皆さんにとって、2005年はどの様なシーズンでしたでしょうか。思い出に残るシーズンになったでしょうか。それとも、あまり良いシーズンではなかったのでしょうか。毎年禁漁に入った時期に、そのシーズン全体を振り返ることを恒例にしています。さて、今年はどの様なシーズンだったのでしょうか? (注:このレポートは山形県内の渓流釣りを想定して記述しており、気候や水量などの状況は他府県と異なる可能性があります。) 2005年は、年末までの暖冬とは打って変わって1月以降は非常に雪の多い状態となり、低温な状況は実に5月末まで続きました。早期は異常に多い残雪のため、林道の開通はどこも1ヶ月程度の遅れがみられ、ごく狭い里に近い釣り場に釣り人が集中し、渓流の釣果はサッパリだった様です。ダム湖でも分厚い残雪が車の進入を阻み、思わぬ長時間の歩きを強いられたものです。気候の乱れからか、ダム湖での大物の話もサッパリで、5月末までころまではどこも良い話が聞こえてきませんでした。 ところが6月以降は一転して気温の高い状況が9月一杯まで続き、夏は猛暑、秋は少雨に悩まされました。堰堤の釣りの季節はあっと言う間に過ぎ去り、思う様な釣果も得られないまま、気がつけばアブと渇水に手の付けられない状況になっていました。期待していた秋以降の釣りも、25年ぶりとも言われる少雨で、東北の渓は最後まで潤うことなく禁漁になってしまいました。最近は異常気象が当たり前になりつつあり、今年もシーズンを読めない状況が相次ぎ、総じてあまり良い釣果に恵まれないシーズンではなかったでしょうか。 ![]() ただ、私の個人的な05シーズンを振り返ってみると、仕事の忙しい中にも、ダム湖での新しい釣り方を開発したことが大きく影響し、前半の釣期では大物の数は例年以上になりました。来年以降もダム湖の釣りが多くなり釣果は更にUPするものと期待しています。しかし良い釣りのできたのはやはり7月一杯であり、後半は酷い渇水に加え仕事の忙しさもあって、過去に見られない貧果に悩まされました。しかしながら、今年は最後の最後に北海道へ遠征する機会を与えられ、なんとか満足の行くシーズンを終えることができたのではないかと考えています。 最後に、今シーズンも沢山の楽しい思い出をプレゼントして頂いた、TLF掲示板・山形渓遊会・釣り仲間の皆さんに、この場をお借りしてお礼を申し上げます。ありがとうございました。
●2005年の記録 毎年、ごく簡単な形式で釣果の記録を行っています。今年も仕事に忙しかった割りには釣行回数は56回と昨年よりはかなり増え、例年並に戻りました。また、管理釣り場・C&R区間および北海道釣行を除く40cmを超えるイワナの大物は下記の10尾であり、過去最高となりました。また、久しぶりに堰堤での50cmオーバーのイワナが釣れました。最近はダム湖での釣りが多くなり、トータルの大物数は増えていますが、堰堤プールでは年々釣れなくなってきていて、堰堤での大物の数はジリ貧となっています。 ![]() | ||||||||||||||||||||||||||||