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単独釣行レポート
北海道遠征2015 釣行日誌(3)(9月21日〜9月30日)
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2年ぶりの北海道遠征釣行に出かけました。昨年は病気と療養で遠征が叶いませんでしたが、今年また北海道を訪れることのできたことを感謝しています。今回は1ヶ月半程度の日程を予定していますが、体調はそれでも未だ万全では無いため、健康状態と相談しながらの遠征旅行になりそうです。また、体力的に厳しい釣行は控え、観光も交えたのんびりとした遠征を考えています。今回も、その日に起こった様々な出来事を、写真と文章で日誌形式で綴って行きたいと思います。(下写真は、道東のアメマスの渓)
注:釣り場の特定を防ぐため、風景画像に大幅な修正を加えるか、同イメージの別の場所の写真を使用しています。ご了承下さい。
【9月21日(月)】
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| 透明度の一番早く上がる支流 | アメマスの渓の本流は濁流 | 最源流部まで行ったが濁流のまま |
19日にアメマスの渓に降った雨は相当なものだった様で、雨後3日目でも写真の通り、釣りにならなかった。明日はそろそろ釣りになるかも・・・と期待はするものの、現場に行ってみないとそれは判りません。道東の河川は一度濁ると透明度が上がるまで非常に長い時間がかかるのです。水量もまだ多く、川を歩いて渡ることも全くできません。ただただ時間の経過を待つのみ。透明度が上がってくれば、これまでに無い大きなチャンスとなるはずです。大物の遡上が有ればの話ですが。
【使用タックル】
TailWalkKeison(鮭鱒)90、Biomaster3000、PE2号+ShockLeader16lb、Larus80/24Chart、Dコンタクト72/Chart
【9月22日(火)】
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| 最源流部の本流は釣り可能 | この日釣れた唯一のアメマス | サケの産卵床の下にはニジマス |
今日こそ雨後のチャンス到来か?とばかりに釣り場に向かいましたが、渓を見てガッカリ。雨後3日目にもなるのに、全く濁りが取れておらず、相変わらずのメコン川状態。仕方なく、最源流部の濁りの薄い場所を無理やり探し入渓し、あらゆるポイントに散々ルアーを投げまくり。しかし、3時間ほども粘った割には、小さなアメマスとなぜか33cmほどの銀化したニジマスが釣れただけ。まだ最源流部にはそれほど多くの魚が遡上してきていないのか、サケの姿もあまり見られませんでした。下流部の魚影の濃そうなポイントは、どこも強い濁りで全く釣りにならず、あきらめて午前中だけで納竿しました。午後は釧路に移動し、洗濯などで過ごしました。
【使用タックル】
TailWalkKeison(鮭鱒)90、Biomaster3000、PE2号+ShockLeader16lb、Larus80/24Chart、Dコンタクト72/63Chart、Ryuki60赤腹ヤマメ、他
【9月23日(水)】
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| 午前中は往年の超有名ポイントへ | 尺前後が11尾と退屈はしなかった | もうこの渓では大物は望めない |
雨後4日目にしてようやく笹濁りの釣りの可能な状態になってくれました。しかし、シルバーウィークで本州から遠征して来た人たちには、今回の大雨は本当に意地悪でした。恐らく今日は朝から移動で釣る時間はせいぜい3時間ほどだったでしょう。でも、濁ってて早朝は釣れなかったそうです。私はのんびりと10時ころから小さい方のアメマスの渓の往年の超有名ポイントに入りましたが、快晴のお天気の下、ほど良い濁りで、尺前後の可愛らしいアメマスが11尾もヒット。大物はもうこの渓では望めそうもありませんが、それでもこれだけ釣れてくれると、飽きる事も無く、それなりに楽しませて頂きました。
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午後は大きい方の有名ポイントへ | やっぱり今日も39cm止まり | 今日は口にミノーを咥えていた |
午後はまたまた大きい方のアメマスの渓に移動。これまた有名ポイントに入りました。しかし、こちらは朝から散々叩かれていたのか、夕方の2時間ほどでヒットは4尾だけ。最大はこの日も39cmと、これじゃ山形で釣ってる方がよほど良く釣れますね。ただ、今日も10人程の釣り人に出会い、話を聞いてみましたが、50pオーバーを釣った人は一人もおらず、正直、これでも私はまだ良く釣れているほうでした。釧路在住のアメマス名人Kさんの様に80pを今年も釣った人もいる訳ですが、我々の様に遠くからやってきた人たちには50pでも夢の様な話の様です。道東のアメマス釣りもどうやら終わった感じです。
【使用タックル】
TailWalkKeison(鮭鱒)90、Biomaster3000、PE2号+ShockLeader16lb、Dコンタクト72/63Chart、Sukari50/60SSDeepChart、Ryuki60赤腹ヤマメ、他
【9月24日(木)】
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| 北海道入りして24日目にしてようやく釣れた北海道らしい魚 | アメマス60cmと私 |
