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単独釣行レポート

北海道釣行日誌2020(3)(6月21日〜30日)


コロナ禍の最中ですが、6月に入り、県をまたぐ移動の自粛が解除されたため、北海道にやってきました。今回は釧路市内に小さな住居を構え、10月末ころまで短期移住の予定です。そのため、釣行範囲は道東方面が中心となりそうです。釣りに向かない真夏の1ヶ月ほどを除き、細かな予定は一切立てず、体調と相談しながら、自由きままに釣り歩きたいと考えています。最近は釣果にこだわらず、のんびりと釣りそのものを楽しむ様になってきていて、観光や写真目的の日々がますます増えています。今回も、その日に起きた様々な出来事を、写真と文章で日誌形式で綴って行きたいと思っています。(下写真は、十勝のニジマスの渓)

注:釣り場の特定を防ぐため、風景画像に大幅な修正を加えるか、同イメージの別の場所の写真を使用しています。ご了承下さい。


【6月21日(日)】

この週は十勝のニジマスの渓を攻めてみようと、20日は大きく移動の日としました。午後から少しだけ、いつものニジマスの渓のポイントを訪れると、案の定、沢山の釣り人でごった返していて、コロナなんてどこ吹く風の様相でした。2人のルアーマン・フライマンに状況を聞いてみた所、今年も尺前後までが中心で、大型のニジマスはほとんど釣れていないらしい。以前は50cmくらいまでのニジマスが良く釣れていたのですが、2〜3年ほど前から急激に釣れなくなり、今年もあまり期待は出来そうも無さそうでした。そして、日曜は更に釣り人が多いだろうとニジマスの渓は諦め、十勝南部のファミリーパーク更別という、おなじみの管釣りへ行き、お茶を濁してしまいました。

ファミリーパーク更別のC&R池餌釣り掘は結構な賑わいだったこんな小さな餌用?ニジマスも釣れる

この管釣りのC&R池は、60cmオーバーのドナルドソンニジマスを豊富に放流しています。ここ数日は、なぜか釣り始めだけ幸先良く釣れるがその後はサッパリ、と言う状況の日が多いのですが、この日も全くその通りでした。なんと、釣り始めの第1投目で、いきなりガクンと強烈な魚信が出て、15分以上も大暴れして取り込んだのは、下写真のドナルドソン80cm。これまでの管釣りでのニジマスの記録を更新するサイズが1投目で釣れてしまい、ビックリ。しかし、その後は激渋で、ペレットフライをもってしても殆ど反応の無い状況が続きました。いつもなら10尾ほども釣れ続き、手が痛くなって早めに納竿するのですが、この日釣れた大型はたった3尾だけ。これほどまでに渋いこの管釣りは初めてでした。

畜養池に魚を入れると必ず死んでしまう1投目でヒットしたドナルドソン80cm 管釣りでの記録を更新するサイズだった

それにしても、この管釣りでいつも不思議に思うことがあります。左上の様なカンバンが立てられていて、釣れた魚を写真奥の鉄製の生け簀の中に入れる様に書かれています。しかし、この生け簀の中はドロドロの緑藻とヘドロで一杯になっていて、魚を入れるとエラに泥や藻が絡んでしまい、ほぼ100%窒息して死んでしまいます。今日も2尾目の魚をこの生け簀に入れましたが、1時間後には死後硬直していました。普通にリリースすれば元気に泳いでいるのに、なぜこんな事をさせるのでしょうか。70cm前後のニジマスは2kg2000円以上はすると思いますので、10尾も釣って全部この中に入れると、2万円ほどのロスになってしまいます。この管釣りの1日券はたったの2500円です。絶対に割が合いませんよね。

【使用タックル】
3000円の#5/6中古フライロッド、NoBrand1850円WF-6Fライン、EchoIonFlyReel4/5、
TiemcoStandard1X9F、SeagarGrandMaxFX1.75号、Kマラブー、ペレット茶管付グレ3号、他

【6月22日(月)】

この日は余り期待もせず、8時過ぎから十勝のニジマスの渓へと向かいました。なぜ期待できないかと言うと、朝の気温は9度しかなく、凍えそうな寒さ。これではニジマスの活性は上がりそうも有りません。それでも、いつものお気に入りのポイントに入渓すると、あれま、目の前にフライマンが2人。この渓はここ3年ほど、釣り人が激増していて、平日でも釣る場所が無いほどの釣り人で溢れています。ちなみに、このポイントの次に入渓しようとした地点も、その次の地点も、全て釣り人の車が停められていて、入るところが無いほどでした。月曜なのに!

