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ミニオフレポート

北海道遠征2016 釣行日誌(3)(9月21日〜30日)


今年も北海道遠征釣行に出かけました。今回も10月末頃までの2ヶ月程度の日程を予定していますが、寄る年波には勝てない状況は変わらず、健康状態と相談しながらの遠征旅行になりそうです。今年は昨年以上に、体力的に厳しい釣行は控え、観光も交えたのんびりとした遠征を考えています。今回で北海道遠征は9回目になりますが、釣りに忙しくて行きたくても行けなかった場所も沢山あり、そんな観光地へも足を運んでみたいと考えています。今回も、その日に起こった様々な出来事を、写真と文章で日誌形式で綴って行きたいと思います。(下写真は、道東のアメマスの渓と風玉さん)

注:釣り場の特定を防ぐため、風景画像に大幅な修正を加えるか、同イメージの別の場所の写真を使用しています。ご了承下さい。


【9月21日(水)】

2日目は小さい方のアメマスの渓へ風玉さんの最大は38cm道東のアメマス38cmと風玉さん

風玉さんとのミニオフ2日目は、道東の小さい方のアメマスの渓へと赴いた。こちらはアメマスの全盛期のころに、新潟のBuuさんとともに楽しい思い出の残っている渓だ。5年ほど前までは90pを超えるアメマスも釣れていた様だが、しかし、こちらの渓もいまでは小型化が著しく、50pを釣るのも至難の業となっている様だ。加えて8日の豪雨から2週間近く経過していて、透明度がかなり高くなってしまい、大型は望めない状況だった。風玉さんにはそれでも最大38p、12尾が釣れたが、私には30pがやっとの7尾だけ。ただ、河口の釣り場で非常に綺麗な銀ピカのシロザケがルアーを咥えてくれたのはちょっとだけ嬉しかった。とても良く引いてくれた。

河口に釣り場にも行ってみたしっかりルアーを咥えている海岸で釣れた超銀ピカのシロザケ

【使用タックル】
DaiwaLibertyClubEging832ML、StradicC3000、PE1.5号+ShockLeader20lb、
Baila50XHチャート、Sukari50SSイブキ、Ryuki60/50S/赤腹ヤマメ/Chart

【9月22日(木)】

3日目は再び大きい方の渓へこの日の風玉さんは31cm止まり私もこの日はやっと33cm止まり

ミニオフ3日目は、再び大きい方のアメマスの渓に入った。この日は更に透明度が上がっていて、川底がクッキリと丸見えの状態。これでは大物は到底望めない。私自身の釣果を見ても、濁りが取れて釣れ始めた瞬間に40pオーバーのアメマスが5尾釣れ、その翌日は40pオーバーは1尾だけ。その後は透明度と反比例して釣果がどんどん落ちている。アメマスは正に雨の鱒なのだ。雨が降ると湧いて来る様に釣れるが、渇水すると魚がいないかの様な状態になってしまう。ただ、この日は釣り場の選択が良かったのか、小型ばかりだったが数は出てくれた。午前中だけの釣りだったにも関わらず、風玉さんには最大31pで20尾、私にも最大32cmで19尾の釣果が見られ、まぁ、なんとなく満足して竿を納めることができた。

こんなポイントで6尾の連続ヒットなぜか居付きイワナらしき個体も型はイマイチだったが数は釣れた

【使用タックル】
DaiwaLibertyClubEging832ML、StradicC3000、PE1.5号+ShockLeader20lb、
Baila50XHチャート、Sukari50SSイブキ、Ryuki60/50S/赤腹ヤマメ/Chart

【9月23日(金)】

この日は終日、雨模様だったため、観光に充てた。風玉さんと厚岸町から浜中町・霧多布方面をドライブと散策で楽しんだ。夜は厚岸の道の駅コンキリエの浜焼きで楽しんだ。厚岸は牡蠣の一大産地であり、生の牡蠣や様々な海鮮・肉類・野菜などの食材を好きなだけ選んで買い、店内で自分で焼いて食べるスタイルはとても新鮮で、しかもとても美味しかった。北海道に来て3週間になるが、大半はコンビニの弁当かオニギリ類、残りはすき屋などのファーストフードしか利用しておらず、こんな食の贅沢を味わうのは始めてである。

