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ミニオフレポート

北海道遠征2019秋 釣行日誌(3)(9月21日〜30日)


今秋も北海道遠征釣行を行っています。今回も10月下旬頃までの2ヶ月足らずを予定していますが、細かな予定は一切立てず、体調と相談しながら自由きままに釣り歩きたいと考えています。釣行範囲は主に十勝・釧路支庁であり、一部は日高・胆振・北見支庁等が含まれています。また最近は、釣果にこだわらず釣りそのものを如何に楽しめるかに重点を置いて旅をする様になってきています。加えて近年は、釣りのウエイトがますます少なくなっており、観光や写真目的の旅が多くなってきています。今回も、その日に起きた様々な出来事を、写真と文章で日誌形式で綴って行きたいと思っています。(下写真は、道東の巨大カルデラ湖)

注:釣り場の特定を防ぐため、風景画像に大幅な修正を加えるか、同イメージの別の場所の写真を使用しています。ご了承下さい。


【9月21日(土)】

この日は前日に引き続き、カルデラ湖でボート釣りを試みました。ただ、朝になって天気予報がガラリと変わり、快晴でベタ凪のハズが、朝起きると雨がパラつく風のやや強い日でした。この日は朝早くから終日ボート釣りの予定を立てていたため、それでも勇んでボートを用意し、結構な波の中、7時半ころ出航し、対岸の波の少ないエリアへ入りました。この日は水深20m前後のラインに、写真下中央の様なヒメマスらしき魚群が沢山見られましたが、なぜか魚信は全くなく、その後3時間半もの長い間、全くの音沙汰無しでした。

波の高い中、カルデラ湖へヒメマスの魚群は多数見られたが・・11時過ぎになりやっと釣れた41cm

ただ、実はこの様な事は過去にもあり、ある程度は予想していました。前日から季節外れの強い寒波が入り込んでおり、午前中は異様に寒く、真冬用の防寒具を着ていても我慢できないくらいでした。こんな日は魚たちも寒いのか、どこかでじっとしている様なのです。ヒメマスやワカサギが泳いでいても、それを追いかけて捕食してやろうと頑張っている様なアメマスやニジマス・サクラマスはいない様です。そのため、魚群が見られても、魚信が出るとは限りません。ただ、10時ころには良く晴れてきて、防寒具がすこし暑く感じられ始めた11時過ぎになって、ようやく上写真のアメマス41cmがヒットしてきました。

誰も来ない岸でランチタイム14時半ころようやく50cmがヒット16時過ぎまで頑張ったが・・

そして、その直後にもう一度強い魚信がありましたが、なぜかこの1尾は沖合で大バラシ。その後は12時半ころに36cmをヒット。風もおさまって来たため、その後は誰もいない岸辺に上陸してラーメンとコーヒーでランチタイムを楽しんだ後、更に14時過ぎに28cmのおチビちゃんがヒット。そして、その直後の14時半ころ、この日最大の50cmがヒット。しかし、この1尾を最後に、16時過ぎまで頑張りましたが、魚信は途絶えてしまいました。今回の結論として、やはり強い寒波がやってくると、川だけではなく、湖という水深10m以上の世界でも、ニジマスやサクラマスは全く釣れず、アメマスでさえ、暖かい時間帯だけに釣れる状況になってしまう様です。

【使用タックル】
TrollingRod110、チタノス舟GT3000、MasonLeadCore18lb、ShockLeader16lb
Sukari60Deep/OB鮎、Sukari85DXS/SMジョーカー、プロビア20g/緑、他

【9月22日(日)】

寒波が抜け、本当はこの日の方が穏やかなボート釣り日和でしたが、前日までの2日連続のボート釣りで疲れ果てていた私は、阿寒川のお手軽釣りに走ってしまいました。阿寒湖も見に行きましたが、水温がまだ18℃台と高く、岸からは殆ど釣れていませんでした。それでも、小河川のインレットで40cmほどのアメマス1尾だけを釣った人がいました。また、ボートで深場に行き、スプーンを沈めて水深15mほどの駆け上がりを釣り、60cmほどのイトウを釣り上げていた釣り人も見られました。阿寒湖でもトローリングをすればこの時期でも釣れますが、透明度がやや低く釣り辛いので、普通にハンドトローリングで釣れる10月初ころまでお預けにしたいと思っています。

