クリックして閉じる

単独釣行レポート

北海道遠征2018初夏 釣行日誌(2)(7月9日〜17日)


昨年から初夏にも北海道へ来るようになっています。今回は渓遊会以外の予定を一切立てず、自由きままに道内を闊歩しています。昨年は6月末〜7月末のほぼ1か月で旅を終えていますが、今回はいつ帰るかも全く判りません。場合によってはそのまま10月末の雪の降る季節まで、自身の健康状態と天候に相談しながら、各地を巡り歩くことになるかも知れません。北海道遠征も年々釣りのウエイトは少なくなり、釣果に対する執着は薄くなってきています。今回も、その日に起こった様々な出来事を、写真と文章で日誌形式で綴って行きたいと思っています。(下写真は、道東の巨大カルデラ湖)

注:釣り場の特定を防ぐため、風景画像に大幅な修正を加えるか、同イメージの別の場所の写真を使用しています。ご了承下さい。


【7月9日(月)】

北海道では7月に入り梅雨の様な天候が続き、特に3日から5日にかけて、全道で被害の出るほどの豪雨がありました。当然、道内のほとんどの河川は泥濁りとなり、釣りは不可能になってしまいました。しかも、北海道の河川は傾斜が非常に緩やかなため、一旦強く濁ってしまうと非常に長い間、濁りが取れません。最低でも1週間は本流での釣りが出来ないだろうと踏んだ私は、濁りを避けて道東の幾つかの釣り場へ足を運びました。豪雨でも濁らない釣り場は、大きな湖やダム湖、そのアウトレット河川の上流部、湧水の渓、濁りの取れやすい急傾斜の小河川などがあります。この日はブルックが釣れるという湧水の渓に赴きました。

豪雨後の濁流を逃れて湧水の渓へイワナは30cm止まりだったブルックらしき魚はこの1尾だけ

しかし、誰もが考える事は同じ様で、この日はこの渓の一番のポイントの入り口の広場には車が4台も停まっていて、私の入る余地はありませんでした。仕方なく、少し下流部の牧場の中を流れる部分へと、ひどい藪こきをして入渓してみました。しかも、豪雨の後は湧水と言えども降った雨が地中を通って出てくるだけなので、渓の水量はいつもよりかなり多く、歩きづらくて仕方ありませんでした。それでも、誰も釣っていないこのポイントでは、小さなイワナやニジマス・ヤマメが入れ食いでした。ただ、今回もブルックらしき魚体は上写真の1尾だけで、辛うじて命を繋いでいる様子が伺えました。

尺ちょっとのニジマスも出た湧水と言えど、豪雨後で水量が多いいつも通りに小イワナの入れ食い

【使用タックル】
SHIMANO_Carddiff_NX_S72L、StradicC3000、PE1.5号+SeagarGrandMax2.5号、
Ryuki45S/50S/赤腹ヤマメ、Sukari37Sdeep/クラシック、他

【7月10日(火)】

この日も多くの本流は濁流のままであり、少しお天気が良くなったため、とある巨大カルデラ湖でボートを出して釣ることにしました。この湖でのボート釣りは今回で2回目ですが、前回は大物ニジマスにSukari60deepミノーの腹部のフックの付け根を引きちぎられ、逃げられた思い出があります。今回はSukariのフックの付け根を改造して切れない様にして臨みました。のんびりと9時ころに出航でしたが、当初はご覧の通りにベタ凪のボート日和でした。そして、釣り初めて15分ほどで強烈な魚信があり、まずは43cmのニジマスが釣れました。

久しぶりの好天でボート釣り上:改良前はサルカン、下:改良後すぐにニジマス43pがヒット
糸鳴りをさせて大暴れした53cm 湖でのサクラマスの自己記録更新となったサクラマス53cmと私

その後は小さなサクラマスやウグイがポツポツとヒット。そして、10時半ころになって小さな河口の前を通り過ぎた時でした。これまで経験した事の無い様な強烈な魚信が出て、ロッドが折れんばかりに曲がってドラグが唸りだしました。ただ、付近は10mほどの水深があり、ミノーのフックも壊される心配はありません。糸鳴りをさせながらも、やがて魚は降参してくれました。これまでダム湖では50cm弱のサクラマスを経験していますが、湖でのこのサイズは初めてでした。更にお昼前になって今度は非常に綺麗なブルーバックのニジマス44cmもヒット。しかし、風が出てきたため、午後の早い時間に納竿しました。

尺足らずのサクラマスも来たブルーバックのニジマス44cmも綺麗なブルーはこの湖の特徴だ

【使用タックル】
SHIMANO_Carddiff_NX_S72L、StradicC3000、PE1.5号+SeagarGrandMax2.5号、
Sukari60deep/クラシック、他