小雨の霧多布岬を散策霧多布 湯沸岬灯台厚岸コンキリエの浜焼きで乾杯

【使用タックル】 ありません

【9月24日(土)】

風玉さんの新艇は無事に進水式広々とした湿原の川は気持ち良いD-Directチャートヤマメを咥えたイトウ

風玉さんとのミニオフの最後の日は、厚岸の近くの湿原の川でボートを楽しむこととした。風玉さんは春に新しくゴムボートを購入していたが、転勤などで忙しく、これまで使う機会が無かったとのこと。そのため、今回が新艇の進水式となった。のんびりと10時ころに進水式を終え、湿原をゆったりと流れる川を下り始めた。どちらかと言うと釣りよりも写真撮影とボート遊びが主眼である。しかし、運が良いとはこの事で、たった2時間半ほどの釣りにも関わらず、写真下の65cmのイトウが釣れてしまった。ポイントは小さな沼と本流を結ぶ水路の出口の付近。釣り具店ランカーズ釧路のスタッフに聞くと、ごく標準的なサイズらしいが、「よくこの時期に釣れましたね」との反応で、この時期はこの付近では滅多に釣れないらしい。風玉さんとは13時頃、お別れした。

この時期、滅多に釣れないらしいイトウ65cm 大マグレでも嬉しい道東初のイトウ65pと私

【使用タックル】
DaiwaLibertyClubEging832ML、StradicC3000、PE1.5号+ShockLeader20lb、D-Direct/Chartヤマメ

【9月25日(日)】

最源流部はシロザケの産卵床で一杯既に紅葉の始まったブルックの渓残念ながらオショロはこの1尾だけ

道東のアメマスは、透明度の高さから大物は望めそうも無いため、大雨で渓が濁るまでお預けとする事にした。日曜でどこも釣り人で一杯であり、仕方なく、ブルックトラウトの釣れる渓へと足を運んだ。ただ、こちらの渓も釣り人で一杯で、一番のポイントは先行者が2名も。ただ、シロザケの産卵が最盛期であり、恐らく一番のポイントは殆ど釣れなかったハズ。少し下流部で竿を出したが、連日の大雨のせいか、水量が倍ほども有り、難儀させられた。それでも、岸際に生える大木の根っこに付いていた37pほどのイワナをゲット。他にチビイワナ6尾、オショロコマ1尾、ヤマメのスレなど、あれこれ釣れたものの、いつもの釣果には程遠い状況だった。水量が落ち着いた頃に再度挑戦してみたい。

青白い斑点の奇妙なイワナ37cm 水量が多く難儀したこんなチビヤマメも釣れる

【使用タックル】
DaiwaLibertyClubEging832ML、StradicC3000、PE1.5号+ShockLeader20lb、Ryuki50S赤腹ヤマメ

【9月26日(月)】

シルバーウィークが終わり、釣り場からは喧騒が去った。しかし、朝起きると余りにも良いお天気だったため、天気予報をチェックして急遽、知床の宇登呂まで大移動した。かねてより、知床岬までのクルージング観光船に乗ってみたいと思っていたが、船酔いが激しく、しかも写真撮影が主目的の私には、快晴でベタ凪の日以外は観光船には乗れない。予報は終日快晴微風の2週間に1度くらいしか訪れない絶好のタイミング。8000円はチト高いかなとは思いながら、朝10時の観光船に飛び乗った。逆光であまり良い写真が撮れなかったのが残念だったが、見事な断崖絶壁や滝の風景は、それはもう得も言われぬ素晴らしさだった。

カムイワッカ(神の水)の滝も見れた熊ウォッチングもできたゴルフ場の様な知床岬も見れた

午後は時間があったため、知床半島横断道路で羅臼まで移動し、何度か訪れたことのある堰堤プールの釣り場へ少しだけ入渓してみた。今年は季節の移り変わりが早いらしく、いつものプールには全く魚影は見えなかったが、滝や堰堤に近い流れの中には、いつも通りに沢山の小さなオショロコマが泳いでいてくれた。たった1時間ほどの釣行にも関わらず、22cmまでのオショロコマが17尾もヒット。地元の人はそんなもの釣っても仕方ないと呆れるが、私はこの愛らしい、ちょっと滑稽な小さな魚が大好きである。同じイワナの仲間として、これからも変わりなく釣れ続けて欲しいと願ってやまない。

熊の出る某堰堤プールの釣り場へ小さなオショロコマの入れ食いこんなポイントで6尾も釣れた

【使用タックル】
DaiwaLibertyClubEging832ML、StradicC3000、PE1.5号+SeagarGrandMax1.75号、Ryuki45S/ニジマス/Chart

【9月27日(火)】

こんな堰堤の下に良型がいた自己記録更新のオショロコマ25cm たかが25cmだがこれが釣れない

午前中は羅臼で買い物と付近の観光に充て、お昼頃から昨日とは別のオショロコマの釣り場に入渓した。相変わらず小さなオショロコマの入れ食いだったが、上写真の小さな堰堤の下にミノーを投入すると、1投目で自己記録を更新する25cmの良型がヒットしてきた。地元の釣りガイド師の言う「尺オショロはメーターイトウより難しい」の言葉の通り、今では良型のオショロコマを釣るのは至難の業となっていて、この25cmでさえ9回の北海道遠征で初めてである。高地のダム湖でトローリングでもやれば大型も釣れるのであろうが、熊の心配の少ない人里近くでは、この程度のサイズが限界の様だ。

