置賜(おいたま)地区 小国町と置賜盆地に別れる。いずれも豪雪地帯で雪代は7月初まで延々と続く。 首都圏から日帰り出来るぎりぎりの距離に位置するため、関東の釣り客が意外と 多く、又、福島の釣り客が関東勢に押される形で良く訪れる。県内で最も釣り人 が多い。 ・荒川水系、横川、玉川 エリア全体が釣り場と言っても良い程の沢山の渓流釣り場が存在する。多くの釣 り人が玉川水系と荒川水系に入る傾向が強い様で、国道113号線沿いの横川水 系が意外と穴場になる場合が多い。 横川は源流部の積雪がこの地区内では比較的少なく、雪代が最も早く消える。源 流部ではミノーの流し釣りが楽しめる。砂の多い地形が広がっており、堰堤上部 の釣りは余り期待できない。 新潟県から続く女川は、小国町から山越えで源流部に入れる。最近になり雑誌で 頻繁に取り上げられる様になり大型の岩魚は過去のものになりつつある。この渓 はむしろ新潟県側から入った中流部の方が楽しい。 ・置賜白川 自己記録の53cmの岩魚を釣ったのが、この白川ダムです。ダム付近は源流部 に入る人が多いせいか、意外と人は少なく、又ルアー釣りに向く釣り場が多い。 ダムの中ほどに大きな堰堤があり、ダム満水時は水没しているが、水位が下がっ て来た時に堰堤上下で大型魚が狙える。ただし非常にスレていて難しい。 置賜地区は堰堤がすぐに埋まってしまうので堰堤のプールが少ないが、白川本流 の源流部にかかる大きな堰堤では釣りが可能。ここは地元の餌釣り師も多い。 ・野川(のがわ) 川が非常に険しくダム上部以外は入る事さえ難しい。幾つかの道が存在するが、 地元の人以外は余り知られてはいない。 ダム湖では勿論釣りは可能だが、大型の魚には未だお目にかかったことがない。 25cmまでの岩魚なら比較的簡単に釣れる。源流部は意外と細く、餌釣り師が 多い。なおダム下流にゲートがあり、5月末頃まで通行が出来ないので注意。 ・米沢市南部 余り大きな渓流が無いが、放流は盛んで大型を望まなければ楽しめる。小樽川、 大樽川、大沢など。松川のみ温泉流入で魚が棲息していない。水窪ダムでは、 サクラマス、岩魚、ブラックバスが狙える。但し、渓魚は春先のみ。 |