クラブ釣行レポート

山形渓遊会、第2回例会(6月4日)


またまた、山形渓遊会の例会に参加してきました。3週間前の5月中旬にも渓遊会では春の例会を行っていますが、その日は増水と気温低下で釣りにならず、消化不良で終わってしまいました。そのリベンジとばかりに3週間空けたこの日、今度は山形県置賜地方のとある渓へと入りました。釣果は小型ながらも満足の行くレベルであり、また豊富な山菜も楽しむ事ができました。なお、内容的には前回のレポートとほぼ同様であり、新鮮さに欠けるため、今回のレポートでは本文は最小限にとどめました。写真を中心にお楽しみ下さい。

注:釣り場の特定を防ぐため、風景画像に大幅な修正を加えるか、同イメージの別の場所の写真を使用しています。ご了承下さい。


快晴の暖かい日、緑が美しい道路はまだ残雪で塞がれている入渓してすぐに巨大な雪渓が・・
巨大な残雪の残る渓を遡行  会長と佐谷氏は上流へ、私と朝日氏は安全な下流部へ入渓することにした

山形渓遊会の今年2回目の例会は、ご覧の様なとても良いお天気に恵まれました。ただ、6月初にしては残雪が依然として多く、ちょっとした谷間には巨大なデブリが残っていました。5日前に開通したばかりの林道を走って行くと、デブリが車の通行を阻みます。徒歩で入渓ポイントまで向いましたが、渓の谷間にも巨大なデブリが連続して行く手を阻んでいました。この6月初で60歳の還暦を迎えた私にとって、この雪渓にうまった渓は体力的にキツ過ぎるため、私と朝日さんは入渓点より下流部へ、渡辺会長と佐谷名人は上流部へと入渓することにしました。・・・歳には勝てません。

下流部は道路に近いが・・・林道が開通して初めての日曜であり、期待して入渓した
朝日氏にヒット・・・1尾目はなぜか細身のイワナ朝日氏に満面の笑みが出た

3週間ぶりの源流釣行は、やはりまだ餌釣りの天下。ルアーには水温が低過ぎた。

下流部は残雪も見られなくなり・・小型ながら、退屈しない程度に適度な魚影が見られた
日が高くなってくると・・水温も上がり、小型ながら・・次々とイワナがヒットしてきた

私は写真班と同時に、今夜の山菜パーティのための食材探しに専念していた。ウドが最大の目的。

新緑と雪代の清冽な流れ、付近には野草の花々と山菜たち   素晴らしきこの世界
そろそろ汗ばむ季節になりイワナたちも元気一杯になってきたこの日の最大サイズは26cmほど

途中、ロッドを出してはみたが、1つのポイントにルアーを流しただけで止めてしまった。釣る気がしない。

釣りは11時ころまで楽しみ、帰り道は山菜を採取しながらテンバへ戻った赤ヤシオが渓に輝いていた

結局、私は最後までイワナを釣ることはありませんでした。非常にお天気が良く、9時ころからは汗ばむほどの陽気となり、恐らく水温も7℃程度までは上がったハズ。十分にルアーでも釣果はみられたかと思います。しかし、この日は周囲の野草花や山菜に目が行ってしまい、お魚さんに対する興味がほとんど湧きませんでした。この所、魚より写真や山菜の方が楽しく感じる様になってきている私がいることを感じています。・・・歳には勝てません。

キバナイカリソウジシバリ渓にタムシバが美しい

たった3週間の違いでも、既に野草は初夏の花達に置き換わりつつありました。季節は流れています。

タラの芽、岩ダラ、ウド、シドケ、ウルイ、ワサビ渡辺会長が料理長に変身焚き火係、イワナ焼係、テンプラ係・・・
ウド芽のテンプラワラビの醤油付け シドケのお浸し本ワサビの醤油付け ウルイのテンプラ

夜は今年2回目の山菜パーティーを行いました。この時期は豊富な山菜をあれこれと皆で楽しむのが源流釣り師たちの王道なのです。この日も渡辺会長が料理長に突如変身し、さまざまな山菜料理を作ってくれました。あまりにも沢山の山菜料理が出てきたため、途中でお腹が一杯になってしまい、珍しく骨酒やイワナの塩焼きを余してしまう結果に・・・。せっかく頂いたイワナたちの命を粗末にすることは、源流師にとって「恥」であり、反省至極でした。

何度やっても楽しい山菜キャンプたっぷりの焚き火を前に、話が弾む  最後はイワナ焼きで締めくくる

【今回使用のタックル】
今回も、私のタックルの使用はありませんでした。