2年ぶりの北海道遠征釣行に出かけました。昨年は病気と療養で遠征が叶いませんでしたが、今年また北海道を訪れることのできたことを感謝しています。今回は1ヶ月半程度の日程を予定していますが、体調はそれでも未だ万全では無いため、健康状態と相談しながらの遠征旅行になりそうです。また、体力的に厳しい釣行は控え、観光も交えたのんびりとした遠征を考えています。今回も、その日に起こった様々な出来事を、写真と文章で日誌形式で綴って行きたいと思います。(下写真は、阿寒湖と雄阿寒岳) 【10月1日(木)】
午前中は阿寒湖などの観光と写真撮影に充て、昼ころから阿寒漁協管内の3つの超有名ポイントを攻めてみました。阿寒漁協はニジマスの積極的な放流を行っていて、正直、阿寒川や瓢箪沼は管理釣り場となんら変わりません。そのため、あえて実名を出して紹介させて頂きます。平日とあって釣り人は少ないだろうと、阿寒川・瓢箪沼・阿寒湖のそれぞれの一番有名らしいポイントへ入ってみましたが、驚いたのは、いくら平日の12時過ぎとは言え、3つのポイントともに釣り人は私だけ。この時期はサケ釣りが忙しく、阿寒方面の釣り人は一番少ないらしいのですが、それにしても釣り人が少なすぎます。
まずは阿寒川の超有名ポイントへ入りましたが、ここで3投目でいきなり49cmのニジマスがヒット。ヒレピンで良く引いてくれました。1時間足らずで次の瓢箪沼の某インレットの有名ポイントへ移動。しかしここでは親子連れのヒグマが最近出たらしく、背後から突然ヒグマが現れないかとビクビクの連続で、正直、釣りになりませんでした。最後は多分間違いなく釣れないだろうとは思いつつ、阿寒湖のこれまた超有名ポイントへと移動。1時間ほどミノーとスプーンを投げ続けましたが、爆弾低気圧が近づいてきているせいか、強風が吹き荒れ始め、15時ころには退散させられてしまいました。 【使用タックル】 DaiwaLibertyClubEging832ML、SensiLiteMG2500、PE1.5号+SeagarGrandMax1.75号、Sukari50ssDeep鮎(シングルフックバーブレス1本のみ) 【10月3日(土)】
またまた道東のアメマス釣りに舞い戻ってきましたが、1日は爆弾低気圧で土砂降りになり、翌2日は濁りが強く釣りになりませんでした。この日も午前中はまだ濁りが強く釣りには厳しい状況でしたが、午後になり最源流部でようやく釣り可能な状態になりました。ただ、急激な水温低下のせいか、活性はイマイチ。普通に釣っても全く反応が無いため、オカシイな?とおもいつつ、魚の付いていそうな淵の上流に立ち込み、5cmのミノーを下流に遠投し、少しだけリーリングしてからミノーを一旦停止して魚の喰い付くのを待つ戦略と取りました。この方法でなんとか42cmまで9尾の釣果。釣れたのはほとんどが夕方の2時間ほどだけでした。 【使用タックル】 TailWalkKeison(鮭鱒)90、Biomaster3000、PE2号+ShockLeader16lb、Ryuki60s赤腹ヤマメ、Dコンタクト63/72/ChartYamame 【10月4日(日)】
同じ様なレポートを何度もお届けし、申し訳ありませんが、今日もアメマスを釣りました。雨後3日目で濁りは最高の状態でしたが、どうやら誰もが同じ事を考える様で、雨後の絶好調を狙って普段の日曜とは比べ物にならない程の釣り人の多さでした。いつもの様にのんびりと出陣した私は、7時半ころ現場に到着すると、既に入る場所がありません。どこを見てを釣り人が河原を闊歩していて、仕方なく入った場所は100m上流に2人の釣り人が見える始末。それでも道東のアメマス君はお付き合いが良いんですね。型は40cm2尾止まりでしたが、15時ころまでに尺上7尾を含む28尾の釣果でした。ただ、早朝から釣っていた多くの人達には50cm前後のまずまずの型が相当数出ていた様です。こんなに皆さんが釣れていた日は初めてでした。 【使用タックル】 TailWalkKeison(鮭鱒)90、Biomaster3000、PE2号+ShockLeader16lb、Ryuki60s赤腹ヤマメ、Dコンタクト63/72/ChartYamame 【10月5日(月)】
