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ミニオフレポート

北海道遠征2017 釣行日誌(4)(10月11日〜20日)


今秋も北海道へやってきました。今回も10月末頃までの2ヶ月弱の日程を予定していますが、細かな予定は一切立てず、自身の健康状態と天候に相談しながら、各地を巡り歩きたいと考えています。北海道遠征も年々釣りのウエイトは少なくなり、観光やのんびりと休養する時間が増えています。今回で北海道遠征も11回目になりますが、昨年以上に体力的に厳しい釣行は控え、観光も交えたのんびりとした遠征を考えています。今回も、その日に起こった様々な出来事を、写真と文章で日誌形式で綴って行きたいと思います。
(下写真は、道東の巨大カルデラ湖)


注:釣り場の特定を防ぐため、風景画像に大幅な修正を加えるか、同イメージの別の場所の写真を使用しています。ご了承下さい。


【10月11日(水)】

またまた寒波襲来で、早朝の気温は2℃まで下がってしまい、これでは釣れそうもありません。ただ、曇りで雨は降っておらず、紅葉見物を兼ねて道東の巨大カルデラ湖へと向かいました。8日の阿寒湖で既にチップ(湖沼型ヒメマス)が釣れていたので、こちらでもそろそろ釣れているだろうと考えたからです。釣り場に到着したのはもう11時ころでしたが、平日にも関わらず8人ほどの釣り人が入っていました。ただ、釣果を聞くと、皆さん「魚はいるけど釣れない」の返事。どうやら、寒波で急激に水温が低下したため、チップの闘争心が失せている様です。

平日にも関わらず釣り人が多かったチップの泳ぐ姿は見えるのだが・・釣れたのはこの1尾とスレ1尾だけ

それでもロッドを出さずにはおれない性分の私は、少しだけ釣ってみました。しかし、マグレで雌が1尾だけ口を使ってくれたのと、スレで雌がもう1尾、引っ掛かってきただけ。加えて、ネオプレンウェーダーを履いていてもブルブルと震えるほどの寒さで、風邪を引きそうになってきたため、2時間ほどで早々と納竿せざるを得ませんでした。付近の紅葉は最盛期でしたが、どんよりとした曇り空でイマイチ綺麗に見えず、写真の方も満足できるものは撮れません。寒波が抜けて暖かくなった青空の日に、もう一度仕切り直しをすることにしました。

【使用タックル】
SHIMANO_Carddiff_NX_S72L、StradicC3000、PE1.5号+SeagarGrandMax2.5号、
Ryuki50/60S/チャート/赤腹ヤマメ、ジグ10g青ピンク、他

【10月12日(木)】

この秋の北海道は、寒波と雨がとても多い年の様に思います。この時期、帯広などでは、十勝晴れと言って晴天が何日も続くものですが、今年は雲りばかりです。この日まで、小雨混じりの非常に寒い日が4日間続きました。ご多聞に洩れず、曇のハズの天気予報は全くアテにならず、午前中一杯はジトジトと冷たい雨が降り続きました。ようやく明日ころから寒波が抜けてくれそうな予報ですが、もうそろそろご勘弁願いたい気持ちです。寒くてどんよりと曇っていては観光に出かける気持ちも失せてしまい、結局、キャンプ地の近くで、釣れない時の神だのみ#2の、オショロコマを釣ってヒマを潰しました。

紅葉真っ盛りのオショロの渓へ腹部の白いオショロ、抱卵している腹部の濃いオレンジが美しい個体

ただ、寒波で午前9時頃の釣り場の気温は1℃と、防寒着が無いと凍えそうな寒さ。最初は普通にミノーを投げて釣りましたが全く反応がありません。仕方なく、渓を釣り下がりながら、大き目のポイントだけを狙って、極小ミノーの超ノロノロ逆引きで狙います。すると、一つのポイントで2尾、3尾と、おチビちゃんばかりですが、次々とヒットしてきました。この釣り場では腹部の真っ白い個体と綺麗な濃いオレンジの個体の2種類が釣れましたが、はて、何が違うのでしょう。どちらも産卵前で卵を抱えていました。たまにチビヤマメもヒットしてきますが、錆びて真っ黒でした。北海道の秋は深まって来た様です。

倒木下には20尾ほどの魚影が見えた時おり錆びた小ヤマメも釣れる寒いがとても気持ち良い遡行だった

【使用タックル】
SHIMANO_Carddiff_NX_S72L、StradicC3000、PE1.5号+SeagarGrandMax2.5号、
Ryuki45S/50S/赤腹ヤマメ、Sukari37Sdeep/クラシック

