シーズンオフには自分で釣り道具を作ってみるのも楽しいものです。種類は至って少ないですが、私もあれこれと思考錯誤しながら、ルアーやフライ、ロッドを作っています。これまでに私の作成した釣りに関するちょっと変わったグッズを紹介します。 《1.Kルアー》 07.02.07 水温が4℃を下回る様な早春の低水温期には、より深い所をダイレクトに狙えるスプーンが効果的です。スプーンは金属加工の技術の無い個人が作成するのは容易ではありませんが、以下の方法であれば、簡単でかつ良く釣れるスプーンが個人の手でも実現できます。 このスプーンはご覧の様に、「ハスルアー」や「ヤマメルアー」の形を真似たもので、より良く釣れるようにと幾つかの改良を加えたものです。名づけて「Kルアー」。毎年、早春に今でも良く使うルアーの一つです。 1.材料 1)真鍮(しんちゅう)製もしくは銅・鉄製の棒状の板: 幅6mm厚さ1mm長さ1m程度のものが、ホームセンターなどで販売されている。 1本500円程度。真鍮製・銅製が加工性に優れる。ステンレス製は加工が困難で不可。 2)シングルフック1本(サイズ#3、又は#5) 3)スプリットリング2個(サイズ#2、コータックなど) 4)反射シート:これも釣り具店で買うよりも、ホームセンターで買い求めると安価。 暗い緑系統の色がイワナに、また暗い赤系統の色がヤマメに効果的。 5)工具類 ・電気ドリルもしくはハンドドリル、小型のボール盤があれば最高 ・2.3mm径前後のドリル ・小型の万力、もしくは大型ペンチ ・ボルトカッター(ボルトの頭をカットするための道具) ・スプリットリングプライヤー、もしくはラジオペンチ 2.作り方 真鍮の棒をスプーンの長さに合わせてボルトカッターでカットします。私の場合、4cm・5cm・6cmの3種類を作っています(写真上右、写真のマス目の間隔は全て1cm)。6cmの場合で、30m以上の飛距離がでますが、大物でないと喰い付いてくれません。一方で4cmの場合は、やや飛距離は落ちますが、20cm程度のヤマメやイワナでも問題なくヒットしてきます。 両端に2.3mm径のドリルで穴を開けます。この時、正確に中心線上に穴を空ける必要があります。左右にズレると、完成時にスプーンが回転してしまう可能性が高くなります。また、穴は端から1mm程度だけ金属が残る様に正確に空けます。端からあまり距離を空けてしまうと、スプリットリングが装着できません(写真下左)。逆にこの穴を空ける作業さえうまく行えば、以後の作業はすべて成功した様なものです。 万力などを使って、端から1cmちょうどの所で、板を45度に曲げます。これも直角方向に正確に曲げてください。斜めに曲げてしまうと、完成時にスプーンが回転してしまいます。最後に、曲げた板をガスレンジなどで赤くなるまで高温に焼いて下さい。こうすることで、表面に酸化膜が生成され、以後の反射シートの貼り付けや着色がやりやすくなります。金属光沢をそのまま利用したい場合は、焼入れはしません。 次に、写真上右の様にスプリットリングを両端に装着し、曲げた方の端にフックを取り付けます。フックは曲げた方向を下にしたとき、鉤先も下方向を向くようにセットします。鉤の大きさは4cm・5cmのもので#3を、6cmのサイズのものは#5を使用しています。最後に反射シートを貼り付け完成です。反射シートは表面だけに貼り付けるのではなく、ぐるりと板の周りを1周する様に贅沢に貼り付けて下さい。その方が釣果が上がる様です。 釣り場に行って足元で高速に泳がせてみます。回転するようであれば、フック外し用のラジオペンチで45度に曲げた部分を左右に少しだけ曲げて調節し、回転しない様に修正します。多少の回転であれば、通常のゆっくりとしたスピードで引くときは、回転しないはずです。 3.釣り方 低水温期の釣りを目的としているため、底狙いが基本になります。釣り方については「季節の釣り(釣りマニュアル)」の「堰堤プールのルアーフィッシング」内の「6.厳寒期の堰堤プールのルアーフィッシング」に詳しく掲載していますのでご覧下さい。 