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単独釣行レポート

北海道遠征2019秋 釣行日誌(5)(10月11日〜20日)


今秋も北海道遠征釣行を行っています。今回も10月下旬頃までの2ヶ月足らずを予定していますが、細かな予定は一切立てず、体調と相談しながら自由きままに釣り歩きたいと考えています。釣行範囲は主に十勝・釧路支庁であり、一部は日高・胆振・北見支庁等が含まれています。また最近は、釣果にこだわらず釣りそのものを如何に楽しめるかに重点を置いて旅をする様になってきています。加えて近年は、釣りのウエイトがますます少なくなっており、観光や写真目的の旅が多くなってきています。今回も、その日に起きた様々な出来事を、写真と文章で日誌形式で綴って行きたいと思っています。(下写真は、秋空の綺麗な紅葉の阿寒湖)

注:釣り場の特定を防ぐため、風景画像に大幅な修正を加えるか、同イメージの別の場所の写真を使用しています。ご了承下さい。


【10月11日(金)】

いつもの十勝のニジマスの渓は、ダムの放水と冷たい水で釣れそうもないため、この日は午前中は買い物などでブラブラし、午後から3時間ほどだけ、隣のもう一つのニジマスの渓を釣ってみました。こちらの渓は、大きくてもせいぜい40cm程度までしか釣れませんが、おチビちゃんが沢山泳いでいて、小さなミノーで飽きることなく釣れ続けるのが楽しい、いわばお手軽渓流です。水温の上がる13時ころから釣り始めましたが、出会ったルアーマンに聞くと、あれれ、午前中は全く反応が無く、1尾も釣れなかったそうです。不思議に思い、水に手を浸けてみると、13時過ぎにも関わらず、もの凄く冷たくて手がシビれるほどでした。

となりのもう一本のニジマスの渓この日の最大は28cmほどこちらは既に枯葉が落ち、冬の気配

どうやら3日前の大雨は、高い山では冠雪するほどの冷たい雨だったため、渓水の温度が急激に下がり、魚たちの活性を著しく落としていた様でした。東北のイワナ釣りでも、9月の後半頃に寒波で冷たい雨が降ると、魚が全く釣れなくなることが時折あります。ましてやデリケートなニジマスは、体が低水温に慣れるまで、何日かの間、物影に隠れてジッとしているに違いありません。どうやら前日の十勝のニジマスの渓の不漁は、ダムの放水による理由だけでなく、この渓と同様に非常に冷たい雨で活性を落としていたのではないかと考えられました。ただ、この日の渓はおチビちゃんが沢山泳いでいますので、緩い流れを攻めることで、それでも5尾ほどのニジマス君がお相手をしてくれました。

この日は、こんな緩やかな広々とした場所の、渕尻だけで魚がヒットして来たこんなおチビちゃんばかり5尾ほど

【使用タックル】
ShimanoCarddiffNX/S72L、StradicC3000、SunlineCastawayPE25lb(1.5号)+VarivasShockLeader16lb、
Ryuki60/50S/赤腹ヤマメ/チャート、Sukari50SSdeep/赤腹ヤマメ/チャートY/緑、他

【10月12日(土)】

この日は台風19号の襲来で、関東・東海では甚大な被害が出ていた様です。被害に遭われた方々には、心よりお見舞い申し上げます。ただ、幸いにも道東では午前中はまだ曇天で風も無りませんでした。3連休でニジマスの渓は人が多いため、久しぶりに十勝の更別村にある管理釣り場「ファミリーパークさらべつ」に午前中からお昼過ぎまでお邪魔しました。釣っていたのは10時半ころから14時ころまでの3時間半ほどですが、相変わらず超大型のドナルドソンが良く釣れ、10尾ほど釣ったところで手が痛くなり、納竿しました。

ファミリーパーク更別のC&R池この日も70cm超の化け物の様なドナルドソンが普通に釣れた

この管釣りは、釣れればほぼ60cm以上のニジマスばかりです。極まれに20cmほどの小さなニジマスやウグイが釣れますが、どうやら餌として放流されている様で、中間のサイズがほとんど放流されていません。C&R専用池は小さめの四角いものが1つあるだけで、他に餌釣り池もあります。餌釣り池でも時折、巨大なニジマスが釣れて、竿を折られたりしている様です。この釣り場に来るといつも思うのですが、チビマスばかり釣らせておいて4〜5000円もボッタくる首都圏の管釣りが、詐欺まがいに見えてしまいます。この釣り場の1日券は2500円ですが、いつも3〜4時間で手が痛くなって止めてしまいます。

