1年ぶりに「福島のフィッシングフィールド(通称FFF、2003年12月閉鎖)」の「大」さん主催のオフに参加してきました。現在、FFFではHPを継続されてはいますが、メイルマガジンの申し込み窓口のみとなっており、今回のオフは、このメイルマガジンの読者を対象に開催されたオフでした。ただ名目は変わっても、内容は以前からの「裏磐梯オフ」と何も変わってはいませんでした。旧知の仲間に、初めてお会いした方達も交えて、いつも通りのキャンプオフを、存分に楽しんできました。 【6月11日(土)】
福島県二本松市の「大」さん(写真上左)が主催されているサイト「福島のフィッシングフィールド」は、釣行記などが閉鎖されてしばらく経ちますが、トップページだけはそのメイルマガジンの申し込み窓口として、現在も開かれています。以前はサイトの主催という形で、通称「裏磐梯オフ」が年2回の頻度で開催されていましたが、現在もメイルマガジンの読者を対象に同様にオフが開催されています。ただ、読者と言ってもその中心となる人たちはHP時代からの旧知の友人たちであり、新しくお見えになる方も多いのですが、雰囲気や内容は「裏磐梯オフ」となんら変わりませんでした。
このオフに私が参加したのは1年半振りでした。実を言うと、一昨年12月に私のHPが独自ドメインを取得し、メイルアドレスを変更した時、それを一切の人にお伝えしなかったため、「大」さんは私のメイルアドレスが変更になっていたことをしばらくの間ご存知ありませんでした。昨年6月にもFFFで同様のオフが開催されていましたが、メイルアドレスの不一致から私にはその連絡が来ておらず、気が付いた時には「あれ?終わってたの?」状態だったと言うわけです。9月にも開催されましたが、その時は私が社内試験で身動きが取れず、やむなく不参加。そのため1年半振りになってしまったと言う訳です。・・・色々と悪い噂をされて(たてて)いた方もおられた様ですが・・・事実はこの通り。残念でしたネ。 この日は心配された雨も殆ど降らず、予想していた冷え込みも無く、全く素晴らしいオフ日和でした。夕方は皆さんそれぞれの釣りに忙しいのですが、午後7時を過ぎるころにもなると、続々とメンバーが会場に集結してきます。乾杯とともにオフのメインイベントが始まりました。この日の参加者は総勢で17名ほど。関東の人と福島・山形・宮城の人が半々くらい、私にとっては3/4が旧知の仲間、残りが始めてお会いする方たちでしたが、そこは同じ釣り仲間同士のこと、全く抵抗もなく、すぐに打ち解けて釣り談義に花が咲いてしまいました。 「大」さんのオフの特徴は、誠に豪華な料理と釣り談義に尽きます。プロの料理人や食材生産者がメンバーに含まれていて、毎回、驚くほどの量と質に圧倒されてしまいます。殆どのメンバーはフライマンなのですが、どうもルアーをやる人に比べると、フライのかた達は小まめで機用なかたが多い様です。気が付けばしこたま酒も入ってしまっていて、翌朝の釣りなどどうでも良くなってしまうのが常。この日も写真上の様な皆さんの持ち寄られた料理に舌鼓を打つうちに、あっと言う間に夜が更けて行ったと言う訳です。 【6月12日(日)】 翌朝目覚めたのは7時ころ。数名のメンバーは早朝から釣りに行かれていた様ですが、私にはすっかりそんな気力はありません。毎年のことですが、このオフでは釣りは殆どやらず、もっぱら野草花の写真を撮影するのが楽しみになっています。実は土曜夕方に近くの堰堤プールで少しだけ竿を出してみてはいるのですが、今年はなぜか魚影全く無し。釣り切られたのか、魚がまだ入っていないのか?、山形や下越でもそうですが、今年の堰堤プールは何か変な理解できない状況が多くなっています。残雪の多さと低温は裏磐梯でも悪さをしていた様です。
しかし、期待していた野草花は私を裏切りはしませんでした。この日はメンバーの数人が「大」さんの案内で山菜捕りに湿原に入られましたが、私もそれに同行しもっぱら写真撮影に専念しました。この時期、裏磐梯で私が最も楽しみにしているのは、写真上中央の「クリンソウ(九輪草:野生の桜草の一種)」です。数年前は殆ど見かけなかったクリンソウですが、釣りや野草ブームの沈静化で、昨年はかなりの株数を確認するまでに増加していました。その株数は今年も変わってはおらず、薄暗い湿原の中に、今年もその可憐な美しさをまるで宝石の様に輝かせているのを見つけ、久々に恋人と再会できた時の様な嬉しさと安堵の気持ちに包まれるのでした。 この時期の裏磐梯の湿原では、ユリワサビ(百合山葵)やジダケ(地竹:竹の子)が豊富に採取でき、山菜捕りの皆さんは、お土産にたっぷりと持ち帰られた様です。捕り立てのジダケをキャンプサイトで早速焼いて食べる人もいて、楽しいひと時はあっと言う間に過ぎ、お別れの時間となってしまいました。 最後に釣りのお話に戻しますが、土曜夕・日曜朝に釣りに入られた人たちには、25cmくらいまでのイワナやヤマメの適度な釣果が見られていた様です。有名な観光地でもあり、この付近の渓流はどこも人が非常に多いのですが、渓が非常に開けていてフライには打ってつけの反面、ポイントが絞りづらく餌釣り師たちには扱いにくいと言う特徴があります。また、長年このFFFのオフがこの地で開かれていることもあり、今ではすっかりフライマンのメッカになってしまっています。そのため、実はフライマンが圧倒的に多いのです。 そして、フライマンたちはその殆どがC&Rを心がけていますし、また、餌釣り師の割合が少ないため、魚影はそこそこ濃い様です。ただ透明度も高く渓が開けていますので、近づき過ぎると魚はいても釣れてはくれません。ルアーでも同様で、スレている分、少しでも気配を察知されてしまうと、全く釣りにならないのも、このあたりの渓の特徴の様です。でもま、そんなスレッからしの魚たちを相手にするのも又面白い訳でして、人気の絶えない釣り場の様です。
【今回使用のタックル】 無し |