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単独釣行レポート

北海道遠征2018初夏 釣行日誌(3)(7月19日〜28日)


昨年から初夏にも北海道へ来るようになっています。今回は渓遊会以外の予定を一切立てず、自由きままに道内を闊歩しています。昨年は6月末〜7月末のほぼ1か月で旅を終えていますが、今回はいつ帰るかも全く判りません。場合によってはそのまま10月末の雪の降る季節まで、自身の健康状態と天候に相談しながら、各地を巡り歩くことになるかも知れません。北海道遠征も年々釣りのウエイトは少なくなり、釣果に対する執着は薄くなってきています。今回も、その日に起こった様々な出来事を、写真と文章で日誌形式で綴って行きたいと思っています。(下写真は、初夏の阿寒湖と雄阿寒岳)

注:釣り場の特定を防ぐため、風景画像に大幅な修正を加えるか、同イメージの別の場所の写真を使用しています。ご了承下さい。


【7月19日(木)】

北海道では7月3日から5日にかけて災害の起きるほどの豪雨に見舞われ、十勝のニジマスの渓も2週間後のこの日、なんとか釣りの可能な状態にまで透明度が回復していました。しかしながら、当地の梅雨空は15日ころには終わり、その後は30℃前後の猛暑が続き、水温が上昇してニジマスの釣りには不向きな状態になってしまったようです。この日は再び十勝地方に舞い戻り、午前中だけニジマスの渓を攻めてみましたが、31cmまでのおチビちゃんばかりが9尾ほど釣れたものの、大物は姿を見せてはくれませんでした。

ようやく釣り可能になったニジマスの渓猛暑でおチビちゃんしか釣れない午後は猛暑で汗だくになり退散

【使用タックル】
SHIMANO_Carddiff_NX_S72L、StradicC3000、PE1.5号+SeagarGrandMax2.5号、
Ryuki60S/50S/赤腹ヤマメ、Sukari50ssdeep/ハヤ/クラシック、他

【7月21日(土)】

いつものニジマスの渓がまだ少し濁りが強くて釣り辛いため、この日は1本隣りの地元の釣り師たちに人気の渓へと繰り出してみました。ただ、この渓で釣れるニジマスは、数は出るのですが小型が中心です。地元の釣り師に聞いても、40cmを超えるニジマスは殆ど釣れたことが無いそうですが、手頃なサイズが飽きる事無く釣れ続けるため、人気の様です。私はこの渓で釣るのは2回目ですが、今回もたった2時間ほどの釣りにも関わらず、25cmまでのおチビちゃんが11尾も釣れてしまい、逆に飽きてしまって早々に納竿してしまいました。

十勝の別のニジマスの渓へしかし、ここは小物の数釣りで有名地元の釣り師には人気の渓の様だ
【使用タックル】
SHIMANO_Carddiff_NX_S72L、StradicC3000、PE1.5号+SeagarGrandMax2.5号、
Ryuki60S/50S/赤腹ヤマメ、Sukari50ssdeep/ハヤ/クラシック、他

【7月22日(日)】

連日の30℃前後の猛暑に疲れ、この日はお手軽な管釣りに行ってしまいました。ここ士幌フィッシングパークは少しばかり標高が高く、森に囲まれた環境で比較的涼しく釣りを楽しめると考えました。北海道の管釣りは本州に比べると水温などの環境が良いため、大型のニジマスが普通に釣れますが、ここ士幌FPでも70cm近い大物が放流されています。ただ、この日は水温が高いのか、少々苦戦させられました。それでもなんとか66cmまでのニジマスを含む大型ばかり10尾ほどをヒットさせ、なんとなく満足して帰ってきました。

士幌フィッシングパーク66cmまではなんとか釣れた森の中の管理棟と駐車場
【使用タックル】
3000円の#5/6中古フライロッド、NoBrand1850円WF-6Fライン、UM-FR-01-ALC#5/6リール、
TiemcoStandard1X9F、SeagarGrandMaxFX1.75号、Kマラブー管付チヌ1号、ペレット茶管付チヌ1号、他