この日はKフライに反応が良かった小さめのC&R池が1つだけこれは餌? 20cmほどのニジマス

【使用タックル】
3000円の#5/6中古フライロッド、NoBrand1850円WF-6Fライン、UM-FR-01-ALC#5/6リール、
TiemcoStandard1X9F、SeagarGrandMaxFX1.75号、Kフライ管付グレ4号、ペレット茶管付グレ3号、他

【10月13日(日)】

台風19号の影響で、十勝・釧路管内では30〜80mmほどの雨が降り、4日前の大雨の濁りが取れないうちに、再び更なる泥濁りとなってしまいました。加えて台風が引き連れてきた強い寒波で11月中旬並みの寒さとなっていて、恐らく十勝・釧路の河川では、数日から10日ほどは釣りにならない日が続くと思われます。そのため、この日は再びカルデラ湖方面へと移動しました。この日は午前中に台風が最も近づいたため、終日、暴風が吹き荒れ、大荒れでした。午後からは晴れ間も見えましたが、異様に寒く、雲は信じられない様な速さで流れていました。

美しい紅葉の中を不釣合いな泥濁りの水が流れる台風の引き連れて来た寒波で冠雪した雄阿寒岳

【使用タックル】
ありません

【10月14日(月)】

この日は、台風19号が引き込んだ11月中旬並みの寒波で、早朝の気温は氷点下1℃と、防寒着を着ていても震える寒さでした。ルアー釣りの場合、こういった日は、ニジマスはもちろん、アメマスでさえ河川ではほとんど釣りになりません。過去の経験から、湖のボートの釣りでも同じ様に大物はどこかで寝ている様で、釣果は小物ばかりになる様です。それを承知の上で、この日は今季初の阿寒湖のボート釣りに挑みましたが、結果は全くの想定通りでした。朝8時過ぎから釣り始めましたが、午前中は全く魚の反応が無く、13時ころに小島の海峡で尺ニジマスが初めてヒット。やはりこういった日は、水温の上がる午後からしか釣果が見られない様です。

阿寒湖のボート釣り券は2000円紅葉の阿寒湖と初冠雪した雄阿寒岳 防寒着を着ても震える寒さだった

その後は14時半過ぎから15時半過ぎまでの1時間にアメマス31cm、20cm、27cmの3尾がヒット。結局、おチビちゃんばかり4尾だけと言う、阿寒湖のボート釣りでは過去最低の釣果でした。ただ、この日は3連休の最終日とあって、岸からの釣り人は結構見られ、フライマン達には50cmクラスのアメマスが何尾か釣れていた様です。寒波で急激に水温が下がると、大物たちは体の動きが鈍くなり俊敏に動けません。恐らく、早く動くルアーを追いかける元気も無いのでしょう。しかし、フライの場合は目の前にフラフラと殆ど動かない毛バリを送り込む事ができ、こういった日でも釣りになるという事ではないかと考えています。

13時になってやっと釣れた尺ニジマス祭日とあってボッケには釣り人4人アメマスは15時前後に31,27,20cm

【使用タックル】
SHIMANO_CarddiffN/S83ML、VanquishC3000、SunlineCastawayPE30lb(2号)+ValivasShockLeader16lb、
Sukari60deep/イブキ/OB鮎(シングルBL改)、他

【10月15日(火)】

この日は快晴の素晴らしいお天気だったため、主に写真撮影の日としましたが、午前中の2時間ほどだけを巨大カルデラ湖でチップ(ヒメマス:陸封型ベニザケ、ソッカイ)釣りを楽しみました。平日にも関わらず、いつもの海岸にはチップ釣りのお客さんが15人ほども並んでいました。釣り場は湖に小河川が何本か流れ込む遠浅の海岸線で、写真下中央の様に、赤く婚姻色に染まったチップ達が多数、群れ泳いでいました。面白い事に、写真下左のハウチワカエデ(葉団扇楓)が赤く色付く頃に、チップ達も同じ様な赤い色に染まってくる様です。

紅葉の絶景の下でチップ釣り(Click)小河川の河口付近にチップが接岸メスのチップ(35cm)(Click)

このカルデラ湖のチップはせいぜい35cm程度で、釣りそのものはそれほど楽しいものでもありません。それに、派手な大き目の赤や黄色のミノーで比較的簡単に釣れますので、すぐに飽きてしまう釣りです。しかし、この時期になると1度はこの釣りを楽しまないと気が済まないのです。その理由は、ご覧の様に湖全体が見事に紅葉し、秋晴れの青空のもと、素晴らしい景色に包まれながら、魚たちにのんびりと遊んでもらう・・・そのひと時がなんとも代え難いのです。(Clickと書いた緑枠の写真は、クリックすると大きな画像をご覧いただけます)