常に釣り人の絶えない阿寒川へ58cmほどの阿寒川のニジマス例年より大幅に水量が少ない

さて、この日の阿寒川やヒョウタン沼は、3連休の中日とあって、釣り人で一杯でした。私も最初はルアーを投げましたが、朝から散々叩かれまくっているせいか、見向きもしてくれませんでした。仕方なく、管釣り用のフライを持ち出し、なんとか釣果を見ることができました。なにせ、阿寒湖とヒョウタン沼は、尾びれの丸い放流されたばかりの50m前後のニジマスばかりが泳いでいる管理釣り場と何も変わりません。通常のドライフライやニンフで釣っている人もいますが、実は管釣り用のフライで結構釣れます。放流直後のニジマスがいれば、ペレットフライでも釣れてしまいます。お手軽な釣りなのです。

ヒョウタン沼のインレット付近こちらでは奇形のニジマスが釣れたこの日の阿寒湖・川の入漁券

【使用タックル】
3000円の#5/6中古フライロッド、NoBrand1850円WF-6Fライン、UM-FR-01-ALC#5/6リール、
TiemcoStandard1X9F、SeagarGrandMaxFX1.75号、トラウトガム黒、ペレット茶管付グレ3号、他

【9月24日(火)】

23日は台風17号崩れの低気圧の通過で、道内は終日、強い雨と風の日でした。そんな天候に合わせるかの様に、22日夜に新潟のダム湖の釣り友の竹井さんが道東へやって来られました。そのため、22日夜は2人で呑み会となり、翌23日も雨を避けて終日、喫茶店などでダベりまくりの1日でした。そのうち、2人でミニオフでもと考えています。さて、23日は道東方面で概ね50mm程度の降雨があった模様です。そのため、この日は濁りを期待して、再び道東のアメマスの渓へ出かけてみました。ただ、現場に到着して意外だったのは、50mmの降雨でも、写真下右の様に、底石が見える程度の軽い濁りで、これでは大物は期待できません。

新潟のダム湖の釣り友、竹井さん濁りを期待し再びアメマスの渓へ降雨50mmでも、底石が見える程度

この時期は下左写真の様な、産卵中のシロザケの群れを探し、その直下を釣るのが定石です。鮭の卵を狙って、すぐ下流側にアメマス達が集まっているからです。この鮭の群れの直下では7尾ほどの釣果がありましたが、しかし、最大サイズは27cmと、全くもって釣れたうちにも入りません。加えて、写真の様な産卵中の鮭の群れが、今年は殆ど見つからないのです。実は今年は鮭の遡上が極端に少なく、この渓でも鮭の群れは左下写真の1か所だけで、他には見つかりませんでした。加えて、他にも幾つかの大場所を攻めてみましたが、魚の反応は全くありませんでした。そして、実はこの日はとても悲しい出来事があり、昼過ぎには釣りを切り上げ、十勝方面へと移動しました。

鮭の産卵床の直下を狙うのが定石しかし、最大はたった27cmほどこんな大場所でも魚の反応は無かった

【使用タックル】
ShimanoCarddiffNX/S72L、StradicC3000、SunlineCastawayPE25lb(1.5号)+VarivasShockLeader16lb、
Ryuki60/50S/チャート/赤腹ヤマメ、Sukari50SS/赤腹ヤマメ、他

【9月25日(水)】

まず最初に、とても悲しいお知らせをしなければなりません。9月22日、風玉(阿部武文)さんが肺癌で亡くなられました。1月に新潟のBuuさんの葬儀に参列後、ほどなくして体調を崩され、長期に入院されていた様です。昨年定年退職を迎えられ、存分に釣りやゴルフを楽しめる様になったばかりの逝去は、余りにも残念でなりません。本日、石巻市内で葬儀が執り行われましたが、移動が間に合わず、参列は叶いませんでした。風玉さんとBuuさんは18年来の釣友であり、お二人を一気に亡くした悲しみは流石に辛いものがあります。こうして最年長の私だけが元気に釣りができる事には、本当に感謝しなければなりません。風玉さんのご冥福を心からお祈り申し上げます。

新潟のBuuさんと石巻の風玉さん(2014年5月、山形県内ダム湖にて)笑顔の風玉さん(2017年5月)

さて、この日は風玉さんの葬儀の日であり、午前中は釣りに出る気がしませんでした。午後になり、十勝のニジマスの渓で少しだけ竿を出しましたが、天国から風玉さんが釣らせてくれたのでしょうか、こんな日に限って大物が釣れてしまいました。お昼過ぎに渓を覗いてみると、台風崩れの低気圧の大雨で大増水しており、しかも結構な濁りがあり、釣りになりません。仕方なく、源流に近い渓へ赴くと、かなり増水してはいましたが、なぜか全く濁りはありません。不思議に思い良く調べると、途中にある取水堰堤のゲートが開けられていて、どうやら大雨に合わせて排砂を行ったようです。堰堤の下流部は泥濁りでした。

