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単独釣行レポート

北海道遠征2015 釣行日誌(5)(10月11日〜20日)


2年ぶりの北海道遠征釣行に出かけました。昨年は病気と療養で遠征が叶いませんでしたが、今年また北海道を訪れることのできたことを感謝しています。今回は1ヶ月半程度の日程を予定していますが、体調はそれでも未だ万全では無いため、健康状態と相談しながらの遠征旅行になりそうです。また、体力的に厳しい釣行は控え、観光も交えたのんびりとした遠征を考えています。今回も、その日に起こった様々な出来事を、写真と文章で日誌形式で綴って行きたいと思います。(下写真は、巨大カルデラ湖のニジマスポイント)

注:釣り場の特定を防ぐため、風景画像に大幅な修正を加えるか、同イメージの別の場所の写真を使用しています。ご了承下さい。


【10月11日(日)】

3連休中日とあって、釣り人は20人台風後とあって、結構釣れていた46cmのブルーバックのニジマス

前日に巨大なメタボニジマスを見てしまった私は、この日も同じ超有名ポイントへ入りました。ちょっと寝坊して7時ころに入渓しましたが、3連休の中日とあって、釣り場は20人以上の釣り人でごった返していました。当然、私の入れる場所もなく、暫く地元の釣り師たちを観察することに。すると、あちこちでポツポツと釣果が見られ、写真上の見事な46cmのブルーバックや写真下の30cmほどのサクラマスが釣り上げられていました。ただ、使っているルアーを見てビックリ。ここ2年ほどは、写真の様な10cm近い30〜40gのジグミノーが多用されている様です。飛距離は私の持っていた一番思いスプーンの倍以上もありました。こんなルアーで50m以上も沖合いにいるニジマスを釣りあげるらしいのです。

フライでも釣果が見られていた30cmほどのサクラマスもヒメマスのポイントは不発

私は小さなスプーンと中型までのミノーしか釣り場には持って来ておらず、これでは最初から勝ち目(?)がありません。1時間ほどすると時合いが過ぎたせいか、ポツポツと釣り人が帰りだし、やっと私も釣りを開始。飛ばないミノーを投げていると、まずは40cm位のニジマスがヒットしましたが、足元3mほどまで引き寄せてきた段階で惜しくもバラシ。暫くすると足元までやはり40cm位のニジマスらしき魚が追いかけてきましたが、カツンとミノーをかじっただけで乗らず。最後は小さな魚がヒット・・・またウグイかよと思って手荒く引き寄せてくると、あれま、20cmほどのニジマスでしたが・・・これも写真を撮影する直前に大きく跳ねられて逃亡。どうも私はこの釣り場とは相当に相性が悪い様です。午後からはチップ(ヒメマス)のポイントへ移動してみましたが、嵐の様なお天気になってきて釣りは断念しました。

【使用タックル】
DaiwaLibertyClubEging832ML、SensiLiteMG2500、PE1.5号+SeagarGrandMax1.75号、Sukari60ssDeep鮎/Chart、Ryuki60s赤腹ヤマメ、小型スプーン各種、他

【10月12日(月)】

北見市郊外の頭首工の釣り場ダブルハンドをキャストする釣り人こんなチビアメマスが入れ食い

風邪気味で体調が悪かったため、この日は10時過ぎまで車の中で寝ていました。午後になり北見市近辺の川を探索していると、郊外を流れる川の頭首工の上のプールに何人かの釣り人の姿が・・・どうやらアメマスとニジマスが釣れるらしい。ここは8日に通過した台風で氾濫しかけたそうですが、5日も経過しているのにまだ透明度は1mほどしかありません。それでも護岸の上からミノーを投げてみると、あれま、右上写真の様なチビアメマスが入れ食いで、あっと言うまに5尾ほど釣れてしまいました。堰堤の下流部でD-DirectChartを投げてみると、今度は2投目で強烈なアタリが出て、なにやら40cmほどのニジマスらしき魚がヒットしましたが、流れが強烈に強くて、残念ながら大バラシ。北海道ではこんな頭首工の上下でも釣り禁止にはなっておらず、北見市内から十数分の距離でこんな釣りが楽しめるとは、なんともうらやましい。

