今秋も北海道遠征釣行を行っています。今回も10月下旬頃までの2ヶ月足らずを予定していますが、細かな予定は一切立てず、体調と相談しながら自由きままに釣り歩きたいと考えています。釣行範囲は主に十勝・釧路支庁であり、一部は日高・胆振・網走支庁等が含まれています。また最近は、釣果にこだわらず釣りそのものを如何に楽しめるかに重点を置いて旅をする様になってきています。加えて近年は、釣りのウエイトがますます少なくなっており、観光や写真目的の旅が多くなってきています。今回も、その日に起きた様々な出来事を、写真と文章で日誌形式で綴って行きたいと思っています。(下写真は、十勝のニジマスの渓) 【9月11日(水)】 この日の帯広市の最高気温は、前日より12℃近くも低い19℃となり、カラっとした北寄りの空気に包まれました。一気に気温が下がり過ぎ、むしろ朝は寒いくらいでしたが、この気温変化がデリケートなニジマス達にとって吉と出るか凶と出るか確かめるために、早速、いつもの十勝のニジマスの渓へ降り立ちました。一般的にはその魚種の適水温(ニジマスは12℃前後か?)に近づく方向に気温が変化した場合に魚の活性が高くなると考えていますが、しかし、この日は急激に気温が下がり過ぎ、ニジマスがどの様な反応を見せるかが気がかりだったのです。ただ、この日は入渓地点の選択を間違えました。
左上の写真は、釣り人の多さを確認するためにいつも通る橋の上からの眺めですが、なんとこの日は釣り人の姿が皆無でした。そのため、この風景の少し奥から入渓し、橋の下あたりまでを釣ってみることにしました。しかし、これが失敗でした。流れは複雑に分岐していて、大場所が全く無いのです。ただ、釣ってみて判ったのは、分岐している分、水量が少なく、ルアーでもフライでも釣りやすいため、この付近がいつも大混雑していた様です。そして、この日の釣果ですが、午前中の4時間ほど釣って、なんと19尾の釣果がありました。しかしながら、大物は皆無で、最大は32cm止まりと寂しい結果に。大場所が無く、仕方ないと言えば仕方ないですが、ガッカリでした。
【使用タックル】 ShimanoCarddiffNX/S72L、StradicC3000、SunlineCastawayPE25lb(1.5号)+VarivasShockLeader16lb、 Ryuki60S/50S/赤腹ヤマメ/チャート、Sukari50SSdeep/赤腹ヤマメ/チャートヤマメ、他 【9月12日(木)】 3年ほど前に道東のアメマスの渓は「終わった!」宣言をしていますが、それでも毎年この時期になると、状況を確かめたくて入渓してしまうのが釣り師のサガです。前日の雨による濁りに期待して、早朝から道東道を釧路方面へと走りました。しかし、現場に到着して少々ガッカリしました。この付近では20mmという微妙な降雨量が見られた様なのですが、濁りはほとんど無く、しかも、このところの良いお天気で渓の水量はいつもの半分程度。これではロクな釣果は望めません。しかも、渓には釣り人の姿が見えません。唯一1人だけ居たフライマンに話を聞くと、今年のアメマスは昨年以上に魚影が薄く、大型は出ていないらしい。
ただ、ネットを見ると釧路港の近くの砂浜で、7月ころに60cm前後の良型のアメマスが多数釣れていた様です。その魚たちが間違いなく遡上している筈なのですが、はて、どこへ行ってしまったのでしょう。フライマン氏いわく「海アメと川アメマスの釣果は全く比例しない」とのこと。一体、どうなっているんでしょうね。・・・さて、この時期の渓のアメマス釣りの方法は2通りあります。1つ目は、写真上中央の様な鮭の産卵床のすぐ下流で、流れてくる鮭の卵を狙って集まってきたアメマスを釣る方法です。ただ、この方法では小物ばかりで大型のアメマスは釣れません。この日もこの方法で6尾ほどの尺以下のアメマスを釣りましたが、これでは全く納得できません。