綺麗に除草された土手道を走る入渓した途端にフライマンに遭遇お昼頃、ツバメが川原を飛び始めた

ところで、朝一番にお会いしたこのフライマンさんは、著名な釣りガイドのカワセミさんでした。ニンフフィッシングの大ベテランさんで、釣りを中止して、いろいろとお話を伺わせて頂き、ずいぶんと勉強させて頂きました。ちなみに、今年はコロナの影響で、写真上中の右の人が今年初めてのお客さんだそうです。昨日もガイドをされていて、なんでもそのお客さんは40cmオーバーを釣られたそう。最近、この渓では大型のニジマスを長いこと見たことがありませんが、釣る人はちゃんと釣っているんですね。ただ、彼もこの数年はトンと釣れなくなったと嘆いておられました。

こんなカディス(トビケラ)が羽化この大場所では40cm弱をバラした結局、25cmまで7尾の釣果・・寂しい

さて、私の釣りの方ですが、12時前になり、なにやら渓の上空をツバメの群れが滑空し始めました。見るとカディスが大量に羽化している様で、なるほど、ツバメたちはこんな小さな虫たちも捕食しているんですね。そして、良くみると、渓の緩い流れのアチコチで小さな魚がライズを始めました。よく見ると全て小ニジマスでした。たった一つの淵に、恐らく10尾以上もの小さなニジマスがひしめいている様で、大物は釣れなくなってしまったが、実は小物が激増しているのではないかと思われました。この渓の隣の渓は小ニジマスで有名なのですが、この私のお気に入りのニジマスの渓も、温暖化などで同様の道を辿っているのではないかと思われました。

【使用タックル】
ShimanoCarddiffNX/S72L、StradicC3000、SunlineCastawayPE25lb(1.5号)+SeaguarGrandmaxFX2.5号、
Ryuki50S/赤腹ヤマメ/Tシャッド、Sukari50SS/イブキ/緑、他

【6月23日(火)】

この日は前日と比べ最高気温が7℃ほども高い予報だったため、活性が上がるだろうと、気合を入れていつもの十勝のニジマスの渓へ向かいました。午前中はいつもの平野部を流れる長蛇の渓へ入りましたが、ここでは予定通りに31cmまでのおチビちゃんが7尾ほどの釣果でガッカリ。加えて、火曜だと言うのに、釣り始めるとすぐに上流・下流から釣り人が現れます。本当は50cmオーバーの大型も泳いでいるのでしょうが、釣り人が多過ぎて常にスレてしまっていて釣りにならないのです。そのため、平野部の渓はそろそろ見切りを付ける事として、午後からは、新たな釣り場を探す事にしました。

午前中はいつもの平野部の渓へ予想通りに31cmまで7尾ほどすぐに上下から釣り人がやってくる

私は出会った地元の釣り人達から、あの手この手で様々な情報を聞き出す様にしていますので、そんな情報の中から目星を付けていた幾つかの釣り場のうち、有望そうな釣り場の一つへと移動しました。この渓はいつもの十勝のニジマスの渓の上流部で、オショロコマも一緒に釣れる様な源流部に近い渓でした。釣り人からの情報と言うのは、自慢したいがための結構なデタラメな情報も多いのですが、この渓は全く別でした。青い水が深くゆったりと流れるポイントに差し掛かったとき、写真下の実に精悍な顔つきのニジマス52cmがヒットしてきました。十勝のニジマスの渓では実に3年ぶりの50cmオーバーでした。釣り人の情報、様々でした。

十勝のニジマスの渓では3年ぶりに釣れた50cmオーバーの渓ニジマス52cmニジマス52cmと私

カルデラ湖のボート釣りでは50cmオーバーのニジマスが1日に何尾も釣れることがありますが、渓での50cmオーバーとは、まるで意味が異なります。大満足の1尾であり、嬉しさもひとしおでした。そして、この渓では他に40cmクラスのニジマスの魚影も確認しています。下流の平野部を流れる渓では異常なほどに釣り人が多いのですが、この付近はヒグマの出没している山奥ですので、人も少なく、ニジマスたちの警戒心もそれほどは高くない様でした。他にこの渓では下写真の41,25cmのアメマス、25cmのニジマスに20cm前後のオショロコマも釣れています。ただ、熊スプレーに熊鈴に爆竹を用意しての、ヒグマの恐怖の中での釣りは、やはり疲れますね。

