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単独釣行レポート
北海道釣行日誌2020(5)(7月11日〜20日)
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北海道に来て早や1ヶ月が経過しました。今回は釧路市内に小さな住居を構え、10月末ころまで短期移住の予定です。そのため、釣行範囲は道東方面が中心となります。釣りに向かない真夏の1ヶ月ほどを除き、細かな予定は一切立てず、体調と相談しながら、自由きままに釣り歩きたいと考えています。最近は釣果にこだわらず、のんびりと釣りそのものを楽しむ様になってきていて、観光や写真目的の日々がますます増えています。今回も、その日に起きた様々な出来事を、写真と文章で日誌形式で綴って行きたいと思っています。(下写真は、道東のオショロコマの源流)
注:釣り場の特定を防ぐため、風景画像に大幅な修正を加えるか、同イメージの別の場所の写真を使用しています。ご了承下さい。
【7月11日(土)】
この日は午後から雨の予報だったため、朝から洗濯をしたりフライを巻いたりして過ごしていましたが、予報が大きく外れ、夕方まで全く雨は降りませんでした。そのため、夕方の2時間足らずを利用して、いつもの十勝のニジマスの渓へ入りました。フライもTMC102Y#9の少し大きめのフライを巻いて挑みました。実は雨の予報が外れただけでなく、最高気温も23℃の予報が実際は27℃と暑く、この日も昼間はグッタリでした。ただ、夕方はなぜか気温が21℃まで急低下。水温も下がったはずであり、ニジマスの活性は少し回復した様でした。そのため、釣り始めてすぐに27cmほどが釣れ、3尾目には33cmがヒット。
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この日釣ったのはこのポイントだけ | すぐに上下流から釣り人が現れる | それでも33cmまで6尾ヒット |
そして、非常に短い時間でしたが、ここ2日よりはやや大きめのニジマスが全部で6尾ほどヒット。ただ、この渓は平日でもすぐに上下から釣り人が入ってくるほどの人気河川であり、土日ともなるとそれは大変です。上中写真の様に下流側からは関東からの釣り客が3人、上流側からは九州からの釣り客が2人も釣り下がってきて、5人もの釣り人に挟み撃ちに。結局、上右写真のたった1か所のポイントだけしか釣りになりませんでした。それでも6尾の釣果が見られたのは、やはりフライは良く釣れますね。ただ、大型はやはり難しい様で、下流からの3人組も25cmまでしか釣れなかったそうです。
【使用タックル】
ShimanoBrookstone906、NoBrand1850円WF-6Fライン、EchoIonFlyReel4/5、
TiemcoStandard0X9F、SeagarGrandMaxFX2.5号、自作ウェットフライTMC102Y#9、他
【7月12日(日)】
この日は終日大雨の予報でしたが、またまた予報は外れ、ときおり小雨がパラつく程度の曇天でした。日曜とあって、どうせ釣り人でごった返しているだろうと、近くの橋の上から様子を見ると、案の定、畦畔のあちこちに釣り人の車が停まっています。これじゃ釣りにならないだろうと、近くの管釣り「士幌フィッシングパーク」へ向かいました。この管釣りは数年前までは70cmクラスのニジマスも放流されていましたが、田舎で1日券2,200円という超廉価で採算が合わないのでしょうか、年々型が小さくなってきています。この日も池の周りをグルリと回って魚影を確認しましたが、大型は60mくらいのが2尾だけで、50cm前後が何尾か続き、多くは40cm前後のニジマスばかりでした。
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ルアーフライ専用ポンドは3池ある | 餌釣りポンドにはお客さんが2名だけ | なんとか52cmまでは釣れた |
管釣りで一通り釣るとすぐに飽きてきて、釣れなくてもいいから夕方の時合いに少しだけニジマスの渓を覗いて行くことにしようと、早めに切り上げることにしました。そして16時ころ、十勝のニジマスの渓のいつものお気に入りのポイントへ。この時点で、このポイントの一つ上の淵にも一つ下の淵にも釣り人が立っているのが見えていました。ただ、お気に入りのポイントには人が入っておらず、ラッキーでした。しかし、上下を塞がれていてポイント移動は出来ません。そのため、フライを取り換えながら何度も流すしかありません。最初はTMC102Y#9のウェットフライを使って一通り流すと、例によっておチビちゃんが5尾ほどバタバタとヒットしてきました。
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16時頃、お気に入りのポイントへ | おチビちゃんが5尾ほどヒット | フライを替え再度流すと大物が・・ |