オスのチップはセッパリにならない峠からみたカルデラ湖の全景は道内でも一二を争う素晴らしい眺望(Click)

【使用タックル】
ShimanoCarddiffNX/S72L、StradicC3000、SunlineCastawayPE25lb(1.5号)+VarivasShockLeader16lb、
Ryuki60/50S/チャート/赤腹ヤマメ/ピンク、他

【10月16日(水)】

寒波も3日目で多少は魚たちも動き出してくれるかもと、この日はカルデラ湖でボート釣りに挑みました。水温も下がり、この日はハンドトローリングのみで釣りました。ただ、天気予報が大外れで難儀しました。予報では終日弱い南風が吹くハズでしたが、9時に出航するといきなり北風が吹き始め、大波で面喰いました。寒波でどうせ午前中は魚信は無いだろうとタカを括っていたところ、この日は釣り始めてすぐにニジマスかサクラマスらしき魚信が出てビックリ。ただ、油断していて、途中で大バラシ。それでも9:40時ころ、また魚信が出て、非常に綺麗なサクラマス39cmがヒット。10:45時ころには48cmのニジマスもヒット。朝早くから魚信が続いたのは久しぶりで、理由が良く判りません。

平日でも釣り人が目立つ様に9:40サクラ39cm、10:45ニジ48cm水温は15℃前後、魚群も水深5〜8mに

しかしその後は予想どおりでした。風も急に治まってベタ凪になり、その後は4時間ほど沈黙の時間が続きました。そして忘れかけた頃、14時過ぎにアメマスのおチビちゃんがヒット。15:30になって、ようやく元気なニジマス43pもヒット。しかし、この後は天気予報とは大違いの強い南風が吹き出し、釣り不可能に。折角の夕まずめのゴールデンタイムは大波で危険な状態になり、岸沿いの波の少ない場所をひたすら出航地まで移動する羽目になってしまいました。それでも出航地のすぐ前で、しつこくトローリングを繰り返していると、なんとか2尾目のニジマス48cmがヒット。結論として、寒波3日目でも大物はまだ動かず、中型ばかりになってしまったという事の様でした。

14:05アメ27cm、15:30ニジ43cm紅葉はもうすぐピークを迎える最後に来た2尾目のニジマス48cm

【使用タックル】
ShimanoCarddiffN/S83ML、VanquishC3000、SunlineCastawayPE30lb(2号)+ValivasShockLeader16lb、
ShimanoCarddiffNX/S72L、StradicC3000、SunlineCastawayPE25lb(1.5号)+VarivasShockLeader16lb、
Sukari60deep/OB鮎/イブキ、他

【10月17日(木)】

この日は風の強い予報でボートが出せないため、カルデラ湖の新しいポイントを開拓してみる事にしました。1つ目のポイントは、湖周の林道の奥にある大き目の沢の河口でのニジマス狙いでした。未舗装の林道は意外と走行しやすく、30分ほど走ると小さな沢が見えてきました。折しも、河口付近はカエデが真っ赤に紅葉し、素晴らしい環境でした。しかし、ニジマスは全く反応が無く、アメマス43cmと40cmの2尾とウグイが釣れただけでした。ちなみに、このアメマス43cmは、ボート釣り以外での今季の最大サイズであり、全く寂しい限りです。この河口でもやはりチップが跳ねていて、スレで引っ掛かる事はありましたが、口を使ってくれるチップ君はいませんでした。

新しい釣り場を開拓して林道奥へこんな小河川の河口でニジマス狙いDコン85鮎に来たアメマス43cm

2つ目のポイントは、道道から500mほど歩いて入渓しなければならないポイントで、これまで70cmクラスのニジマスも釣れている有名ポイントです。ボートで釣っている時にときおりそのポイントの前を通過するのですが、歩くのが大変なのか、釣り人を見かけたことは余りありません。夕方にこのポイントに入りましたが、やはり誰もおらず、釣り場は一人占め。ちょとした岬になっていて、先端から沖の駆け上がりまで50mほどの距離しかないため、大物が良く釣れている様でした。実はボート釣りでもこの沖合で、大ニジマスを釣り上げた実績があります。しかしながら、この日はニジマス君はソッポを向いていたらしく、ウグイが1尾釣れただけでした。