【7月23(月)】

連日の酷暑に耐え切れず、この日は再び道東の涼しい地方に移動することにしました。その移動途中に道東のニジマスで有名な渓に少しだけ立ち寄っています。ただ、偶然に出会った地元のルアーマンに話を聞くと、この渓もそれほどの大型は釣れていない様です。もう14時を過ぎていましたが、余り期待をせずに入渓してみると、たった1時間半の釣りにも関わらず、小さなニジマス3尾にアメマス2尾とヤマメ5尾が釣れ続け、結構な忙しい釣りになってしまいました。ただ、大型の気配は全く感じられず、早々に退散しました。

道東のニジマスの渓を探索しかし小物中心で40cm位が最大らしい食べごろサイズのヤマメも釣れる

【使用タックル】
SHIMANO_Carddiff_NX_S72L、StradicC3000、PE1.5号+SeagarGrandMax2.5号、
Ryuki60S/50S/赤腹ヤマメ、Sukari50ssdeep/ハヤ/クラシック、他

【7月24(火)】

この日の朝は再び道東のカルデラ湖畔に立っていました。十勝と比べるとやはり格段に涼しく、老体にはありがたい気候です。本当はボートで釣りをする予定でしたが、風が強くて断念。仕方なく、カルデラ湖のアウトレット河川でお茶を濁す事にしました。しかし、この渓は釣り人が多く、既に朝から誰かが釣っていた様で、渓魚は小さなアメマスとヤマメが釣れただけでした。ただ、この時期はウグイの産卵の時期であり、アウトレットの付近はウグイで真っ黒になっていて、巨大ウグイだけは連発でした。

カルデラ湖のアウトレット河川黒い塊は全てウグイの産卵床巨大なウグイが連発で釣れる

釣果は散々でしたが、ひとつだけ面白い出来事がありました。ニジマスの活性の上がるのは8〜10時ころの水温の上がる時間帯になる事が多いため、早朝に釣りをしても恐らく大物は寝ていたはず。この日、私は7時半ころから釣り始めましたが、8時半ころになり、下中央写真にある対岸の深みにSukari50SSdeepハヤを投入すると、手前の駆け上がりで50cm位のニジマスがヒットしました。ただ、ラインに傷でも付いていたのか、2回ほど引いたところで惜しくもラインブレイク。直後、ニジマスはなぜか3回ほど大ジャンプをしましたが、口にはSukariがしっかりとくっ付いているのが見えました。

小さなアメマスやヤマメも出る対岸の深みで大ニジマスがヒット時折、カヌーが目の前を通り過ぎる

【使用タックル】
SHIMANO_Carddiff_NX_S72L、StradicC3000、PE1.5号+SeagarGrandMax2.5号、
Ryuki60S/50S/赤腹ヤマメ、Sukari50ssdeep/ハヤ/クラシック、他

【7月25(水)】

そして、翌朝はカルデラ湖でボートを出しました。ただ、ボートを漕ぎだしてガッカリしました。表層水温が20℃を少し超えていて、これでは魚たちは深場に入っていてハンドトローリングでは釣りになりません。仕方なく、手作りの潜航版を用いて8m程度の深さを探ってみましたが、反応は全くありません。竿をもう1本出して通常のハンドトローリングも行っていましたが、釣りはじめて2時間近くたった頃に、1尾だけ小さなニジマスがヒットしてきました。この日の釣果はこれだけで、どうやらこの湖のニジマス釣りも秋までお休みの様でした。

巨大カルデラ湖でボート釣りサクラマスの様な小さなニジマス有名ポイントも釣り人は1人だけ

【使用タックル】
SHIMANO_Carddiff_NX_S72L、StradicC3000、PE1.5号+SeagarGrandMax2.5号、
Ryuki60S/50S/赤腹ヤマメ、Sukari50ssdeep/ハヤ/クラシック、他

