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単独釣行レポート
北海道釣行日誌2020(13)(10月1日〜10日)
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早くも10月になりました。道東はこれから秋の釣りシーズンの最盛期を迎えます。渓はもちろん、大きな湖も適水温まで下がり、渓魚たちの活性も上がっています。一方で、ニジマス以外の多くの渓魚は恋の季節を迎えるため、産卵期特有の釣りも楽しめます。そして、紅葉は徐々に平野部へと降りて来ていて、美しい季節の移ろいを感じながらの釣りの季節となります。引き続き、細かな予定は一切立てず、体調と相談しながら、自由きままに釣り歩いて行きたいと考えています。今回も、その日に起きた様々な出来事を、写真と文章で日誌形式で綴って行きます。(下写真は、紅葉の阿寒湖と雌阿寒岳:19年10月)
注:釣り場の特定を防ぐため、風景画像に大幅な修正を加えるか、同イメージの別の場所の写真を使用しています。ご了承下さい。
【10月1日(木)】
このところ風の強い日が続いていますが、この日はなんとか阿寒湖でボートの出せそうな日だったため、久しぶりにボート釣りを楽しみました。ただ、阿寒湖はアメマスを中心に放流されていて、この時期はイワナ類の産卵期のため、釣果はほとんど期待できません。ニジマス狙いのつもりで出航しましたが、結果は予想通りの超貧果でした。この日は朝からどんよりと曇ったとても寒い日で、時合いは遅いだろうと、出航したのはもう11時過ぎころ。水温は既に16℃台まで低下してきていて、水深10m付近のラインをハンドトローリングで攻める事にしました。こういった寒い日は時合いがお昼頃にやってくる事が多いのですが、渓魚の反応は何も無く、ときおりヒットしてくるのはウグイだけ。
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10月1日の阿寒湖ボート釣り券 | どんよりとした曇天の寒い日 | 泳層は6〜8mと意外にも深い |
そんな状態が3時間ほど続き、もううんざりして引き上げようかと思った14時ころ、小さなアメマスがヒット。なんとかオデコは逃れましたが、後が続きません。15時頃、風裏になる「砂浜」と呼ばれるポイントの沖に来ると、なにやら魚がジャンプしているのが2回ほど見えたため、慌ててボートを止めてキャスティングに切り替えてみました。砂浜のポイントの沖合いは水深2〜3mの浅い台地が200mほども広がっていて、方向を変えながら台地の上をSukari60Deepオレンジベリー鮎でリーリングしてくると、3投目でガツンと魚信が出て、ようやく小さめのニジマスがヒットしてくれました。その後は風が冷たくなり、早々に引き上げました。
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ウグイは5尾 | アメマスは30cm1尾だけ | ニジマスも33cm1尾だけ |
【使用タックル】
SHIMANO_CarddiffN/S83ML、VanquishC3000、SunlineCastawayPE30lb(2号)+NanodaxShockLeader17.5lb、
Sukari60deep/イブキ/OB鮎(シングルバーブレスフック)、他
【10月2日(金)】
この日は風の強い予報でカルデラ湖のボート釣りは無理かと思いましたが、夕方に風が治まってきたため、3時間ほどだけ、カルデラ湖でボートを出してみました。この時期、この日の様な曇天で寒い日は、夕まずめのほんの1時間ほど以外はほとんど釣れないものです。そのため、14時ころからの出航でも、十分に釣りになるだろうと判断しました。ただ、釣り始めてしばらくは、相変わらずウグイばかりが3尾も連続ヒットしてきて、うんざりでした。16時ころ、水深6m付近で巨大なワカサギの魚群が魚探に映り、その1分ほど後に、ようやく下写真の非常に綺麗な砲弾型のニジマス46cmがヒット。ただ、その後はなぜかワカサギの魚群がさっぱり見えなくなってしまいました。
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夕方の3時間ほどだけカルデラ湖へ | 水温17℃台、泳層は4〜8mとまだ深い | 16時に来た砲弾型のニジマス46cm |