この日で道東のアメマス釣りは最後となります。昨日と同じ付近の釣り場に向かいましたが、月曜とあって、有名ポイント以外は殆ど釣り人はいません。・・・しかし、7時から釣り初めて3時間はノーバイト。どうやら急に寒くなり水温が急低下したのが原因の様でした。少し暖かくなってきた10時ころ、41cm、45cmとアメマスが急にヒットし始めました。途中、脇でサケがバシャバシャと産卵しているガンガン瀬では、産卵床の真下の数十mだけで、チビアメマスが5尾も連続ヒット。小さなアメマスは幾らでも釣れますが、やはりこの日も45cm止まりで大型アメマスは姿を見せてはくれませんでした。この日は大物狙いで7cm以上のミノーを使用していたため、数はそれほど出ませんでしたが、13時ころまでの釣行で10尾+ニジマス1尾の釣果でした。 道東のアメマス釣りまとめ 今回の北海道釣行では、これまでアメマス釣りは12日間、合計で188尾の釣果がありましたが、50cmを超えるサイズは60cm、51cmの2尾だけ、40cm以上が10尾、他は尺以下の超小物ばかりでした。以前は70cmオーバーが普通に釣れる道東のアメマス釣りでしたが、この3年ほどの間に状況は大きく変わってしまい、もう過去の大型アメマスの釣りの世界は消失してしまったと言わざるを得ません。漁師によるアメマスの駆除が原因だと叫ぶ釣り人もいますが、漁協関係者は「わざわざ高い油代を払ってアメマスを駆除しに行く様なことはしない。アキアジ(サケ)の網に入ったアメマスは、全て飼料などに回している。15年以上前から何も変わっていない」と証言しています。 前にも述べましたが、やはりこのアメマスの小型化は温暖化の影響ではないかと考えています。アメマスの渓の最源流部でウグイの群れを見る様になりました。遡上時期も10年前より数週間遅くなっていると聞きます。海水温が上昇して、サケの代わりにマグロやマンボウが獲れています。石狩のオショロコマの渓では数年前からイワナの渓になり、最近はウグイばかりになっています。ニジマスもブラウンも同様に小型化しています。宗谷のイトウもここ3年間、毎年「これまでで最低の釣果」と言い続けています。イトウの遡上時期も10年前と比べると2週間は遅くなっています。米の栽培に向かないと言われ続けた北海道は今、道南で特A米のユメピリカの生産が盛んになっています。この30年間でアメマスの渓の平均気温は1.5℃上昇しています。北海道全体が、本州化しています。 【使用タックル】 TailWalkKeison(鮭鱒)90、Biomaster3000、PE2号+ShockLeader16lb、Ryuki70s赤腹ヤマメ、Dコンタクト72/ChartYamame 【10月7日(水)】
6日は快晴で、移動と観光に充てました。7日も朝から快晴の非常に良いお天気で、北海道入りして初めてのボートフィッシングに挑みました。ただ、この湖で一番の人気ポイントまで見に行きましたが、釣り人はたった1人だけ。まだ水温(14℃でした)が高過ぎるのか、本命のニジマスは不発で、釣り場はウグイ君たちの天国となっている様でした。でもま、午前中11時ころまでは波も無くとても穏やかで、非常に美しい景色と気持ち良いそよ風で、楽しいボート遊び(^_^;ではありました。午後からは台風の影響で急激に大荒れの状態になりました。夕方、一番人気のポイントへ丘っぱりで入りましたが、今度は釣り人は私だけ。釣れたのはやはりウグイだけでした。 【使用タックル】 DaiwaLibertyClubEging832ML、SensiLiteMG2500、PE1.5号+SeagarGrandMax1.75号、Sukari60ssDeep鮎/Chart、Ryuki60s赤腹ヤマメ、小型スプーン各種、他 【10月10日(土)】
8日は北見・網走地区の8測定点で24時間雨量の観測史上最大を記録するという暴風雨でした。翌9日も付近の川は極端な濁流で釣りどころではありませんでした。そして、10日も濁流で川の釣りは無理のため、7日に入った巨大な湖のポイントへと舞い戻ってきたと言う訳です。ただ、私はのんびりと夕方だけ入渓しましたが、これが間違いでした。午前中の9時ころまでに相当な数のニジマスが釣れていた様です。豪雨で流入河川の水量が増し、魚たちが岸近くまで集まってくる・・という、ちょっと考えれば誰でも判る一大チャンスの日だった訳ですが、私はその事にまるで気が付いていませんでした。ちなみに、朝9時ころには写真右上の63pもあるメタボなニジマスも釣れていた様です。この魚、リリースに失敗し、死んでしまったそうです。 【使用タックル】 DaiwaLibertyClubEging832ML、SensiLiteMG2500、PE1.5号+SeagarGrandMax1.75号、Sukari60ssDeep鮎/Chart、Ryuki60s赤腹ヤマメ、小型スプーン各種、他 |