もう1つの方法は、強い水流が1本に集まり深みが出来ている様な場所を選び、その底に定位しているアメマスを上流からミノーを流し込んで狙う釣り方です。昨年はこの方法で54cmまでのアメマスを釣っていますが、今年はこういった場所にも殆ど魚影が無い様で、同じ様なポイントを5ヶ所ほど釣ってみましたが、唯一38cmが1尾、釣れただけでした。昨年54cmを釣ったポイントにも入渓してみましたが、ウグイが釣れただけで、アメマスはやはり不在の様でした。今シーズンも大雨の後に、もう1度くらいはこの渓に入ってみたいと考えていますが、どうやら今年も道東のアメマスの渓では、大物の期待は出来そうもない様です。 【使用タックル】 ShimanoCarddiffNX/S72L、StradicC3000、SunlineCastawayPE25lb(1.5号)+VarivasShockLeader16lb、 Ryuki50S/45S/38S/赤腹ヤマメ/チャート、Sukari50SSdeep/チャートヤマメ、他 【9月13日(金)】 9月の3連休は前日からでもかなり釣り人が増えるため、お手軽な釣りでお茶を濁すことにしました。この日は小物釣りを楽しもうと、ブルックの釣れる渓に向かいました。ところが現地に到着すると、どこかで見た様なオジサンが一人、橋の上から渓を眺めている姿が・・・あれま、HGさんではないですか!・・・この偶然には本当に驚いてしまいました。折角なので、予定外に午前中だけミニオフとして、この渓を釣ってみることにしました。HGさんもこの渓へは何度か訪れておられるらしいのですが、ルアーで私の釣るのを見てみたいとのこと。
私の釣り方は、バイカモとバイカモの間を流れる水流の中を、小さなミノーで逆引きする方法です。そのため、釣り下がるのが普通です。過去には2時間で60尾ほどのイワナなどを釣ったことがあり、この日も釣り始めて10分ほどでイワナ2尾とニジマス2尾をヒット。HGさんはあまりの釣れっぷりにビックリされたようでした。HGさんもドライフライで何尾かのイワナを釣り上げておられましたが、どうやらルアーの方が断然、数は釣れる様です。午後からは私単独で同じ渓に入渓しましたが、結局この日は、イワナ31pを頭に17尾、ニジマス6尾、ブルックらしき1尾の合計24尾ほど。相変わらず、この渓は釣り人を裏切りませんね。
【使用タックル】 ShimanoCarddiffNX/S72L、StradicC3000、SunlineCastawayPE25lb(1.5号)+VarivasShockLeader16lb、 Ryuki60S/50S/45S/赤腹ヤマメ、Sukari50SSdeep/チャートヤマメ、他 【9月14日(土)】 この日から3連休が始まり、オマケに来週も3連休で、大手企業の裕福な人達はシルバーウィークで10連休なんて人もいるに違いありません。そのため、有名な渓はこの時期、どこも釣り人で一杯になります。この日は、人のほとんど来ない様なオショロコマの渓を選んでみましたが、最近はオショロ釣りをやる人が増えているのか、それでも渓には数台の釣り人らしき車が停まっていました。ただ、オショロは人の釣ったすぐ後でも平気で釣れます。なにせ、私のオショロの釣り方は独特で、同じような釣り方をする人は殆どいないため、人の歩いた後でも平気で釣れてしまうのです。
釣り方は小型ミノーの逆引きです。ただし、活性の低い日は、足元までオショロが追いかけて来ても、ミノーに喰い付かずに反転して逃げてしまいます。この日は朝の気温が7℃と急激に寒くなったためか、オショロの活性は最低レベルでした。こういう場合は、適度な強さで流れる波の立つ場所を選び、その前に立ち、斜め後方の対岸の岸際ギリギリにミノーを投げ込みます。そして、目の前までリーリングしてきたら、ミノーの後ろにオショロが付いて来ているかどうかを見極めます。オショロがいたら、そのままジッとミノーを流れに任せて泳がせ、喰い付くまで待つのです。
この場合、目の前の流れが問題で、条件が悪いと人影を見破られて魚は逃げてしまいます。でもま、慣れれば要領が判るようにはなるとは思います。こんな風にして、朝9時ころから夕方16時ころまで、次から次へとオショロを釣り続けてしまい、実質7時間ほどで80尾以上のオショロと小さなヤマメを10尾ほども釣り上げてしまいました。殆ど小魚の虐待行為であり、少々反省しています。釣り過ぎはイケません。でも、釣っているとまるで病気の様に止められなくなることがあり、自分でも不思議です。んー、やっぱ病気なのかなぁ、釣りキチガイという。 