皆さんにとって、2014年はどの様なシーズンでしたでしょうか。思い出に残るシーズンになったでしょうか。それとも、あまり良いシーズンではなかったのでしょうか。毎年禁漁に入った時期に、そのシーズン全体を振り返ることを恒例にしています。さて、今年はどの様なシーズンだったのでしょうか? (注:このレポートは南東北での渓流釣りを想定して記述しており、気候や水量などの状況は他府県と異なる可能性があります。) 今年の渓流釣りシーズンは、ごく平年並みの残雪と気候で始まった様です。お断りしておきますが、去年末に筆者が横浜に転居したため、これまでと違って様々な生の情報が入って来なくなりました。例えば、山形県内の積雪状況などは、ネットの情報で確認する以外に方法がありません。横浜では60年ぶりと言われる大雪でしたが、ネットで見る限り、山形や下越での積雪は例年よりむしろ少なかった様です。あまり良く分析しなかった私は、昨年までの豪雪を予想し、4月8日に下越の釣り場に入渓しました。しかし、既に多くの林道がかなり奥まで開通していて、今年の私のダム湖の釣りは、完全に出遅れてしまいました。 4月から7月初までは頻繁に下越・山形方面へ出かけたため、例年ほどでは無いですが、おおよその現地の状況は把握できているかと思います。そして、今年の渓流釣りは全ての面で異常だった様です。4〜7月までの気候は概ね平年並みで、残雪量も例年とさして変わらなかった様ですが、まず、ダム湖の釣りでは、シーズン初から大物が殆ど釣れず、過去最悪の不漁だった様です。これは普通の渓流釣りでも同じで、20cm前後の小物は普通に釣れていた様ですが、尺を超える様なサイズは少なかったと聞いています。 不漁の原因は未だによく判っていませんが、昨年夏の数十年ぶりの豪雨で多くの魚が流されてしまった可能性や、一昨年の大渇水による産卵への影響、などが考えられます。その後、首都圏では7月初から8月処暑のころまで例年にない酷暑でしたが、南東北では暑かったのは6月初ころだけで、その後は雨の比較的多い涼しい夏だった様です。7月以降の釣果は聞いていませんが、恐らく釣りには良いシーズンだったのではないでしょうか。9月以降は逆に低温過ぎるほどの気候になっている様です。 私個人にとっての14年も、ダム湖・堰堤プールの釣り共に過去最悪の結果でした。横浜から遠征の形で1〜2週間、現地に留まる方式を取ったため、同時期の釣行回数はむしろ増えています。しかし、ダム湖の釣り18回中の実に10回が釣果無しであり、大物の釣果の見られたのは終盤の2回だけでした。堰堤の釣りにおいても同様で、釣行10回中4回が釣果が無く、しかも40cmを超える大物はたった1尾だけという惨憺たる状況でした。ただ、シーズン終盤になり、54cmという自己記録を更新したビッグサイズが釣れてくれたのは、唯一の幸いでした。 そしてもう一つの私にとっての不幸な状況は、体調不良でした。病気治療のために7月以降は危険な行動を抑制されてしまい、ついに北海道遠征を諦めざるを得ない状況になってしまったのが非常に悔やまれます。14年後半は不本意な状況にはなりましたが、体調が回復すれば又、これまでと同様の活動をして行きたいと考えています。最後に、今シーズンも沢山の楽しい思い出をプレゼントして頂いた、TLF掲示板・山形渓遊会・釣り仲間の皆さんに、この場をお借りしてお礼を申し上げます。特に今年はボートに快く乗せて頂いた新潟のBuu氏には特に感謝しています。ありがとうございました。
2014年の大物記録
横浜からの遠征と言う形ではあるが、今年もなんとか下越・山形での釣りを楽しむ事ができた。しかし釣果は過去最悪であり、40cmを超える大物も9尾にとどまった。しかもそのほとんどが終盤のたった一つのダム湖での釣果であり、他のダム湖・堰堤プールでは、中型までの釣果しか見られず、数も少なかった。加えて、最近は体調が優れず、北海道遠征を中止せざるを得なくなった。また、渓遊会での源流釣行も1度も行わずじまいだった。更に、渓流の釣りは3回だけで大物は皆無だった。春の芦ノ湖の釣行も釣果は無かった。 2014年の釣果記録(抜粋) 管理釣り場、及びC&R区間を除く |