この日も2時間で15尾の大漁快晴の羅臼岳が素晴らしい天気に恵まれ良い写真が撮れた

【使用タックル】
DaiwaLibertyClubEging832ML、StradicC3000、PE1.5号+SeagarGrandMax1.75号、Ryuki45S/ニジマス/Chart

【9月28日(水)】

朝から雨模様のため、午前中は洗濯などに時間を割き、午後からのんびりと出漁した。この日は某アメマスの釣り場に入渓したが、ここは従来、60p程度までしか釣れなかったのが、3〜4年前から80p近い大型が釣れ始めているとの噂のある渓。しかし、入渓してみるとなぜか水量が多過ぎてポイントが絞れず、どこを釣って良いか判らない。そうこうするうちに雨がますます酷くなり、一時は集中豪雨の様相に・・・気がついたら大事なロッドの穂先が折れていた。ヤブに引っ掛けて折ってしまった様だ。結局、釣りは30分足らずで終了。結局、アメマスの姿は確認すらできなかったが、良型のオショロコマだけは釣れた。

雨の中、アメマスが大型化していると言う噂の某渓へ良型のオショロコマは釣れた

【使用タックル】
DaiwaLibertyClubEging832ML、StradicC3000、PE1.5号+SeagarGrandMax1.75号、
Ryuki45S/50S/ニジマス/Chart、Sukari50SS/Chart、他

【9月29日(木)】

再度、大型アメマスの噂の渓へしかし、カラフトマスがヒットのみカラフトマスとシロザケがうじゃうじゃ

午前中はロッドの修理にと長距離を走ったが、結局、修理は叶わず、ロッドを新調するハメになってしまった。午後からは前日に攻めた大アメマスが釣れるらしい渓へ舞い戻り再挑戦したが、前日同様に水量が異様に多くてほとんど釣りにならなかった。GoogleMapで、分流した水量の少ない場所を探し入渓してみたものの、今度は浅瀬にはカラフトマスとシロザケがうじゃうじゃ。投げるたびにサケがスレ掛かりしてしまい、こちらも全く釣りにならなかった。最後はずっと上流部のサケ類のいない渓を選んだが、今度はアメマスは全く見えず、結局最後はオショロコマ釣りになってしまった。ガッカリである。

たまに釣れるのは小さなヤマメ最源流部はオショロコマのみ結局、この日もオショロコマ釣りに

【使用タックル】
SHIMANO_Carddiff_NX_S72L、StradicC3000、PE1.5号+SeagarGrandMax1.75号、
Ryuki60S/50S/45S/ニジマス/Chart/CY

【9月30日(金)】

大型アメマスの噂の渓も、サケだらけで釣りになりそうにないと判断。再び大きく移動して、この日は阿寒漁協管内の釣り場を訪ねた。阿寒漁協は放流に力を入れていて、特に阿寒川C&R区間は、ほぼ管釣り状態となっている。そのため、阿寒に限っては釣り場の実名を公表している。10時ころに阿寒に到着し、漁協事務所で写真の釣り券を購入。まずは阿寒湖の一番有名な流れ込みのポイントで釣りを開始した。しかし、真昼間のご覧の良いお天気で、これでは釣れるハズも無く、魚信は無し。ただ、1度だけ50cmをゆうに超える大型の魚が足元まで追いかけてくるのが確認できた。10月に入れば、良い釣りが期待できそうだ。

阿寒漁協の釣り券1500円也、安い!阿寒湖はトレース1尾のみ紅葉の始まった阿寒川C&R区間

その後は阿寒川最上流部にあるC&R区間へ。ここではシングル・バーブレスが義務付けられていて、下写真の様なSukari50SSを用意して臨んだ。この釣り場はしっかりと漁協が放流を続けていて、良型の魚がクリアな水の中に多数泳いでいるのが確認できる。ほんの50mほどの区間に、確認できただけで20尾程のニジマスが見えるほど。いずれも底に貼り付く様にして泳いでいて、底ギリギリをミノーを流すことで釣ることができた。ただ、シングル・バーブレスのミノーは非常にバレ易い。3時間ほどの釣りで実に11尾ものニジマスがヒットして来たが、釣り上げられたのは4尾のみ。いずれも50p±3cmに納まる型ぞろいだった。さすが放流ものだ。

C&R区間ではシングル・バーブレス52cmのパワフルなニジマスニジマス52cmと私

【使用タックル】
SHIMANO_Carddiff_NX_S72L、StradicC3000、PE1.5号+SeagarGrandMax1.75号、
Sukari50SSイブキ/緑、マイクロスプーン8g(鉛貼)