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単独釣行レポート

北海道釣行日誌2022(9)(10月22日〜31日)


北海道は早くも冬の足音が聞こえてきました。道東の紅葉も概ね終盤となり、枯葉の乾いた音が聞こえる様になってきました。多くの渓魚たちの産卵のピークは過ぎ、渓はまもなく彼らの稚魚たちで溢れます。一方、ニジマスやブラウントラウトは産卵時期が異なるため、この時期も全く元気に活動しています。私の北海道釣行も、平野部での降雪とともに終える予定ですが、残り少ない今年の釣行を大事に過ごしたいと考えています。引き続き、天候と体調に相談しながら、道内を釣り歩いて行きたいと思います。(下写真は、落ち葉のオショロコマの渓)

注:釣り場の特定を防ぐため、風景画像に大幅な修正を加えるか、同イメージの別の場所の写真を使用しています。ご了承下さい。


【10月22日(土)】

前日に新潟のもっくんを新千歳空港まで送り、その後はブラウンでも釣ろうと、日高の渓の近くまで移動していました。しかしこの日の朝、目的の渓を見てガッカリしました。10日ほど前の豪雨の影響がまだ残っていて、渓は写真下左の様に強く濁っていて、これでは釣りになりません。仕方なく、午前中は十勝方面へ大きく移動するハメに。途中、日高の沙流川沿いの道道を走りましたが、この日は道南でも紅葉の最盛期らしく、とても美しい畦畔の紅葉を見ることができました。そして、十勝のニジマスの渓に到着したのは、もう13時を過ぎていました。

日高の渓はどこも強い濁りが残っていた濁りの残る沙流川の源流部の紅葉土曜とあって河原は釣り人の車だらけ

手早く昼食を済ませ、早速、フライで釣りを再開しようとしましたが、これがままなりません。なにせ寒波が抜けた後の土曜とあって、前日以上に釣り人の車が多く、入渓できる釣り場が見つからないのです。そんな状況でも、この日はニジマスの活性がかなり高かった様で、出会った釣り人には結構な釣果があった様です。しかし、結局2時間近くもウロウロとさせられ、ようやく私が竿の出せる場に入れたのはもう16時近くでした。ただ幸いにも、この日は午後もとても暖かく、夕方になっても冷たい風は吹きませんでした。日暮れ前のたった1時間の釣りでしたが、ニジマス32cmまで3尾の釣果となり、まぁ、釣れただけマシの状況でした。

2時間近く入れる釣り場が無かったこの日は夕方まで暖かく、釣れてくれた32cmまで3尾の釣果は釣れただけマシ

【使用タックル】
ShimanoBrookstone906、NoBrand1850円WF-6Fライン、EchoIonFlyReel4/5、TiemcoStandard0X9F、GrandMaxFx2.0号、プリンスニンフ管付チヌ3号、クロカワ虫フライ、他

【10月23日(日)】

この日は日曜とあって、十勝のニジマスの渓は釣り人で溢れていました。ただ、この日はまたまた寒波がやってきていて、札幌で前日から9℃も気温が下がる寒い日でした。前日は20℃もあったのに、極端すぎて老体の私は体調が思わしくありません。お魚さんたちも恐らく同様で、これではニジマスは殆ど釣れないのが当たり前。午前中は渓の様子を少しだけ見に行きましたが、橋の上から眺めると、悪条件の中でも釣り人が何人も並んでいるのが見えました。そして、10分ほど眺めていましたが、当然ですが、誰も釣れていません。10月後半ともなると、寒波襲来はマスにも釣り師にも地獄です。

十勝のニジマスの渓は大混雑 3人見える北風の吹く士幌フィッシングパークへ消されているが1日券は2200円と格安

ただそれでもお天気はとても良かったので、久しぶりに士幌フィッシングパークで遊ぶ事にしました。この管釣りも1日2200円と、関東などでは考えられない様な格安で楽しめます。少し残念な事は、年々、放流される魚のサイズが小さくなり、今回は35cm前後がアベレージになっていました。10数年前に初めて訪問した時は、70cmクラスも放流されていて、50cmオーバーが普通に釣れ、感激したものです。この日も30〜40cmばかりが釣れる中、1尾だけ55cmの良型がヒットしてくれ、なんとか昔の面影を感じることができました。過疎地での経営なので、致し方無いのでしょう。