この精悍な顔つきは渓育ちならでは新たに開発した新天地の釣り場ここでは41cmの渓アメマスも釣れた

【使用タックル】
ShimanoCarddiffNX/S72L、StradicC3000、SunlineCastawayPE25lb(1.5号)+VarivasShockLeader16lb、
Ryuki50/45/38S/赤腹ヤマメ/Tシャッド、Sukari50SS/イブキ/緑、他

【6月24日(水)】

ちっとも釣れない平野部のニジマスの渓もそろそろ飽きてきたので、珍しくフライで小ニジでも釣ってみるかと、午前中はいつものポイントへ向かいました。すると平日なのに、またしてもフライマンが目の前に。話を聞いてみると、朝から70cmに60cm台を3尾釣ったらしい。この地では、50cmを釣ったと言うと「いいね!」、60cmなら「凄い!」、70cmだと「ウソつけ!」となるのが相場でして、とても信じられません。それでもさっき釣ったという60cmほどのニジマスの写真を見せられたため、彼のうしろを付いて歩き、釣り方を教えてもらうことに・・・。しかし、途中で「70cmと思ったけど、測ってはいないので、50cmくらいだったかも・・・」とか言い出し、あーー、やっぱりね、と納得。まぁ、竿さばきは相当なベテランさんでしたが、70cmはここじゃ無理ですよね。

午前中は70cmを釣った?フライマンとしかし、大物は釣れなかったこんなチビニジマスが1尾だけだった

午後からは少し移動して、毎年、確認のために訪れているオショロコマの渓へ入ってみました。何を確認しているかと言うと、オショロがまだ生きているかどうかです。写真下の渓では、10年ほど前は小さなミノーを泳がせると、オショロがぞろぞろと追い掛けてきたものですが、数年前から小さなニジマスが釣れる様になり、反比例するようにオショロが釣れなくなってきていました。ここ数年は、オショロの生息数を確認するための入渓となってしまっていました。そして、今回は1時間ほども釣って、釣れたオショロはたったの2尾だけ。10年前なら1時間で30尾くらいは釣れたのに・・・ニジマスがオショロを駆逐した渓は道内に沢山ありますが、この渓も今年あたりがオショロの最後の年の様です。

午後は源流部のオショロコマの渓へオショロはニジマスに駆逐されていた殆ど釣れずに1時間ほどで納竿した

【使用タックル】
ShimanoCarddiffNX/S72L、StradicC3000、SunlineCastawayPE25lb(1.5号)+VarivasShockLeader16lb、
Ryuki50/45/38S/赤腹ヤマメ/Tシャッド、Sukari50SS/イブキ/緑/クラシック、他

【6月25日(木)】

今日こそはフライで十勝のニジマスの渓を釣ってやろうと、朝一番にいつものお気に入りのポイントへと向かいました。天候は小雨で、前日より最高気温が8℃も下がる予報だったため、恐らくルアーでは殆ど何も釣れません。それでも一応、このポイントで、まずはルアーを投げて確かめてみました。かなりの時間を割いてしつこくルアーを何種類も替えながら投げ続けましたが、予想通りに全く反応無しでした。ところが、ここで驚きの出来事が・・・上流から釣り下ってきたフライマンさんに遭遇、目の前でバカスカ釣っています。しかも、たった今、ルアーをしつこく流しまくったそのポイントで、目の前で立て続けに35cmほどまで4尾を釣ってしまったではありませんか! これには参りました。

雨の中、お気に入りのポイントへ爆釣するフライマンに遭遇目の前で立て続けに35cmまで4尾

聞けば3日前にこの渓でお会いした釣りガイドのカワセミさんのご師匠だそうで、よく見るとカワセミさんと同じ様なニンフ仕掛けを使っておられました。30年以上の大ベテランで、この日は朝から50cmほどまでを50尾以上は釣っているとか・・・そんな凄い人もいるんですねぇ。ここでも釣り方や仕掛けについて教えて頂き、なんと、見本のフライとシンカーまで頂いてしまいました。この場を借りて、感謝申し上げます。ありがとうございました! てな訳で、その後は別のポイントへ移動し、私もフライで同じ様な釣り方で小ニジマスの数釣りを楽しみました。