《2.Kフライ》 07.02.07 このフライは冬季の管理釣り場専用に考案したものです。筆者は12月〜3月以外は殆ど管理釣り場へは出かけませんので、冬季の活性の低い状況に対応したフライを考案したのものです。後述のKマラブーも同様です。水温の高い盛期の管理釣り場や自然渓流では、このフライの威力は発揮できませんのでご注意下さい。 特に管理釣り場でのニジマスとヤマメに効果が高く、イワナにはそれほどの効果はありません。釣果の良く見込める順番としては、ニジマス>ヤマメ>ブラウン>イトウ>イワナとなります。中に赤い芯を入れていて、フライが水に濡れるとぼんやりと赤い色が浮き出る様になっていて、これが魚の食欲をそそる様です。 このフライは管理釣り場では比較的定番の、「タコフライ(オクトパス)」の改良品です。このフライもKルアー同様に、より良く釣れるようにと、様々なアイデアに基づく改良を加えています。名づけて「Kフライ」。シーズンオフにお世話になる管理釣り場で、毎年大活躍してくれるフライです。 1.材料 1)フック:TMC102Y、ニジマス用はフックサイズ#11、ヤマメ用はフックサイズ#15又は#17 2)LEAD WIRE #.035(かなり太いです) 3)エッグヤーン白 4)夜光パイプ(ピンク4号、内径2mm):海釣り(カレイ釣り)用に販売されている 5)6/0ナイロンスレッド白 6)工具類は通常のフライタイイングセットを使用 2.作り方 ニジマス用には#11の、ヤマメ用には#15もしくは#17のTMC102Yを使用しています。まず0.035のレッドワイヤ(糸オモリ)をシャンクに巻きます。ニジマス用で6〜7回、ヤマメ用で4〜5回と、たっぷりと巻きます(写真上左)。次にワイヤをスレッドで十分に固定して下さい。釣っているときに型崩れを防ぐため、スレッドはフックのベンド中央までたっぷりと巻いておきます(写真上中央)。赤い芯となる夜光パイプを2mm程度の長さに切り、写真上右の様に切れ目を入れておきます。 夜光パイプをレッドワイヤに被せます。次にエッグヤーン白を4cm程度に切り、写真上左の様にベンド側にスレッドで固定します。ヤーンの量は、ニジマス用は市販の太さのまま、ヤマメ用はヤーンを縦に半分に割って使用します。夜光パイプをスレッドで2〜3回巻き固定しながら、スレッドをアイ側へ移動しておきます。次にエッグヤーンをアイ側へ強く引きながらスレッドで固定します(写真上中央)。今度はスレッドをベンド側へエッグヤーンの上を通らない様に移動しておきます(写真上右)。 アイがヤーンの中央に出てくる様にエッグヤーンを折り返してから(写真上左)、ヤーンを強く引っ張りながらスレッドを巻いて固定します。この時、赤い芯が直接外から見えない様に丁寧にヤーンを折り返して下さい。次に、写真上中央の様に手で輪を作り、輪の中に糸巻きを3回程度通し締め付け、これを2回繰り返して固定し、フィニッシャで固めます。最後に余ったヤーンを写真上右の程度に短めにカットして完成です。 3.釣り方 釣り方には、1.ウキをつかった釣り方、2.ウキを使わずに底を這わせて釣る方法、3.ウキとオモリを使った釣り方、の3種類があります。 1.ウキを使った釣り方 このフライは非常に重く設計されているため、通常のフライインジケーターでは沈んでしまいます。また、非常に微妙なアタリを見分けるため、写真下の様なハヤ釣り用の唐辛子ウキ+ゴム管の組合せをお薦めします。 冬季の水温の低い時や非常に活性の低い時には魚の動きがとても緩慢になっています。軽いフライではインジケーターとフライの間のティペットが水中で弛(たる)んでいることが多く、この弛みが緩慢な魚の動きを吸収してしまい、インジケーターにアタリが出なくなってしまいます。そのため、フライを重くしてティペットを垂直にし、弛みを完全に無くして、微妙なアタリを取れる様に重く設計しています。要するに、フナ釣りと同じ考え方です。 1)ニジマスの場合:Kフライ#11を使用。ティペットは4X(1号)程度。ウキ下(ウキからフライまでの距離)は、季節によって変化させますが、夏季は概ね1〜2mで釣れます。