十勝のニジマスの渓の源流部小さなオショロコマが3尾ほど尺足らずのニジマスも釣れた

源流部では今回もオショロコマの魚影は極端に薄く、小さなオショロが3尾釣れただけ。ただ、前回と同様に尺足らずのニジマスも釣れ、どうやら温暖化で水温が上がり、オショロがニジマスに置き換わってきている可能性もあるのではないかとも思われました。排砂での濁りは比較的早く透明度が上がるため、14時過ぎになり少し下流部の渓を釣ってみましたが、案の定、濁りはかなり取れていて、なんとか釣りになる状況でした。実はこの程度の濁りの方が魚の警戒心も無く、簡単に大型が釣れるのです。激流が集まり、ちょっとした深みのできているポイントにSukari50SSdeepオレンジベリー鮎を逆引きで引いてくると、下写真のニジマス45cmがヒットしてきました。

濁った渓水の中から飛び出してきたニジマス45cm 非常に綺麗な魚体だったニジマス45cmと私

その後も更に同じ様なポイントで36cmを追加しましたが、増水で流れがきつく渓を渡渉することが困難であり、遡行を断念、更に下流部の濁りの少ない渓へ移動しました。しかし、透明度の高い場所ではニジマスの警戒心は高く、結局、おチビちゃんを2尾追加しただけで納竿となりました。本当はこの日、頭の中では風玉さんやBuuさんとの楽しい思い出の数々が走馬灯のように駆け巡り、悲しみを紛らわせるために釣りをしていた様なものです。しかしなぜか、こんな日に限り良く釣れてしまうものなのかも知れません。こんな風に元気に釣りを続けられている事を、先に旅立たれたお二人に感謝したいと思います。

こんな濁った渓で大物がヒット2尾目はやはり精悍な36cmその後はおチビちゃんが2尾だけ

【使用タックル】
ShimanoCarddiffNX/S72L、StradicC3000、SunlineCastawayPE25lb(1.5号)+VarivasShockLeader16lb、
Ryuki60/50S/チャート/赤腹ヤマメ、Sukari50SS/赤腹ヤマメ/OB鮎、他

【9月26日(木)】

この日は朝から快晴の良いお天気でしたが、早朝の気温は1℃と10月末並みの寒波の襲来で冷え込み、しかも、まるで木枯らしの様な強風が吹き荒れていました。こんな日はデリケートなニジマスの釣りはまず無理です。加えて、風玉さんショックで釣りに出る気がせず、この日も午前中は買い物などでぶらぶらと過ごしました。しかし、午後になると少し風も止んできたため、十勝のニジマスの渓の源流部へ、イワナ釣りに出かけました。上流にあるダム湖の小さな支流の1つで、この渓ではオショロコマも釣れますが、なぜか主にイワナが釣れるお手軽な釣り場です。ただ釣り始めてすぐに、下写真の様な尺ヤマメが2尾、同じポイントで立て続けに釣れてしまいました。

午後からイワナの釣れる小渓へ34cmほどのヤマメのメスか?ほぼ同じサイズの、こちらはオスか?

このヤマメ君達、どうみてもご夫婦の様で、産卵の邪魔をしてしまったらしく、申し訳無いことをしてしまいました。でもま、元気に泳いで行ってくれましたので、子孫はきっと残してくれているでしょう。肝心のイワナの方ですが、この日は大型は一切釣れず、おチビちゃんが数尾釣れただけでした。やはり寒波で急激に寒くなった日は、イワナでさえ大型はどこかでお休みの様です。ちなみに産卵中のヤマメ君達は、近づいてきたミノーを恋の邪魔物として追い払おうと口を使うため、寒波とは関係なく釣れてしまう様です。そして、この日はとても良いお天気で写真日和でしたが、気が付くと、源流部では早くも紅葉が始まっており、北の季節の早さをしみじみと感じるのでした。

このサイズのイワナが数尾釣れた早くも紅葉の始まった源流部の十勝のニジマスの渓

【使用タックル】
ShimanoCarddiffNX/S72L、StradicC3000、SunlineCastawayPE25lb(1.5号)+VarivasShockLeader16lb、
Ryuki50S/赤腹ヤマメ、他