私もフライで頑張ったが32cm止まりウーリーバガーが良く釣れた出会ったルアーマンはオデコだった

実はこの渓ではルアーマンが非常に多く、ルアーに反応しなくなっているだけで、フライでは釣果を上げている人が少なからずいることを前々から聞いていました。ここ数年で大型が少なくなったのは間違いありませんが、小ニジマスは実はウジャウジャ泳いでいます。私は大物狙いで大き目のルアーばかりを使っていて小ニジマスは釣れないのです。しかし、ニジマスはニジマスです。人が多い渓では、まぁ、管釣りみたいな状況です。管釣り用のフライで結構釣れました。写真上中の様なビーズヘッド付が良く釣れましたが、KフライやKマラブーでも釣れました。ただし大型は出ず、4時間ほどやって32cmまで12尾の釣果でした。ルアーよりは数は圧倒的に釣れますね。

【使用タックル】
3000円の#5/6中古フライロッド、NoBrand1850円WF-6Fライン、EchoIonFlyReel4/5、
TiemcoStandard0X9F、SeagarGrandMaxFX1.75号、#12ウーリーバガー茶/緑、Kフライ、他

【6月26日(金)】

大雨の予報が大外れで、午前中、雨は降りませんでした。そのため、この日もまたまたフライで遊んでみました。前日同様に異様に寒い朝で、ルアーでは釣れそうもなかったからです。出漁はもう11時近くでしたが、上空にはツバメが飛来していて、何かの虫が羽化している様でした。こういう時はチャンスに違いありません。そして、下左写真のポイントに入り、なんでもないウェットフライを3回ほど流した時でした。いきなり強烈な魚信が出て、魚が右に左にと大暴れし始めました。それも、足元2mくらいのなんでもない場所でのヒットで、驚かされました。しかしなんですね、北海道のニジマスは管釣りのニジマスと同じ生き物とは思えませんね。馬力も速度も半端ないです。

午前中は雨が降らず、ニジマスの渓へ最後に釣れた36cmほどこんな流れがフライでは良いポイント

この渓ではこのところ、ルアーでは殆ど大物の話は聞きませんが、釣り人のあまりの多さにスレてルアーに反応しなくなっているだけで、本当はそこかしこに50cmくらいまでの良型が泳いでいる様です。それに、人の多さの割には小物であればそれなりに釣れるため、釣り人が増えているのでしょうね。ただ、大型が以前より少なくなり、小ニジマスが増えている様な気がしてなりません。また、以前は殆ど見なかったウグイが良く釣れる様になってきています。やはり水温上昇などで、環境が激変しつつあるのは間違い無さそうでした。そして、お昼を過ぎると雨が降り始めたため、13時過ぎには早い納竿としました。

ニジマス43pと私左上写真のポイントで出た43p、大暴れし、管釣りのそれとは別の生物だった

しかしなんですね、ルアーじゃあれだけ苦労してもロクな釣果が出ないのに、フライだといとも簡単に釣れてしまいます。ニジマスは本来、虫を食べて生きている魚です。大きな魚のルアーは、スレるとまるで知らん顔になってしまいます。それに、あまり言うとフライの人に怒られますが、フライはルアーよりは遥かに餌釣りに近いですから、当然でしょう。姿形だけではなく、例えばマラブーなどの油成分が分子拡散することで、魚にはかなり強烈に匂っているはずですから(ドライは別)。十勝のこの渓も、これだけ釣り人が増えてしまうと、もう管釣りと変わりません。よほど条件の良い日以外は、フライで釣る事にしようかと迷っています。

【使用タックル】
3000円の#5/6中古フライロッド、NoBrand1850円WF-6Fライン、EchoIonFlyReel4/5、
TiemcoStandard0X9F、SeagarGrandMaxFX1.75号、#12ウーリーバガー茶/緑、#8ウェット、他

【6月28日(日)】

27日は大雨となり道東の主要河川は泥濁りになってしまいました。十勝のニジマスの渓も数日は釣りになりそうにありません。渓が濁れば湖や湧き水の渓へ行くしかありません。洗濯や買い物を済ませると、午後からは阿寒湖へと向かいました。28日は予報では朝から小雨で風速1〜2mの風の弱い日の予報だったため、阿寒湖のボート釣り券を購入。しかし、実際に阿寒湖畔へ行ってみると、あれま、結構な風で白波もところどころに見え、どうみても風速4〜5mで、ゴムボートの釣りには少し危険な状況。しかも、この日の最高気温は14℃と、湖畔は防寒具無しでは立っていられない状況でした。仕方なく、阿寒川のC&R区域でお茶を濁す事に・・・。