豪雨後も5日目となると流石に濁りは取れて、釣りには最高の笹濁り状態となってくれました。恐らく今回の豪雨後の最大の大釣りのチャンスです。案の定、釣り初めて1尾目で、上写真のアメマス60cmが釣れてくれました。最初はまたサケを引っ掛けてしまったかと思いましたが、鋭いガガッと言う強烈な引きが来て、アメマスだと判りました。今日で北海道入りして24日目ですが、ようやく・・ようやく北海道らしい魚が釣れてくれました。この強い引きを堪能したくて北海道入りした様なものですが、今年は大型のアメマスが殆ど見られません。正直、マグレで釣れた訳ですが、恐らくこれ以上の大物は今年はもう釣れないでしょう。
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雨後5日目で濁りは最高の状態 | 43cm他、30尾の釣果 | サクラマスも釣れてしまった |
この日は早朝から夕方まで、笹濁りでとても良く釣れてくれました。40pオーバーも2尾追加し、15pほどのおチビちゃんも混じっていましたが、全部でアメマスは30尾の釣果でした。オマケで63cmのサクラマスまでしっかりミノーを口に咥えた状態で釣れてしまいました。3年以上前であれば、この日の様な好条件の日であれば、50〜75pばかりが同じくらいの尾数釣れていたはずですが、まぁ、今年のこの状況のもとでは、これでも文句は言えません。
【使用タックル】
TailWalkKeison(鮭鱒)90、Biomaster3000、PE2号+ShockLeader16lb、Dコンタクト72/63Chart、Sukari50/60SSDeepChart、Ryuki60赤腹ヤマメ、他
【9月25日(金)】
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午前中は昨日の60cmポイントへ | このポイントだけで20尾以上 | ここでは39cm止まり |
豪雨後6日目ともなると、流石に透明度も上がってきて、昨日よりはかなり釣り辛い状況になっていました。ただ、活性が高いのか、この日は早朝から次々と大小のアメマスがヒットし続け、夕方15時ころに手が痛くなってきて早めに納竿すると言う珍しい事態になりました。午前中は昨日60cmの出たポイントへ入りましたが、さすがに2日つづけて大物は出てはくれません。ここでの最大は39cmでしたが、ただ、写真上中央の何でもない様なポイントで、たて続けに20尾以上がヒットしてくれました。バラしたアメマスも多く、ヒット数は40尾ほどにもなります。ちなみに、このポイントのすぐ上流には数尾のサケが産卵中であり、どうやら流れてくるイクラを目当てに小魚が集まっている様でした。
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午後は少し下流部の有名ポイントへ | 5cmミノーの大遠投で51cm | このサイズで自分撮りは気が引ける |
午後からはもう少し下流部の有名ポイントへ入ってみました。いつもこのあたりは釣り人が多く、早朝から入渓してもさっぱり釣れませんが、今日の午後は誰も入っておらず、そこそこ釣れました。ここもサケの産卵場となっていて、多くのアメマスが集まっている様ですが、真昼間の13時ころにいきなり51cmが釣れてビックリ。先週までは渇水で釣りにならず小物ばかりでしたが、どうやら濁りが入ればそれなりに大物も出て来てはくれる様です。ただ、この日釣ったアメマスの数は実に52尾。バラしも含めると恐らく70尾程度にもなると思いますが、そのうち大物は1尾だけですから、如何に効率が悪いかはお判りでしょう。
ちなみに、この日も10人ほどの釣り人に出会いましたが、50cmオーバ―は誰も釣れてはいませんでした。ただ、殆どの人がチビアメマスを大量に釣っていて、それなりに楽しまれていた様でした。アメマスは東北のイワナと異なり、尺程度でも鋭く小気味よい引きを楽しませてくれます。私自身も、腕が痛くなるほど渓流で釣れたのは久しぶりであり、大物はなかなか望めませんが、このくらい釣れてくれると十分に楽しめるかと思います。
【使用タックル】
TailWalkKeison(鮭鱒)90、Biomaster3000、PE2号+ShockLeader16lb、Dコンタクト72Chart、Sukari60SSDeepChart、Ryuki60赤腹ヤマメ
【9月26日(土)】
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先週も入ったブルックの渓へ | シロザケの産卵が真っ最中 | 34cmまでイワナばかり |
土日は人の多い釣り場へは行かない様にしていますが、恐らく今週は雨後の好条件を求めてアメマスの渓へ人が集まると考え、先週も入ったブルックトラウトの棲む渓へ赴きました。そして、今回は新しいポイントを開拓しようと、先週入ったポイントよりも下流部へ入りました。しかし、これが失敗でした。バイカモが例年になく繁茂していて、釣る場所が殆どありません。しかも、今回はシロザケの産卵の最盛期らしく、イワナやオショロコマの入っていそうな藻穴には、必ずと言って良いほどシロザケのペアが入っていて、これでは小さな魚たちは出てきません。しかも、途中からは非常に冷たい雨が降り出し、早々に退散してきました。それでも、34cmまでのイワナばかりを15尾の釣果でした。オショロコマが全く釣れなかった事が不思議でした。
【使用タックル】
DaiwaLibertyClubEging832ML、SensiLiteMG2500、PE1.5号+SeagarGrandMax1.75号、Ryuki50S赤腹ヤマメ
