ミニオフレポート

山形渓遊会釣行 in 北海道(6月29日〜7月2日)


花の咲き乱れる北海道に来ています。この時期に北海道を訪れるのは初めてですが、今回の旅行の目的は、花などの写真や観光が主であり、釣りは気が向いた時だけに限っています。そのため、遠征釣行日誌は書いていません。ただ例年、この時期に山形渓遊会の仲間も北海道を訪れています。良い機会ですので、合流して仲間に釣り場を案内して頂きながら、3日間だけ渓流釣りを楽しみました。なお、今レポートに掲載している花の写真の殆どは、7月3〜5日に訪れた礼文島で撮影したものです。

注:釣り場の特定を防ぐため、風景画像に大幅な修正を加えるか、同イメージの別の場所の写真を使用しています。ご了承下さい。


【6月29日(木)】

初夏のこの時期に北海道を訪れたのは今回が初めてです。釣りの最盛期は何と言っても9月・10月でしょうが、6月・7月の北海道は花の最盛期なのです。もちろん釣りも大いに楽しめる時期ではありますが、今回は初夏の季節を楽しむ事を主目的としています。ちなみに、このレポートを書いている7月10日現在までに釣りをしたのは、本レポートに掲載している以外では、6月27日午前に2時間、昨日夕方に1時間だけです。そのため、遠征釣行日誌も書いていません。まともな釣りを殆どしていないので書けないのです。

北見市近くのキャンプ場久し振りの再開に話題は尽きない夜は当然、豪華にBBQが定番

東京の自宅を出発したのは6月24日でしたが、途中、那須と岩手で管釣りを楽しみ、北海道入りは26日。27日も道南の管釣りを楽しみ、翌28日はフラフラとドライブを楽しみ、この日、北見市近くの某キャンプ場にやってきました。山形渓遊会の朝日さんと合流するためです。実を言うと数日前まで渓遊会の佐谷名人もこのキャンプ場で釣りをしていたのですが、非常に残念ながら、止む無い用事で先に帰ってしまわれました。私がもう少し早く来ていれば、3人揃って釣りが出来たのですが、この時期は新潟のダム湖も忙しく、無念ですなぁ。

レブンウスユキソウレブンシオガマと利尻富士エゾスカシユリ

【6月30日(金)】

さて、翌日は2人で朝から釣りを思う存分に楽しみました。このキャンプ場では3泊4日を過ごしましたが、実を言うと、朝日さんと2人で釣りをしたのは、なぜかこの日1日だけでした。早朝は朝日さんが地元の釣り師から教えて頂いたらしいポイントに入渓してみました。キャンプ場からなかり下流にある本流の流れです。2日前まで降っていた雨のせいか、ゴウゴウと音を立てる流れでした。ここではすぐに私のミノーに小さなニジマスがお出迎え。その後はサッパリで、小さなアメマスが1尾釣れただけでした。

早朝はまずはすぐ近くの本流へ小さなニジマスがお出迎え朝日さんは取り敢えず餌釣りで
小さなアメマスが僅かに釣れる朝日さんの綺麗なイワナ北海道の本流の流れはすこぶる太い

朝日さんは取り敢えず餌釣りで攻めていましたが、やはり小さなアメマスやイワナ、それにウグイが釣れていました。ただ、ここでは私が猛暑に当たってしまい、熱中症になってしまうと言うアクシデントが・・・北海道に来てこの暑さは一体なんなんでしょうねぇ、フラフラになってしまい、アクエリアスを飲みながら日陰の車の中で1時間ほど休憩することに・・・歳は取りたくないもんですなぁ。水をがぶ飲みして仮眠したら体調も回復したので、午後一番はキャンプ場の少し上流の支流のポイントへ入渓。ここではチビアメマスがバカ釣れでしたが、1尾だけまともなサイズのアメマス34cmも出てくれました。

午後は支流の少し上流部へ入渓ここも小ニジマスとチビアメマス支流の合流点で出たアメマス34p
オレンジの鮮やかなコウリンタンポポ珍しいピンクのマンテマセンダイハギ

そして14時過ぎになり、同じ支流の更に上流部へと移動。このポイントは朝日さんの一番のお気に入りらしく、川にちょっとした段差が有り、ちょうど堰堤の下に魚が溜まる様に魚影が濃いらしいのです。ここでは朝日さんが私のルアー捌きを見てみたいとのことで、私一人がミノーを投げさせて貰いましたが・・・、やーー、確かに魚影はすこぶる濃くて、最初のうちは1投1尾でチビアメマスがヒットしてきます。連続して10尾ほどのチビアメマスをヒットしましたが・・・こういうおチビちゃんが幅を利かせている時は大物はいないものなんですね。大物がいれば、恐がっておチビちゃんは釣れません。結局、おチビちゃんの大漁に終わりました。