【10月13日(金)】

この日も気象庁に騙され、結局、晴れの予報は午後から冷たい雨でした。午前中は勇んで某カルデラ湖へ初のボート釣りに臨みましたが、なにせ釣り方が良く判りません。と言うのも、この湖ではボートの規制が厳しく、沿岸200m以内は動力船の航行自粛となっていて、しかも、8時〜16時でないと出船できないのです。つまり、岸近くに近づけないため、ダム湖で我々が良く使うハンドトローリングが使えないのです。それでも水深は6m程度の浅い場所もあれば、30m以上も深いところもあります。浅い場所ではなんとかハンドトローリングでも釣りになるのですが、なぜか、そういう場所ではウグイばかりがヒットしてきました。

道東のカルデラ湖へボート釣りになぜか巨大なウグイばかりがヒットまたしてもフックがもぎ取られ大バラシ

一度だけ、水深20mほどの場所で強烈な魚信が出て、50cmほどの良型ニジマスがヒットしましたが、目の前まで寄せてきたところで大暴れされ、バレてしまいました。見ると、Sukari60Deepの腹部のフックがもぎ取られていました。フックの付根に小さなサルカンを埋め込んだ仕様になっていて、そのサルカンの軸が良く抜け落ちるのです。メーカーのimaさん、何とかしてよ! このサルカンのお蔭で、これまで何尾の超大物を逃してきたことか! 結局、まともな釣果は下写真の尺足らずのアメマスが1尾だけでした。他に2艘のボートが出ていましたが、レッドコア8色で、50p前後のニジマスやサクラマスが何尾か釣れていた様です。

まともな釣果はこのチビアメマスのみレッドコアでは良く釣れていた様だ雨で13時には切り上げた

【使用タックル】
SHIMANO_Carddiff_NX_S72L、StradicC3000、PE1.5号+SeagarGrandMax2.5号、Sukari60deepクラシック

【10月14日(土)】

早朝の気温は氷点下でしたが、この日は朝から快晴の良いお天気となり、気温も少し上がるとの予報でした。そのため、3日前にも行った道東のカルデラ湖へ、チップ(湖沼型ヒメマス)釣りの再挑戦に向かいました。たった3日違いですが、見ると岸辺にはうようよと前回の何倍ものチップが泳ぎ回っています。ただ、土曜とあってか、釣り人の数も前回の何倍にもなっていました。それでも陽射しで暖かくなってきた7時ころから釣れ始めたらしく、みなさん、満足気な顔の人ばかりでした。紅葉も真っ盛りで、快晴のお天気の下、これ以上無い様な絶好のチップ釣り日和でした。

前回の何倍もの数のチップたち土曜とあって釣り人の数も凄かったピンクに着色したRyuki45Sに来た雌

産卵期のチップは食欲ではなく産卵の邪魔物を追い払う行動で釣れるため、この時期のチップの体色と同じ赤系統のルアーに良く反応するとのことで、今回はRyuki45Sのチャートカラーに蛍光ピンクのペイントマーカーを塗ったものを用意。このミノーをゆっくりと底付近を泳がせることで、チップが簡単にヒットしてきました。ただ、すぐにスレるので、方向を変えながら、場所も少しづつ移動しながら釣ることで、2時間ほどで10尾ほどの釣果が見られました。

同じピンクのミノーに反応した雄こんな小沢の出口付近で良く釣れる平均は35p前後と阿寒湖より小さい

ポイントは湖に小沢の流れ込むあたりの浅瀬から結構な深い場所にまでうじゃうじゃ泳いでいる様で、ミノーを海岸に平行に投げても沖に投げても、どちらでも釣れます。また、浅瀬にいるチップの群れにそっと近づき、手を伸ばしてロッドから垂らしたミノーを群れの中でチョンチョンと誘ってやると、何かの拍子にスイッチが入る様で、1分ほども誘いを入れた後に突然ミノーに喰い付いてきて釣れてしまったりもします。ただ、この時期のチップは産卵中の魚たちであり、そんな健気な行動を見ていると何だか可哀想になってきて、釣りは午前中の早い時間に止めてしまいました。午後は北へと移動の時間に充てました。

午後はカルデラ湖の釣りを切り上げ北へ移動を開始した  美幌峠からの大パノラマはいつ見ても本当に素晴らしい

【使用タックル】
SHIMANO_Carddiff_NX_S72L、StradicC3000、PE1.5号+SeagarGrandMax2.5号、Ryuki45Sチャート(ピンクに着色)

