2013年の記録

2013 Seazon's Trophies


皆さんにとって、2013年はどの様なシーズンでしたでしょうか。思い出に残るシーズンになったでしょうか。それとも、あまり良いシーズンではなかったのでしょうか。毎年禁漁に入った時期に、そのシーズン全体を振り返ることを恒例にしています。さて、今年はどの様なシーズンだったのでしょうか?
(注:このレポートは山形県内の渓流釣りを想定して記述しており、気候や水量などの状況は他府県と異なる可能性があります。)




今年の渓流釣りシーズンは、昨年に引き続き、非常に深い残雪の中スタートしました。ダム湖へ通ずる林道も4月の初旬まで塞がれた状態が続き、ダム湖の釣りも例年より3週間ほど遅いスタートとなりました。しかし、幸いにも今年の土日は晴天に恵まれ、特に5・6月の2か月は、土日毎にとても良いお天気で気温も高くなり、大物が数多く釣れてくれました。ただ、6月末から7月にかけては、例年にない多雨となり、山形県内でも集中豪雨に見舞われ、大井沢など山間部で大きな被害が出てしまいました。


特に7月は豪雨による河川の濁りが治まらず、堰堤での釣りがほとんど出来ない状況が続きました。西日本ではこの時期、記録的な猛暑となった様ですが、北日本では梅雨明け宣言後も気温が上がらず雨が続きました。8月初に一時的に猛暑となりましたが、8月後半以降には再び多雨となり、9月半ばまで雨の多いうっとおしいお天気が多かった様です。ただ、シーズン全体を通して、昨年・一昨年の様な極端な高温や低温にはならず、土日の天候に恵まれたこともあって、まずまず良いシーズンとなってくれたのではないかと考えています。


私個人にとっての13年は、ダム湖・堰堤プールの釣りでは、2008年以来の大物に恵まれた良いシーズンとなってくれました。しかし一方で、北海道遠征では、イトウ以外の全ての魚種で小型ばかりが目立つ、少々寂しい結果となってしまいました。加えて、7月以降は体調不良が続き、北海道遠征も2回に分けて行わざるを得ない状況でした。加齢による体調不良と体力低下に加え、この11月末には山形市から横浜市内へと転居したことも有り、来年以降もこれまで通りの釣りを継続できるかどうかは、私自身にも判らない状況です。


最後に、今シーズンも沢山の楽しい思い出をプレゼントして頂いた、TLF掲示板・山形渓遊会・釣り仲間の皆さんに、この場をお借りしてお礼を申し上げます。ありがとうございました。
2013年12月10日 K++(片 山 浩)


南東北での大物記録

ダム湖での最大の釣果:イワナ50cm、4月20日、新潟県、曇、透明度非常に高い、Dダイレクト鮎
Report:ダム湖の釣り序盤戦
今年も残雪が多くダム湖の釣りはスタートが遅れたが、天候に恵まれて大型が多く釣れてくれた。

堰堤プールでの最大の釣果:イワナ41cm、6月23日、山形県、曇、透明度中程度、Dコンタクト63ヤマメ
Report:堰堤の釣りとダム湖の居残りイワナ釣り
最近はダム湖の釣りが多くなり、堰堤プールの釣りは4回のみ、40pオーバーの大物も2尾だけだった。

渓流での最大の釣果:サクラマス54cm、8月4日、新潟県、晴れ、透明度低い、Dコンタクト63鮎(赤腹)
Report:大雨の変わった贈り物
釣ってはいけない魚なのだが、このサイズのサクラマスを南東北で釣ったのは初めて。撮影後、即リリースした。

春から夏にかけては下越・山形でのダム湖・堰堤プールの釣りを楽しんでいる。今年は残雪も多く、また、土日の晴れた日も多く、条件が整っていたことから、40pを超える大物の数は17尾と過去2番目の多さとなり、最大も50pとまずまず満足の行く結果となってくれた。ただ、最近は体調が優れず、渓遊会での源流釣行は1度も行わずじまいとなり、また、渓流や源流での釣りの回数は激減した。

南東北での釣果記録(抜粋)           管理釣り場、及びC&R区間を除く



北海道遠征での大物記録

アメマスの最大の釣果:66cm、9月19日、釧路支庁、晴れ、透明度非常に低い、Dコンタクト72チャートヤマメ
Report:北海道遠征釣行2013 釣行日誌1
太平洋の高水温が影響していると思われるが、今年のアメマスは66p止まりと非常に寂しい結果となった。

イトウの最大の釣果:90cm、11月4日、宗谷支庁、晴れ、透明度低い、Dコンタクト85S鮎+ウキ
Report:北海道遠征釣行 2013釣行日誌2-2
この90pのイトウだけが、今回の北海道遠征での自己記録の更新となった。

北海道で釣れた他の魚たち

オショロコマ:21cm、10月23日、根室支庁、晴れ、
透明度非常に高い、Ryuki45S鮎
Report:北海道遠征釣行 2013釣行日誌2-1
ヒメマス:30cm、10月29日、釧路支庁、快晴、
透明度非常に高い、Ryuki45S鮎
Report:北海道遠征釣行 2013釣行日誌2-2

ニジマス:35cm、10月28日、釧路支庁、快晴、透明度高い、スプーン10g赤金(鉛貼)
Report:北海道遠征釣行 2013釣行日誌2-2
ブラウントラウト:35cm、11月7日、石狩支庁、曇り、透明度非常に高い、DダイレクトTS(赤腹)
Report:北海道遠征釣行 2013釣行日誌2-2
シロザケ:10月20日、釧路支庁、晴れ、透明度高い、Dコンタクト72ゴールドチャート
Report:北海道遠征釣行 2013釣行日誌2-1

今年の北海道遠征釣行の前半は、シルバーウィークの約1週間をBuuさん・風玉さんと過ごしたが、体調不良から一旦は撤退を余儀なくされた。しかし、北の魚への未練は消えず、10月後半になって再度北海道入りを強行し、23日間の釣行を行った。最近は体調が優れない事が多いため、のんびりと釣り歩く事を目標に、休養日を多めに取りながら予定を決めずに釣り歩いた。

恐らく太平洋の異常な高海水温の影響であろうと思われるが、太平洋にそそぐ全ての河川における全ての魚種において、今年は小型が目立った。一方で宗谷など日本海・オホーツク沿岸ではサケなども豊漁となっていて、イトウなども大型が釣れていた。私自身の釣果も全くその通りとなり、アメマス・ニジマスなどが惨憺たる結果だった一方で、イトウのみが記録を更新する結果となった。

北海道遠征での釣果記録(抜粋)           管理釣り場、及びC&R区間を除く