ミニオフレポート

令和の釣り始まる(5月4日〜11日)


令和の釣りが始まりました。今年のゴールデンウィークの前半は雨ばかりの鬱陶しい日が続いていましたが、下越・南東北のGW後半以降は、一転して気温の高い良く晴れた日が何日も続きました。特にミニオフとなる土日曜は、なぜかとても暑く、しかも雲一つ無い快晴の日ばかりが2週連続でやってきました。行楽には最高の日よりでしたが、この時期にしては異様に高い気温と明る過ぎる空は、どうやら釣りには最悪の状況だった様です。それでも、夕方の一瞬に、令和初の大イワナが飛び出してくれ、苦戦しながらもダム湖の釣りは続いています。

注:釣り場の特定を防ぐため、風景画像に大幅な修正を加えるか、同イメージの別の場所の写真を使用しています。ご了承下さい。


【5月4日(土)】

例年ですと、下越地方や山形ではGWころまでは空気も冷たく、快晴の暖かい日の10時ころから16時ころまでが時合いとなる様です。その後は次第に時合いが朝夕に分かれて行き、6月初ともなると、快晴の日は朝4時間・夕3時間ほどだけの釣りとなり、明るい昼間は全く何も釣れなくなってしまうものです。しかし、今年はこの例年のパターンとは全く異なっています。・・というか、ある意味、このパターン通りなのかも知れません。今年のGW前半は寒波で冷たい雨が続いていましたが、令和になるといきなり天候が一転し、下越では5月3日以降、快晴の日が続き、気温も連日20℃を超える日がやって来る様になりました。

快晴の下、ダム湖の桜は終盤だった10時前、もっくんに31cm続いてまたもっくんに35cm

この日はもっくんとホームのダム湖へ入渓しましたが、上写真の様に朝からドPカンの超明るい快晴でした。しかも天気予報は、今年初の20℃超えの5月下旬並みとのこと。ただ水温は10℃前後と、この時期にしてはごく普通でした。人様にとっては快適なお天気で、朝から気分は最高でしたが、釣り始めてなんだか様子のおかしな事に気が付きました。朝9時のスタートから10時半までの1時間半ほどの間に、もっくんばかりに30cm台の小物が4尾釣れましたが、大物がサッパリなのです。その後は5時間ほど2人とも魚信は全く無く、16時になってようやく私に34cmがヒットしてくれました。

すぐにまたまたもっくんに35cm4尾目ももっくんばかり33cm16時頃になってやっと私に34cm
17時近くになりようやく良型が動き出したのか 令和初の大イワナは51cm源流育ちのイワナ51cmと私

この日はインレットの強い流れの場所も攻めていますが、おチビちゃんですら姿を現してはくれませんでした。諦めかけて、夕方の帰り道をダラダラとトローリングをしながら移動していると、17時前になって私のロッドが根掛りした様に大きく曲がり、ドラグが鳴りだしました。あれれ、鯉でも引っ掛けちゃったかなと思いきや、必死の思いで取り込んだ魚は、なんと令和初の大イワナ51cmでした。しかももっと驚いたのは、その10分ほど後に、こんどはもっくんのロッドがガクンと曲がり、今度は45cmの良型イワナが釣れてしまいました。んーー、昼間のあの長〜い沈黙の時間は、一体なんだったんでしょうねぇ。

もっくんと良型イワナ45cmなんと!10分後に釣れた45cm こちらも斑点の綺麗な大イワナだ
カタクリも早や終盤だミズバショウもほぼ終わりエゾエンゴサク

【5月5日(日)】

翌日はもっくんに友人の有田さんを加え、3人でボート2艇で出漁しました。入渓したのは平成最後の大イワナを釣り上げたのと同じダム湖です。ただ、気になる情報が入っていました。前々日と前日の2日間、Tさんとお友達が同じダム湖に入渓していて、釣り始めにお友達が49cmを釣り上げたものの、なんとまぁ、2日間で2人でその1尾だけだったというのです。2人はレッドコアを使ったレイクトローリングを行っていて、キャスティングを多用する私たちとは直接比較はできませんが、余りにも厳しい状況が信じられませんでした。そしてこの日も8時半ころから釣り始めましたが、あれれ、1週間前のあの豊漁がウソの様にまるで反応がありません。