【7月11(水)】

豪雨の濁りを避け、この日は、とあるダム湖のアウトレット河川に入渓しています。このダムは標高の比較的高い最源流部に作られていて、豪雨でもそれほど濁らず、下流の渓は雨後でもいつも高い透明度となっています。ただ、この渓で釣れるのは殆どがオショロコマであり、小さなヤマメが混じって釣れる程度です。この日も入渓するやいなや、小さなオショロコマの入れ食いが始まり、あっと言う間に釣果は40尾を超えてしまいました。ただ不思議なのは、下流に滝や幾つもの堰堤があるにも関わらず、なぜか52cmもあるサクラマスが釣れてしまいました。この渓でサクラは初めてでした。

濁らないダムのアウトレット河川へ小さなオショロコマは入れ食いだなぜか源流部で釣れたサクラ52cm

【使用タックル】
SHIMANO_Carddiff_NX_S72L、StradicC3000、PE1.5号+SeagarGrandMax2.5号、
Ryuki45S/50S/赤腹ヤマメ、Sukari37Sdeep/クラシック、他

【7月12(木)】

豪雨から1週間経過しても、付近の渓は未だ濁りが取れず、この日は再び湖でのボート釣りを楽しんでいます。この日の釣り場は阿寒湖ですが、ここは漁協がしっかりと放流・管理している、いわば巨大な管理釣り場の様な存在です。そのため、実名を公開して釣りの状況をお伝えしています。阿寒湖のボート釣りは入漁料2000円で、シングルバーブレスが義務付けられています。主な放流魚種はワカサギとアメマスであり、次にヒメマス、サクラマス、ニジマスなどとなっている様です。釣れた魚の持ち帰りはイトウなどを除き3尾までです。

風も無く、阿寒湖へボート釣りシングルバーブレスに改造黄金のイワナ(金アメ)40cm

この日はどちらかというとアメマス狙いで臨みました。実はこの阿寒湖ではニジマスの魚影は薄く、滅多に釣れません。朝8時出航で、まずは尻駒別河口近くへ・・・この日は珍しく岸辺に立つフライマンが一人もいませんでした。このポイントは藻が生い茂っていますが、藻と藻の間に大量のアメマスが潜んでいて、小さなミノーを藻の間に投げ込むと簡単に釣れるのです。ここでは、明らかに体色の黄色い魚体、いわゆる金アメ(黄金のイワナとも言う)の40cmが釣れ、この1尾でもう大満足でした。その後も滝口のポイントでは49cmのアメマスも釣れ、40cmオーバー4尾を含む全部で14尾の釣果があり、まずまず満足の行く結果となってくれました。

阿寒湖アウトレット近くでヒットしたアメマス49cm なぜか糸の様に細いアメマス49cmと私

【使用タックル】
SHIMANO_Carddiff_NX_S72L、StradicC3000、PE1.5号+SeagarGrandMax2.5号、
Sukari60deep/クラシック改、Sukari50SSdeep/イブキ改、Ryuki45S/赤腹ヤマメ改

【7月14(土)】

さて、豪雨から10日近く経過しても、多くの本流では未だ濁りは取れていませんでした。そのため、この日は知床半島の南岸の小河川にオショロコマ釣りに出かけています。知床の小河川は傾斜がきつく、東北の渓と同じ様に数日のうちに透明度が上がります。この日はどの渓も水は綺麗になっており、国道を走りながら、南の方から1本づつ河口付近のみを釣り歩き、オショロコマの釣れ具合を調べてみました。実は昨年の7月にも同様の調査を羅臼町の北側の小河川でやっており、今回は羅臼町の南側で魚影を調べています。

濁りの無い知床半島の小河川へこの付近もオショロは豊富に釣れる小さなヤマメも混じって釣れる

オショロコマの魚影は想像通りに濃く、どの小河川でも同じ様に釣れてくれました。ただ、羅臼町から南側に遠い河川ではアメマスが混じりますが、羅臼の手前5本目くらいからオショロコマだけに変わる事が判りました。加えて、今年はサクラマスやカラフトマスの遡上が例年よりかなり早いらしく、とある渓の河口では、小さなオショロコマ用のミノーに、巨大なサクラマスやカラフトマスがヒットしてきて、困ってしまいました。なにせ河川内では釣ってはいけない魚たちです。もちろん、写真を撮影し、すぐにリリースしています。