2尾目のアメマスは産卵直前の40cm2か所目の新規開拓ポイントしかし、ここではウグイが釣れただけ

【使用タックル】
ShimanoCarddiffN/S83ML、VanquishC3000、SunlineCastawayPE30lb(2号)+ValivasShockLeader16lb、
Dコンタクト85/鮎/チャートY、プロビア30g/緑/赤金、他

【10月18日(金)】

この日は終日弱い風で快晴の天気予報だったため、またまたカルデラ湖のボート釣りで楽しみました。ただ、ベタ凪でドPカンの日は、特に昼間はほとんど釣れないことがこれまでの経験で判っています。それでも、紅葉と青空が綺麗なそんな日は、朝早くから湖面へ出ないと気が済みません。釣れなくても景色は最高。のんびりとボート遊びのつもりで、珍しく朝7:30に出漁しました。しかし、こういった予想は当たるもので、9時過ぎにアメマス33cm、10時ころにサクラマス32cmが釣れた後は、マス類は知らん顔になり、ウグイの猛攻が始まりました。中には1つのミノーの2つのフックに大きなウグイがダブルヒットしてきて苦笑い。

水温は14℃台、魚群は7〜13mほど9:10アメマス33cm、夕刻にも35cm10:05サクラマス32cm、夕刻は27cm

どうせ昼前後はウグイ以外は殆ど釣れないだろうと、チップ(ヒメマス)の釣れる海岸の方へ移動し、ボートからチップの状況を調べてみました。この湖は透明度が非常に高く、水深10mでも湖底がうっすらと見えるほどです。ただ、調べてみて驚いたのは、今年はチップの魚影が昨年・一昨年と比べるとあまりにも薄かったことです。昨年は同海岸をトローリングすると、チップがうるさいくらいにヒットしてきましたが、今年はまばらにしか魚影が見えません。ただ、岸からの釣り人の多い付近はスレてなかなか釣れませんが、誰も来ない海岸のチップはミノーをあまり見ていないのか、簡単に3尾ほど釣れたところで釣りは止めました。

10時過ぎはウグイの猛攻にお昼前後はチップが3尾ほどチップ釣りの人達で賑わっていた

その後は、誰も来ない海岸にボートを横付けし、木陰でのんびりと昼食タイム。良いお天気で紅葉が素晴らしく、こんな時間を過ごせる事になんとも言えない幸せを感じてしまいます。ただ、予想通りに午後からもなかなか魚信が来ず、次に小さなサクラマスがヒットしてきたのは、もう夕暮れの近づいた16時ころでした。その後は16時半ころにアメマス35cmを追加。そして、薄暗くなってきたためそろそろ切り上げようかと出航地に向かって走り出し、帰港の直前になって、あれれ、リールのドラグがいきなり悲鳴を上げ始めました。最後の最後にヒットした魚は、なんと!64cmのイトウでした。この湖でのイトウの最大サイズでした。ただ、薄暗くなっていて、この魚の自撮りが出来なかったのが少々残念でした。

余りの釣れなさに木陰でのんびり昼食薄暗くなってから最後の最後に来たイトウ64cm、暗くて自撮りは不可能だった

【使用タックル】
ShimanoCarddiffN/S83ML、VanquishC3000、SunlineCastawayPE30lb(2号)+ValivasShockLeader16lb、
Sukari60deep/OB鮎のみ

【10月20日(日)】

19日朝から20日午前中まで、道東はシトシトと雨が降り続き、釣りはお休みしました。午後から晴れて来ましたが風が非常に強かったため、少しだけブルックの釣れる渓へ入ってみました。この時期にこの渓を訪れるのは初めてですが、相変わらずおチビちゃんたちは元気にお相手をしてくれました。ただ、水温がとても低くて(恐らく5℃くらい?)活性はイマイチの様で、大型はさっぱりでした。最大でも27cmほどで、ニジマスもブルックも音沙汰無しでした。周囲の木々を良くみると、遠くの木はまだ紅葉真っ盛りなのに比べ、恐らく水温が非常に低いからでしょうか、渓の脇の木だけは既に葉が全て落ちていて、冬の装いになっていました。

こんなおチビちゃんばかり元気だった渓の脇の木だけが葉が落ちていた水が冷たく、最大は27cm止まり

【使用タックル】
ShimanoCarddiffNX/S72L、StradicC3000、SunlineCastawayPE25lb(1.5号)+ValivasShockLeader16lb、
Ryuki50/45S/チャート/赤腹ヤマメ、他