【使用タックル】 ShimanoCarddiffNX/S72L、StradicC3000、SunlineCastawayPE25lb(1.5号)+VarivasShockLeader16lb、 Ryuki50S/45S/赤腹ヤマメ、Sukari38Deep/クラシック/アクアマリン、他 【9月15日(日)】 この日は朝から雨模様で釣りはしていません。午前中は釣り具や生活用品の買い出しと散髪などに充てましたが、午後2時頃からは小雨になってきたため、少し移動して某カルデラ湖の様子を見に行きました。大きな湖の水温は夏至から2ヶ月遅れで水温のピークを迎えます。つまり8月20日前後が最も表層水温の高くなる時期であり、9月中旬の今も、水温は19℃と高く、岸からの浅い場所では何も釣れません。それでも、湖畔には2人のルアーマンが頑張っていました。この付近は遠浅で100m沖でも水深5mしかありません。マス類はまだ水深10m以上深いところを泳いでいるはず・・・ウグイ以外、絶対に釣れる訳が無いんですがねぇ。
別の場所ではジェットスキーの軍団がいました。水温は19℃でも曇天で気温は15℃くらいしかなく、やはり寒いのでしょう。このカルデラ湖にはタダで入れる露天風呂が何か所かあり、暖を取るために露天風呂に集まってきていました。ちなみに、この湖では「ジェットスキーがいるうちは釣れない」のが相場で、彼らと岸からの釣り人が競合することはまずありません。琵琶湖などではバス釣り師とジェットスキーが競合し、いざこざを良く起こしていますが、この湖ではその様なことは起きたことが無い様です。活動する時期が違いますし、それにま、北海道の人たちは優しい人ばかりですからね。 【使用タックル】 使用はありません。 【9月16日(月)】 この日の天気予報は、昼前から雨で午後から風が強くなるとの事でしたが、このところ、良い方に予報が外れる事が多いため、思い切って某カルデラ湖へボート釣りに赴きました。ただ、ボート釣りを始める前に、この日はちょっとした仕事がありました。写真下のBMOジャパン製のロッドホルダーを2個、ボートに取り付けました。このホルダーはベースと切り離しができ、代わりに様々なものが取り付けられる様になっている上、ベースだけにするとボート収納時の邪魔にならないため、気に入っています。ただ、実際にボートにオールや魚探を取り付けてから、ホルダーの取り付け位置を決めないとうまく行かないため、この日、現場で取り付け作業を行ったという訳です。
さて、釣りの方ですが、予想通り?に天気予報が大きく外れ、結局、夕方まで雨は降らず、風も穏やかで、終日、釣り日和でした。この日はまだ表層水温が19℃台と高く、私の好きなハンドトローリングではまず釣れません。そのため、あまり楽しくは無いのですが、レッドコアを使ったトローリングを試みました。釣り始めたのはもうお昼の12時でしたが、それでも釣り始めてすぐに31cmのアメマスがヒット。ただ、10色(100ヤード)もレッドコアを出して流しており、ゴミが引っ掛かったのかと思ってラインを回収したら釣れていたという・・・だからレッドコアはあまり好きじゃないんですよね。やはりハンドトローリングのダイレクトな魚信が楽しいですよね。
この日は水深15〜20mの付近にヒメマスやワカサギらしき魚群が見えていて、この魚群が見えてから1分半(ボートが100ヤード進む時間)ほど経過すると魚信が出ました。ただ不思議だったのは、なぜかこれらの魚群はボートを出した場所の真ん前の幅2kmほどの範囲だけに見え、少し離れた場所では魚群は一切見えず、魚信も全くありませんでした。実はボート場の付近は湖底から温泉が大量に湧き出していて、魚探には温泉の泡の柱が何本も見えます。はっきりとは判りませんが、この温泉がエサのプランクトンなどと関係していたのかも知れません。
