オフラインレポート

第3回 三川オフ(新潟オフ、9月19日)


今年も三川オフ(新潟管理釣り場オフ)を開催しました。渓流釣りのオフシーズンに入ったこの時期のトラウトルアーフィッシャーにとって、管理釣り場は禁断症状を緩和できる数少ない救いの場です。三川フィッシングパークは山形からとても遠いのですが、仲間に会えるという気持ちだけでその距離も縮まります。渓のせせらぎ・紅葉の始まった山々・気の合った仲間との語らい、それに美味しい野外料理があれば、そこはもう天国でした。




三川フィッシングパークは新潟県東蒲原郡三川村にある、新谷川の流れをそのまま利用した管理釣り場です。山形市からは車で3時間近くの距離にありますが、この3年ほど、毎年オフで出かけています。理由は良く判りませんが、なぜか私のHPの掲示板に遊びに来て頂いている人達は新潟県の人が多いのです。私自身も新潟県の下越地方には良く釣りに出かけますが、新潟の人が私のHPに遊びに来て頂けるのも同じ理由なのかも知れません。そういえば、山形と下越地方は気候や渓相が確かに良く似ています。


三川FPはご覧の様に綺麗に整備されたオートキャンプサイトとBBQなどの施設が充実しています。管理釣り場は、1日2200円(02年10月現在)ととてもリーズナブルで、新谷川をそのままブロックに区切った流れのある釣り場(写真上右)と、小さなプールが1個あります。流れを釣れる管理釣り場はそれほど多くはないのですが、中でもここ三川FPは、上流部に自然そのままの渓流をそっくり釣り場にしてしまった(写真下3枚)とても珍しい管理釣り場です。オフシーズンに自然の流れを釣ることができるのは、とても素晴らしいことですね。


オフはお昼ごろに適当に集合することとしていましたが、私は早朝から移動し朝7時半には会場に着いてしまいました。朝一番で上流部の自然渓流を釣ることにしましたが、皆さん同じことを考えておられる様ですね、まだ開場して30分しか経っていないのに、早くも釣り人で一杯でした。それでも相手はニジマス君ですので、人が釣った後でも十分に釣りになります。私はフライとルアーの両刀使いで臨みましたが、どちらでもそこそこ釣れてはくれました。


ただ、ルアーはやはり早朝の9時ころまでが限界の様で、明るくなるとあまり釣れなくなってしまいます。使ったルアーは、写真下左のおなじみのWavy50Sだけですが、魚は20〜30cmのニジマスばかりで、恐らくどんなルアーでも同じ様に釣れたものと思われます。一方、フライでは、切り上げた11時ころまで満遍なく釣れてくれました。私は最近、止水の管理釣り場では、写真下中央/右の様なタコフライ(オクトパス)を良く使っています。中でも芯に赤色を配した白のタコフライがお気に入りです。


写真上中央は芯に赤いエッグヤーンをほんの少しだけ巻いたもの、上右は芯に赤い樹脂を入れ周りを白のエッグヤーンでタコフライと同様の巻き方で仕上げたものです。どちらも出来上がりは殆ど真っ白ですが、水にぬれると中の赤い色がぼんやりと透けて見え、血の色を連想するのでしょうか、魚たちの食欲をそそる様なのです。ここは渓流域で止水ではないのですが、この日もこのパターンで非常に良くヒットしてくれ、ルアーとあわせて午前中だけで全部で20尾ほどの釣果がありました。

オオマツヨイグサ(大待宵草)
別名:ツキミソウ(月見草)
ゲンノショウコ(現の証拠) セイタカアワダチソウ(背高泡立草)

オフの方はいつもとそれほど変わったものではありませんでした。12時前になんの前触れもなく無事に全員が集合し、ビールを呑みながら思い々いに釣り談義に花を咲かせます。この日の料理は、私のオフでは定番中の定番のものばかりでしたが、それでも野外での楽しい会話と澄んだ空気が味付けをしてくれれば、これ以上においしい料理はほかには有り得ません。上の写真の背景にちょっとした水路が見えていると思うのですが、なんとその水路からもニジマスがフライで釣れてしまうと言う、実に楽しいハプニングも有りました。

米沢牛のBBQ イワナ汁 焼きソバ

【今回ご参加頂いた皆さんです】  皆さん、楽しい時間をありがとうございました。

山賀さん、pazzuさん、風の玉三郎さん、AQAさん、なべちゃんさんご家族(4名)、K++

記念写真を撮影した後、午後からは再び思い々いのスタイルで釣りを楽しみました。AQAさんと私はフライで、他の人たちはルアーでしたが、トラウトルアーフィッシングのオフなのに、なぜか私は管理釣り場ではフライばかりで釣っています。この日は午後からもお魚さんたちの機嫌が良く、適度にお相手をしてくれ、夕方暗くなるまで時間を忘れて楽しむことが出来ました。


さて、この三川オフが終わると、東北地方では早くも冬の季節の到来です。高い山の上では冬の準備に余念がなく、既に真っ赤に色づいていました。やがて下界の山々も赤く色づき始め、頂上付近から白く輝き始めると、また長いながい氷の季節がやってきます。釣り人も魚たちも、春を待ちわびる季節の到来です。


【今回使用のタックル】

ルアータックル:Wellner8ftTroutRod、シマノBioMasterXT2000、呉羽SeagerAce1号(6lb)、Wavy50S鰯/ヤマメ、MissThetisSD薄緑、改造MMminow48Sハヤ、他

フライタックル:UFMウエダAfferrePremiumAPF-8'6"#5、NewtradF3#5/6、3M/Ultra3/DT5F、AkronSTD4X9ft、呉羽SeagerAce1号(4X)2ft、ハヤ用ウキ、タコフライ白/赤、他