C&R池は大1面↑、小2面の計3面年々放流サイズが小さくなっているが、なんとか55cmまでは釣れてくれた

【使用タックル】
3000円の#5/6中古フライロッド、NoBrand1850円WF-6Fライン、EchoIonFlyReel4/5、TiemcoStandard1X9F、GrandMaxFx1.75号、Kフライ、ペレット茶管付グレ3号、他

【10月25日(火)】

24日は雨の予報だったため、釣りはせず、道東のカルデラ湖近くの温泉まで大きく移動しました。そしてこの日は、今年2回目のチップ釣りと写真撮影を楽しみました。10日前にこの地を訪れた時は、もっくんにチップを釣ってもらうべくエスコート役に専念していたため、あまり写真を撮れませんでした。例年この釣りで決まって撮影する写真(写真下右、Clickで拡大)を撮影しないと気が済まないのです。ただ、天気予報は終日快晴の写真日和のハズだったのですが、現場に行ってみると例によって大外れ。夕方近くまで暗い曇天で、ときおり小雨のパラつくお天気でした。そのため、あまり良い写真が撮れなかったのが残念でした。

再び道東のカルデラ湖へチップ釣りこの天気予報でも時折り雨の曇天今年もこの写真が撮影できた(Click)

今回は前回訪れた西海岸の釣り場に加え、北側の海岸にあるチップ釣り場にも出向いてみました。こちらは湖岸沿いの紅葉が素晴らしく美しく、例年、良い写真が撮影できます。ただ、こちらでは酷い雨模様で、暗い写真しか撮れなかったのが残念でした。そしてとても不思議に思ったことがありました。西海岸では今年、間違いなくチップの数が激増しているのですが、北の海岸では、なぜかチップの数が激減していて、足元にはほとんど赤い魚の泳ぐ姿が見られなかったのです。そのためか、釣り人もたった2人しか来ておらず、私も北の海岸では全くチップは釣れず、ガッカリでした。

西海岸のチップは昨年より激増している北側の浜のチップは激減していたこの地の紅葉も最後の煌めき(Click)

【使用タックル】
ShimanoCarddiffNX/S72L、VanfordC3000HG、SunlineCastawayPE25lb(1.5号)+NanodaxShockLeader17.5lb、Ryuki50S/赤マジック改、D-Contact80S/赤マジック改、他

【10月26日(水)】

この日は多くの地点で朝の最低気温が今季最低を記録し、道東の弟子屈では氷点下4℃を記録する非常に寒い日でした。ただ、風のほとんど吹かない予報だったため、渓魚たちの活性が低いだろう事を承知の上で、思い切って阿寒湖へと向かいました。朝は弟子屈にいましたが、ただ、この日は朝から快晴のとても良いお天気で、途中、阿寒の写真を撮りまくり。そのため、到着が大幅に遅れてしまい、出漁したのはもう9時を回っていました。ところが、出船して5分も経たない9時半ころ、いきなりニジマス47pがヒット。これを受けて、この日は終日、Ryuki70S赤腹ヤマメだけで、時速6kmほどの高速トローリングでニジマスだけを狙う作戦としました。

朝は今シーズン一番の冷え込みだった阿寒湖のボート釣り券 \2,000也10日ぶりの雄阿寒岳は冠雪していた

幸先は良かったのですが、概してこういう日はその後は釣れないものです。案の定、その後は静かな時間が延々と続き、次にアメマス39cmが釣れたのは、もう11時でした。ただ、その後はポツリポツリとアメマスの魚信が出て、13時ころには2尾目のニジマス45cmもヒット。続いて、15分ほど後にはこの日一番のアメマス52pもヒット。その後もアメマスが飽きない程度にヒットしてくれました。そして、もう14時半を回った頃でした。大島の西側の海岸線をトレースしていると、これまでとは明らかに異なる強烈な魚信があり、ドラグがジャーーーーーーーっと30mほども出ていきました。同時にボート後方で大ニジマスが大ジャンプ。