こんな河口の釣り場でオショロ狙い間違ってカラフトマス41cmがヒット直後にサクラマス49cmもヒット

【使用タックル】
SHIMANO_Carddiff_NX_S72L、StradicC3000、PE1.5号+SeagarGrandMax2.5号、
Ryuki45S/50S/赤腹ヤマメ、Sukari37Sdeep/クラシック、他

【7月15(日)】

翌15日は小雨模様でしたが、渓は程よく濁ってむしろ釣り日和でした。この日も羅臼町の南側の小河川から釣りはじめ、北側の何本かの河川まで時間に任せて釣り歩くことにしました。最初に入った渓ではなぜかニジマスばかりが釣れ、オショロコマは1尾も釣れません。地元の釣り師に話を聞くと、上流3時間の所にある小さなダムに誰かがニジマスを放流し、それ以来、下流部も含めてオショロは滅びてしまったらしいのです。なんてことをするのか!、身勝手な人間はどこにもいるもんですなぁ。

小雨の中、この日もオショロ狙いなぜかこの渓だけはニジマスばかりこんな淵の無い渓で大物が釣れた

そして、この日はちょっと嬉しい事がありました。羅臼の北側の小河川で、なぜか大きいオショロコマが連発してくれたのです。渓相は淵も殆どない急流で、とても釣り辛くて歩きづらいのですが、それが釣り人を少なくしているのか、大物?が多く残っていた様です。これまで何年も北海道に通っていても、25cmを超えるオショロコマは釣れた事が無かったのですが、この日は記録を2cm更新する27cmが釣れ、なおかつ25cm超えが全部で4尾も釣れると言う、とんでもない結果になりました。

2年ぶりに記録を更新したオショロコマ27cm このサイズは滅多に釣れないこの渓では25cm超えが4尾も出た

【使用タックル】
SHIMANO_Carddiff_NX_S72L、StradicC3000、PE1.5号+SeagarGrandMax2.5号、
Ryuki45S/50S/赤腹ヤマメ、Sukari37Sdeep/クラシック、他

【7月16(月)】

気を良くして翌日も午前中だけオショロコマを狙いました。前日の大物の渓にも再度入ってみましたが、あれれ、この日は25pは1尾だけで、前日の釣れっぷりがウソの様でした。どうやら雨で適度に濁っていたのが良かったらしく、また、2日連続で同じミノーで同じ釣り方をしても、やはりそうは問屋が卸してくれない様でした。ところで、オショロコマは子供さんでも簡単に釣れますので、家族連れで釣りを楽しむには丁度良い様です。この日もお子さん連れでオショロ釣りを楽しむ家族が2組ほど見られました。実に楽しそうでしたね。

家族釣れでもオショロは楽しめるこんな河口でも釣れてしまう羅臼川下流部はオショロが釣れない

【使用タックル】
SHIMANO_Carddiff_NX_S72L、StradicC3000、PE1.5号+SeagarGrandMax2.5号、
Ryuki45S/50S/赤腹ヤマメ、Sukari37Sdeep/クラシック、他

【7月17(火)】

この日は豪雨から12日目でしたが、一部の渓ではようやく透明度が上がり、なんとか釣りの可能な状態になっていました。この日訪れた渓は、比較的透明度の回復が早いそんな河川の一つで、その源流部でまたまたオショロコマ狙いのつもりでした。この渓の中流部にはサクラマスのジャンプが見られる有名な観光地の滝があり、サケやカラフトマスはこの滝より上流には行けません。ただ、サクラマスの大物はこの滝を超して行ける様で、この日はこの滝の数km上流の源流部に入りましたが、とある堰堤プールでは61cmもある巨大なサクラマスが釣れてしまいました。

サクラマスのジャンプする観光地の滝かなり上流の源流でオショロ狙い25cmまでのオショロが良く釣れた

しかも、このサクラマスを寄せてくる時に、ゾロゾロと20尾ほどのサクラマスが後を追って来ているのが見えました。実はこの堰堤プールは、昨年秋に訪れた時には小さなオショロコマが沢山釣れていたのです。しかし、今回はこのサクラマスをはじめ、別の場所で釣れたものも含め、全部で3尾のサクラマスが釣れています。どうやら今年はサクラマスの当たり年らしく、7月の中旬でも既に河川内にはサクラマスの魚影が非常に多くみられる様になっているようです。秋には赤いサクラマスの大群が、あちこちの河川で見られるかも知れませんね。

ごくたまに小さなアメマスも混じる前回オショロの良く釣れた堰堤プールなぜか今回は61cmもあるサクラマス

【使用タックル】
SHIMANO_Carddiff_NX_S72L、StradicC3000、PE1.5号+SeagarGrandMax2.5号、
Ryuki45S/50S/赤腹ヤマメ、Sukari37Sdeep/クラシック、他