この日も雲一つ無い快晴で、暑い!有田さんも参戦し、ボート2艇で11時半になってもっくんに39cm
その後も魚信は途絶えたまま12時半過ぎ、やっと私に36cm13時過ぎに、有田さんにもヒット

前週の雨で濁りはやや残っているものの、水温も普段と変わらず、理由が良く判りません。ただ実は、この日を含めて3日間、下越は雲一つ無い良いお天気だったのです。Tさんの情報が頭をよぎります。そして、長い沈黙の時間の後、11時半近くになって、ようやくもっくんに39cmがヒット。その後はまた静かな時間が続き、12時半過ぎに私に36mがヒット。更にその1時間後に今度は有田さんに32cmがヒット。なんとまぁ、仲良く3人で30cm台を1尾づつ釣り上げることはでき、オデコは避けれましたが、この日の釣果はこれでおしまい。用事があって16時過ぎには釣り場から引き上げました。

有田さんのイワナ32cmしかしその後は全く反応が途絶え・・結局この日の釣果は3人で3尾のみ
スミレサイシンミヤマカタバミエンレイソウとカタクリ

【5月11日(土)】

さて、GW明けの平日は、用事が有って私は一旦、東京へ帰っています。週末に再び下越を訪れ、この日はもっくんと前週の日曜に入渓したのと同じダム湖へと赴きました。ただ、この日も雲一つ無いドPカンの快晴で、大阪では今年初の真夏日(30℃超え)の予報が出ており、下越でも6月下旬並みの暑さらしいのです。これではまた昼間は何も釣れないだろうと、いつもより2時間ほど早く6時に入渓してみました。この作戦は一応は当たった様で、インレット下流部で、7時半ころに私に46cm、8時半ころにもっくんに37cmがヒット。しかし、その後はまたまた沈黙の時間が続き、前週となんだか変わらない状況に陥ってしまいました。

早朝7時半ころに釣れた1尾目は46cm 幸先は良しと思えたが・・イワナ46cmと私
8時半ころ、もっくんに37cm11時過ぎになってやっと私に36cmこんなおチビちゃんも釣れて来る

その後は、11時過ぎになって私に36cm、30分ほど後に25cmと続きましたが、ここで前週と少し違った出来事がありました。天気予報ではお昼過ぎに一時的に雲が出るとのことでしたが、予報通りに13時ころになって薄曇が広がってきたのです。しかも少しの間だけ冷たい風も吹き始め、その瞬間でした。インレット下流部の日陰のポイントをトローリングしていると、もっくんに43cmの良型がヒットしてきたのです。やおら喜んだ私たちは、次の良型に期待しましたが、あれれ、薄雲はすぐに晴れてしまい、またまた生暖かい風が吹き始めてしまいました。万事休すです。

もっくんとイワナ43cmあきらめて下流部でトローリング もっくんに良型がヒットしてきた
クロマダラか?大量に飛翔していた14時前、もっくんに33cmインレット付近の最後は私に37cm

案の定、その後はまたまた小物が幅を利かせる様になり、14時前になりもっくんにイワナ33cmが、その後は私に37cmがヒット。良型は姿を現してくれなくなってしまいました。もうお気付きかも知れませんが、まだ5月の前半にも関わらず、連日の好天と高温で、季節は既に2週間以上も先に進んでいて、「6月初ころになると昼間は何も釣れない」という例年のパターンが、実はしっかりと生きていたと言う事の様なのです。冷たい雨でも降ってくれればまだしも、これだけ明るく暑い日は、おちびちゃん以外は活動していない様です。そしてその後は、思い切ってダムサイト付近へ大移動をしてみる事にしました。

畦畔に映えるピンクのヤシオツツジミチノクネコノメソウアズマシロガネソウ

インレット側からダムサイト側へ移動する途中も、要所々々でトローリングを試みましたが、やはり大物は出て来てはくれません。釣れたのは全て尺前後のおちびちゃんばかりで、なぜか1尾だけ同サイズのニジマスまでヒットしてきました。実はこのダム湖にはこれまでニジマスの放流は無かったそうなのですが、最近になり、漁協で余ってしまったニジマスの成魚を何十尾か放流したらしいのです。水質と水温の変化で、ニジマスがこのダム湖に定着するかどうかはまだ判りませんが、大繁殖だけは勘弁して欲しいものです。

