何も釣れません。この日は気温が低めだった事もあり、午前中に買い物などをして時間をずらし、釣り場に到着したのは水温の上がるだろう12時ころでした。一応この作戦は当たっていた様で、一番の激流の流心をSukari60deep緑が通過した時に50cm近いニジマスがヒット。しかし、大きくジャンプされ、鉤を外され逃げられてしまいました。悔しい!

まずはダム上の水量の多い源流部へニジマスはバラし、アメマス41cm綺麗なアメマス36cmも釣れてくれた

激流の少し緩い場所では、それでもアメマス41、36cmが釣れ、溜飲を下げることができました。その後も30cmくらいのニジマスがヒットしてきましたが、なぜかこちらも大暴れされて逃げられてしまう始末。ただ、この釣り場では一つだけ良い事がありました。なんでもない流れの緩い変なところから、下写真のガリガリに痩せたアメマス・・・かと思ったら、オショロコマがヒット。痩せてはいますが、サイズを測ると28cm有り、なんと、これでも私のオショロコマの記録更新サイズでした。本当はもっと太ったしっかりしたオショロであれば嬉しいのですが、なんとなく複雑な気持ちで写真を撮影し、リリースしました。

思わぬところから出てきたオショロコマ28cm、痩せているがこれでも記録魚記録更新のオショロ28cmと私

2ヶ所目に入渓した釣り場は、この渓の最源流部で、こちらでは年々ニジマスがはびこり、その代わりにオショロが激減しつつある釣り場です。毎年、オショロは殆ど釣れないのを覚悟で、調査のつもりで入渓しているのです。ただ、この日は活性が高かったのか、数年前ほどではありませんが、1時間ほどで7尾の釣果が見られました。実は昨年、別の源流部でオショロの産卵を確認していて、実はオショロは深さ数cmの、極浅い、しかも流れの殆ど無いような場所で産卵をし、稚魚もそんなところで群泳しています。ニジマスはそんな奥には入れないため、細々とではありますが、オショロ達も命を繋いでいるのではないかと考えています。

次のポイントはこの渓の最源流部オショロはなんとか7尾ほど釣れたコイツの親がオショロを喰ってるのか

2ヶ所を釣り歩いた時点でまだ時間が少し有ったので、最後はいつものニジマスの渓の本流の釣り場に寄り道しています。もう時間は17時半を回っていましたが、辺りは曇天で薄暗く霧雨も少し降っています。私のアウトリガーニンフ釣法は、地元の人から「フライの餌釣り」と揶揄されていて、まるでフライロッドで餌釣りをしている様な恰好で釣っています。そのため、ポイントに近づき過ぎる傾向があり、お天気が良いと大物はヒットしてくれません。この日は相当に薄暗い日で、夕刻の更に薄暗い状況下で、大物が出て来てくれるのではないかと期待して釣りましたが、やはり38cm止まりでした。ただ、短い時間の割には数は出てくれ、薄暗い方が小物の反応は良い様でした。

夕方、少しだけニジマスの本流へこの日も38cm止まりで9尾ほど十勝は今、様々な農作物の花盛りだ

【使用タックル】
源流:ShimanoCarddiffNX/S72L、VanfordC3000HG、SunlineCastawayPE25lb(1.5号)+NanodaxShockLeader17.5lb、
Ryuki50/45S/赤腹ヤマメ、Sukari50SS/リフレクト緑/イブキ、他
本流:ShimanoBrookstone906、NoBrand1850円WF-6Fライン、EchoIonFlyReel4/5、TiemcoStandard0X9F、
NanodaxShockLeader12.5lb、プリンスニンフTMC3761#8、クロカワ虫フライTMC3761#8、他

【7月8日(木)】

この日は朝から洗濯をしたり買い物をしたりして過ごし、午後の遅い時間から少しだけニジマスの渓で竿を出しました。このところ、霧雨の鬱陶しい日が続いていましたが、この日はやや天候が回復し、青空こそ見えないものの、雨は降っていませんでした。そのためか、なぜか釣り人がやたら多く、ポイントに入るとすぐに上流から人が・・・と思ったら、すぐに下流からも挟み撃ち。しかも、餌釣り師も2人ほどいて、彼らの後では絶対に何も釣れません。釣り人の多さには、もう辟易とさせられました。

14時すぎからのんびりと入渓なぜか釣り人が多く、餌釣り師も複数結局、35cm止まりで、12尾の釣果

しかし、餌釣りだと良く釣れるんですね。そのうちの1人は朝から60cmオーバーを3尾釣ったとのこと。でも、そりゃあ、誰も信じませんよね。50cm程度ならちょっとした深みに潜んでいますが、なぜかこの渓では60cmを超える超大物は見た事がありません。居たとしてもごく僅かであり、それを日に3尾も釣れる訳がありません。ちゃんと測ったのかと聞くと、大体ね・・・だそうで、ま、50cm3尾なら信じても良いかも。結局、この日も35cm止まりの12尾の釣果で、ガッカリでした。

【使用タックル】
ShimanoBrookstone906、NoBrand1850円WF-6Fライン、EchoIonFlyReel4/5、TiemcoStandard0X9F、
NanodaxShockLeader12.5lb、プリンスニンフTMC3761#8、クロカワ虫フライTMC3761#8、他