【7月26(木)】

・・と、ここまでお読みになった方は、「なんだよ、ちっとも釣れてないじゃん!」と思われたに違いありません。その通り、19日以降はニジマス狙いで悪あがきをしていましたが、大物はサッパリです。しかも、実際には猛暑で釣りをした日数も少なく、また、釣りの時間も全て午前中の数時間だけです。この日は猛暑が緩む予報だったため、再び十勝のニジマスの渓に舞い戻り、いつもとは違って早朝4時半からの釣りを試みています。しかし、逆に早朝の方が大物はおろか、小物すらサッパリで、結局、釣れ始めたのは6時過ぎからでした。どうやら北海道においても、猛暑が始まると、湖だけでなく本流の釣りも終わってしまう様です。

今年初めて4:30時から釣ってみたしかし、結局は小物ばかり猛暑で釣りのシーズンも終わりか

【使用タックル】
SHIMANO_Carddiff_NX_S72L、StradicC3000、PE1.5号+SeagarGrandMax2.5号、
Ryuki60S/50S/赤腹ヤマメ、Sukari50ssdeep/ハヤ/クラシック、他

【番外編:過去のニジマスの釣果と気温などとの関係を解析してみた】

さて、話は大きく変わりますが、ここで気象と釣果の関係を調べたデータを紹介したいと思います。2014年を除く2011年からの6年半(6/7/9/10月)の間に、同じ十勝の1本のニジマスの渓で217尾のニジマスを釣っていて、そのデータを解析したものです。ニジマスはとても気難しい魚で、急に寒くなると釣れなくなり、昼間の気温の上がる変な時間帯に突然釣れ始めたりします。その関係を過去のデータから探ってみようと試みた訳です。ただ、データ数がまだまだ少なく、傾向は見れるものの、決定的な事は何も言えませんのであしからず。

・釣果を30cm未満、30cm台、40cm台、50cm以上の4群に分け、群ごとの過去に釣れた総尾数の割合の逆数に定数を掛け合わせて1尾当たりの点数を決めています。
・結果は、尺未満=1点、30cm台=5点、40cm台=10点、50cm台=30点となります。
・上記の点数を用いて、釣行日1日ごとの釣果を点数化します。この日々の点数と気象庁発表のその日の気象データ(過去の気象データ検索)の間の関係性を解析してみました。



上図はその一例で、前日もしくは前々日からの最高気温の変化(縦軸)と日々の釣果点数(横軸)の関係を表す散布図です。当初は前日からの気温差がプラスに大きく傾くほど釣果点数が高くなると予想していましたが、残念ながら実際には全くと言って良いほど関係性は見られませんでした。他にも、最低気温の前日・前々日との気温差日中の寒暖差についても同様の散布図を作成してみましたが、やはり何ら傾向は見られませんでした。(項目をクリックするとそれぞれの散布図が表示されます。)

これは恐らく、その日のうちで水温が活動に適した温度に上がった時に活性が高くなるだけで、前日との気温差はあまり関係が無いという事なのでしょう。また、寒波などで昼間に活動に適した水温まで上がらない様な日は、やはり大物は釣れないのではないかとも考えています。一方で、最高気温最低気温については、当然のことですが、以下の様な傾向がみられました。

・最高気温が15℃前後に、最低気温が7℃前後に最も釣果点数が上がる(大物が釣れやすい)。
・最高気温が高くなるほど大物は釣りづらくなり、30℃に近づくと大物はほぼ釣れない。

日照時間については少ない(曇天)ほど釣果が上がる傾向にはありますが、良く晴れた日でも思ったほど釣果には差が無いことが判りました。実際、カンカン照りの日のお昼前ころに、突然、大物が釣れたりすることが良くあり、そんな状況をこのデータは示している様です。

【7月27(金)】

要するに猛暑になれば、ニジマスも恐らく他の渓魚も、大物の釣果は望めないということが上記のデータで判ると思います。ただ、ヒマになればついつい竿を出したくなる癖は変わらず、この日も午前中に同じ渓で1時間半ほどだけ竿を出しています。しかし、あっと言う間に汗だくになり、おチビちゃんに何尾か遊ばれただけで、早々に切り上げざるを得ませんでした。そして、午後からは再び大きく移動し、渓遊会の朝日さんと阿寒湖で合流し、キャンプ場で宴会を楽しみました。