そのため、急遽、ボートを高速で移動し、いつも良く魚群が見える場所へ。しかし、こちらのポイントでもこの日はなぜか魚群は殆ど見えず、困ってしまいました。この時点でもう17時近くになっていて、諦めて帰港しようと思いボートをUターンさせ、水深20mほどの深い場所に来たとき、なぜか魚信が出て、下写真の53cmがヒット。どうもUターン時にミノーにテンションが掛からず沈み、そこにたまたまニジマスがいた様です。まるでオマケの様な釣果でしたが、なんとなく満足してそのまま帰港しました。しかしなんですね、この53cmより、3日前に釣った渓の50cmの方が、なぜか100倍嬉しいんですよね。
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17時にヒットした痩せたニジマス53cm | ニジマス53cmと私 | ワカサギがこうなると釣れなくなる |
【使用タックル】
SHIMANO_CarddiffN/S83ML、VanquishC3000、SunlineCastawayPE30lb(2号)+NanodaxShockLeader17.5lb、
Sukari60deep/OB鮎、他
【10月3日(土)】
この日は低気圧の通過で、午前中は強風と雨に見舞われました。午後からも小雨模様だったものの、なんとか釣りになりそうと考え、久しぶりにオホーツクのオショロコマの釣れる渓へ出かけました。北海道ではイワナの産卵は既に終盤ですが、オショロコマやヒメマスはまもなく産卵期に入ります。特にオショロコマは産卵期に入ると、釣りにならない様な非常に狭い沢に入り込んでしまうため、10月中旬から月末ころまではほぼ何も釣れなくなります。私は雪の降る頃、つまり概ね10月末には北海道を後にしますので、この日のオショロコマ狙いは私にとっては最後のチャンスでした。もっとも、もう一度オショロの渓を訪ね、産卵床の写真を撮影したいとは思っています。
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オホーツクのオショロの渓へ | まだ産卵期には入っていない様だ | 20cmほどのヤマメも良く釣れる |
いつもの源流部の渓に行くと、水温は予想以上に冷たくなっていて、足が痺れそうになりました。そのため、この日からネオプレンのウェーダーに切り替える事にしました。いつもの様に45mmの小さなRyukiを流れに投げ込むと、小さなオショロコマが普通にヒットしてきます。しかし、その数はやはり少なく、既に一部のオショロは産卵の準備に入っている様に思われました。ただ、付近の小沢に入って産卵床を探してみましたが、いまのところ、まだ産卵床は見つけられませんでした。そして、付近を仰ぎ見ると、既に一部の広葉樹では紅葉が始まっていて、源流部は一足早く、深い秋が訪れている様でした。
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間もなく産卵期に入り、しばらくの間、渓では殆ど釣れなくなる | 源流部はすっかり紅葉が進んでいた |
【使用タックル】
ShimanoCarddiffNX/S72L、StradicC3000、SunlineCastawayPE25lb(1.5号)+NanodaxShockLeader12.5lb、
Ryuki50/45S/赤腹ヤマメ、他
【10月4日(日)】
この日は朝から少し移動して、午後から別海地方のアメマスで有名な2つの渓で釣ってみました。この地方にはアメマスで有名な河川が数本あり、60cm程度までの大アメマスが釣れている様です。10月初のこの時期は大型の遡上アメマスが釣れることから、人気の様です。ただ、小雨模様が手伝って、この日は日曜にも関わらず、釣り人を見かけることはありませんでした。最初に入渓した川は、この地域特有の酷い藪に囲まれた湿原の川で、カテキンを含む茶色の水がゆったりと流れています。ただ、入渓できるのは橋の上下のみで、橋から遠ざかるに従い、藪がヒドくなって歩くことがままならなくなります。最初に入渓した川も、と或る橋の下から釣り始め、すぐに35cmがヒット。
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1本目は非常に暗い藪に囲まれた川 | 橋の下で唯一釣れた35cm | 別海は牧場と原野が延々と広がる |
