今年も北海道遠征釣行に出かけました。今回も10月末頃までの2ヶ月程度の日程を予定していますが、寄る年波には勝てない状況は変わらず、健康状態と相談しながらの遠征旅行になりそうです。今年は昨年以上に、体力的に厳しい釣行は控え、観光も交えたのんびりとした遠征を考えています。今回で北海道遠征は9回目になりますが、釣りに忙しくて行きたくても行けなかった場所も沢山あり、そんな観光地へも足を運んでみたいと考えています。今回も、その日に起こった様々な出来事を、写真と文章で日誌形式で綴って行きたいと思います。(下写真は、道南のニジマスの渓) 【9月3日(土)】 当初の予定通り、9月1日(木)朝に東京の自宅を出発しましたが、2日前に北海道・岩手を襲った台風10号の爪痕が余りにも酷いことがこの日の夜のニュースで判明したため、急いで北海道入りしても釣りにならないだろうと判断。管釣りでヒマを潰しながら、のんびりと北上する事にしました。2日は蔵王のいつもの管釣りに寄り道しましたが、チビマスばかりでガッカリ。3日は大物で有名な、岩手・八幡平の「ユーランド清水川」を訪問。昨年は北海道の行き帰りに2回訪問し、70pオーバーを連発できましたが、今回は大物の放流から時間が経っていて抜かれた後らしく、63cm止まりでした。それでも最後は腕が痛くなって予定の1時間前に終了でした。
【使用タックル】 3000円の#5/6フライロッド、1850円のWF-6Fライン、FishMasterS105R、TiemcoST12F1X、 GrandMaxFX1.75号、Kマラブー管付チヌ1号、ペレット茶管付チヌ1号、他 【9月4日(日)】 この日は青森10時発の函館行き津軽海峡フェリーで北海道入りした。1年ぶりの北海道は相変わらず広々とした風景が広がりすこぶる気持ちが良い。一気にニジマスで超有名な道南の渓まで移動したが、北海道は想像以上に広く、釣り場に到着したのは既に夕方の17時半過ぎ。昨年はこの渓ではブラウンだけでニジマスは不発だったが、ほんの30分ほどの釣りで36cm程のニジマスが1尾キャッチできた。釣り場は国道沿いの渓の丸見えの場所で、ズック靴のままでコンクリートの土手を降りて行き、ミノーを3回投げただけで釣れてしまった。釣れない日は絶対に釣れないが、釣れる日はいとも簡単に釣れてしまうのが北海道のニジマスだ。
【使用タックル】 DaiwaLibertyClubEging832ML、StradicC3000、PE1.5号+SeagarGrandMax1.75号、D-Contact63S鮎 【9月5日(月)】
この日も前日と同じ道南のニジマスの渓で頑張った。早朝6:30時から開始したが、有名なポイントに入ったせいか、既に地元の釣り師によって釣られた様で、足跡だらけだった。明るい時間になって気が着いたが、河原の草木が大きく広範囲に薙ぎ倒されて(写真上中)、台風10号がこの渓でも猛威を振るっていたことが良く判る。お陰で歩きやすく釣り易かったのは助かった。水勢は良かったが、この朝唯一の釣果は激流の中から飛び出して来てくれた22pほどのアメマスだけ。9時ころまで粘ったが、ドピーカンになって気温も30℃近くなり、体力の限界に。北海道の9月がこんなにも暑いとは・・・これも温暖化のせいか。
仕方なく10時頃からは「ビッグファイト松本」へ。ここは60cm位までは平気でバンバン釣れる超有名な管釣りで、昼間の6時間(3000円)で大物ばかり30尾ほども釣れてしまい、こちらも手が痛くなってきて終了した。午後4時頃からはまた朝と同じニジマスの渓を攻めたが、今度は誰も入っていなさそうな源流部に近い熊の出そうな釣り場を選んだ。しかしこれが正解だったのか、釣り初めていきなり46cmもある見事なニジマスがヒット。地元釣り師に聞くと、最近はこのサイズは滅多に釣れないらしく、ちょっと嬉しくなった。ただこの魚、自撮りしようとしたら手からスルリと抜けて逃走して行った。そのスピードたるや、北海道のニジマスは本当にパワフルだ。
【使用タックル】 渓流:DaiwaLibertyClubEging832ML、StradicC3000、PE1.5号+SeagarGrandMax1.75号、 D-Contact63S鮎、Ryuki60S赤腹ヤマメ、他 管釣り:3000円の#5/6フライロッド、1850円のWF-6Fライン、FishMasterS105R、TiemcoST12F1X、 GrandMaxFX1.75号、Kマラブー管付チヌ1号、Kフライ同、ペレット茶同、カディス#10、他 【9月6日(火)・7日(水)】 6日は未明から豪雨となり、道南・道北の河川はどこも泥濁りに。それでも道南の河川は濁りの取れるのが早いらしく、夕方には源流部では透明度が上がって来た。昨日の良型に味を占めて更に上流部のほど良い濁りのポイントを攻めてみたが、そうは問屋が卸してはくれない様で、1度だけ20p足らずのニジマスが一瞬カツンとヒットしたが鉤に乗らずにおしまいでした。その後は予定通りに千歳市内へと移動。翌日は、市内を流れる唯一透明度の高い某有名河川でロッドを振ってみたものの、全くの不発でした。ちなみに、他が濁りで釣りに成らなかったためか、この川には釣り人が数百mに一人ほどの割合で立っていて、そりゃ、釣れる訳ないわなぁ。
【使用タックル】 DaiwaLibertyClubEging832ML、StradicC3000、PE1.5号+SeagarGrandMax1.75号、 D-Contact63S鮎、Ryuki60S赤腹ヤマメ、他 【9月8日(木)・9日(金)】 台風13号崩れの低気圧の影響で、8日・9日の両日にわたって、全道で豪雨が続き、道東では災害も起きています。道内の河川はほぼ全て泥濁りとなっていて、釣りの出来る状況ではありません。唯一、湖から流れ出る河川(千歳川や阿寒川など)で釣りが可能ですが、他に行く場所の無い釣り人たちが集中し、これまた釣りにならない状況です。本州の河川とは異なり、北海道の河川は濁りの取れるまでに数日から10日ほども要するため、しばらくは釣りになりそうにありません。 【10日(土)】
10日はお昼前から良く晴れ、久しぶりの北海道らしいお天気になってくれた。前日から日高へと移動して来ていて、この日は10時ころからのんびりと静内のブラウンで有名な渓へ繰り出してみた。ダム下の銘ポイントでは餌釣り師がブッコミ釣りをやっていて、45pほどのブラウントラウトや40cmほどのアメマスを釣っていた。しかし、濁りがキツすぎてルアーには全く反応無し。仕方なく、夕方は濁りの取れてきているであろう支流の源流部へ入ってみた。ただ、今にもヒグマが出そうで、ビクビクしながら2時間ほどだけ釣ったが、小さなアメマスと居付きのイワナらしき魚体が9尾ほど釣れた。どこも濁りで釣りにならないため、こんな小物たちを相手にせざるを得ないのが悲しい。
【使用タックル】 DaiwaLibertyClubEging832ML、StradicC3000、PE1.5号+SeagarGrandMax1.75号、 D-Contact63S鮎、Ryuki60/50S赤腹ヤマメ、他 |