【9月27日(金)】

この日は寒波が抜け、朝から暖かい快晴の素晴らしい陽気になってくれました。例によって早朝はやる気が起こらず、喫茶店でグダグダしてましたが、10時ころになり、こりゃチャンスかなと思って渓に出てみました。すると皆さんニジマスのご機嫌を良くご存じなようで、昨日はほとんど釣り人が見えなかった渓に、それらしき車が沢山停まっていました。既に手付かずの釣り場は殆どありませんでしたが、ディープダイバーで激流を逆引きする釣り人はほとんどいないため、この日は写真下中央の様な大場所だけを釣り歩く作戦にしました。こういったポイントでは、水流が一本に集まり、激流の下が深く掘れていて、大物が潜んでいるのです。

いつもの橋から見ると釣り人が2人こんなポイントでSukariの逆引きなんとか36cmまでは釣れた

しかも、こういったポイントは大波で釣り人は見え辛く、なおかつ、餌釣りなどでは手が出ません。そのため、人が歩いた後でも、僅かながらにチャンスが残っています。このポイントではなんとか36cmを釣り上げましたが、他はおチビちゃんばかりでした。ところで、この日、釣り場で出会った地元のルアーマン2人に最近の釣果について聞くと、やはりこの秋は大物が全く釣れず、尺以下ばかりらしい。上の36cmの写真を見せると、「デカい!」とか「こんな大きいの居るんですね!」などと言う反応が返ってくる始末。36cmでも大物とは、十勝のニジマスの渓も、地に落ちたものです。

寒波が抜け、釣り人が激増した逆引きで釣っている人は少ないこんなサイズならポツポツ釣れる

【使用タックル】
ShimanoCarddiffNX/S72L、StradicC3000、SunlineCastawayPE25lb(1.5号)+VarivasShockLeader16lb、
Ryuki60/赤腹ヤマメ、Sukari50SS/OB鮎/赤腹ヤマメ、他

【9月28日(土)】

この日は新潟の竹井さんと某カルデラ湖でミニオフを行いました。竹井さんとは新潟のダム湖で知り合った仲であり、今回初めて北海道に来られたそう。ボートで面白い釣りができるので是非・・・と前々からお誘いしていたもの。この日は朝から快晴の風のほとんど吹かない予報の日で、絶好のボート日和でした。7時半に出航しましたが、まだ水温は19℃近く、岸からの釣り人は殆どいませんでした。最初はレッドコアを使ったトローリングを試みましたが、全く魚信が無りません。9時ころ、岸近くでワカサギが何かに追われて跳ねているのが見え、急遽、Sukariのハンドトローリングに切替えました。しかし、それでも魚信は出てくれません。

竹井さんと某カルデラ湖でミニオフに9時過ぎワカサギの跳ねるのが見えた夕方ギリギリに来たアメマス59cm

9時過ぎになり、水深数mの浅い岸辺で、ワカサギの跳ねるのが見えました。良くみると、何やら大きな魚に追い立てられ、逃げまどって跳ねている様子。近づいてキャスティングするも、反応はありません。10時ころ、ハンドトローリングを続けていると、竹井さんのロッドに魚信が出て、ボートの後方で魚がジャンプ。ニジマスに違いがありませんが、残念ながらバレてしまいました。そして、11時過ぎになり、ようやく竹井さんのロッドに魚信が出て、下写真のサクラマス39cmがヒット。途中、ウグイが連発でヒットしたりはしていましたが、朝早くから4時間近く、トラウトのヒットが1尾もなかったのは、このカルデラ湖では初めてでした。

竹井さんの初ヒットはサクラマス39cm、Sukari60DeepOB鮎でサクラマス39cmと竹井さん

その後もしばらく反応は無く、12時半ころになってようやく今度は私のハンドトローリングに強烈な魚信が出て、下写真の非常に綺麗なニジマス55cmがヒット。ちなみに、この55cmは私のこのカルデラ湖の記録を更新するサイズでした。しかし、このニジマスのヒット後、全く反応が途絶えてしまい、レッドコアでもハンドトローリングでも、何も釣れない時間がまたまた4時間ほど続きました。そして、ボート場に戻って来た16時半ころ、私のロッドが大きく曲がり、アメマス59cmがヒット。考えてみれば、早朝から雲一つない快晴で、しかも風が殆ど吹かず水面が鏡の様に平坦だったため、魚がルアーを見切っていたのでしょう。こんな日は釣れません。1日やって3尾は、過去最低でした。

Sukari60DeepOB鮎に来たニジマス55cm、この湖での記録更新サイズだったニジマス55cmと私

【使用タックル】
SHIMANO_CarddiffN/S83ML、VanquishC3000、SunlineCastawayPE30lb(2号)+ValivasShockLeader16lb、
TrollingRod110、チタノス舟GT3000、MasonLeadCore18lb、ShockLeader20lb、
Sukari85DXS/イブキ/OB鮎/CY、Sukari60deep/OB鮎、他