【7月9日(金)】

この日は午前中だけ、いつもの十勝のニジマスの渓で遊びました。金曜ですが、橋の上から渓を眺めると、河原の車を止められる場所には、点々と釣り人のものらしき車が見えます。相変わらず人気の河川である証拠ですが、この河川はクロカワ虫などの川虫が非常に多く、常に魚影が濃いために、これほどまでに釣り人が多くても、釣果が見られるのが魅力なのでしょう。釣り場には9時半ころ入渓しましたが、幸いにもいつものお気に入りのポイント付近には釣り人の姿は無く、2つほど下のポイントから釣り始めました。ただ、最初は魚の反応が全くなく、1時間ほどが経過して、やっとおチビちゃんが釣れ始めました。ニジマスは水温の上がる昼前の時間に活性が上がるのです。

金曜でも相変わらず釣り人が多い午前中、4日ぶりにいつものポイントへ川虫が豊富なためか、良く太っている

しばらくは小物ばかりがヒットしていましたが、11時過ぎにいつものお気に入りのポイントに到着すると、下流部の緩い流れでも、同じ様におチビちゃんが2尾ほどヒットしてきました。しかし、12時近くなると、それまで曇天だった空に薄っすらと青空が見え始め、にわかに気温も上がり、汗が出て上着の脱ぎたくなる状況に・・・するとにわかに活性が上がったのか、いきなり同じ様なポイントで32cm、38cmがヒット。そして、4日前に大物の釣れたと同じ、沈んだ倒木のすぐ脇で魚信が出て、下写真の40cmがヒット。その後も35cm、32cmが、少し上流側でヒット。やはりニジマスは時合いの勝負です。結局、この日はニジマス40,38,35,32,32cmにチビ12尾、チビヤマメ1尾の釣果となってくれました。

4日前に52cmを釣ったのと全く同じポイントでヒットしてきた40cmニジマス40cmと私

釣りは1時ころまででしたが、その後はキャンプ用の買い物などをし、南富良野のかなやまダムのキャンプ場へ移動。この日は、渓遊会の朝日さんと合流し、キャンプを楽しむ約束をしていました。到着は3時半ころでしたが、4時過ぎには早々とBBQを開始し、薄暗くなる頃には2人とも酔っぱらってベロンベロンになってしまいました。キャンプ場は非常に広々としていて、金曜で利用客も多めでしたが、ゆったりとBBQを満喫することができました。しかしなんですね、会えばいつも同じ様な釣り談義をしている訳ですが、いつ会っても同じ様に様々な話題が湧いて出てくるのが不思議ですね。まぁ、これが至福のひと時なんですね。

午後は少し移動して、朝日さんと合流4時頃から豪華にBBQで宴会開始焚火を囲み、朝日さんと釣り談義

【使用タックル】
ShimanoBrookstone906、NoBrand1850円WF-6Fライン、EchoIonFlyReel4/5、TiemcoStandard0X9F、
NanodaxShockLeader12.5lb、プリンスニンフTMC3761#8、クロカワ虫フライTMC3761#8、他

【7月10日(土】

この日は朝から渓遊会の朝日さんと、キャンプ場の近くの適当な渓流釣り場で遊びました。最初に入った渓では、最奥の未舗装道路に釣り人の車が5台ほども見られ、ちょうど上がって来た釣り人に聞くと、なにやらここは超有名河川らしい。少し下流側に移動して2ヶ所ほど釣ってみましたが、ルアーでも朝日さんの餌釣りでも、全く反応がありません。2ヶ所目の素晴らしい渓相の釣り場で朝日さんが粘っていると、あれれ、なにやら重い物体が鉤先に・・・しばらくするとキラキラと水中で光るものが見え、一瞬大物か!と思ったのですが、浮き上がってきたものを見てビックリ・・・なんと10万円以上もしそうな4Kカメラ付ドローンが釣れてしまいました。

知らずに入った渓は超有名河川だった朝日さんに大物!・・ドローンが釣れた隣の有名ではない渓に移動

仕方なく、隣の全然有名ではない渓へ移動。こちらではアメマスの反応が良く、朝日さんの餌釣りには40,35cmを始め、小さなアメマスが15尾ほども釣れ、大満足の様子。ただ、水温が低く過ぎる様で、餌釣りでもしばらく竿を流さずにジッと10秒ほども待ってやっと魚信が出る様な状態でした。そのため、ルアーでは元気なおチビちゃんが浅瀬で喰い付いてくるだけで、私にはおチビちゃんばかり9尾ほどの釣果でした。ただ不思議なのは、有名河川の方ではルアーでも餌釣りでも、全く何の反応も無かったのに、すぐ隣の渓では相当な数のアメマスが見られたことです。有名河川って、釣れませんよね。

朝日さんが餌釣りで最後に釣った40cm40,35,チビ多数で大満足の朝日さん水温が低く、私にはチビアメ9尾ほど

夕方は早めに納竿し、ふたたびキャンプ場へ。この日は土曜で、しかも花火大会があるとのことで、かなり広大なキャンプ場にも関わらず、ほぼ満杯になっていました。この日も蓮ちゃんで朝日さんとBBQをして楽しみましたが、良く見ると、周囲の何十張ものキャンパーたちが、ほぼ間違いなくBBQをやっていて、なんだか笑ってしまいました。そして20時になるといよいよ花火大会が始まりましたが、なんと、こちらはたった10分間だけで、なんだかなぁ・・・。ま、夏の夜の風物詩を一瞬だけでしたが、楽しめたのは良しとしましょうか。

夕方は再びキャンプ場に戻ってまた宴会花火大会があり、キャンプ場は満杯8時に花火開始、たった10分だけだった

【使用タックル】
ShimanoCarddiffNX/S72L、VanfordC3000HG、SunlineCastawayPE25lb(1.5号)+NanodaxShockLeader17.5lb、
Ryuki50/45S/赤腹ヤマメ、Sukari50SS/リフレクト緑、他