水温は12℃台、ハンドトローリングでこの日のアメマスの最大は52cm大ニジマスはこのフライを咥えていた

ただ、水深は15mほどもある場所で、周囲には障害物は何もありません。ドラグを何度も鳴らしながら暴れまくった大物も、10分ほどでアッサリと降参してくれました。これまでの湖でのニジマスの記録は61cmでしたが、僅かにその記録を更新する62cmの、正にモンスターでした。ちなみにこのモンスター君、口には上右写真のワカサギに似せた、バーブ付き(違反です)のフライを咥えていました。近くでワカサギを撒き餌して釣っていたフライマンのラインを切って逃げてきたのでしょうね。そして、この日は低活性だろうと諦め気味で出漁しましたが、結果はニジマス62、47、45cmの3尾に、アメマスは52、51、46、39、35cmの5尾の合計8尾と、思わぬ大漁で納竿できました。

14時半ころ大島西岸で強烈な魚信とともにヒットしてきたニジマス62cm(Click)湖では記録更新の62cmと私(Click)

【使用タックル】
SHIMANO_CarddiffN/S83ML、VanquishC3000、SunlineCastawayPE30lb(2号)+NanodaxShockLeader17.5lb、Ryuki70S/赤腹ヤマメ(SBL改)

【10月27日(木)】

この日も終日快晴で風の弱い予報だったため、前日に続き、阿寒湖でトローリングを楽しみました。ただ、この日は風の予報がやや外れ、午前中は冷たい北西風で白波の立つ状況でした。小さなボートの場合、波が立つとスピードが出せませんので、前日の様にRyuki70Sで高速トローリングを行う事ができません。そのため、この日は2本の竿でRyuki70SとSukari60Deepの2本建てとしました。Ryuki70Sは時速6km以上の速度でないとウォブリングしてくれませんが、Sukari60Deepは3km程度でも綺麗にウォブリングしてくれるため、波の立っている場所ではSukari、波の無い場所ではRyuki、と使い分けたという訳です。

阿寒湖のボート釣り券この日も朝から快晴の良いお天気水温も前日と変わらず12℃台とベスト

この日も出漁したのは9時ころでしたが、前日と同様に出港してすぐに魚信が出て、またまたニジマス39cmがヒット。この日は前日よりやや気温が高く、どうやら既に活性が上がっている様でした。10時過ぎには、この日一番のアメマス48cmがヒット、その後もポツリポツリとアメマスのヒットが続き、飽きずに楽しめました。そして、この日の気温が最も高くなった12時を少し過ぎたころ、待望のドラグを唸らせる強烈な魚信が出て、丸々と太った非常にパワフルなニジマス54cmがヒット。ジャンプに潜りと右に左に大暴れしてくれ、大いに楽しませてくれました。2日連ちゃんで大ニジマスに出会う事ができ、もう、気分は最高でした。

大島の北西端の馬の背でSukari60DeepOB鮎にヒットしてきた大ニジマス54cm良く太ったパワフルな54cmと私

大ニジマスのヒットした場所は、前日と同じ大島の西海岸でした。大島には北西端の水中に、北西方向に200mほどの浅い馬の背があり、200m先でも水深は4mほどしかありません。この馬の背には多くのアメマスやニジマスが付いていて、トローリングで通過すると良くヒットしてきます。なお、この日はSukariの方が圧倒的にヒット数が多かったのですが、波の有る方が釣れるということでしょうか。結局、この日は16時ころまで粘り、ニジマスは54、39cmの2尾、アメマスは48、46、43、38、37、35、33、31、27cmの9尾と、数の上では前日より大漁でした。それにしても、この2日間の好調の秘訣は一体、何だったんでしょうね。その答えはたった一つ、天気予報が外れなかったことです。この時期は、やはり穏やかで快晴の暖かい日が良く釣れるということですね。

リリースすると高速で潜っていったこの日のアメマスは48pまで9尾終日快晴で前日より幾分暖かかった

【使用タックル】
SHIMANO_CarddiffN/S83ML、VanquishC3000、SunlineCastawayPE30lb(2号)+NanodaxShockLeader17.5lb、Ryuki70S/赤腹ヤマメ(SBL改)
TailWalkKeison(鮭鱒)90、Biomaster3000、SunlineCastawayPE30lb(2号)+NanodaxShockLeader20lb、Sukari60deep/OB鮎(SBL改)