大物は瀬頭の一番の激流の脇や底に定位している事が多いものです。しかし、このポイントの瀬頭の中からは何の反応もありませんでした。そこであまり期待もせず、上右写真のビーズヘッド付の緑のウーリーバガーに取り替え、激流の向う側を流してみました。やはり反応が無かったのですが、それでもしつこく流し返すと、5回目だったでしょうか、ツツンと弱い魚信が手元に伝わってきたため大合わせすると、なんと、下写真の49cmがヒット。すぐに上流側の倒木の根の下に入り込もうとしましたが、竿が折れそうになりながらも何とか耐えました。その後は大ジャンプしながら大暴れし、下流へ50mほども走らされましたが、それでもなんとか取り込みに成功。管釣りの50cmとは大違いでした。そして、日曜でもこんな大物に出会えるとは、実に最高の日となってくれました。
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激流の中から飛び出してきたニジマス49cm、大暴れして50m程も走らされた | 野生のニジマス49cmと私 |
【使用タックル】
渓流:ShimanoBrookstone906、NoBrand1850円WF-6Fライン、EchoIonFlyReel4/5、
TiemcoStandard0X9F、SeagarGrandMaxFX2.5号、自作ウェットフライTMC102Y#9、ウーリーバガー緑#10、
管釣り:3000円の#5/6中古フライロッド、NoBrand1850円WF-6Fライン、EchoIonFlyReel4/5、
TiemcoStandard1X9F、SeagarGrandMaxFX1.75号、Kマラブー、ペレット茶管付グレ3号、他
【7月13日(月)】
この日も雨の予報が外れ、時おり小雨がパラつく程度の曇天でした。前日の49cmに気を良くした私は、またまた朝からニジマスの渓へ。月曜とあって流石に釣り人は少なく、人のいない場所は簡単に見つかりました。瀬のポイントからフライで釣り始めると、例によって25cm程度までのおチビちゃんがポツポツとヒットしてきす。そして、やがて下中央写真の大場所が現れました。流れが茂みの下に集まり激流になっている好ポイントですが、手前に直径15cmほどの倒木が横たわっています。普通に上流からフライを流せませんので、倒木と茂みの1mほどの間にフライを1発で投入しなければなりません。失敗して手前に落としたりすると、警戒して何も釣れなくなってしまいます。
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この日もまずはおチビちゃんが5尾ほど | 激流がぶつかり深場のできた大場所 | 倒木と茂みの間にフライを投入 |
幸いにも一発で倒木ギリギリにフライを投入成功。激流の向こう側にフライを50cmほども沈め、そのままフライを流れに乗せて流しました。すると★印のあたりでコツッと小さな魚信が出て、合わせると下写真の46cmがヒットしてきました。しかしそれにしても、この渓の大ニジマスたちは良く暴れます。竿が折れんばかりの馬力で引き回し、ジャンプしながら釣り場の端から端まで3往復ほどして、ようやく大人しくなってくれました。ちなみに前日釣った49cmも、下右写真の様に、激流の向こう側にフライを底ギリギリまで沈めてヒットしています。大物は付近で一番の激流の脇や底に定位していますが、障害物だらけで厳しいです。釣り人の数は管釣り並みですが、魚と釣り方は管釣りとは大違いなのです。
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大ジャンプして大暴れした46cm | ニジマス46cmと私 | 前日の49cmも激流の対岸側でヒット |
【使用タックル】
ShimanoBrookstone906、NoBrand1850円WF-6Fライン、EchoIonFlyReel4/5、
TiemcoStandard0X9F、SeagarGrandMaxFX2.5号、自作ウェットフライTMC102Y#9、ウーリーバガー緑#10、
【7月14日(火)】
釧路市で所用がありましたが、午前中で早めに終わったため、午後からはゆっくりと阿寒川まで移動。釣り券を購入し、入渓したのはもう14時を回っていましたが、めずらしく釣り人が少なく、ルアーマンが2人ほど釣っていただけでした。この日はいつものホテル前から少し上流側へ移動して釣ってみると、結構な強烈な魚信があり、下中央写真のヒレピンの62cmがヒット。ホテル前と違って放流後、結構な時間がたっているのでしょうか、尾鰭はほぼ完全な形の綺麗なニジマスでした。この日は黒系統のマラブー、赤や黒のトラウトガムが良く釣れてくれました。
