ミニオフレポート

早春のダム湖ミニオフ(4月17・18日)


今年もダム湖のルアーフィッシングが最盛期を迎えています。毎年のことですが、この時期、幾つかの釣り場に顔なじみの仲間たちが集まってしまいます。特に声を掛け合った訳でもないのですが、期せずしてちょっとしたオフラインミーティングの状態になってしまうのも、この釣りのもう一つの楽しみとなっています。釣果の方はいまいちでしたが、今回は新潟のBuuさん、もっちさん、abeさん、それに大沼さんのお友達とお会いでき、楽しいひと時を過ごすことができました。(下写真は新緑の眩しい早春のダム湖畔)

注:場所の特定を防ぐため、風景画像の一部に大幅な修正を加えるか同イメージの別の写真を使用しています。


abeさん

季節は今、ダム湖のルアーフィッシングの最盛期と言えるでしょう。例年ならば5月の連休のころまでが釣期ですが、今年は少し季節の推移が早く、新潟県内の最盛期はそろそろ終わりかもしれません。しかし、山形県内の内陸では残雪が非常に多く、連休明けから1〜2週間後までが釣期となりますので、まだまだダム湖の釣りは楽しめそうです。前週にも出かけた新潟県のダム湖ですが、いまいち釣果に恵まれずに、翌週もまた出かけてしまいました。今回は釣果以外にもう一つの目的がありました。

ショウジョウバカマ イカリソウ ネコノメソウ

特に声を掛け合っている訳ではありませんが、当サイトの掲示板に「今週はいつものダムに行こうかと思ってます」と一言書けば、あうんの呼吸で何人かの人たちとお会いすることができるのも、HPをやっているものならではの特典と言えるでしょう。17日(土曜)に出かけたのは、この時期に私が最も良く訪れる新潟県下のダム湖です。この日は新潟のabeさん(フリースクール青空倶楽部(現在閉鎖中))が駆けつけてくれました。ただ残念ながら、この日は水温がこの時期にしては異常に高い11℃もあり、おまけに風が強くてお魚さんたちの機嫌はあまりよろしくなかった様です。


ちなみに、ダム湖には他の釣り人もいましたが、誰も釣れていない様子でした。午前10時ころにはダム湖をあきらめ、近くの渓流にも2人で臨みましたが、残念ながら2人ともここでも釣果無し。仕方なくお昼頃にはabeさんとお別れし、私一人で別の渓流へ移動しました。この渓流ではちょっとした堰堤プールがあり、その上下でご覧の様な23cmくらいまでのイワナの結構な釣果がありましたが、どうもこれが間違っていた様です。実はこのイワナを釣っている間に、新潟のもっちさんが先のダム湖へ来ておられたそうで、40cm前後のイワナのトレースを確認されておられたとのこと。残念無念!

カキドオシ キケマン エゾノタチツボスミレ

この日は近くの温泉を利用したあと、いつもの様に車の中で爆睡です。翌18日(日)も、新潟県下のダム湖へと舞い戻りましたが、爆睡しすぎて現場に到着したのはすっかり明るくなった6時ころでした。これも間違いでした。新潟市のBuuさんが夜明けからしっかりとロッドを振っておられ、すでに32cmのイワナを釣り上げておられます。この日は前夜からの寒波の到来で気温が急激に下がった様子で、付近には写真下左の様な霜がみられ、水温も多少は下がってくれた様子です。そして到着とほとんど同時に目の前でBuuさんのロッドに37cmのイワナがヒット(写真下中央・右)。これは焦りました。


しかし、いくら焦っても釣れない時は釣れないものですね。前日からダム湖ではサッパリで、魚の気配すら感じられません。Buuさんとほとんど同じ様なミノーを使っているのにも関わらず、この日は私には魚のトレースすら見られず寂しい限り。一方でBuuさんはその後も2尾のイワナを追加され、この日は彼の一人勝ちの状態でした。ちなみに彼の使っていたミノーはナチュラルカラーの5cm前後のシンキングミノーでした。釣り人の多いこの釣り場では、スプーンではやはり反応は鈍かった様です。


うむむ、このBuuさんの不敵な笑い↓↓が、なんともくやしいですなぁ。近くには他にも数人の釣り人がおられたのですが、釣れていたのはBuuさんだけ。参りました。日が高くなった10時ころにはこの日も岸からの釣りをあきらめ、ふて腐れて一人でフローターで遊んでました。非常に良いお天気の真昼間で、釣れる訳はないのですが、ビールを呑みながらプカプカやっていると、それでも気がまぎれます。実はこの午前、関川村の大沼君のお友達が2人、このダム湖にこられていたのですが、残念ながら写真を撮影するのを忘れておりました。申し訳ない。

ネコノメソウ 白のキクザキイチゲ キジムシロ

午前中にBuuさんに結構な釣果があったため、その日の午後も同じダム湖で粘ることにしました。午後からはもっちさんにも再び駆けつけて頂き、今度は3人で岸からロッドを振り続けます。なんでも、もっちさんはこのダム湖で前週までに43cmと37cmを釣り上げたそうで余裕の表情です。私はまだダム湖では昨日もこの日も釣果無し。焦りまくりの最後のチャンスです。しかし辛いですねぇ、午後からは風も止み、薄曇の絶好の条件が重なっていたにも関わらず、なぜか3人とも釣果なし。夕方6時ころまで3人で粘りましたがイワナのトレースは見られるもののヒットに繋がりません。


でもま、気心の知れた3人でお喋りを交えながらののんびりとした釣りは、それはそれは楽しいもの。こういった時間がなければ、わざわざ何時間も掛けて新潟県までやってくることも無いでしょう。焦りながらもなんとなく楽しい時間が過ぎて行きます。そして皮肉にも、6時ころお二人と別れた後でした。私だけ道具の片付けに時間が掛かったため現場でもたもたしていると・・・水面で巨大なライズが2回・・・ライズに反応してしまうのは釣り人のサガと言うもの、ロッドを振らないわけにいきません。こんなに釣れなかった日なのに、最後の最後にあっさりと尺ちょっとのイワナが釣れてしまいました。なんでやねん!

もっちさん、Buuさん 最後の最後に釣れた尺イワナ

さて、もう少しで待望の大型連休(?)に突入ですが、ダム湖の釣りはまだしばらくは続きます。特に山形県下の飯豊山系・朝日山系のダム湖群は雪代が豊富で、これからが本格的な釣期に入ると考えられます。今年は季節の移り変わりが1週間ほども早いため、水温も高くて釣り辛い状況ではありますが、運と腕があればまだまだ大物のチャンスは残っています。ゴールデンウィークには、みなさんもぜひ挑戦してみては如何でしょうか。


Buuさん   、   K++   、   もっちさん

【今回使用のタックル】

Wellner8ftTroutRod、シマノSensiLiteMG2500、呉羽シーガーエース1.2号(9lb)、ZaurusSuperSinkingMinnow50ヤマメ/銀/緑、D-contact50Sヤマメ/ハヤ、ヤマメスプーン5cm緑/金、Kルアー5cm緑、他