少しだけ上流側に釣り歩こうとしましたが、すぐに踏み跡が消えてしまい、万事休す。下流側も100mほどで行き止まり。仕方なく、もう1本の別の渓へ移動しました。2本目の渓も、1本目とほぼ同じ様な藪に囲まれた川で、やはり或る橋の下から入渓して釣る事に。こちらでは下写真の様な倒木の下から38cmが飛び出してきてくれたほか、尺足らずのアメマスが他に4尾ほど釣れました。この渓では藪が酷く、普通にルアーをキャストして釣る事が困難なため、ちょっと変わった釣り方をします。上流側からサスペンドタイプのミノーを流し込み、倒木などの前まで行ったら、チョンチョンとミノーに誘いを入れてやると、隠れていたアメマスが飛び出してきてヒットしてきます。
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2本目に入渓した川も酷い藪の川 | こちらでは38cmまで5尾ほど | 森の中は様々なキノコに溢れていた |
【使用タックル】
ShimanoCarddiffNX/S72L、StradicC3000、SunlineCastawayPE25lb(1.5号)+NanodaxShockLeader12.5lb、Ryuki50SP/チャート
【10月5日(月)】
前日に引き続き、別海のアメマスの渓で頑張りました。釣り具屋さんで聞いたところ、今年はこの渓で75cmまでは釣れているそうです。しかし、前夜から午前中にかけて30mm以上の大雨が降ってしまい、12時半ころに1つ目の橋の下に到着してみると、写真左下の様に、かなり強く濁っていました。この程度の濁りなら、通常であればギリギリ釣りになるレベルのため、早速ロッドを出してみましたが、なぜか全く反応がありません。それでも100mほどを釣ってみましたが、結局、最後まで全く魚影は見られませんでした。仕方なく、一つ上流側の橋へ移動すると、少しだけ濁りが薄くなっていて、これならイケるかも、と釣ってみましたが、やはり反応がありません。
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一つ目のポイントは強い濁りで× | 一つ上流側の橋の下も結構な濁り | 14時半頃からバタバタと釣れ始めた |
この2つ目のポイントで粘っていると、14時半ころになって太陽が顔を出し、少し暖かくなってきました。すると、小さなアメマスがノロノロとミノーを追いかけて来るのが見えましたが、喰い付いてくれません。同じ場所で方向を変えてミノーを投入すると、さきほどより少し大きい27cmほどのアメマスがヒット。これを皮切りに、バタバタと釣れ始め、15時ころになって、ようやく下写真の40cmちょっとのアメマスがヒット。その後も3つ目の橋の下でも釣ってみましたが、おチビちゃんが1尾だけ。どうやら、寒波による大雨だったため、水温が急激に低下し、午後に気温が上がるまでは活性が上がらなかった様です。しかし、2日連続で同じ様なレポートとなってしまい、なんだかガッカリでした。
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久しぶりに良く晴れて青空が広がった | なんとか40cmまで6尾の釣果だった | 3つめのポイントはおチビちゃん1尾 |
【使用タックル】
ShimanoCarddiffNX/S72L、StradicC3000、SunlineCastawayPE25lb(1.5号)+NanodaxShockLeader12.5lb、Ryuki50SP/チャート、Ryuki50S/チャート
【10月6日(火)】
この日は珍しく朝から快晴に近い良いお天気でしたが、ただ、宗谷地方に寒冷渦(寒波を伴なう低気圧)が停滞していて、とても冷たい強風が吹き荒れていました。この日も別海地方の渓流を釣る予定をしていて、9時半ころからニジマスで有名な渓へ出漁しました。この渓では時折ですが、70cmオーバーのニジマスが釣れているらしく、人気の河川となっていて、釣り人も多い様です。現場に到着して驚いたのは、トクサのびっしり生えた畦畔林の中には、非常に明確な釣り人の踏み跡が縦横に出来ていた事です。しかし、釣り始めて参ったのは、紅葉の渓畔林に強風が吹き荒れ、落ち葉が大量に川の中を流れていて、ルアーにすぐに絡んでしまい、全く釣りになりませんでした。