しかし、水温4℃以下の時は、魚たちは底ぎりぎりでジッとしていますので、ポイントによって臨機応変にウキ下を調節し、底ギリギリを浮遊する様に調節します。キャスト後はじっと何もせずにアタリを待つだけです。一旦フライを底まで沈めた後、非常にゆっくりとした速度で引いてくる方法もあります。 2)ヤマメの場合:#15以上の小さいKフライとティペットは6X(0.6号)以下の細いものを使用します。フライ用のインジケーターではアタリが見分けずらいのでお薦めできません。ウキ下はニジマスと同様に、低水温期は底ギリギリ、夏季は浅くします。 ヤマメの場合はフライを咥えても、ほんの1〜2秒で吐き出してしまうことが多く、ほんの一瞬のごく微妙なウキの動きを見逃してはなりません。特にフライが底に沈みきった時、つまり、横を向いていた唐辛子ウキが直立した直後にアタリが良く出ますので、小さな変化を見逃さず、即座に合わせます。 また、ヤマメの場合は非常にスレやすく、同じ場所で釣っているとすぐに反応が悪くなりますので、数尾釣れた時点で場所を数m単位で移動しながら、次々と釣って行く方が効果的です。暫くしてまた同じ場所に戻ってくるとまた釣れるものです。なお、ウキを使わない釣り方や後述のKマラブーでは、ヤマメはほとんど釣れません。 2.ウキを使わずに底を這わせて釣る方法 Kフライだけをティペットの先端に取り付け、フライを底まで沈め、そのまま放置しておくか、非常にゆっくりとした速度で引いてきます。浮いているラインの変化・動きを見てアワセます。早く引いてしまうと、フライが底から離れてしまうので釣れません。風が吹いているときはラインが風で流されますので、何もせずに放置しておき、ラインの変化が出たらアワセます。なお、この方法ではヤマメは殆ど釣れません。 3.ウキとオモリを使った釣り方 1のウキを使った仕掛けに、フライから30〜40cm離れたティペットにBサイズ(直径2〜3mm)のゴム張の噛み潰しオモリを取り付けます。ウキ下は1m程度と短くします。仕掛けをフワリと水面に落とし、或いはわずかに叩いて、あたかも餌のペレットが水面に落ちる様子を演出します。最初はこれを3〜4回繰り返し、魚が集まってくればアタリを待ちます。 この時、Kフライがオモリに引っ張られて斜めに早く沈んでゆきます。この普段は見られないフライの動きに魚が反応する様です。多くの場合、フライが沈み切る前にウキに反応が出ますので、即座に合わせます。フライが沈みきってしまうとアタリが遠のきますので、何度も仕掛けを繰り返し投入し続ける方が効果が出ます。 フライ 噛み潰しオモリ ウキ ロッド 《3.Kマラブー》 07.02.07 15.06.01改定 このフライも冬季の管理釣り場専用に考案したフライであり、自然渓流ではほとんど釣りになりませんので、ご注意下さい。比較的大きなフライであり、管理釣り場の大型ニジマスを狙うために開発したものです。残念ながら、大きすぎてヤマメは釣れたことがありません。釣果の良く見込める順番としては、ニジマス>ブラウン>イトウ>イワナとなります。 このフライは上記のKフライを白いマラブーでウーリーバーガー風に改良したものです。Kフライ同様、シーズンオフにお世話になる管理釣り場で、毎年大活躍してくれるフライです。 1.材料 1)フック:TMC5262、又は相当品、フックサイズ#10 2)LEAD WIRE #.035 3)エッグヤーン白 4)夜光パイプ(ピンク4号、内径2mm):海釣り(カレイ釣り)用に販売されている 5)6/0ナイロンスレッド白 6)マラブー白 7)工具類は通常のフライタイイングセットを使用 2.作り方 作り方はKフライとほぼ同様ですが、シャンクの後方に白いマラブーを取り付ける点が異なります。このフライは底を這わせて釣ることが基本となりますので、Kフライよりも更に重く設計しています。写真上左の様に0.035のレッドワイヤを実に8〜9回も巻き込みます。また、重い分、使用中に型崩れがし易いため、ゲイプの中央部分までしっかりとスレッドを巻き(写真上中央)、レッドワイヤを固定して下さい。