【9月27日(日)】
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翌日も同じブルックの渓へ | この日はイワナ31cm止まり | バイカモが繁茂し過ぎて釣り辛い |
予報に反して朝は雨も降らず、結局、昨日と同じ渓に入りました。ただ、午後からは土砂降りの大雨になってしまったため、2時過ぎには退散させられてしまいました。しかも日曜とあって、予定の釣り場には先行者が入っていたため、朝は下流部を少し釣り、時間を空けてから本命の場所へ入り直しました。そのためか、昨日よりも全体に型が小さく、イワナも31cm止まりと少々寂しい結果で終わりました。ただ、なぜか釣れた尾数は昨日よりも多く、全部で18尾。これに小さなヤマメ1尾、小さなニジマス1尾、23cmのブルックトラウト?、オマケで巨大なシロザケまでがヒット。なんだかんだで、全部で22尾?の釣果でした。
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サケがミノーに喰い付いてくる事も | ブルック独特の青い縁取りのある朱点 | ブルック?はこの1尾だけだった |
昨日同様に、この釣り場もシロザケの産卵の真っ最中で、渓を歩いていると、サケを踏んづけてしまいそうになるほどでした。しかも、時折シロザケがミノーに興味を示して追いかけて来たりします。うっかり喰い付かれてしまい、大騒ぎになってしまいました。本当はブルックをもっと釣りたかったのですが、この日はなぜか1尾だけ。背びれや尾びれにも独特の虫食い模様があり、青い縁取りのある朱点が見られることから、やはりこの個体はブルックトラウトで間違いないのではないかと考えられました。(上右写真はクリックすると拡大します)ただ、この渓に初めて来たときはブルックばかりが釣れたのですが、年を追うごとに、イワナがどんどん増えています。やはり温暖化は否定できない様です。
【使用タックル】
DaiwaLibertyClubEging832ML、SensiLiteMG2500、PE1.5号+SeagarGrandMax1.75号、Ryuki50S赤腹ヤマメ
【9月29日(火)】
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知床のオショロコマの渓へ | 23cmまで33尾の釣果 | 某滝壺ではなぜか3尾だけ |
28日は午前中に「野付半島」の観光に行き、午後からは釣りのつもりが、寒気のせいで土砂降りの大荒れになり、釣りは中止。翌日は少し移動して知床半島のオショロコマの渓へ入りました。この釣り場は熊の出ることでも有名で、鈴・爆竹・スプレーの3点セットを携帯しながらのビクビクしながらの釣りとなりました。ここへは知床に来れば必ずと言って良いほど立ち寄っていますが、今年は数こそ33尾も釣れましたが、23cm止まりで大部分は15〜20cmのおチビちゃんばかり。どうもここでも小型化は進んでいる様で、先行きが心配でなりません。今年は少し時期が遅かったせいか、堰堤のプールには殆どオショロはおらず、途中の渓流にごっそりとおチビちゃんたちが集まっていました。
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こんなポイントで10尾も出る | 薄く青い縁取りの有る朱色、黄点無し | 知床の綺麗なオショロコマ |
左上写真の様なポイント1か所だけで実に10尾も釣れてしまいました。さて、2日前に釣ったブルックトラウトらしき魚と、今回釣ったオショロコマを、比較して見られる様に画面に配置しました。右上の写真と27日の同位置の写真をクリックして2枚とも同時に拡大表示させると、上下で魚の違いが良く判ると思います。ブルックには青い縁取りの有る朱点以外に黄色い斑点もありますが、オショロコマにはありません。また、背びれや尾びれのまだら模様がオショロコマには見えません。加えてブルックの背中はまだら模様ですが、オショロは白い斑点です。やはり2日前に釣れたのはブルックで間違いなさそうです。ただ、オショロの朱点にも薄い青い縁取りが有る様で、とても紛らわしいです。
【使用タックル】
DaiwaLibertyClubEging832ML、SensiLiteMG2500、PE1.5号+SeagarGrandMax1.75号、Ryuki45/50S赤腹ヤマメ
【9月30日(水)】
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知床の別のオショロの渓へ | 斜里のとある某支流へ | オショロコマが11尾 |
寒気のせいで北海道は大荒れの日が続いていますが、この日でもう5日目にもなります。晴れ間が見えるかと思うと突然、黒い雲が湧いて来て、暴風雨になります。午前中は曇で強風の吹く状況でしたが、知床の別のオショロコマの渓へ入ってみました。しかし異様に寒く活性が落ちたのか、或いは釣り切られてしまっているのか、午前中はオデコ。午後からは斜里のとある河川の某支流へ入りました。ここも北海道にくるたびに訪れる釣り場ですが、小さなオショロコマが連続ヒット。ただ、釣っている間に辺りが真っ暗になって来たかと思うと、突然の土砂降りの雨。1時間足らずで退散させられてしまいました。
【使用タックル】
DaiwaLibertyClubEging832ML、SensiLiteMG2500、PE1.5号+SeagarGrandMax1.75号、Ryuki45/50S赤腹ヤマメ
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