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9時半ころから別海のニジマスの渓へ | 踏み跡が明確に付いていて釣り易い | 強風で枯葉がすぐに釣れてしまう |
お天気は最高でしたので、午後から風の弱まる予報を信じて、11時頃からは写真撮影に切り替えました。お昼頃には久しぶりに裏摩周展望台に到着し、非常に美しい摩周ブルーの湖が撮影できました。15時頃には風がやや収まってきたため、再び午前中に入った渓へ戻りましたが、しかし、枯葉の量はそれほど変わらず、ほとんど釣りになりません。それでも、気温は午前中よりはかなり高くなっていて、活性も上がっただろうと、しつこく粘ってみました。しかし、釣れてきたのは枯葉とさほど変わらない様な小さな小さなアメマスやヤマメが数尾だけでした。寒波の日は、やはり大物は釣れませんね。
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摩周ブルーの美しい摩周湖(Clickで拡大) | 夕方、同じ渓の別のポイントへ | こんなおチビちゃんが数尾釣れただけ |
【使用タックル】
ShimanoCarddiffNX/S72L、StradicC3000、SunlineCastawayPE25lb(1.5号)+NanodaxShockLeader12.5lb、Sukari50SS/クラシック/イブキ/緑、Ryuki50SP/チャート、Ryuki50S/チャート
【10月7日(水)】
この日は未だ宗谷地方に寒波を伴なう低気圧が停滞し、道東は風の弱いとても良いお天気にも関わらず、防寒着無しでは過ごせない程の寒い日でした。5日ぶりにカルデラ湖へと出漁しましたが、湖畔の木々は一気に紅葉が進んでいて、季節の移り変わりの速さに驚くばかりです。9時ころ出航しましたが、この日はなぜか魚探にワカサギの魚群が全く見えず、釣れる気がしません。水深5mから20mの間をジグザグに操舵して魚群を探しまくりましたが、結局、12時ころまで2時間以上、魚群は全く見つかりません。しかし、ワカサギの気配も何も無いところで、11時ころ、何の前触れも無く48cmのニジマスがヒット。ただ、このニジマス君、やたら痩せていて、腹ペコでルアーでも何でも構わず喰い付いてきたんでしょうね。ご愁傷さまでした。
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良く晴れた天気だが、気温は低かった | 水温は未だ17℃台、泳層はやや深い | 11時ころにヒットしてきた細い48cm |
この時期、午前中の9時〜12時ころに時合いが来るものの、お昼から3時ころまでは全く何の反応も無くなることが多いものです。そのため、この日は少し趣向を変え、お昼ころから小河川の流れ込む海岸へ移動し、チップ(ヒメマス・陸封型ベニザケ・ソッカイ)釣りを試みました。ただ例年、チップの産卵に伴う接岸は10月10日ころからであり、少し早いのですが、それでもボートで水深2m付近をゆっくりとトローリングしていると、いとも簡単にチップたちがヒットしてきます。ただ、まだ時期が早いのか、ボートから見えるチップの魚影はまだまだ少ない様に思われました。岸辺からの釣り人もまだ2人だけしか見えず、チップ釣りのシーズンまであと数日は必要ではないかと思われました。
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紅葉と共にチップは河口の近くで釣れる | セッパリの雄のチップは良く引く | 雌のチップも結構良く引いて楽しい |
その後は出航地近くへ戻り、いつもの様にニジマスを狙いました。ただ、夕方はなぜかやたらと寒く、やはりワカサギの魚群がほとんど見当たりません。それでも、少ないながらも見えたワカサギの魚群の近くで粘っていると、なぜかウグイばかりが連発してきます。ウグイは寒くても暑くても全く平気なんですねぇ。そして、もう付近が薄暗くなってきた17時過ぎになり、ようやく54cmのニジマスがヒット。秋の日は釣るべ落としと言いますが、9月初頃と比べると、あっという間に真っ暗になってしまいます。もたもたしているうちにすっかり真っ暗になった中、なんとか自撮りの写真を撮影してタイムアウト。なんとも疲れました。今年もこの時期はニジマス中心に釣れていますが、なんとなく、昨年よりは数が少ない様に思えます。気のせいでしょうか?