【10月28日(金)】

この日は久々に網走地方のオショロコマの渓へ産卵の様子を見に行きました。既に紅葉もすっかり終り、この時期の源流は実に寒々としていますが、オショロコマ達はそんな中、子孫を残すための必死の活動をしています。オショロの産卵の期間はアメマスやサケ・サクラマスと比べるととても短い様で、例年、10月末ころの10日ほどの期間だけ、突然の様にオショロが渓の流れから消え、釣れなくなります。しかし、良く渓を観察すると、流れ込む小さな沢や、本流脇にできた流れの殆ど無い様な浅い場所に、沢山のオショロ達が産卵活動をしています。ただ、今年は産卵が遅いのか、例年よりオショロのペアの数が少ない様に感じました。

久々に北見地区のオショロコマの渓へ婚姻色の濃い赤のオショロ(Click拡大)産卵に参加していない個体は色が薄い

そして実を言うと、この日も昨年と同様に、水中カメラで産卵の瞬間を撮影しようと試みましたが、今年も叶いませんでした。熊の出そうな源流で、AkasoBrave7を水中に投入し、オショロのペアの様子を動画に収めようとしましたが、バッテリが切れるまで約1時間半ほども粘ったものの、結局は産卵の瞬間は訪れませんでした。また、この日もオショロが釣れるかどうか確かめていますが、しつこくミノーを投げ続け、婚姻色の出たオショロを1尾だけ釣り上げることができました。産卵中のオショロでも、稀にはルアーに喰い付いてくる事もある様です。

産卵床を守る2組のオショロのペアヤマメだけは元気に喰い付いてくる紅葉も終了し寒々としたオショロの渓

【使用タックル】
ShimanoCarddiffNX/S72L、VanfordC3000HG、SunlineCastawayPE25lb(1.5号)+NanodaxShockLeader17.5lb、Dahlia30SS/TS、他

【10月29日(土)】

この日は終日強い雨の予報でしたが、実際には大雨は午前中だけで、14時ころからは西の方から青空が広がってきました。午前中は買い物などでヒマを潰していた私ですが、青空を見るとやはり釣りの虫が鳴き出します。そこで14時半ころから、別海地方の遡上アメマスの渓へ繰り出しました。釣り場は17日にもっくんと二人で釣ったポイントと同じ場所です。10月の末ともなると道東は16時過ぎには薄暗くなってきますので、釣りの出来る時間は恐らく2時間程度しかありません。それでも、雨後の好条件で釣れるだろうと楽観した訳でした。

付近に住みつく丹頂のつがい(Click)14時半ころから別海のアメマスの渓へ相変わらずこのサイズは良く釣れる

釣り始めると案の定、20cm前後の小さなアメマスが次々とヒットしてきます。遡上アメマスは産卵を終えると順次、海へと下っていくハズなのですが、小さなアメマスは渓に留まるのか、10月の末でも魚影はほとんど変わらない様です。問題はこの時期でも産卵遡上してきた大型のアメマスがまだ付近に残っているのか?です。釣れるのは尺に満たないサイズばかりで、大型がサッパリ出てきません。しかし、もう時期が遅すぎるのかと諦めかけた16時ころ、突然、強烈な魚信が出て、下写真の45cmがヒットしてきました。大型のアメマスもまだ少しは渓に残っている様です。いつまで釣れるのでしょうね。

薄暗くなった16時ころになってヒットしてきた良型の遡上アメマス45cm遡上アメマス45cmと私

【使用タックル】
ShimanoCarddiffNX/S72L、VanfordC3000HG、SunlineCastawayPE25lb(1.5号)+NanodaxShockLeader17.5lb、Ryjki50SP/チャート、他

【10月30日(日)】

前日は2時間足らずの釣りで欲求不満となり、この日も前日と同じ渓で遡上アメマス釣りを試みました。ここ数年、この別海のアメマスの渓では、50cm超えの大アメマスを釣り上げていますが、今シーズンは未だ45cm止まりであり、なんとか50cm超えの大アメマスを釣りたいのです。朝9時過ぎ、まずは下写真の橋の下から釣りを開始しようとしましたが、こういった舗装道路の橋はアクセスが良いため、どうやら早朝から複数の釣り人が入渓していた様で、真新しい足跡だらけ。少しだけルアーを投げて見ましたが、全く釣れません。やはり日曜とあって釣り人は多い様です。