【10月16日(月)】

15日は北へ移動しようと考えていましたが、途中、下写真の様に峠道で吹雪に出会ってしまいました。今年の北海道は、10月に入ってから安定した晴れた日は2日しかありません。原因は、季節外れの強い寒波が繰り返しやってきて居座るからです。16日も夜半に雨が降っていたかと思うと早朝は快晴に。美瑛方面へ写真撮影にと向かうと、10時過ぎにはにわかに黒い雲が出て来て、結局、良い写真は撮れずじまいでした。この日は美瑛から富良野方面をうろうろしていましたが、15時過ぎから1時間だけ某渓流で竿を出しています。ニジマスで有名な渓なのですが、なぜかアメマスもウグイすらも全く反応がありませんでした。

15日は晴れの予報なのに吹雪の峠美瑛の四季彩の丘某渓流で竿を出したが全く無反応

夕方は再び大きく千歳まで移動しましたが、高速を1時間近く走っても、フロントガラスに虫が全く付かないという、稀有な日でした。10月中旬にも関わらず、強い寒波続きで虫が一切飛んでいないのです。そんな日は当然、魚は釣れないと言う事なのでしょうか。そして、この様な天候不良のため、今回は宗谷でのイトウ釣りは諦める事にしました。もっとも、元々イトウ釣りにはあまり魅力を感じておらず、今後も積極的には釣らなくなるかも知れません。イトウは魚が大きいだけで、ニジマスやイワナの様な狡猾さとの戦いでは無く、日に1尾つれるかどうかのマグレの要素の強い釣りだからです。絶滅危惧種である点も気になります。

【使用タックル】
SHIMANO_Carddiff_NX_S72L、StradicC3000、PE1.5号+SeagarGrandMax2.5号、
Ryuki60S/70S/赤腹ヤマメ、Sukari50SSdeep/アマゴ/オイカワOB、他

【10月17日(火)】

終日の雨か曇の天気予報だったのですが、午後から快晴に近い晴れとなって来て、良い意味でまたまた気象庁に騙されました。そのため、急遽、日高のブラウントラウトの釣れる渓へと車を走らせてしまいました。千歳もそうでしたが、太平洋側の日高は暖かく、寒冷な道東やオホーツクとは別世界です。釣り場に到着したのはもう14時頃でしたが、どうやら午前中に大雨が降ったらしく、道路の脇にはあちこちに水溜りが残っていました。渓水もやや濁りが入って、釣りにはうってつけの状況でした。ただ、水温が低下してしまったのか、入渓して暫くは全く反応がありません。

急遽、日高のブラウンの渓へ25pまでのブラウンが4尾なぜか31pのニジマスがヒット

水温低下のためか、どうやら急激な流れの中には魚は居ない様で、瀬尻の緩い流れの中にSukari50を投入して、ゆっくりとリーリングしてくることで、ようやく反応が出始めました。それでも、釣れて来たブラウンはおチビちゃんばかり。日が傾き始めた15時半ころ、少し大きな魚信があり、一瞬、尺ブラウン・・・かと喜んだのですが、ニジマスでした。この渓ではニジマスを見た事が無かったのですが、ここでも環境変化に伴う魚種の入れ替えが始まっているのでしょうか。夕方になり更に大型の魚信があり、これまた一瞬喜んだのですが、今度は39pのアメマスでガッカリ。結局、ブラウンは25p止まりで4尾の釣果でした。

午後はほとんど快晴に近い青空だった夕方ヒットした39pのアメマス夕刻は快晴だったが18時には大雨に

【使用タックル】
SHIMANO_Carddiff_NX_S72L、StradicC3000、PE1.5号+SeagarGrandMax2.5号、
Ryuki60S/70S/赤腹ヤマメ、Sukari50SSdeep/オイカワOB/アマゴ/イブキ

【10月18日(水)】

良型ブラウンを狙って、前日と同じ日高の渓を釣りました。ただ、今シーズン一番の12月中旬並みの寒波が来ていて、午後から翌朝にかけて更に冷え込むらしい。朝7時過ぎに出漁しましたが、想定通りに早朝は何も釣れず、日が差して少し暖かくなってきた頃に、ブラウンのおチビちゃんがお相手をしてくれました。10時半ころには35pほどのアメマス君も出て来てくれて、これはイケるかもと思ったのも束の間、時合いはほんの1時間ほどしか続かなかった様で、その後はサッパリでした。15時ころには冷たい風が吹いてきて魚の反応が全く無くなってしまったため、早めに納竿して千歳方面へと移動しました。