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17時半ころ、納竿寸前にヒットしてきたニジマス54cm 付近はもう真っ暗だった | ニジマス54cmと私 |
【使用タックル】
SHIMANO_CarddiffN/S83ML、VanquishC3000、SunlineCastawayPE30lb(2号)+NanodaxShockLeader17.5lb、
Sukari60deep/イブキ/OB鮎、他
【10月8日(木)】
この日は宗谷に居座っていた寒波がようやく抜けたらしく、比較的、過ごしやすい日でした。こんな日はお魚さんたちも過ごしやすい様で、早朝から実に活性の高い日でした。9時ころ出航しましたが、なぜか出航地の目の前に、ベタ凪の水面にワカサギのボイルが複数見られました。加えて、前日はワカサギの魚群が殆ど見られませんでしたが、この日はワカサギの大きな魚群が魚探に幾つも映りました。こういった時はボートを止めてキャスティングで大型の魚を狙う事ができます。ボイルの近くまでデッドスローでルアーのギリギリ届く距離まで近づき、エンジンを停止して少し落ち着かせてからミノーを遠投します。水深は5〜8mほどありますので、底付近まで沈ませてから、ツィッチを加えながらゆっくりとリーリングしてきます。
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寒波が抜け、曇天だが寒くはなかった | 水温は16℃台、泳層は未だやや深い | 朝9時頃からワカサギのボイルが出た |
すると、たった2投目で強烈な魚信があり、ドラグからラインがどんどん出て行きます。ただ、付近は水深8mほどで、湖底には短い草以外は何もないポイントです。相手が疲れるのを待ちながらゆっくりと寄せてくると、やがて姿を現したのは、下写真の丸々と太ったイトウ70cmでした。ところがこれだけでドラマは終わりませんでした。今度はイトウの釣れたのと反対側に同じSukari60DeepOB鮎を遠投すると、着水とほぼ同時にこれまた強烈な魚信が出て、今度は56cmの砲弾型のニジマスがヒット。こちらは非常に鋭角的な強烈な引きを楽しませてくれました。その後は暫らく反応が無くなりましたので、ミノーをSukari60Deepイブキ(チャート)に代えて沖側に遠投すると、今度はアメマス46cmもヒット。更に投げ続けると、今度は40cmくらいのウグイがヒットし、その後は何の反応も無くなってしまいました。
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キャスティング2投目で来たイトウ70cm、今年3尾目のイトウだ | イトウ70cmと私 |
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非常に綺麗なニジマス56cmと私 | 同じくキャスティングで来たニジマス56cm、砲弾型で強烈に良く引いた |
結局、時合いは9時から10時過ぎまでの1時間ほどだった様で、その後は久しぶりにレッドコアを取り出し、レイクトローリングに切り替えました。その後、お昼前後はお決まりの様に反応が鈍くなりましたが、それでも、11時半ころにはサクラマス36cm、13時過ぎには同40cmがヒット。15時過ぎからはまた活性が戻り、夕暮れまでコンスタントにヒットが続いてくれました。結局この日の釣果は、イトウ70cm、ニジマス56、54cm、サクラマス40、38、36cm、アメマス46、36、32cm(とウグイ10尾ほど)と、久々の大漁となってくれました。しかしなんですね、大きな湖でも、やはり、釣りはお天気次第ですね。
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キャスティングで来たアメマス46cm | お昼前にヒットしてきたサクラ40cm | 夕暮れまでコンスタントに釣れ続いた |
【使用タックル】