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午後から阿寒川C&Rへ | 少し上流でヒレピンの62cmがヒット | 黒系統のマラブーやガムで良く釣れた |
【使用タックル】
ShimanoBrookstone906、NoBrand1850円WF-6Fライン、EchoIonFlyReel4/5、
TiemcoStandard0X9F、SeagarGrandMaxFX2.5号、ペレット茶管付グレ3号、ウーリーバガー黒#10、
【7月15日(水)】
天気予報は風速1〜2mとボート日和だったため、久しぶりに阿寒湖でボート釣りを楽しみました。表層水温は18℃を超えていて、既にハンドトローリングでは無理な状況かと思ったのですが、魚探に見える魚群は意外と浅く、深さ5m前後を泳ぐワカサギやヒメマスらしき群れも見えました。そのため、釣れなくても良いからと覚悟を決めて、あえてハンドトローリングだけで挑みました。7時過ぎに出航しましたが、走り出してすぐに魚信が出て40cm前後のアメマスがヒット。ただ、気持ちの準備ができていなかったためかアワセが悪く、ボート横でバレてしまいました。さらに5分後にもまたまた魚信が出て、今度は47cmのアメマスをゲット。
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14日・15日の阿寒漁協遊漁券 | 朝は風の弱いどんよりとした曇天 | 泳層は意外と浅く、5〜8mほど |
こりゃ今日は入れ食いだ!と思ったのですが、なぜかそれ以後は10時ころまで3時間近くも全く反応がありません。しかし、10時過ぎに太陽が出て来て少し暖かくなると、時合いがやってきました。水深5〜10m付近で盛んにライズが始まったかと思ったのですが、良くみると2cmほどのシラス(何かの幼魚)が水面から逃げまどう様に跳ねていて、どうやらボイルの様です。良く見ると付近はボイルだらけ。すぐにボートを停めて、ボイルの向こうにSukari60deepやDコンタクト63を投入すると、ボートの横まで良型のアメマスが追い掛けてきますが、これがなかなか釣れません。それでも、キャスティングをあの手この手で続けると、40cm前後のアメマスを3尾ヒット。
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10時〜11時半ころ、シラスのボイルが | アメマスが吐き出したシラス | この日の最大は47cmが3尾 |
11時半ころにはこのボイルは終了。その後はハンドトローリングでポツリポツリと魚信が出続け、結局、この日の釣果は中〜小型アメマスばかりで、47、47、47、46、44、44、40cmと39〜21cmまでが8尾の全部で15尾でした。上記のボイルを釣っている時に、1度だけ良型のニジマスがヒットしましたが、残念ながら、大ジャンプをして逃げられてしまいました。阿寒湖ではシングルフックバーブレスが指定されていますが、ミノーのシングルフックはニジマスの様に暴れる魚は非常に外れやすいのです。余程に活性が高く、丸のみの様にミノーを深く咥えてくれた場合以外は、ほぼバレてしまいます。また、金アメらしき魚体は5尾ほど釣れましたが、中でも下写真の44cmは非常に綺麗な典型的な黄金のアメマスで、嬉しさひとしおでした。
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見事な黄金色のイワナ | 綺麗な黄金のアメマス44cmと私 | 夕方は風が強くなり、早めに納竿 |
【使用タックル】
SHIMANO_CarddiffN/S83ML、VanquishC3000、SunlineCastawayPE30lb(2号)+ValivasShockLeader16lb、
Sukari60deep/イブキ/OB鮎、D-Contact63/鮎、他
【7月17日(金)】
16日は2ヶ月ぶりに床屋に行き、また、釣り具の修理をしたりしてのんびり過ごしました。この時期のカルデラ湖周辺では、お昼ごろに風が強くなり、早朝と夕方は風が治まるパターンが多いものです。この日も昼頃に風速5mとなる予報となっていて、今までであればボート釣りは控えるところでした。年齢のせいもあり、ここ数年は、釣りに出かける時間は早くて7時、殆どが8〜10時ころだからです。つまり、早朝の釣りを知らないのです。そこで、この日は思い切って夜明けとともに釣ってみる事にしました。ただ、寝坊して出漁したのは朝の5時でした。それでも、この時間から釣り始めるのは、恐らく10年ぶりくらいでした。
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珍しく早朝5時から出漁、暗い曇天 | 早朝は魚群が分散、8時頃から集合 | 9時を過ぎると青空が広がり暖かく |