朝9時ころからこの橋の下で釣り開始真新しい足跡だらけで何も釣れず牧場を横切って誰も入っていない場所へ

仕方なく、数km上流側の牧草地の中を横切り、渓畔林の藪のなかを突っ切ること15分。恐らく誰も入渓していないだろう場所へ無理やり入渓してみました。このあたりの渓畔林の中は、熊笹やトクサで覆われていて、実はどこからでも入渓可能なのです。この作戦は概ね正解だった様で、すぐに小さなアメマスがポツポツとヒットし始めました。そして、気温の最も高くなった12時過ぎに、どうやら活性もピークになった様で、一時は入れ食いとなってくれました。ちょうどこの時間帯の12時半ころ、この日はとても珍しい現象が見られました。左下写真のなんでも無い様な倒木の手前のポイントで、同じルアーで次々とアメマスがヒットし始めたのです。

12時過ぎ、こんなポイントで12尾も左のポイントで6尾目に釣れた35cmこの日の最後に釣れたのは37cmほど

しかも、最初は20cmほどが3尾ほどヒットし、その後はだんだんと魚体が大きくなっていきました。6尾目には35cmがヒット、そして8尾目にはこの日一番の43cmがヒット。そして、バレた魚も入れると全部で12尾のアメマスがこんな小さなポイントに犇めいていた事になります。恐らく、数m上流側にあった大きな倒木の下の深みで、より大型のアメマスが産卵をしていたのではないかと想像されました。ただ、その深みは倒木に覆われ全く釣りにならず、大物は確認できませんでした。結局、50cm超えは釣れませんでしたが、43cmと30cm台5尾、全部で22尾の釣果となり、大いに楽しめました。

上のポイントで同じルアー(Eden50H)で8尾目に釣れた遡上アメマス43cmEden50Hをガッチリと咥えていた

【使用タックル】
ShimanoCarddiffNX/S72L、VanfordC3000HG、SunlineCastawayPE25lb(1.5号)+NanodaxShockLeader17.5lb、Eden50H/LCY、Ryjki50SP/チャート、他

【10月31日(月)】

この日は別海地方から大きく移動し、10日ぶりに十勝へ舞い戻りました。ニジマスの渓に到着したのはもう13時過ぎでしたが、釣り場に入渓してみてガッカリでした。調べて見ると、もっくんが北海道にやってきた前日の10月11日以来、20日間もまとまった雨が降っていなかった様なのです。そのため、渓は大幅に減水し、渇水状態となっていて、至るところにアオコが発生していました。それでもフライロッドを用意して釣り始めると、場所によってはキャストするたびにフライにアオコが絡みついてきます。

13時半ころから十勝のニジマスの渓へしかしアオコが発生していて釣り辛い釣れたのは尺までの7尾ほどだけ

それでもお天気は十勝晴れのとても気持ち良い日で、久しぶりの十勝の乾いた空気の中、ロッドを振っているだけで気分は最高でした。そのためか、平日にも関わらず意外にも釣り人が多く、釣り場のあちこちに車が停まっていました。この日入渓したポイント2箇所は、変化に富んだ流れのできた人気のポイントであり、恐らく朝から複数の釣り人が釣りまくった後なのでしょう。薄暗くなる16時過ぎまで粘りましたが、結局、釣れたのはニジマス30cmまで7尾のおチビちゃんばかりでした。どうやら一雨降ってくれないと、ロクな釣果は望めない様です。(甜菜[てんさい]とは砂糖大根・ビートのことで国内産砂糖の8割を占めています)

薄暗くなる16時過ぎまで粘ったが・・・十勝は甜菜の収穫で一年を終える山積みされた甜菜を見ると雪が近い

【使用タックル】
ShimanoBrookstone906、NoBrand1850円WF-6Fライン、EchoIonFlyReel4/5、TiemcoStandard0X9F、GrandMaxFx2.0号、プリンスニンフ管付チヌ3号、クロカワ虫フライ、他