【使用タックル】
DaiwaLibertyClubEging832ML、SensiLiteMG2500、PE1.5号+SeagarGrandMax1.75号、D-Direct/ChartY、Ryuki60s赤腹ヤマメ、小型スプーン各種、他

【10月13日(火)】

北見市郊外の何でもない渓釣り人の踏み跡を頼りに・・やはりチビアメマスばかり

体調がイマイチ優れず、今日も北見市内の近くの渓でお茶を濁すことになってしまいました。ここも市内から30分足らずの何でも無い様な町の中を流れる渓ですが、地元の釣り師の情報によると、最大80cmまでのニジマスが付近で釣れるらしいと言うのです。でもま、話半分で40cmくらいでも良いから釣れてくれれば御の字とばかりに入渓してみました。釣り場には写真の様な釣り師たちの作った見事な踏み跡が所々にあり、そこを川原の方に降りて行くと、なるほどニジマスのポイントらしき流れが見えてきます。ただ、寒波の影響でミゾレが降る様なお天気だったためか、釣れるのは相変わらず小型のアメマスばかり。結局、今日はニジマスの顔を拝む事はできませんでした。

【使用タックル】
DaiwaLibertyClubEging832ML、SensiLiteMG2500、PE1.5号+SeagarGrandMax1.75号、D-Direct/ChartY、Ryuki60s赤腹ヤマメ、小型スプーン各種、他

【10月14日(水)】

この湖は平日でも釣り人が多い紅葉は最盛期に入った34cmほどの雄のヒメマス

予報では11月中旬並みの寒気が入って雪になるかも知れないとの事だったが、目が覚めると快晴で、意外と寒くはありませんでした。北見市近辺の山々はこの1週間ほどで急速に紅葉が進み、既に黄金色に輝いています。そのため、北見市から1時間の距離の巨大カルデラ湖へと、紅葉の写真を撮影するため、急遽、舞い戻る事にしました。午前中は良い天気で写真日和でしたが、お昼ころから曇り始めたため、前回は釣れなかったチップ(産卵期のヒメマス)を釣ってみることに。たった数日の差ですが、ようやくこの釣りのシーズンに入ってくれた様で、今回はほんの2時間ほどの間に、バタバタと7尾の釣果が見られました。

尺ちょっとの雌のヒメマス2時間ほどで7尾のヒットいつものニジマスポイントは不発

どうやら産卵床が沖合い数十mの所に幾つかある様で、特定の場所をスプーンやジグが通過した時だけしっかりとヒットしてきました。ただ、彼らは産卵中の魚たちであり、7尾釣った所でなんだか可哀想になってきて、この釣りは止めてしまいました。夕方はまたまたニジマスの超有名ポイントへ入ってみましたが、平日だと言うのに釣り人が4人ほど並んでいて、良いポイントへは全く入れず、結局、ニジマスの顔を見る事はできませんでした。この超有名ポイントへの入渓は今回で10回を超えますが、バラシが3尾ほど有っただけで、未だに1尾の完全な釣果も見られていません。また、来年も挑戦してみたいと思っています。

【使用タックル】
DaiwaLibertyClubEging832ML、SensiLiteMG2500、PE1.5号+SeagarGrandMax1.75号、小型スプーン赤金、小型ジグピンク、他

【10月16日(金)】

近くの漁港ではサケ釣りが終盤朝の釣り人は10人ほど、全員×隣の小さな河口で1尾釣れたらしい

昨日は移動のみで終わってしまいました。今日は早朝から宗谷の大きな河口のイトウ釣り場で頑張りましたが、想定道理に全くのオデコでした。午前中は10人ほどの釣り人が見えましたが、何人かの人に聞いたところ、1人だけ大物をバラした人がいただけで、全員オデコだった様子。ただ、隣の小さな河口の釣り場では小さ目のイトウを1尾釣った人がいた様です。3日前の大潮の日は前々日の大雨の増水の影響も加わって良く釣れていたそうですが、昨日はポツポツ、今日は殆どオデコと、潮回りに結構強く影響される釣りであることを、まざまざと見せ付けられてしまいました。つまり、これは明日も釣れないだろうと言う事をも意味しています。

【使用タックル】
TailWalkKeison(鮭鱒)90、Biomaster3000、PE2号+ShockLeader25lb、Dコンタクト85/鮎/Chart、他