ところが出航してすぐに見つけた魚探の魚群を見てビックリ。ヒメマスらしき魚群はバラバラに離れて泳いでいて、これは恐らく周辺に大型の捕食者がいない事を示していました。予想通りに、釣り始めると、魚群の有る無しに関係なく、45cmほどまでの中小型のアメマスがポツリポツリとヒットしてきます。なんだかガッカリでした。ところが、朝8時を過ぎると青空が広がってきて、気温も上昇してきました。すると魚群が集まって塊り始めました。そして、早朝は寒くて冬用の防寒具を着こんで釣っていましたが、その防寒具を脱いだ直後でした。9時半ころ、この日一番の強烈な魚信が出て、下写真のサクラマス51cmがヒットしてきました。2年ぶりの大物サクラでした。
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2年ぶりの湖の大物サクラマス51cm、9時半ころヒットしてきた | サクラマス51cmと私 |
朝からの釣れた魚のサイズを思い出してみると、7時半ころまでは45cmほどまでを7尾、8時半に48cmが出て、その後2尾を釣った後に、上記のサクラ51cmが釣れています。更に10時を過ぎると49cmや46cmのアメマスがヒット。そして11時過ぎに、この日最大のアメマス58cmがヒットしてきました。更に12時前にも51cmの大物がヒットしています。この日の釣果はアメマス58、51、49、48、47、46、46、46、46、42、41、41、39、38、36cmにサクラマス51、21cmの17尾でしたが、大型はすべて9時以降に釣れています。ボート釣りの場合、時合いは9時ころからお昼ころまでに訪れますが、この日も全くその通りで、夜明けとともに釣っても殆ど意味が無いことが良く判りました。4時起きの釣りなんて、もうヤンペですネ。(真夏の晴れた日は別)
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この日の最大はアメマス58cm、明るく暖かくなった11時過ぎにヒットしてきた | 金色のアメマス58cmと私 |
そして、お昼過ぎには予報通りに強風が吹き始めたため、12時過ぎには早めの納竿としました。長い蝦夷梅雨で6月14日以来、晴れた日は殆どありませんでしたが、この日の午後は久しぶりに快晴に近い非常に明るい良いお天気になってくれました。こんな素晴らしい良いお天気は1ヶ月ぶりでした。久しぶりに訪れた摩周湖は非常に綺麗な摩周ブルーに輝いていて、良い写真が何枚か撮影できました。
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ほとんど1ヶ月ぶりに、ほぼ快晴の良いお天気になってくれた、久しぶりの摩周湖は非常に綺麗な摩周ブルーに輝いていた |
【使用タックル】
TrollingRod110、チタノス舟GT3000、MasonLeadCore18lb、ShockLeader20lb、
Sukari60deep/OB鮎、Dコンタクト63S/鮎、TrollingPepper100#056、他
【7月18日(土)】
土日は釣り人が激増するので、人とカチ会う釣りはご法度にしています。この日も午前中はのんびり過ごし、午後から3時間ほどだけ、湧水の渓の人の少ない区間に入ってみました。かつてはこの渓を「ブルックの釣れる渓」と呼んでいましたが、去年あたりから全く釣れなくなったため、「湧水の渓」と改名することにしました。ただ、この渓では、他の幾つかの渓と同様に、激的な変化が起きています。10年以上前はブルックとイワナが1:2くらいの割合で釣れていました。地元の人に言わせると、20年ほど前はブルックの方が優勢だったそうです。それが、今ではイワナばかりになり、そこへ数年前からニジマスの稚魚が幅を利かせる様になってきています。しかも、去年あたりからイワナの数も激減し、小イワナさえ釣るのが難しくなってきています。
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気温が上がると湧水の渓が恋しい | 3時間でたった12尾、しかも小さい | イワナ12尾に対し、ニジマスが4尾も |
ニジマスはかなり以前から棲息していて、下流部では70cmオーバーの大型も釣れていますが、源流部ではたまに大型が出るものの、稚魚もほとんど見られない状況でした。ところが、この日の釣行では、イワナ12尾に対しニジマスの稚魚が4尾も釣れています。十勝や知床でニジマスがオショロを駆逐しつつある渓が見られますが、温暖化で同様の事が起きている可能性があります。それと、イワナが激減している理由がもう一つありそうです。ウワサですが、去年あたりから、10cmほどの小イワナまで、釣れた獲物は全て持ち帰る、節操の全く無い餌釣り師がやってくるそうです。たった一人の餌釣り師の乱獲で、1本の渓の魚影がゼロになった事例は山形でも度々ありました。温暖化で北海道は本州化していますが、釣り師も本州化しているのでしょうか。世も末ですね。
