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雑誌「自然倶楽部」に記事掲載(2)



昨98年の雑誌「自然倶楽部」4月号に続き、今年(99年)1月号にも「堰堤プールのルアー釣り(季節の釣り:Manual内)」が紹介されました。

この雑誌の名物企画に「釣魚大物月間MVP」というのがあります。規定の大きさ以上の魚が釣れれば、エントリーされたものは全て雑誌に掲載するというユニークな企画で、「雑誌に自分の写真を気軽に載せて貰える」ということで大変な人気のコーナーとなっています。そして年末に、多くのエントリーの中から幾つかを選び、釣れた場所を含めて再度詳しく紹介しているのが今回の記事「MVPエントリーの大物ポイントはここだ!」です。
実は98年6月号に、このサイトでも紹介している堰堤の大物(98 Seazon's Trophies)の一部をエントリーしています。本当の事を言うと、前回記事の取材時(97年3月)の釣果が33cm止まりと不発だったため、「今年もこんなに釣れてるんですよ!」と言った気持ちで雑誌社に写真を送ったのがきっかけですが、折角の大物ですのでMVPにエントリーすることになったのです。

雑誌「自然倶楽部」
99年1月号

私はこれまで、釣れたポイントは一切公開していませんでしたが、やはりカラーグラビアの効果(?)は絶大で、98年4月号の記事に写真入りで掲載された2つの堰堤は、釣り人で一杯になりました。しかしそれでも大物は以前と変わらず釣れており、既に雑誌に写真が掲載されてしまったこともあり、今回、場所の公開に踏み切りました。 この記事で更に釣り人が増える事が予想されますが、それが今後の釣果にどの様な影響を与えるかを、じっくりと監察して行きたいと考えています。 (一旦は雑誌に掲載しましたが、その後の方針転換に伴い、具体的な場所を記述した部分を伏字に変更致しました。ご了承下さい。2004年末日)


'98年渓流シーズンを振り返る
MVPエントリーの大物ポイントはここだ!
【第3回 南東北編】 山形県寒○○川水系

最上川水系の代表河川のひとつ、○○川水系からは、ヤマメ・イワナ、それぞれ超大物のエントリーがあった。<中略:37cmのヤマメの記事>


・イワナ44.5cm
・3月8日AM10時頃
・○○川水系××沢・ポイントB

47cm、44.5cm、36cmと3尾の大イワナをエントリーしてくれたのは、山形市在住の片山浩さん。片山さんは堰堤釣りのスペシャリストで、以前本誌でも取材をさせていただき、その模様は98年4月号でご紹介している。今回の大物3尾ももちろん、堰堤釣りでの成果だ。
まず3月8日にヒットさせた44.5cmの大イワナは、□□ダム下流の支流群のひとつ、××沢での釣果である。ポイントは、車道から200mほど上流にある堰堤上のプール。
当日は晴で、水質はかなり透明度が高かったが、片山さん曰く、こんな時は底釣りでなければヒットしないらしい。

ルアーが底の泥砂を舞い上げるくらいの感じで、底スレスレをトゥイッチングさせながらリーリングするのがベストだとか。この大物は、自作「Kルアー」5cm黒/緑4.5g(スプーン)を使用して、そんな底釣りに徹していた僅か2投目でヒットしたもので、片山さんにとっては、'98渓流シーズン最初の記念すべき1尾目でもあった。
ちなみに、××沢には沢沿いに小さな林道があるものの、解禁当初は雪のため車で奥へは入れず、車道から歩いての入渓になるそうだ。

47cmと36cmの大イワナ2尾は、□□ダムに注ぐ支流、△△川での釣果で、2尾とも4月19日にヒットさせたものだ。
この日、片山さんはまず□□ダムで釣りを開始したが、全く反応がなく、支流の△△川へと移動した。そこで片山さんが迷わず入ったのが、実績のある通称「△△堰堤」。△△川と▽▽川との合流点下流に位置し、400〜500mはありそうなかなり大きな堰堤なのだそうだ。この堰堤上のプールで、フローターを利用して釣りを開始した。


・イワナ47cm、36cm
・4月19日PM2時頃
・○○川水系△△川・ポイントC

当日は雪シロの強い濁りが入っていたが、30.5cm、32cm、36cmと僅か30分程で尺上イワナが3尾もヒット! そして、その後しばらくしてからヒットしたのが、片山さんの'98年最大のイワナ、47cmだった。参考までにその時の使用ルアーは、ジャクソンのアスリートミノー・シンキング5.5cm(ハヤカラー)だった。
ちなみに、この47cmの大イワナのお腹の中からは、5cm程の大きなクロカワムシがたくさん出てきた他、なんとモグラを1匹丸飲みにしていたというから驚きである。

なお片山さんは、これらの魚の釣行記や詳しい情報をホームページで公開されているので、興味のある方はぜひ、アクセスしてみてほしい。(http://www.jan.ne.jp/~kplus/)

[注:URLは変更になっています。新URL:https://troutlurefishing.jp/]