朝の早い時間だけ頑張ったが・・やはり小物ばかりだった午後は移動、渓遊会の朝日氏と合流

【使用タックル】
SHIMANO_Carddiff_NX_S72L、StradicC3000、PE1.5号+SeagarGrandMax2.5号、
Ryuki60S/50S/赤腹ヤマメ、Sukari50ssdeep/ハヤ/クラシック、他

【7月28(土) 山形渓遊会 in 北海道 part2】

翌日は朝日さんと2人で、阿寒湖のボート釣りを楽しみました。ただ、阿寒湖でも水温は21℃を超えていて、通常のハンドトローリングでは釣果は望めない状況でした。ましてや朝日さんはハンドトローリングは初めてであり、ほとんど諦め気味に6時ころ出航しました。最初は朝日さんにトローリングのやり方を教えながら、私は竿を出していませんでしたが、しかし、こんな時こそビギナーに釣りの神様がほほ笑むんですね。釣り始めてたった10分で朝日さんのロッドに魚信があり、あっさりと39cmの金色のアメマスが釣れてしまいました。

阿寒湖のボート釣りの遊漁承認証早朝6時ころはモヤに包まれていた釣り始めてすぐに朝日さんに39cm

そして、更にボートを走らせること20分ほどで、あれあれ、今度は40cm丁度のこれまた非常に綺麗な黄金のアメマスがヒット。もう朝日さんはニコニコ顔のご満悦でした。ただ、7時を回ると状況は一変しました。それまで湖面にはモヤがかかっていて、どんよりと暗かったのですが、一気に青空が広がり、8時ころにはPカンになってしまいました。この頃、尻駒別川インレットのポイントに到着しましたが、付近には釣り人は一人もおらず、シーズン終了を示しています。案の定、このポイントでキャスティングを試みましたが、何も釣れませんでした。

7時前、朝日さんに40cmの金アメ(黄金イワナ)がヒット金アメ40cmと朝日さんのドヤ顔!!

その後は再びボートを走らせてハンドトローリングを継続しましたが、魚の反応はやはりありません。それでもしつこく水深5m付近の沿岸をトレースしていると、8時半ころになって、ようやく私のロッドに魚信が出てくれ、これまた同じ様な40cmの金アメがヒット。なんとかノーフィッシュだけは逃れる事ができました。10時ころになると風が出て来たため、風裏になる波の少ない場所を選んでトローリングを繰り返していると、小島の西側で先ほどと同じ様な弱い魚信があり、気にせずに巻き上げようとすると、数秒後にいきなりドスンと強烈な引きに変わってラインが切れてしまいました。

しかし7:30時を過ぎるとPカンになんとか粘って8:30頃、私にも金アメ金アメ40cmと私

どうやら普段のリールは朝日さんに貸していて、私の使っていた古いリールのドラグが締まり過ぎていた様です。恐らく大型のニジマスではなかったかと思われますが、それにしても悔やまれる1尾でした。そして、その後は風も強くなり、11時過ぎには納竿しました。さて、北海道はその後も猛暑が続いており、7月29日には、道内の6地点で最高気温の記録を更新する酷暑がありました。私自身は涼しい釧路市内で本レポートを書いていますが、その後は釣りをしておりません。と言うことで、本釣行日誌もここで終了とさせて頂きます。長文をお読み頂き、ありがとうございました。

10時過ぎ、小島で大物ヒットしたが・・風で早上がり 午後はキャンプ場で・・温泉に入りノンビリとくつろいだ

【使用タックル】
Daiwa LibertyClubEging832ML、ShimanoAerlex3000C、PE2号+SeagarGrandMax2.5号、
Ryuki50S/赤腹ヤマメ改、Sukari60ssdeep/イブキ改/クラシック改、他