写真上右は、白いマラブーを取り付けているところです。 白いマラブーを取り付けた後は、胴長がやや長いだけで、作り方はKフライと全く変わりません。胴が長くなる分、エッグヤーンが型崩れしやすくなりますので、しっかりと引っ張りながらスレッドで固定してゆきます。また長い分、赤い芯が外から見えてしまい易くなるので、芯全体をヤーンで丁寧に包み込む様に作業する必要があります。マラブーの長さはシャンクの2倍から3倍程度と、通常のウーリーバーガーよりは長めに作っています。これは底を這わせるために、細長い虫をイメージしているためです。 3.釣り方 Kフライの2番目の釣り方「ウキを使わずに底を這わせて釣る方法」と全く同じ釣り方で釣ります。重く作っていますので、通常のマラブーの様に中層を早い速度で泳がせても、ほとんど何も釣れません。多くの場合、キャスト後に何もせずに放置しておくと、ラインに変化が出てアタリが出ます。また大きめのウキを使い、底付近を浮遊させて釣る方法でも釣れます。 透明度の非常に高い釣り場では、レッドワイヤを2〜3回巻くに止めた軽めのKマラブーを用意し、ゆっくりとフライを沈める事でサイトフィッシングを楽しめます。5〜10m程度の水中が良く見える場所にKマラブーを投入し、沈む途中で魚がフライを咥えるのを目で見て合わせます。この方法では、小さな魚がフライを咥えても軽くラインを引っ張るなどしてフライを吐かせることで、大物だけを選んで釣り上げる事が可能となります。 《4.ペレットフライ》 14.03.21 ペレットとは魚類飼育用配合飼料のことです。管理釣り場の魚たちは、日々決まった時間に、決まった場所にペレットを散布され、飼育されています。管理釣り場での真の「マッチ・ザ・ベイト」とは、ペレットフライにほかなりません。ペレットに似たフライを、給餌される時間帯に、散布される場所に落とせば、爆釣となるのは当然の事なのです。 ペレットフライをもってしても釣れないと嘆く輩を時折見かけますが、その理由は以下の五大要素のうちのいずれかがマッチしていないからです。特に、時間帯と給餌開始場所を意識されていない場合が多い様です。朝・夕にペレットを散布している釣り場で、真昼間にペレットフライを投げても、多くの場合、何も釣れません。また、給餌開始場所から遠く離れたポイントでは、魚たちの反応はイマイチです。 1.ペレットサイズ: 多くは円筒形であり、その直径と長さは通常、5〜10mm程度。 2.ペレットの色: 最も重要な要素。チョコレート色が多い。薄い青緑、黒、薄い黄土色など。 3.浮き沈み: 水に浮くタイプと沈むタイプが存在する。浮くタイプが多い。 4.給餌時間帯: 多くの管理釣り場では営業開始直前と終了直後にペレットを散布している。 5.給餌開始場所: 給餌時間が近づくと、魚たちは最初にペレットの落ちてくる場所で待機している。 ペレットフライ作成のためには、まず最初に、その管理釣り場で散布されているペレットがどの様なものであるかを確認しなければなりません。その方法は以下の通りです。 1.スタッフに直接聞いてみる。多くの場合、親切に教えてくれる。秘密にしている管理釣り場もある。 2.釣り池の水際や岸辺を丹念に見て回ると、ペレットが落ちている事が良くある。 3.何種類かのペレットフライを投げてみて、どのフライに良く反応するかで、ペレットの種類を推定する。 最も重要な要素はペレットの色ですが、釣れる魚の肉の色が鮮やかなオレンジ色の場合は、甲殻類のオレンジの色素であるアキサキサンチンを多く含む配合飼料を使用している証拠であり、ペレットはほぼチョコレート色であると考えて差し支えありません。 以下に私の良く出かける管理釣り場での実際のペレットの例と、それらの情報を元にして作成したペレットフライを示します。なお、管理釣り場によっては、木材やフォームの使用を禁止している場合や、ペレットフライそのものを禁止している場合もありますので、事前に十分にご確認下さい。 1.様々なペレットの五大要素の例