【9月30日(月)】

29日は日曜で釣り人が多いため、竹井さんと一緒に洗濯と観光で1日を過ごしました。この日も風の少ない良いお天気の予報が出ていたため、再び竹井さんと2日前と同じカルデラ湖でミニオフを行いました。2日前は55cmの大ニジマスが出たものの、尾数は終日釣って2人で3尾と、このカルデラ湖での過去最低であり、納得できなかったからです。ところが、この日も朝8時半から釣り始めたものの、2日前より更にひどい状況でした。13時ころまで5時間近くもの間、ウグイすら何も釣れなかったのです。この日も朝から快晴の無風状態で、鏡の様な水面と明るい太陽は、魚の警戒心を高くし釣れなかった様です。

竹井さんとカルデラ湖で再度ミニオフ15時過ぎに、やっとチップらしき魚チップ34cmと竹井さん

ただ、14時ころになってにわかに雲が湧き、弱い風が吹き始めてくれると状況が変わりました。7時間近くたった15時過ぎになり、ようやく竹井さんのレッドコア+Sukari85にチップ(ヒメマス)と思われる銀ピカの34cmがヒット。途中、竹井さんが出していた、スプーンを重りにしてSukari60Deepをより沈ませ様とした仕掛けを付けたもう1本のロッドに、ウグイがダブルでヒットしてくるなど、思わず笑えてしまう出来事などもありました。そして、16時前にも竹井さんのレッドコアに再び35cmのチップらしき魚がヒット。その後も魚の乗らなかった魚信が2回ほど続きました。しかし、この日の絶不調を一気に吹き飛ばす様な出来事がこの後やって来るとは、2人ともこの時点では気が付いてはいませんでした。

ウグイが2つのルアーに同時ヒット16時前にもチップ35cm16時40分ころ、私にニジマス55cm

もうあきらめて引き揚げようかと思い始めた16時40分になり、私が念のために出していたSukari60DeepOB鮎のハンドトローリングのロッドが突然大きく曲がり、ドラグが悲鳴を上げ始めました。釣果の大爆発の始まりでした。まず最初に釣れたのは、2日前にこの湖での記録を更新したばかりのニジマスと同サイズの55cmでした。写真を撮影しリリースした後、再びハンドトローリングを開始すると、その直後の16時50分、すぐにまたドラグが唸り始め、今度はさきほどよりも更に強い引きで大暴れ。なんとかタモ入れした魚は、この湖の記録だけではなく、私の北海道での野生化したニジマスの記録を更新するサイズの、60cmの大ニジマスでした。

10分後に来た60cm、野生化したニジマスの私の記録更新サイズだったニジマス60mと私

しかし、大爆発はまだ終わりません。更に10分後の17時頃、今度は竹井さんのSukari60DeepOB鮎のハンドトローリングロッドに強烈な魚信が出て、こちらも大暴れした後にネットインした魚は、58cmもある大ニジマスでした。そして、釣れたポイントはボートを出した地点からほんの数百mほど南側の、何でも無い様な海岸線沖でしたが、実は薄暗くなり始めた16時半ころから、水深10〜15m付近にワカサギらしき巨大な魚群が幾つも現れ始めていたのです。どうやらその小魚を目当てに大ニジマスが付近に何尾も終結していた様でした。ニジマスはアメマスと異なり、4〜5mの浅い層を泳ぐミノーを見つけると、深い底付近から泳ぎ上がってきてでも喰い付いてくる様です。

更に10分後の17時、最後の最後に竹井さんのロッドに来たニジマス58cmニジマス58cmと竹井さん

ただその後は、秋の空はつるべ落としです。すぐに真っ暗になり、大ニジマスたちの饗宴は幕を閉じました。そして、ニジマス達が付近にいなくなると、ワカサギ達も群れを作る必要が無くなるのか、魚探に映っていた大きな魚群はバラバラになり、点を散りばめた様になってしまいました。さて、今回初めて北海道にやってこられた竹井さんですが、あの58cmでも記録更新では無いそうで、新潟のダム湖で野生化した60cm超えの大ニジマスを釣った事があるそうです。そして、次の日の朝、小樽経由で翌日のフェリーで新潟に帰って行かれました。また来年、新潟とこの地でお会いしましょう。

【使用タックル】
SHIMANO_CarddiffN/S83ML、VanquishC3000、SunlineCastawayPE30lb(2号)+ValivasShockLeader16lb、
TrollingRod110、チタノス舟GT3000、MasonLeadCore18lb、ShockLeader20lb、
Sukari85DXS/アクアマリン(赤腹改)、Sukari60deep/OB鮎、他