そして、この日は12時から17時過ぎまで、最初から最後までレッドコアを10色で流していましたが、プロビアスプーンでアメマス2尾(42,31cm)、トローリングペッパーでもアメマス2尾(39,30cm)、Sukari85DXSでニジマス2尾(51,48cm)とチップらしき魚2尾(35,32cm)、アメマス1尾(39cm)がヒットしました。レッドコア自体が深く沈み込みますが、その先端に非常に良く潜るディープダイバーであるSukariDXSを取り付けたため、より深い層をトローリングできたのが、この差になって表れたのではないかと考えています。それにしても、やはりSukariは良く釣れますね。 【使用タックル】 TrollingRod110、チタノス舟GT3000、MasonLeadCore18lb、ShockLeader20lb、 プロビアスプーン20g/緑、TrollingPepper100#056、Sukari85DXS/イブキ/SMジョーカー、他 【9月17日(火)】 この日、夜半にウトロでは40mmほどの雨が降り、知床半島の北側の河川は泥濁りで釣りにならない状況でした。羅臼でも数mmの降雨が有った様で、羅臼側の河川はちょうど良い濁りでオショロコマの大物が狙えるのでは・・・と、朝から知床峠経由で羅臼に向かいました。しかし、羅臼に到着してガッカリしたのは、半島の反対側の渓は全くの平水で濁り無し。むしろ水量は少なく、これではオショロの大物は期待できません。仕方なく、適当に観光などをして時間を潰し、夕方の2時間ほどだけを、7月にも訪れた知床の北端に近い渓で、オショロコマ釣りを楽しむ事にしました。
この渓へは羅臼から北へ道路を行ける所まで行き、その後は徒歩で20分ほど熊の出そうな海岸線を歩いて入渓します。しかし、釣り場に到着してビックリしました。足跡だらけなのです。7月に入渓した時は足跡など全く無く、オショロは入れ食いでした。しかし、この日はオショロの反応が非常に悪く、22cmまでを14尾だけ。良くみると、淵にはなにやらカラフトマスの内臓らしきものが捨てられていました。どうやら、誰も見ていないのを良いことに、わざわざ20分も歩いて、川に入ってきたカラフトの密漁に来ているヤカラが大勢いる様です。そういえば、先ほど太い竿を持ったジジイとすれ違いました。そりゃ、オショロも脅かされまくりで、釣れない訳です。世も末です。
【使用タックル】 ShimanoCarddiffNX/S72L、StradicC3000、SunlineCastawayPE25lb(1.5号)+VarivasShockLeader16lb、 Ryuki45S/赤腹ヤマメ、Sukari38Deep/クラシック/アクアマリン、他 【9月18日(水)】 この日の午前中は知床の羅臼でブラブラし、午後から別海地方の某藪沢に入渓してみました。羅臼で出会った釣り人から、今年もこの藪沢で60cm程度までのアメマスが釣れていると聞きつけたためでした。実はこの渓には数年前から何度か訪れていましたが、一番最初の年に入渓した時に50cmオーバーが釣れたものの、その後は尺前後までのアメマスばかりでした。他の渓では大型のアメマスはどんどん釣れなくなっていますが、この渓だけは逆にサイズが大きくなっているとのことで、期待して急遽、入渓してみたものです。
実は、50cmオーバーを釣った年は、大雨で増水し、適度に濁った日に偶然に入渓し、大物を何尾か釣り上げたものです。この日も前日の雨で多少の濁りがあるかと期待したのですが、この渓も他と同様に、むしろ水量が少なく、かなり透明度が高くなっていました。今年の道東は雨が少なく、殆どの渓で少ない水量と高い透明度になっているのです。そのため、3時間ほど頑張りましたが、結局、アメマスは32cm止まり。大物は写真上左の倒木の下などに隠れていたのでしょうが、この渓では釣り下がるのが普通で、透明度が高いと人影が丸見えになり、スレた大アメマスは知らん顔でした。 【使用タックル】 ShimanoCarddiffNX/S72L、StradicC3000、SunlineCastawayPE25lb(1.5号)+VarivasShockLeader16lb、 Ryuki50S/赤腹ヤマメ、Ryuki60/50SP/チャート、他 【9月19日(木)】 夜半に非常に強い雨音で目が覚めたため、付近の渓も多少は増水して濁りも出ているかも・・・と期待して、前日と同じ渓へ向かいました。しかし、渓を見てガッカリでした。水量はむしろ前日より少なく、透明度も前日となんら変わりありません。でもま、行くところもありませんので、前日に入った橋よりも2kmほど上流側に、牧場の中を通って無理やり入渓してみました。この渓は非常な藪沢なので、渓を横切る橋の前後以外はほとんど釣られていません。なにせ、渓畔は鬱蒼とした森に囲まれ、いつヒグマが出てくるか判らないのです。熊スプレーと熊鈴を持って、意を決して藪の中へ入ってみました。