2.材料と作り方
五大要素のそれぞれがある程度マッチしていれば、他の適当な材料で作っても問題無く良く釣れるはずです。五大要素の全てが忠実にマッチしていると、釣り池中の魚たちが目の前に集まり始め、水面が波立ち、一投一尾の正に入れ食いとなります。余りに釣れ過ぎるために、他の釣り人から奇異の目で見られ、場内が騒然となることも有り得ますので、釣り過ぎにはくれぐれもご注意下さい。 なお逆に、冬季の急激に気温の下がった時や夏季の水温の非常に高い日など、極まれにですが、魚たちがペレットフライに殆ど反応しない日も存在します。その様な時は、本物のペレット餌にも魚たちが反応しない様な低活性の時であり、どの様なフライをもってしても殆ど釣りになりません。 3.釣り方 普段は小物中心の釣り場でも、ペレットフライには大物が見境い無く頻繁にヒットしてきますので、ラインは通常より太めのものに取り換えて下さい。私はフロロカーボンのGrandMax1.5号(2x程度)を使用していますが、問題なく魚たちは喰い付いてきます。また、ロッドも大物に対処できる様に#5以上のものをお勧めします。 ペレットフライで10m程度沖合いの水面を5〜6回ほど連続して軽くたたき、ペレットが水面にバラバラと落ちる様子を演出します。比重の軽いフライの場合は、より強く水面をたたく必要があります。着水音に誘われ、すぐに魚たちが集まってきて水面が波立ち始めるので、フライを水面に静止し、アタリを待ちます。勢いの良いライズが出れば即座に合わせます。或いはラインを引ったくる様なアタリが出る場合もあります。 フライの位置が判り辛い場合や、沈むタイプのペレットフライを使用する場合は、フライの手前50pほどの位置に小さなインジケーターを付ける方法もあります。ただし、この場合はインジケーターにも盛んにバイトしてくるため、返って釣り辛くなる場合もあります。 数人で並んでペレットの落ちてくる様子を演出すると、なお一層良く釣れます。また、スタッフが歩きながらペレットを散布していることが多いため、足踏みをして人の気配を魚に知らせながら釣った方が、より多くの魚たちが集まってきて、良く釣れる様になります。 4.究極のペレットフライ 14.06.25 私の良く行く管理釣り場では、下左写真のΦ8mm×長さ8mm・チョコレート色・比重0.9前後のペレットを使用しています(2014年6月現在、今後変更される可能性有り)。東北・関東の多くの管理釣り場では、この釣り場と同じ養魚場から魚を仕入れている場合が多く、同じペレットを散布している管理釣り場も沢山有る様です。たまたま某釣り具店で見つけたフライ用フォームの色がこのペレットにそっくりであった事から、「究極のペレットフライ」を考案して使っています。天下無敵の爆釣フライです。
通常のペレットフライでは、フックが重いため、フックが下を向いて水面に浮かびます(上写真1)。そのため、魚からは真っ先にフックが見えてしまい、見切られてしまい易いのです。この問題を解消するために考案したのが「究極のペレットフライ」です。このフライは、フォームの中に小さな鉛オモリが仕込まれていて、フックが上を向いて浮く様になっています(上写真2)。また、フックの軸やラインが水面ギリギリに有って、魚からはフックやラインが見づらくなっています。加えて、オモリの重さを調整して、本物のペレットとほぼ同じ比重になる様に設計しています。そのため、ヒット率が格段に高いのです。 1)材料 1)5/16インチ、フォームシリンダー、ブラウン、ワプシ社 2)カン付グレ4号、ささめ 3)噛み潰しオモリ、0.20〜0.23g 4)3/0ナイロンスレッド、ブラウン 5)アクアシール接着剤 6)4mmポンチ、フォームに鉛オモリをセットする穴を空ける 7)他の工具類は通常のフライタイイングセットを使用 2)作り方 重量バランスが非常に難しい。鉛オモリの位置が少しズレるとフックが上を向いて浮かばなくなる。
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