前日より少し下流部へ入渓結局、ブラウンは27cm止まり寒波でアメマスも小型しか出ない

9月にもこの日高のブラウンの渓を訪れていて、今シーズン合計4日間をこの渓で釣りましたが、結局、ブラウントラウトは、数こそ釣れたものの、今回の27pが最大でした。数年前は40p程度までなら普通に釣れたこの渓ですが、どうやら超小型化して、大物はもう殆どいない様です。逆にアメマスは大型化しているらしく、3年ほど前から70cmクラスも釣れ始めているとのこと。また、ニジマスも時おり釣れる様になっていて、どうやらこの渓でも温暖化などによる魚種の入れ替えが起こっている様です。ただ幸いな事もありました。道東やオホーツクでは今年壊滅状態のサケですが、ここ日高にはサケの魚影が例年通りに見られ、少しだけ安心しました。

この日も小さなニジマスが釣れた日高ではサケは健在の様だった非常に寒く15時には切り上げた

【使用タックル】
SHIMANO_Carddiff_NX_S72L、StradicC3000、PE1.5号+SeagarGrandMax2.5号、
Ryuki60S/70S/赤腹ヤマメ/チャート、Sukari50SSdeep/オイカワOB/イブキ

【10月19日(木)】

寒波で釣れそうもないため、渓での釣りを諦めてビッグファイト松本へ行ってしまいました。尻別川の最源流部にあるこの管釣りも、とても寒くて道路に薄氷が張っていました。それでもここのニジマス君たちはとても愛嬌があって、行く度にしっかりとお相手をしてくれます。気温低下でも意外と活性は低く無く、適度に釣れてくれました。この管釣りは7つの池がありますが、1〜3号池は大物が入っている分、非常に難しく、全く釣れない人も結構います。他の池は小さな魚も放流されていて、比較的簡単に釣れる様になっていて、初心者からベテランまで楽しめる様になっているのも人気の秘密の一つかも知れません。

薄氷の張るビッグファイト松本へこの日も60cm程がお相手をしてくれたヒレピンの非常に綺麗なニジマス

【使用タックル】
3000円#5/6中古フライロッド、NoBrand1850円WF-6Fライン、UM-FR-01-ALC#5/6リール、TiemcoStandard1X9F、
SeagarGrandMaxFX1.75号、Kフライ/Kマラブー管付チヌ1号、トラウトガムピンク、ペレット茶管付チヌ1号、他

【10月20日(金)】

前夜の天気予報では、この日は晴れて気温が上がるとの事でしたが、結局、終日霧雨の降り続く寒い日でした。加えて、週間の天気予報が今朝になり大きく変わってしまいました。月曜ころまで4日間は晴れの暖かい日となる予報でしたが、一夜にして一変し、全て曇一時雨で気温もさほど上がらない予報に変わったのです。恐らく実際には4日連続して終日雨模様となるのは間違いなく、また、その後の台風通過後には更なる強い寒波が控えている様であり、平地でも雪になる可能性が高いと予想しています。そのため、10月20日この日を以て、今北海道釣行を切り上げる事に致しました。

ブラウンで超有名なカルデラ湖へ霧雨が降り続くだけで反応は無い超有名ポイントも、成すすべ無し

この日はシトシトと霧雨が降り続くなか、それでも良型ブラウントラウトを釣りたくて、某カルデラ湖で午後から竿を出しています。しかし、地元の釣り師でさえ数回の釣行で1尾釣れるかどうか・・ただし、釣れれば魚は巨大らしいですが・・という確率の低い釣りであり、私の様な余所者がチョイ釣りして釣れるハズも無く、結局、びしょ濡れになっただけで寂しい北海道釣行の最終日となってしまいました。今回の北海道は後半に悪天候に悩まされ続け、ロクな釣果も無く終わってしまったのがとても残念です。また来年を期待して、北海道を去る事に致します。皆さん、最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

【使用タックル】
TailWalkKeison(鮭鱒)90、Biomaster3000、PE2号+ShockLeader25lb、Dコンタクト72/85/鮎/Chart、
ジグミノー28g赤青/ピンク黄、ShoresHeavyMinnow65plus/SunGoldOrangeBerry、鉄板Vib(26g)GoldGreen、他