オフラインレポート

「山形渓遊会」春期釣行98年4月25-26日




山岳渓流釣りクラブ「山形渓遊会」の例会を4月25〜26日に行いました。雪代のまだ残るこの時期、山菜採りを兼ねて釣りを楽しむのが慣例になっています。本来ならば24日(金)の夜に集合し、26日(日)まで2泊2日の釣りの予定でしたが、残念ながら私だけは突然の仕事が入り、土曜午後からの合流となりました。場所は新潟県と山形県の県境に近い、とある渓流です。
私を除く今回参加の3人のメンバーは、土曜朝から既に山に入り込み、夕方まで戻ってきません。夜の宴会からのレポートしか出来なくなってしまった事をお詫び致します。ゴメンナサイ。
この日は朝から雨模様。水温も急低下して魚の反応は思わしくなかった様です。それでも6〜7時間もの奥地への遡行をした甲斐があった様で、最大は33cm、尺上は3尾、全部で40〜50尾の釣果が有ったそうです。一時は入れ食いだったとか。(うむむ!、私も行きたかったゾ!)
釣れた岩魚は殆どリリースしたそうですが、ご覧の7尾程だけをキープし今夜のオカズにさせて頂きました。この時期は山菜も豊富で、宴会では付近で採れたコゴミ(右写真)、タラノ芽、ウド、アイコ、シドケなど、天ぷらやおひたしで、たら腹いただく事ができました。
上左の写真は左から佐谷名人、渡辺会長、片山(K++)師範、本山事務局長の面々です。うーん、実はこのキャンプの時間がなんともたまらないのですよね。そしてついつい呑み過ぎて翌日の釣りが疎かになるのは、我々だけでは無い筈。
さて、翌日曜日は全く予想通り、お酒が回り過ぎて二日酔いぎみ。まぁ、釣りよりも宴会が主目的の(?)渓遊会ですから、これでいいんです。すっかり明るくなってから起き出して、のんびりと昨日の残りご飯で朝食を済ませ、気を取り直して別の渓流に移動。ここは距離も短くてほんの3〜4時間の遡行のお茶コースです。こちらはすっかり雪代も終わっていて、水の透明度もかなり高くなっていました。全員で準備を整えて、イザ出発、となった訳ですが、この透明度の高さがこの後の釣りのヒントになろうとは。
ほんの3〜4時間のお茶コースとは言え、途中にはご覧の様な難所が控えています。大堰堤の向こう側には10mほどのザイルで降下、小さなゴルジュはヘツリで突破。快調に進みます。うむむ、そう簡単には入れそうもない筈の渓流だし、さぞ奥にはイワナがウジャウジャと、、、しかし、、、釣果が無い。魚が見えない。山菜は幾らでも採れたけど、肝心の魚がいない?? どうなってまんねん??


どうやら例年より2週間程度も早く雪代が消えてしまったため、かなり早い時期から沢山の人が入り込んでいた様です。例年なら今頃は雪代がやっと消え始めるころ。ぎりぎり人が入れるかどうかといった時期の筈だったんですが、、、
最後の壷で佐谷名人が粘りましたが、結局、魚信は無し。早々にあきらめ、駐車場に戻って昼間から宴会をする我々でした。(^_^;;
オマケです
渓遊会の例会は土日で終了しましたが、一人欲求不満(?)の私は連休を良い事に、又、午後から堰堤に行ってきました。しかし今年は良く釣れますね。昨今の釣りブームも一段落した様で、魚が沢山残っているのでしょうか。写真は27日(月)に釣れた43cmの岩魚。他に37、33、32×2、31cmと尺上6尾に尺以下5尾の大漁でした。 どんな奥地でも、超大物とは縁の無くなってしまった昨今の源流ですが、大物釣りとはまた違った楽しみが確かに存在します。大物も嬉しいですが、源流の魅力も私は捨てられません。