オフラインレポート

第2回「堰堤オフラインミーティング」



今年も「堰堤プールのルアー釣り」を主体に、オフラインミーティングを企画しました。場所は山形県西川町の寒河江川支流にかかる堰堤群です。平地では桜の開花を迎え、すっかり春。でも、今回の釣り場付近はまだまだ深い残雪に覆われています。フキノトウのようやく出始めた残雪の山道を踏みしめながら、楽しい1日を過ごすことができました。






この釣りはお天気の善し悪しに左右されるため、オフ当日までお天気の事が気がかりでなりません。でも、日ごろの行いが良かったのか、ご覧の様に雲一つない見事な青空で、残雪の上を歩いていても暑いくらいの釣り日和に恵まれました。
でも、良いお天気に恵まれ過ぎるのも考えもの。3つ程の堰堤を回る予定をしていたものの、最初の堰堤に到着した午前9時には、既に泥濁りの雪代で釣りどころではありません。この日は各地で今年の最高気温を記録する5月下旬並の陽気だったのです。仕方なく最上流にある堰堤に移動し、ここにとどまって釣ることになりました。


写真は、堰堤脇で準備をする参加者のみなさんです。魚に悟られない様に雪の上にしゃがみながら準備をするさまは、さしずめ出陣前の武士の様ですね。 この堰堤は比較的大きいため、ご覧の様に6人で並んで釣ることにしましたが、これだけの人が湖岸に並ぶとさすがにイワナ君達は驚いてなかなか出て来てくれません。釣り始めから1時間ほどは全くのノーバイト。


やがて水温が上がって条件が整ってきたのか、10時半ころ、ようやく最初の小さな1尾がヒットしてくれました。大きさは25cm、堰堤のイワナにしては超小型です。やはり大勢で釣っているため、大きなイワナ君は岸近くにいない様です。続いて泣き尺イワナ君がお相手をしてくれます。2尾の魚を目の当たりにして、俄然、みなさんのやる気がみなぎってきます。


そして、ついに尺イワナ君が顔を出してくれました。釣り上げたのは福島のTomyさん、遠くから来て頂いた甲斐があったと言うものです。Tomyさんには初めての尺オーバーのイワナだとかで、本当におめでとうございます。ヒットルアーは一番小さなヤマメルアー黒2.5g。この時期の釣りは、やはり黒っぽいスプーンに部があるようです。


その後12時ころ、本間さんの竿にもヒットがありましたが、巻き上げ途中で惜しくもバラシ。最初、根掛かりと間違ったそうで、相当な大物だったに違いありません。うーん、文字通り、逃がした魚は大きいのです。残念でなりません。(写真は手前から東根市の風の又三郎さん、山形市の本間さん、河北町の柳田さん)
福島の「大」さんには、実験的にフライでイワナを狙って頂きました。釣り方は管理釣り場のニンフフィッシングとほぼ同じ。ルアーでヒットする中、コツコツと結構当たりは有った様ですが、根掛かりの頻発に邪魔され、惜しくもノーフィッシュ。


でも、「大」さん曰く、「条件さえ整えば、ビシバシと釣れそう」。今年初のノーフィッシュだったそうで、お付き合いさせちゃってすみませんでした。>「大」さん
(左写真は手前から福島市のTomyさん、二本松市の「大」さん)
レストランで昼食を挟み付近を案内した後、午後も再度この堰堤に入りました。しかし、暖かすぎる陽気で思ったよりも早く雪代が入ってきてしまい、ルアーを幾ら投げても反応がありません。やがて濁流の様な濁り方で、メコン川状態に。3時ころには釣りは不可能になってしまいました。


最後は道路脇の広場でコーヒーを沸かし、いつもの釣り談義に花が咲きます。釣果はいまいちでしたが「堰堤プールのルアー釣り」に十分な手応えを感じて頂けた様子で、みなさんとお別れしました。ちなみに、この釣りは雪代が消えるころまで可能です。HPをご覧のみなさんも、ぜひ挑戦してみて下さい。(右の集合写真のみクリックして頂くと大きな写真を見れます)