橋から離れたこの場所には、釣り人の歩いた跡は殆どありません。これが予想外に難儀させられました。藪を漕いで進むのが大変で、しかも、背の高いイラクサが茫々と生えていて、触れると電気に痺れた様な痛みが走ります。しかも、藪蚊が猛攻してきます。それでも200mほどを無理をして釣ってみましたが、最大は35cm止まりと大した事は無く、ガッカリです。その後は更に数km上流にある、今度は橋の前後を釣ってみました。こちらは釣り人の踏み跡が明瞭に付けられていて釣りやすく、なんとか37cmまでは釣り上げることができました。・・・しかし、目標は60cmオーバーであり、やはり条件が整っていないと、そんな大物はとてもとても無理の様でした。
なお、この渓での釣り方はちょっと変わっています。この日はRyukiのサスペンドタイプ50oのチャート色のたった1個のミノーだけを使っています。釣り下がりながら、上流側からミノーを周囲の枝などに引っ掛からない様に気を付けながら、できるだけ遠投します。そのまま流れに任せて、下流に見える倒木などの魚の隠れていそうなポイントまで、ミノーを流し込みます。ポイントまでミノーが到着したら、3回ほどミノーをその場で躍らせ、ゆっくりとリーリング(逆引き)してきます。大抵の場合は、引き始めた瞬間にヒットします。この渓では見える範囲に普通にルアーを投げても釣れません。第一、木の枝などが邪魔で殆ど投げられません。 【使用タックル】 ShimanoCarddiffNX/S72L、StradicC3000、SunlineCastawayPE25lb(1.5号)+VarivasShockLeader16lb、 Ryuki50SP/チャートのみ 【9月20日(金)】 この日の朝の気温は、なんと3℃。10月末並みの季節外れの寒波が入り込んで来ているらしい。こんな日は川ではニジマスは勿論、冷水性のイワナやオショロコマでさえ、恐らく釣りになりません。急に水温が下がり、活性が著しく下がってしまうからです。特にニジマスはこんな日はおチビちゃんですら殆ど釣れないでしょう。午前中は雨の予報であり、洗濯などをして過ごしました。しかし、こんな日でも大きな湖の中の魚たちは釣れるのでしょうか? 以前から気になっていたため、この日は午後からボートを出し、試してみました。今の時期はまだ水温が高く、魚たちは水深10m以上も深い層を泳いでいて、寒波が影響するのかどうか?、良く判らないのです。
釣り始めたのはもう13時過ぎでしたが、最初は風も弱く穏やかな曇天でした。ただ、この日は前回釣行時に魚探で沢山確認できたヒメマスらしき魚群がほどんど見られませんでした。水温は前回よりも少し下がって18℃台になっていましたが、前回よりも少し深い水深25m付近に時折小さな魚群が見られるだけで、大きな魚群は1度も見られませんでした。すでに産卵の準備が始まっているのでしょうか、産卵の行われる小河川群のある海岸の方に集まっているのかも知れません。それでも、そんな小さな魚群が通り過ぎた後に、しっかりと魚信が出て、まずは上写真のアメマス64cmがヒット。このアメマスはこのカルデラ湖での私の記録を更新するサイズでした。
その後はやや風が強くなり、予報に反して雨もぱらつき始めました。真冬用の防寒着を着ていても、寒くて我慢ができないくらいです。2尾目に51cm、3尾目に55cmがヒットしましたが、やがて雨が強くなり波も高くなってきたため、16時過ぎ、3時間だけで早めに納竿しました。寒波で水面上は非常に寒いのですが、手を水につけると温い感じがするほどで、どうやら大きな湖では、アメマスにはこの寒波は関係なく釣れる様です。ただ、この日はニジマスの魚信が一度も無く、やはり、よりデリケートなニジマスは、こういった日は釣れないものなのでしょうか。謎のままです。 【使用タックル】 TrollingRod110、チタノス舟GT3000、MasonLeadCore18lb、ShockLeader16lb、 Sukari60Deep/OB鮎、Sukari85DXS/SMジョーカー、他 |