14時過ぎからは更に上流へ入渓 朝日さんのお気に入りのポイントだしかし、ここもチビアメマスの猛攻
夕方は車止めから少し歩いて源流へ源流と言っても北海道の流れは太いここまで来ると良型オショロも出る

あっと言う間に楽しい時間は過ぎるもので、気が付けばもう16時を回っていました。ラストチャンスにと、最後は車止めから少しだけ歩いて更に源流部へ入渓しました。ここもやはり朝日さんのお気に入りのポイントで、過去には相当な大物も釣れた様です。しかし、釣り始めてしばらくは、やはりチビアメマスの猛攻に会いました。時折、良型のオショロコマも混じって釣れます。なのに、小さなニジマスも喰い付いて来るという不思議な場所でした。朝日さんはここではルアー釣りも餌釣りも試みていましたが、やはりチビアメマスが連続ヒット。

朝日さんもチビアメマスに苦戦最後の最後に出たアメマス39pアメマス39pと私

ただ、もう切り上げようかと思い始めていた17時前になって、最後の最後に私のロッドに良型がヒット。この日最大の39cmのアメマスでした。と言う事で、大物こそそれほどは釣れませんでしたが、アメマスは全部で20尾ほど、ニジマス3尾にオショロコマ2尾の大漁で、なんとなく満足してロッドを納める事ができました。そして最後は、ほど良い疲れの中、近くの温泉にのんびりと浸かり、お決まりの豪華宴会で北海道の夜は更けていくのでした。んー、この楽しい時間は、いつになっても止められませんなぁ。

小さいが数は十分に釣れて満足夜は再び、海の幸の豪華宴会このひと時が楽しくて止められない
オニシモツケチシマフウロと雲海に浮かぶ利尻レブンキンバイソウとビーサシノ崎

【7月1日(土)】

朝日さんはこのキャンプ場に既に1週間近くも滞在していたため、洗濯や買い物のためにこの日の午前中は数十キロ離れた町へ行ってしまい、お留守でした。留守番役の私は、仕方なく一人で、近くの幾つかのポイントへ入ってみましたが、ただ、土曜とあって本流筋は釣り人で溢れていました。苦労して崖を降りて釣り場に立つと、対岸に3人のルアーマンが立っていたり・・・散々でした。仕方なく、前日入った支流の同じ様なポイントでお昼頃から3時間ほど釣りましたが、やはりチビアメマスの猛攻は変わらず、最大27cm止まりで8尾ほどの釣果。それにしても、北海道ではおチビちゃんは幾らでも釣れますね。

単独でキャンプ場の少し上流へ昨年の豪雨台風の爪痕が今も残るしかし、チビアメマスの猛攻のみ
イブキトラノオと海上の利尻富士レブンソウエゾカンゾウとゴロタ岬

【7月2日(日)】

さて、この日は朝日さんもこのキャンプ場を去る日となっていて、朝からテントやキャンプ用品の後片付けに余念がありませんでした。一方で私はと言うと、キャンピングカーですので何もすることがありません。朝日さんが片付け終わるまでの1時間ほどの間、仕方なくキャンプ場のすぐ横を流れる支流・・・朝日さんのテントから50mほどの所で・・・運動靴を履いたままで釣ってみる事に・・・ところがこれが思わぬ大当たりでした。この付近は昨年秋の台風の災害復旧工事が盛んに行われていて、平日は工事の泥濁りで誰も竿を出していません。が、この日は日曜で朝から工事は無し。しかも、前日夜に結構な雨が降っていて、絶好の笹濁りでした。

キャンプ場横のこんな流れで・・・ギャラリー達が見つめる中、雨後の笹濁りから飛び出したニジマス52p

キャンプ場のすぐ横ですので、既に誰かが竿を出していた様なのですが、野生のニジマスの大物は水温の上がる微妙な時間帯にだけ活動したりと、非常に気難しい魚で、誰かが釣った後でも突然釣れたりするものです。後方からキャンプ場の釣り好きのお客さんが見つめる中、上写真の様な何でもない流れにスカリ50SSDeepオレンジべりー鮎を投入すると、1投目でガクンと魚信が出て魚が対岸へ走り始めました。突然のショーの開幕に、ギャラリーさんたちも大興奮。・・・ちょっと恥ずかしかったですが、思わぬ大物に大満足のキャンプとなってくれました。そして朝日さんとは、また来年、北海道での渓遊会釣行を約束して、キャンプ場をあとにしました。

ニジマス52pと私やはりチビアメマスも一杯散々釣られた後に釣れたニジ34p
レブンハナシノブミヤマキンポウゲエゾカワラナデシコ

【今回使用のタックル】
ShimanoCarddiffNX/S72L、StradicC3000、SunlineCastawayPE30lb(2号)+SeaguarGrandmaxFX2.5号、
Sukari50SSDeep/オレンジべりー鮎/赤金、他