ボート釣り券を買ってはみたがモンカゲの季節の日曜は人だかり阿寒川の釣り人専用駐車場は満杯

ただ、湖畔から小島方面を見渡すと、流石にモンカゲシーズンの日曜とあって、相当な人だかりが見られました。この時期の釣り客は首都圏や大阪方面からの遠征組が多く、コロナ騒ぎなど「そんなの関係ねぇ!」といった雰囲気でした。阿寒川の釣り客用駐車場も満杯で入る所がありませんでしたが、暫らく待ってから釣り場に行くと、やはり釣り人がゾロゾロといます。それでも阿寒川には愛想の良いニジマス君たちが一杯泳いでいて、フライで攻めると2時間ほどで10回ほどヒットがあり、バラシが多かったのですが、3尾ほどは釣り上げることができました。ちなみに、ルアーマンたちは殆どがオデコだった様です。寒い日はルアーじゃダメですよってば。

放流ニジマスがウジャウジャ泳ぐ九州や大阪、愛知からも釣り客が50cm前後のヒレ丸ニジマスが3尾

【使用タックル】
3000円の#5/6中古フライロッド、NoBrand1850円WF-6Fライン、EchoIonFlyReel4/5、
TiemcoStandard0X9F、SeagarGrandMaxFX1.75号、#12ウーリーバガー黒、ペレット茶管付グレ3号、他

【6月29日(月)】

この日も小雨で風の弱い予報だったため、2日連続で阿寒湖のボート釣り券を購入し、珍しく朝7時半ころから出漁し、ハンドトローリングで楽しみました。この日は予報通りに朝からほとんど無風状態でしたが、どんよりと曇ってとても寒く、雨具を着ていても震えるほどの日でした。こんな日はロクな釣果を望めそうもありませんが・・・想定通りに出航後2時間は全く何の反応も無い状況でした。ただ、こんな日は真昼間の水温が上がる時間帯に短い時合いが来るものです。そんないつ来るか判らない時合いを、ジッと我慢しながら待っていると9時半近くになって、ようやく20cmちょっとのアメマスがヒット。しかし、まだ時合いとは言えません。

2日連続でボート釣り券を購入どんより曇った異様に寒い日月曜になり、外来の釣り人は少ない

10時20分ころになり、魚探に下写真のヒメマスらしき魚群が見えました。実は阿寒湖ではこの様な魚群が見えることは非常にまれで、これまで十数回の釣行で見たのは初めてでした。カルデラ湖の釣りでも、こういった魚群の回りには大型のアメマスやニジマスが付いていて、大きな魚がヒットしてくる事が多いのですが、阿寒湖でもその状況は同じでした。ボートが魚群上を通過して30秒後に、コツコツと言う前アタリがあり、直後にガツンとロッドが引き込まれ、40mほど後方で魚が大ジャンプ。ひとしきり大暴れした魚は、下写真のブルーバックのニジマス49cmでした。ようやく時合いが到来の様でした。

ヒメマスらしき魚影が見えると・・30秒後にガツンと来たニジマス49cm金アメは36cm止まり4尾だけ

魚群の回りには複数の大型魚がエサを狙って遊泳しているハズです。魚群が見えることなど殆どない阿寒湖ですので、49cmを釣り上げた後は、たった今釣れたポイントへ逆方向にトローリングを開始。すると11時ころ、今度はもう1cm大きい50cmジャストのニジマスがヒット。阿寒湖ではこの時期、ニジマスが釣れること自体がまれなのですが、連続して50cm前後が2尾も釣れるとは、もうビックリの大感激でした。ただ、阿寒湖のこの時期の名物である金アメマスは36cm止まりで、少しガッカリでした。午後は少し風が出てきたこともあり、14時ころには早めの納竿としました。

49cmと同場所で釣れたニジマス50cm 阿寒川と異なり完全に野生化しているニジマス50cmと私

【使用タックル】
SHIMANO_CarddiffN/S83ML、VanquishC3000、SunlineCastawayPE30lb(2号)+ValivasShockLeader16lb、
Sukari50SSdeep/イブキ/OB鮎、Sukari60deep/イブキ/OB鮎、他

【6月30日(火)】

この日は終日、冷たい雨のため、釣りはありません。