【10月17日(土)】

早朝は小さい河口の釣り場へスレでカラフトマスが掛かっただけお昼頃からは沼の釣り場へ移動

早朝は小さい方の河口の釣り場へ入ってみましたが、土曜とあって5人ほどの釣り人がいました。ちなみに、大きい方の河口の釣り場には20人以上もの釣り人がひしめいていたそうです。相変わらず人気の釣り場ですが、ここも年々釣れなくなって来ているそうです。私の河口の釣り場の釣果は、スレでカラフトマスが掛かっただけでしたが、他に2回ほどアタリの様な竿先の抵抗が見られました。そのうち1回はイトウではないかと思われる様な動きでしたが、残念ながらすぐに外れてしまいました。この日の2つの河口の釣り場での釣果は、海岸側で1尾釣れただけの様でした。雨後で大潮の日以外は、この地の釣りは厳しくなってきている様です。

あの2人はあの後、釣れたのかな?沼イトウ61,53,41,40cmの4尾の釣果と50cm前後2尾バラシ

お昼頃からは近くの沼の釣り場へと移動しました。真昼間でしたが、最大61cm、全部で4尾のイトウの釣果が見られました。50cm前後のバラシも2回あり、毎回、この釣り場は期待を裏切らない有り難い存在です。ただ、イトウも釣り続けるとしっかりとスレる様で、ヒットしたのは最初の1時間ほどだけで、その後はピタリと反応が途絶えました。Dダイレクトのチャートヤマメが最も反応が良かった様です。ちなみに、小さな河口で情報交換をした2人連れの釣り人にこの沼の釣り場を案内したのですが、彼らはフローターを持っておらず、駐車場の近くで岸釣りをされてました。はて?、あの後、イトウは釣れたのでしょうか。

【使用タックル】
河口:TailWalkKeison(鮭鱒)90、Biomaster3000、PE2号+ShockLeader25lb、Dコンタクト85/鮎/Chart、他
沼:DaiwaLibertyClubEging832ML、SensiLiteMG2500、PE1.5号+SeagarGrandMax1.75号、D-DirectChartY

【10月19日(月)】

宗谷のもう一つの釣り場へ本流イトウ73cm 上の写真の沼のイトウとは色もパワーも全く異なる

18日はあまりの強風のため釣りは断念し、午前中から宗谷のもう一つの釣り場へと大きく移動しました。お昼頃に稚内市に到着しましたが、ここでビックリする様な再会がありました。「大物釣り師〜幻の巨大イトウに挑んだ男」の執筆者である釣友に偶然バッタリ出会ったのです。彼とは2年前に釣り場で知り合い、メイル交換などしていた間柄ですが、彼も今年初めて稚内へ来たとのこと。なんと言う奇遇でしょうか。さて、こちらの釣り場へ来た時は必ずと言って良いほど、品数も情報も豊富な稚内市内の「ナカムラ釣具店」を訪問し、色々と情報を仕入れさせて頂く事にしています。この日は時間的にも余裕が十分で、作戦を十分に練ってから、翌日は釣り場へと入れました。

イトウ73cmと私Dコンタクト85S鮎をガッチリ咥えたここにも邪魔者が・・・やってしまった

この釣り場でのポイントは沢山あり、まずは早朝から2か所の有名ポイントを釣ってみました。しかし、まだ時期が少し早いらしく、釣り人は皆無でしたが全く反応がありませんでした。10時ころからは、京都から来た釣り人から大物をバラしたと言うポイントを聞いていて、新しくポイントを開拓するつもりでそのポイントを釣ってみました。最初は何の反応もありませんでしたが、昼ご飯を食べて一息ついた12時半頃になって、半ば諦め気味で、駆け上がりのポイントへDコンタクト85S鮎を投入すると、あれま、着水と同時にガツンと反応が出て、写真の73cmの本流イトウが釣れてしまいました。しかし、イトウと言えば早朝か夕方と相場が決まっていますが、こんな真昼間にこんな馬力のある魚がヒットするとは、本当にビックリでした。

【使用タックル】
TailWalkKeison(鮭鱒)90、Biomaster3000、PE2号+ShockLeader25lb、Dコンタクト85/鮎/Chart、月虫77F鰯、RapalaJ9Chart、他