移動中にもっくんにおチビちゃんなんと小ニジマスまでヒットダムサイトに近い所で32cm
ダムサイトの近くの岩盤の付近から飛び出してきたサクラマス41cmサクラマス41cmともっくん

そして、ダムサイト付近に到着したのはもう16時を回っていました。こんな快晴の明るい日でも、前週の4日には17時ころに良型が2尾ヒットしており、16時を過ぎるころからは大物の可能性は十分にあると考えられます。そんな期待をしながら、ダムサイト近くの垂直の岩盤に向けてミノーを投げ続けていると、もっくんのロッドが突然、悲鳴を上げ始めました。大暴れしてネットインしたのは、非常に綺麗なサクラマス41cmでした。15分ほどしてもう一回、もっくんのロッドが曲がりましたが、今度は残念ながらバレてしまいました。ロッドの動きから同サイズのサクラマスではなかったかと推測されました。

ダムサイト近くに大物が回遊している最後に帰り道で釣れた32cm下流部ではツツジ類が満開だった
スイセンと飯豊山ミミナグサネコノメソウ

【5月14日(火)】

さて、先の土曜はとても暑く日差しの強い日だったため、私はガックリと疲れてしまい、12日の日曜の釣りはお休みしました。ただ、もっくんと有田さんがホームのダム湖にお昼前から出漁していて、43pと41cmの良型が2尾釣れたそうです。その日も前日と同様に非常に明るく暑い日で、雪代で程よく濁りの入ったインレット直下で良型2尾が釣れただけで、それ以外の透明度の高いエリアでは、これまた全く反応は無かったそうです。そして、2日開けて火曜になり、ようやく雨の兆しが見えたため、はたして曇天であれば昼間でも釣れるものなのか、試すために、のんびりと単独で9時ころから同じダム湖へ出漁してみました。

雨の降りそうな曇天を狙って出漁10時半ころに釣れたイワナ37cmすぐに34cmも追加したが・・・

ただこの日、出漁してみてガッカリしたのは、午前中は相変わらず良く晴れて蒸し暑く、気温も平年を上回る状況でした。そのためか、やはり釣れたのは小型ばかりで、2尾目以降はなぜか34cmの型ぞろいでした。午後からは急速に天候が下り坂となり、14時ころには雨がパラついてきたため、大慌てで撤収となりました。なお、もう一艇、ダムサイト側へ入渓された釣り人がおられたのですが、同様に30cm台を3尾だけの釣果だったとのこと。温暖化のせいでしょうか、年々釣れなくなっている渓流やダム湖ですが、今年は高温で季節が2週間以上も早く推移していて、急速に釣れなくなりつつある様です。この調子では、ダム湖の釣りも早々にシーズン終了となってしまいそうです。

ようやく11時半頃、また34cm更に2時間後に、またまた34cm14時ころには雨が降り出し納竿した

それにしても、東北や新潟の渓流魚は、年を追って、ますます釣れなくなってきています。堰堤の釣り場はいつの間にか無くなってしまいました。源流釣り師からはトンと良い話を聞かなくなりました。釣り具店の渓流用品の売り場面積は、今や10年前の1/10ほどです。私の釣り仲間も、多くは海釣りや登山に転向してしまいました。令和の時代の渓流釣りはこの先、一体どうなるんでしょうか、気がかりでなりません。そう言えば、吉幾三の歌にこんなのがありましたねぇ。あ〜、でも、北海道も釣れなくなってきてますけどね。
♪ アタリもねェ、チェイスもねェ
♪ 魚のすがだ、全ぐねェ
♪ オラこんなダム嫌だ、オラこんな渓流嫌だ
♪ 北海道さ行ぐだ、北海道さ出だなら
♪ 魚コ釣れて、北海道で竿振るだ
【今回使用のタックル】
ShimanoCarddiffNX/S72L、StradicC3000、SunlineCastawayPE30lb+SeaguarGrandmaxFX2.5号、
Sukari60Deepイブキ/OB鮎/クラシック/アクアマリン、Sukari85DXSイブキ/OB鮎、Pintail赤金20g、他