SHIMANO_CarddiffN/S83ML、VanquishC3000、SunlineCastawayPE30lb(2号)+NanodaxShockLeader17.5lb、Sukari60deep/イブキ/OB鮎、他
TrollingRod110、チタノス舟GT3000、MasonLeadCore18lb、NanodaxShockLeader20lb、RedPepperBaby013、他
【10月9日(金)】
前々日にもボートからチップ(ヒメマス)釣りを行い、まだ少し時期が早いことは判っていましたが、快晴の良いお天気だったため、写真撮影を兼ねて、少しだけ岸からのチップ釣りを行いました。不思議なことに、チップは紅葉とともに紅葉の様に赤く染まり産卵活動を開始し、紅葉の終わりとともに産卵活動も終了します。この日は未だ紅葉は始まったばかり。それでも、数はまだまだ少ないものの、複数の産卵床が見られ、赤く染まったチップの群れがあちこちに見られました。ただ、ボートで釣ると簡単に釣れるチップも、なぜか岸から釣るとなかなか釣れません。恐らく、釣り人が多く、スレているからだと思われます。
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ダメ元でチップ釣りへ(Clickで拡大) | まだ少ないが産卵床が見られた | チップは赤いミノーに良く反応する |
この時期のチップは餌を殆ど食べず、ルアーを恋の邪魔者として追い払うために口を使います。そのため、恋の邪魔をしてくる仲間の体色と同じ様な赤いルアーに比較的良く反応します。この日はリップの折れたRyuki70Sが残っていたため、油性のマジックインキで真っ赤に塗り潰して、即席のチップ釣り専用ミノーを作成。これをチップの群れの中を通る様に投げてはリーリングを繰り返します。しかし、数が少ないことも手伝ってか、これがなかなか釣れてくれません。2時間ほど釣っていましたが、ヒットしてきたチップは3尾だけ。ボートからなら同時間で恐らく十倍は釣れると思うんですが、結構、厳しいものがありました。でもま、紅葉の写真は沢山、撮影できました。
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雄のセッパリは良く引いて楽しい | 紅葉はまだ最盛期ではない(Clickで拡大) | ハウチワカエデが美しい(Clickで拡大) |
【使用タックル】
ShimanoCarddiffNX/S72L、StradicC3000、SunlineCastawayPE25lb(1.5号)+NanodaxShockLeader12.5lb、Ryuki70S/赤マジック塗装
【10月10日(土)】
朝一番に前日のチップ釣り場へ様子を見に行くと、なんと車が30台ほども停車していました。釣り場を見ても、ズラリとチップ狙いの釣り人が並んでいて、まるで管釣り状態。10月の2週目の土・日曜日は、秋の釣りシーズンの真っ盛りであり、この日は恐らくどこの釣り場も大混雑していると考えられ、私は午前中に床屋に行ったり買い物をしたりと、のんびりと過ごしました。ただ、夕方の2時間ほどだけですが、下写真の北見市近郊のとあるニジマスの釣れる渓へ、ダメ元で行ってみました。1ヶ月ほど前にも隣の渓へ入渓して、ほとんど何も釣れなかったのですが、今回はフライで狙ってみました。しかし、結果は前回とほとんど変わらず、相変わらず小さなニジマスにアメマスにヤマメが数尾、ヒットしてきただけでした。どうも私は北見の渓と相性が合わない様です。
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チップ釣り場には車が30台ほど | 夕方、北見市近郊のニジマスの渓へ | 小ニジマス・尺アメマス・小ヤマメなど |
【使用タックル】
ShimanoBrookstone906、NoBrand1850円WF-6Fライン、EchoIonFlyReel4/5、TiemcoStandard0X9F、NanodaxShockLeader12.5lb、プリンスニンフTMC102Y#9、他
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