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バイカモの生い茂る渓は美しい | 温暖化で湧水の水温も上がっているのか、イワナは型が小さく数も激減している |
【使用タックル】
ShimanoCarddiffNX/S72L、StradicC3000、SunlineCastawayPE25lb(1.5号)+SeaguarGrandmaxFX2.5号、
Ryuki50/45/38S/チャート/赤腹ヤマメ/ニジマス、他
【7月19日(日)】
この日は再び風の弱い予報だったため、2日ぶりにカルデラ湖のボート釣りに繰り出しました。ただし、前回とは違って9時スタートの実にのんびりした釣行でした。この時期はまだ、大物は9時から12時ころに釣れる事が多いためです。ただ、非常に良いお天気の日曜とあって、湖面上はプレジャーボートやジェットスキーで賑わっていて、かなり騒々しい状況でした。そのためか、釣り始めて3回ほど竿先がグンっと引き込まれたものの、ヒットに至りません。しかも、4回目・5回目に釣れたアメマスは2尾ともスレでした。エンジン音が絶え間ないため、魚たちも神経質になっている様で、喰いが浅くうまくヒットしない様でした。
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ボートやジェットスキーで一杯 | ↑ヒメマス? ↑ワカサギ? | ヒメマス魚群を通過後釣れたヒメマス |
この日の水温は既に20℃前後となっていて、魚群の泳層も10mを超えていました。ただ、2日前にサクラマスが釣れた時にも、おや?っと思ったのですが、上中央写真の右側の様なワカサギらしき魚群が魚探に映り始めていました。ワカサギの産卵が終わり、ようやく湖のあちこちで大きな魚群となって現れ始め、これを追ってサクラマスやニジマスが釣れ始めたのではないかと考えています。この日も46cmと27cmのニジマスがこの湖で今年初めてヒットしてきて、今後はニジマスも普通に釣れるのではないかと期待しています。やはり浅瀬で産卵中のワカサギやウグイを捕食していて、沖合では釣れなかったのでは?と考えていますが、本当の所は良く判りません。
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この湖でここまで良く太ったアメマスは初めて、最初は大ニジマスかと錯覚した | この湖で今年初のニジマス46cm |
その後は、ミノーをトローリングペッパーに切り替え、なおかつ頭部にアシストフックを付けて喰いが浅い魚を確実に掛けられる様にシステムを変更。これが奏功して、その後はバレることなく次々とアメマスがヒットしてきました。この日の最大はアメマス54cmでしたが、上写真の様に丸々と太っていて、強烈に鋭角的に良く引いてくれたため、すわ!大ニジマスか!と期待させられましたが、魚体を見てちょっとガッカリでした。この日は午後16時ころでレッドコアによるトローリングでしたが、この時点でアメマス・ニジマス・ヒメマスを合わせて13尾の釣果となっていて、既に大漁でした。そこで、かねてより試みてみたいと思っていた潜行板での釣りに切り替えてみました。
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自作潜行板(クリックで拡大) | 潜行板で51cmまで8尾釣れた | 終日良いお天気の気持ち良い日だった |
この潜行板は、昨年亡くなられた新潟のBuuさんの発案で試行錯誤して作成したものです。針金の尖った部分にスイベルで道糸を結び、錘と反対側の穴にロッド長分のハリスとミノーを接続します。魚が掛かるとスイベルが錘側に滑り水抵抗が無くなって浮き上がってくると同時に、魚の引きが楽しめるという仕組みです。結果は上々で、むしろレッドコアよりも良く釣れる印象でした。恐らくステン板で作っているため、良く晴れたこの日は、潜行板自体がドジャー(集魚板)の役割を果たしてくれていた可能性があるのではないかと考えています。最終的にこの日の釣果はニジマス46、27cm、ヒメマス1尾、アメマス54、51、50cm、40cm台9尾、40cm以下6尾の合計21尾の大漁となってくれました。
【使用タックル】
〜16時:TrollingRod110、チタノス舟GT3000、MasonLeadCore18lb、ShockLeader20lb、
16時〜:TailWalkKeison(鮭鱒)90、Biomaster3000、SunlineCastawayPE30lb(2号)+ShockLeader20lb、自作潜行板
Sukari60deep/OB鮎、Dコンタクト63S/鮎、TrollingPepper100#056、他
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